お知らせ : ページ 3

ようやくガラス交換が終わりました

昨日、岡崎市のお客様のおうちで、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のペアガラス交換作業が完了しました。

サッシは、カナダ バイナルテック(Vinyltek)製サイレンシア(SILENSIA)シリーズのスライディング・パティオドア。

もしかしたら、IMSカナダという国内メーカーが、OEMで国内製造していたものかも知れません(お客様からはIMSのサッシという案内がありました)。

本当は5月にガラス交換を完了するはずだったのですが、作業中に新しいガラスが割れてしまい、再度ペアガラスを手配したのですが、6月に入荷した際にガラスにヒビが入っていることが判明し、再々手配を掛けておりました。

通常はペアガラスの2枚共強化ガラスになっているのが北米では一般的なんですが、こちらのペアガラスは屋外側が強化ガラス、室内側が普通のガラスという仕様だったので、大きなガラスの取り扱いが非常に難しいものでした。

また、ペアガラスの中に飾り格子が内蔵されていますので、片方のドアだけガラスを交換すると、もう片方の既存の格子とデザインや位置が変わってしまう可能性があり、両方のドアのガラスを交換しなければならないというのもリスクが大きくなる要素でした。

それでも何とかガラス交換やガラスの外周りの防水処理を実施して、最後にドアの開閉調整や鍵の調整をして作業を完了することが出来ました。

掃出しサッシのガラスは大きくて重いですし、更に1枚は強化ガラスということもありますから、2階のベランダに位置まで持っていくだけでも結構大変ですし気を遣います。

そんなガラス交換ですから、普通のサッシ屋さんは仕事を嫌がる作業ですから、私共のような輸入窓の専門家に依頼するのが一番安心かも知れませんね。

<関連記事>: 不具合はガラスだけじゃない (2025年2月27日)

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玄関ドアの枠が腐っていませんか?

先日、豊橋にある輸入住宅でアンダーセン(Andersen)のダブルハングを建具交換してきたというブログ記事を書かせて頂きましたが、その際玄関ドアの腐ったドア枠も補修してきました。

玄関ドアの敷居付近の木製のドア枠に、10cmくらいの高さで穴が明いている状況でした。

写真は、その部分をカッターで切り取って中が見える状態にした所です。もしかしたらシロアリが随分繁殖していて、中も食い荒らされている状況かと思いましたが、幸いなことに中の構造材はきれいなままでした。

ですから、木の腐れは単純に雨水によるものだということになるのですが、ではどこから入ったか?

それは、タイルを張った玄関ポーチが建物にくっついた状態で施工されていたことと、ポーチの高さがドアの敷居と同じ高さであったことで、玄関ポーチの上の雨水がドアの敷居の下やドア枠の下へと流れ込んで、徐々にドア枠の木を腐らせたと考えるのが妥当です。

こうした施工は今でも新築の家で行われていることがありますが、建物構造の土台の木よりも玄関ポーチの高さが上に来たり、ほぼ同じ高さになっていたりすると雨水だけでなくシロアリ被害のリスクが高まります。

玄関ポーチの内部は土であるケースが多く、敷地の土と繋がっているので、敷地にいたシロアリがポーチの中から建物へと侵入することがよくあります。

それは、ポーチと建物が隙間ない状態で接している為、シロアリが人目に触れることなく建物に入り込むことが出来るからです。また、雨水も浸入してきますから、シロアリとの相乗効果をもたらすと更に被害が広がります。

今回は、玄関ポーチを壊してやり直すことはお金が掛かり過ぎて出来ませんから、木のドア枠をカットした部分に樹脂を混入して製造された腐らないドア枠を入れることで、将来ドア枠が腐ることを防止すると共に、敷居やドア枠にある隙間を防カビ剤が入った防水材で埋めることで雨水の浸入を防ぎます。

輸入住宅の玄関ドアは、ドア枠材に木を使うことがよくありますが、これが玄関タイルの下まで埋めてあったりすることが殆どです。

ドア枠材はタイルの面よりも少し上になるように施工し、雨がタイル面に溜っても直接ドア枠に触れないような納まりにすることが大切です。

もしそうなっていないなら、専門家に相談して早めに対処することが望まれます。

<関連記事>: 補修後の玄関ドア枠 (2025年9月5日)

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建具交換、無事完了

一昨日、豊橋のお客様の輸入住宅でサッシの建具(障子)交換を行いました。

窓は2つ並びになったアンダーセン(Andersen)のチルトウォッシュ・ダブルハングサッシ。

随分長く雨漏れした状態だったせいか、上窓も下窓もどちらの建具も下枠部分が脱落寸前という状態でしたので、すぐにでもペアガラスが落ちてきそうな感じでした。

写真は、右の窓の上下建具を交換し、左は下窓建具を外して、次に上窓建具を外そうかというタイミングです。左の上窓建具の下にぶら下がっているのは、建具下枠の木の一部です。

もうほんと酷い状態であったことが、この写真からでも分かりますね。

今回は、外側のガラスの周囲を防水処理し、室内側の木部はお客様の要望で無塗装のまま取り付けました。本来であれば、パラペイントのティンバーケアで木部を防水塗装するんですが、ご自身で塗装をするから施工はいらないとのこと。

でも、日本にはまともな防水塗料がない状況で、どういった塗装をするのか心配です。それでも、外側は防水処理をしてありますから、今後雨で木が腐るということはないはずです。

ただ、適切な塗装をしていない木部は、カビや汚れが付く可能性がありますので、早めに作業をして欲しいと思います。尚、古い建具には飾り格子も付いていましたが、新しい建具を塗装する際に邪魔になりますので、取り外してあります。

<関連記事>: 上下建具の交換が必要 (2024年5月16日)

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雨に備えて、防水施工

愛知県のお客様のおうちのサッシ全てのメンテナンスを行っています。

建具が腐ってしまったマーヴィン(Marvin)のダブルハングの建具交換を皮切りに、他のダブルハングのバランサーやウェザーストリップを交換したり、ケースメントサッシやテラスドアの外部防水処理を行ったりしています。

写真は、2階に設置されたケースメントサッシの建具を外して、室内でガラスの周囲に青いマスキングテープを張った様子です。

マスキングテープを張らないで防水処理を行うと、防水材がきれいに施工出来ません。ですから、手間は掛かりますが、下準備をしっかりしてから作業を行うことが大切です。

1階の窓であれば脚立で外から作業が出来ますが、2階だと外部足場がないと仕事が出来ません。ただ、ペアガラスが入った大きな建具を外して、作業後に元の窓枠に戻すという作業は非常に困難で落下させるリスクもあります。

簡単そうに思う人もいるかも知れませんが、この暑さの中で重い建具を脱着するのは、慣れた人間しか出来ない仕事です。

でも、台風シーズンがやって来る前に、輸入サッシの防水処理を終えることは窓を長持ちさせる最高のメンテナンスかも知れません。

輸入住宅にお住まいの皆さんには、ペアガラスの曇りや内部結露を予防したり、木部が腐ったりしないように、新築から10年程度経った時にガラスの防水処理を行うことをお勧めします。

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手に入るうちに交換しましょう

昨日、マーヴィン(Marvin)のダブルハングに装着されているバランサーを交換してきました。

実は7月にも交換をしてきてのですが、家中のダブルハングの窓を全て交換作業することが出来ず、今回は残った4ヶ所のバランサーを交換しました。

こちらが、その時外してきたバランサー本体です。バランサー・ブリックの部分が古くなって汚れている以外、特に問題がないように見えますが、よく見ると建具を持ち上げる為のバネが錆び付いているのが分かります。

バランサーが窓のサイドジャムの中に装着されている時は、バランサーにリブが付いている面しか見えませんから、バネがどうなっているかは普段は分かりません。

でも、こうして見るとバネが錆びているのが分かりますし、それによってバネの伸び縮みが緩慢になってバランサーが機能しなくなってしまいます。

そうなると、重い建具(障子)をバランサーが持ち上げられなくなりますから、窓を開けようとしてもストンと建具が落ちてきてしまいます。

マーヴィンだけでなく、全ての上げ下げ窓のバランサーの寿命は15年程度ですから、輸入住宅ブームの時に新築されたおうちは全て交換時期に来ています。

マーヴィンが日本でサービスを止めてしまった今、通常であればバランサーも手に入らない状況ですが、私共は部品メーカーから直接マーヴィンの部材を取り寄せることが可能です。

今後も私たち ホームメイドは部材の調達を続けていきたいとは思っていますが、いつ供給が終了してしまうかは神のみぞ知るです。

そうなる前に、出来るだけ早く適合するバランサーを確認し、私共のような専門家に調達や交換をご相談頂くことをお勧めします。

交換すれば、また新築の時の窓の動きを取り戻すことが出来ますし、また15年程度は安心して暮らせるように思います。

それから、私共はバランサーの交換の時に建具の雨漏れ対策の実施もご提案させて頂きます。せっかくバランサーを交換しても、雨で建具の木部が腐ってしまっては何の意味もありませんからね。

<関連記事>: マーヴィンのバランサー交換 (2025年7月20日)

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ハンドルが外れても交換する必要はありません

今日、名古屋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ドアハンドルのトラブルを直して頂きました。

ドアレバーは、クイックセット(Kwikset)製の室内用のもので、コモンウェルス(Commonwealth)というシリーズでした。

コモンウェルスは1年くらい前にデザインが廃番になった製品で、既に新しいものは手に入らなくなっています。

ですから、こちらのお客様も違うデザインになってもいいから、直して欲しいというご依頼でした。

お客様からは追加で何枚か別の写真をお送り頂き、レバーハンドルが外れた以外に何か不具合がないかを確認しましたが、特に別の問題はないとのご回答でした。

こういう場合は、単なる取付け不良でちゃんとドアレバーを組み直せばきれいに元通りにすることが可能です。

ただ、作業の際にインチ単位で作られた特殊工具が必要になってきます。そんな工具を持ち合わせていればいいのですが、殆どのお客様は手元にないというのが実情です。

こういう場合は、私共のような専門家に相談して、メンテナンス・修理をご依頼頂き、そのついでにドアレバーの調子などを調整してもらうことをお勧めします。

ですから、レバーハンドルが外れただけで他に不具合のないお客様は、ドアレバーごと交換する必要はありませんから、ご注意下さい。

尚、このお客様のおうちの玄関ドアの閉まり具合が悪いというご相談を修理の際に伺いましたので、その場で調整・修理をして差し上げました。その修理・調整費用は、今回無償サービスとさせて頂きました。

そういう点でも、専門家に依頼する方が反ってメリットが多いとなるかも知れませんね。(但し、新たに交換部品の手配が必要となるなどの場合もありますから、予め相談しておいた方が出張費や施工費を何度も掛けるよりお得なこともありますよ)

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ラッチフックが出なくなった?

以前部材を購入頂いた愛知県の方から、再度同じものが欲しいというご相談を頂きました。

欲しい部材は、コルビー&コルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)社製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)用ロック金物。

写真はドアから外したロック金物ですが、本来斜め45度になっているはずのロックレバーを差し込む穴が水平になっています。

お客様曰く、本当は45度だそうですが、内部構造が破損して穴が水平になってしまっているそうです。(尚、穴が水平になったタイプのロック金物もありますので、ご注意を!)

通常は、この穴にロックレバーを差し込んで回すと、ラッチフックが飛び出してロックが掛かるのですが、どうやらラッチが出て来ない感じです。こうなると掃出しサッシの鍵が掛かりませんから、防犯上早く交換をしたいといった状況でしょう。

ただ、ラッチフックがロック受けに引っ掛かったまま、外れなくなったというのに比べれば、鍵の解除の手間が必要ない分よかったかも知れません。

こうしたロック金物は毎日何度も操作しますから、そのストレスは蓄積されます。ですから、何も手入れをしてこなかったとしたら、不具合を起こす前に15年程度で交換してやることが大切です。

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建具の下枠は、ほぼなくなっていました

昨日、マーヴィン(Marvin)のダブルハングを修理する為に、静岡県で建具(障子)の取外しとその開口部の封鎖養生を行ってきました。

サッシは比較的新しいアルティメット(Ultimate)シリーズのものなんですが、外した際上・下の建具の下枠がほぼ脱落してなくなっているという状態でした。

ですから、下枠の外装に張られているアルミカバーも、一緒に外れてしまうといった危機的な状況です。

先に上・下の建具と書かせて頂きましたが、実は建具が腐ったダブルハングは2ヶ所あって、1つは下窓建具、もう1つは上窓建具が不具合を起こしているという状況でした。

それでまだましな2ヶ所のそれぞれの上・下建具をそのうちの1ヶ所にまとめ、もう1ヶ所の窓開口だけを養生材で封鎖するという感じにして、養生材や施工箇所の費用をコストダウンしました。

これらの他に、大きなケースメントサッシも建具の下枠が腐ってきているという状況でしたので、こちらも外して会社に持ち帰りました。

写真は封鎖養生をした後ですが、窓開口にピッタリの大きさで養生しているのが分かりますね。2階の窓ですから、泥棒や空き巣に狙われることはありませんが、南向きの為台風などの強い雨風が吹き付けることが予想されます。

木の節などがたくさんあるので合板から雨漏りしないか心配される人もいらっしゃいますが、耐水性能のある構造用合板ですから、周囲からの若干の雨水の浸入があっても部屋の中まで雨が入ってくることはありません。

大幅な木枠の腐りがある建具の修復は、それなりに時間や手間が掛かりますが、何とか元通りに修理したいと思います。

それにしても、この猛暑の中屋外で大きな合板をカットしたり、養生材の準備をしたりするのはほんと大変でした。真夏の暑さの中、1日でこうした作業が出来るのは、窓3ヶ所が限界です。

<関連記事>: ここは雨当たりが強いのかも (2025年5月2日)

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主に外部ドア用です

こちらは、古い輸入ドアノブ(ドアレバー)に用いられるドライブイン・ラッチと呼ばれるドアラッチです。

鍵爪の周囲にはシルバーの頭の丸いキャップが付いていて、一般的な四角い板状のフェースプレートは付いていません。

また、ドアラッチは写真のように2つの種類が存在します。鍵爪の上に突起のようなものが付いているのが、キーを差す鍵穴付きのドアノブに使われるラッチで、突起がないものがそれ以外のドアノブ用です。

ですから、室内ドアに使われるドアラッチは、突起がないものと言っても過言ではありません。(セキュリティの観点から、室内ドアでも特別にキーを差さないと鍵が解除出来ないドアノブが使われている場合は、突起付きのドライブイン・ラッチを使います)

実は、この突起は少しでも引っ込む状態になると、鍵爪が固定されて動かなくなり、鍵を解除出来なくさせる機能を持っています。

ですから、ラッチ受けの穴の中に鍵爪だけが入り込んで、突起がその外で受けに引っ掛かって突起が少し押し込まれた状況になると、鍵爪を引っ込ませることが出来なくなります。

こうすることで、外部ドアのドアノブ(ドアレバー)はキーを鍵穴に入れてロックを解除しないと、ドアが開けられないということになる訳です。

キーで鍵を開閉するドアノブは限られていますが、それでもこの特殊なドアラッチがあるのとないのとでは防犯性が大きく違います。

でも、だからと言って、キー付き以外のドアノブにこの突起付きドアラッチを使っても意味はありません。その点を踏まえて、適切に部品交換をして頂くことが大切です。

因みに、写真のものはクイックセット又はタイタン(Kwikset、Titan)用のドライブイン・ラッチです。(フェースプレート付きドアラッチもあります)

話が少し複雑で理解が難しいという方は、私共のような専門家に指導を仰ぎながら交換・修理を行って頂くことをお勧めします。

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これで固定出来ないと、鍵が掛からないことも

石川県のお客様から国内でOEM製造された輸入サッシの部品が欲しいというご相談を頂きました。

以前はIMSカナダやシュエット(Chouette、菊竹産業)といったサッシメーカーもOEMで輸入サッシを製造していましたが、今ではその数も少なくなってきました。

今回ご相談頂いたのは、クレトイシ製のケースメントサッシ。クレトイシも以前はサーティンティード(CertainTeed)のものをOEMで製造していましたが、その技術を利用して現在はモンタージュ(Montage)というシリーズの窓を製造しています。

ケースメントサッシにはマルチポイントロックと呼ばれる鍵が付いていて、1つのロックレバーで複数の位置で鍵が掛かるという防犯性の高いロックが装着されています。

ただ、ロックが掛かった状態で鍵の部品が破損した場合、その鍵を解除するのは至難の業で、防犯性が高いことが逆に問題を引き起こします。

今回の部品は、複数の鍵を同時に動かす為に使われるロックバーを窓枠に固定して外れないようにする為のパーツですが、樹脂で出来ているので経年劣化で破損してしまうことがあります。

破損するということは、通常とは違う向きに無理な力が掛かっているということでもありますので、その原因を取り除いてから部品交換をする必要がありますが、果たしてお客様自身でそういう調整が出来るかどうか?

取り敢えずは、部品のみを調達してお客様にお渡しする予定ですが、今後もし鍵が掛かったまま何かの部品が外れたり破損したりしたらと思うとちょっと心配になります。

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