お知らせ

素人考えでやらないで!

こちらは、先日ウェザーストリップの劣化をお伝えしたミルガード(Milgard)製ケースメントサッシの窓枠部分。

建具(障子)を開けて、窓の下枠を写真に撮りました。下枠には2ヶ所穴が明いています。

1つは、窓を閉めている時強い雨風で窓枠内に雨が入り込もうとした際、その雨水を穴の中へと誘導する為の水抜き穴。もう1つは、その雨水を窓枠の外に出すための排水穴。

水抜き穴が塞がっていると、溜まった雨水が窓枠内に溢れますから、最悪の場合室内に雨漏れが発生します。排水穴が詰まっていると、窓枠のフレームの中に水が溜まってしまい、それが一杯になれば水抜き穴の方へと逆流して溢れてきます。

ですから、どちらも重要な役割があるのですが、このおうちの以前の所有者の方が、その両方をわざと塞いでいました。今の所有者であるお客様から、このサッシは室内に雨漏れするんだけど、どうしてだろうというご相談を頂き、調べた処それが発覚しました。

以前の所有者の方は、恐らく穴の中に砂やゴミが入り込んで通水出来ない状況になったり、台風などでたくさんの雨が降って、雨を排水出来る許容量を越えてしまったりした時、水が部屋に溢れたのだろうと思います。

そこでサッシを調べてみた処、こうした穴を見付けて、この穴から雨が逆流してきたのではないかと考えたのではないでしょうか。でもそれは、反って雨漏れを助長するだけで、予防の効果は全くありません。

それよりも、サッシ枠を定期的に掃除して、穴に入り込んだ砂や泥を水流で押し出してやることで、雨漏れのリスクを最小限にすることが出来ると思います。勿論、絶対逆流しないということはないと思いますが、逆流のリスクよりも排水出来ないリスクの方が何倍も高いと思います。

素人判断は控えて、専門家に問題を相談したり、メーカーがどうしてこうした穴を明けたのかを考えたりすることが大切ではないでしょうか。

<関連記事>: ブチブチに切れてました (2021年4月16日)

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これから雨の季節が気になります

昨日、浜松のお客様からハード(Hurd)社のサッシのメンテナンスについてご相談を頂きました。

いろいろとメンテナンスする窓があるのですが、最も不具合が大きいのはダブルハングサッシ。

写真のように、建具(障子)の木部が黒く腐ってきているものが、いくつか存在するようです。

恐らく何年も前からこうした症状は出ていたでしょうから、既に建具フレームの中身はスカスカになくなっている状況かも知れません。これは、屋外側の上窓の下枠アルミとガラスとの隙間に雨が浸入して、徐々に建具の中を腐らせたのが原因だと思います。

ですから、このまま放置すれば、建具が窓から脱落する恐れもあるんです。ただ、ハード自体はしっかりした会社ですから、こういうトラブルでも新しい建具を供給してくれる体制は整っています。

それでも、20年も前の古いダブルハングの仕様では新しい建具は作れません。ですから、サッシ枠側に付いている樹脂製のレール部材(ジャム)も一緒に交換して、古いサッシ枠に新しい建具が馴染むようにしてやる必要があります。

まあ、こういった修理に慣れた私たちなら、特に難しいことはありませんが、輸入住宅に精通していないリフォーム業者さんがやったのでは、相当ハードルが高い仕事になるでしょうね。

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繊細だから壊れるのかも?

千葉のお客様からローウェン(Loewen)製のハーフサークル・サッシ(半円窓)の部材が破損したので、交換したいという相談を頂きました。

屋根付きのインナーバルコニーの屋外側の壁に取り付けられた窓のようで、半分屋外のような場所にある感じらしいのです。

破損したのは、オークで出来た木製の飾り格子(グリル)。脱着出来るタイプのもので、室内側のガラスに張り付く形で取り付けます。

その格子が割れて3分の1くらいがなくなったような状態ですが、この窓は結構高い位置にあるサッシで、殆ど人間の手が触れることはないと思います。ですから、脱着時に破損したとか、何かが当たって破損したとかということは考えにくいので、何か他に原因があるはずです。

お客様に確認した処、半屋外といった場所にある為に木製グリルが劣化して破損してしまったというお返事を頂きました。確かに雨には当たらないかも知れませんが、常に戸外の空気に曝され、湿度や温度の変化も大きな場所にあるでしょうから、木目に沿って割れが入ってしまうということは考えられます。

また、恐らく塗装も室内用のニスのようなものしか塗っていないでしょうから、木の膨張・収縮を抑える効果も殆どなかったのかも知れません。(私たちなら、屋外用防水塗料としてパラペイントのティンバーケアを塗る処ではありますが・・・)

何れにしても、メーカーに確認して、交換部材の調達が可能かどうかを相談してみないといけませんね。

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ブチブチに切れてました

今日、名古屋市のお客様の輸入住宅に伺って、ミルガード(Milgard)製ケースメントサッシの修理調査をしてきました。

サッシ枠や建具の周囲に付けられているウェザーストリップ(気密パッキン)が劣化したので、交換がしたいというご希望でした。

それは、台風の際にオペレーターの付近から雨が室内に浸入してくるので、ウェザーストリップが悪くなったのが原因ではないかということからでした。

実際のウェザーストリップの写真が、こちらです。建具(障子)の下端は、ウェザーストリップが擦り切れて残骸を残してなくなっている状態ですし、サイド部分は1cm間隔くらいで割れが入って使えなくなっています。

確かにこれだと建具と窓枠との隙間から雨が中に入ってくる恐れがありますが、実は原因はこれだけではありませんでした。

取り敢えず、ウェザーストリップの交換をするように段取りをしたいと思いますが、ミルガードのウェザーストリップは非常に特殊で手に入りにくいのです。それでも何とか入手ルートはありますから、調達をするように手配をしたいと思います。

ウェザーストリップ以外の雨漏れの原因については、また次回記事に書かせて頂くようにしますね。

<関連記事>: 素人考えでやらないで! (2021年4月19日)

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同じ窓メーカーでも違うバランサーを使用

今日、あま市の古いお客様の処に伺って、カナダのローカルなサッシ・メーカーのシングルハングについて、修理調査を行ってきました。

こちらのお客様は、20年以上前に私が勤めていた会社が建てた輸入住宅なんですが、私が退職した後全く輸入材に対応することが出来ず、不具合も放かりっぱなしになっておりました。

そこで、今回私の方に修理のご相談を頂き、メンテナンスをすることになりました。写真は、調査の際に使い物にならなくなったユニーク(Unique)社製のチャネルバランサーを外してきたものです。

バネが錆びて途中で切れてしまい、吊り紐を巻き上げる滑車とバネが分離してしまっています。こうなると、バランサーで建具を吊ることが出来なくなりますから、うまく窓を開けられないといった症状が出ます。

ただ、今回はサッシの両袖に付いているバランサーの片方だけが切れたという状態でしたから、辛うじて片側のバランサーで窓を開けることは可能です。

そして、今回初めての経験ですがもう少し幅が狭いシングルハングのサッシには、チャネルバランサーではなくコイルバランサーが装着されているではありませんか。

勿論、普通の輸入サッシ・メーカーであれば、バランサーを変えるということはあり得ないのですが、この窓メーカーではその常識はなかったようです。

幸いコイルバランサーそのものには不具合はありませんでしたので、今回は付属部品のみの交換修理を行いますが、珍しいことがありますね。

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このロック金物は、種類が多い

こちらは、ミルガード(Milgard)製引き違いサッシ用のロック・クレセント。

引き違いだけでなく、上げ下げ窓(シングルハングやダブルハング)にも使われたりしますね。

このタイプのロック金物は、多くの輸入サッシで採用されていますが、似たような形でも微妙に違うというものがたくさん存在します。

ですから、形だけでなく、全体の大きさや取付け穴の位置や間隔、ストッパーの有無などといったことをチェックしないと、調達したはいいが取付けが出来なかったなんてこともあります。

今回のお客様にも既存のものの写真を送って頂いて、それと同じ形状・同じ大きさのものを調達しました。

このロック金物は、鋳物で出来ていますから結構丈夫なんですが、建具同士の噛み合わせが固かったりすると、回転する爪が削れたり、レバーが抜けてきたりします。

ロックがスムースに行かないようなら、長く気持ちよく使い続ける為に、取付け調整をしておきたいものですね。

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キッチンシンクをきれいにしよう!

昨日、北名古屋市のお客様から、コーラー(Kohler)のキッチンシンクの細かな傷やボヤっとした汚れをどうやってきれいにしたらいいかというご相談を頂きました。

コーラーやアメリカンスタンダード(American Standard)といった輸入住設メーカーのキッチンシンクや洗面ボウルは、国内の輸入住宅で広く使われています。

エナメルのホーローで出来た大きなワン・シンクのベーカーズフィールドなどは、輸入住宅好きの皆さんにとっては憧れの商品だったと思います。

ただ、そんなシンクも使い続けていると、細かな傷(スクラッチ)が付いたり、そこに油汚れが入り込んでせっかくのツヤが失われてしまうなんてことがよくあります。

そこで、メーカーの国内代理店に傷の取り方やメンテナンス方法について問い合わせをしたのですが、これと言ってメンテナンスをする方法がないという返事しか返ってきませんでした。

そこで、製造しているアメリカ本土でどうしているか調べた処、ちゃんとシンクやボウルの傷や汚れに対処出来るクリーナーがあることが分かりました。写真は作業の前後を撮ったものらしいのですが、本当にこれくらいきれいになれば嬉しいですよね。

勿論、こういったクリーナーを使う前に、ある程度の油分や汚れを取り除く必要があると思いますが、クリーナーを併用することで更に美しく蘇るのではないでしょうか。こういったメンテナンス用の材料なんかも輸入出来ますので、ご希望の方はご相談下さいね。

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また今年もやってきました

今朝は、用事を済ませる為に、近くのコンビニに歩いて出掛けました。

その途中、ご近所さんの花壇に咲いているツツジを発見。

赤い花はまだツボミでしたが、白いものは今が盛りというくらいきれいに咲いていました。まだ4月の半ばだというのに、ちょっと今年は早いですねぇ。

さて、そんなツツジやサツキが咲く時期に気になるのは、毎年の如く「シロアリ」の旅立ち。

無数の羽アリたちが、小さな巣穴から一斉に飛び立つのです。

その数は尋常ではありませんから、数匹見付けただけなら、それは羽アリの残骸(行き場が見付からず、死ぬ寸前の虫)かも知れません。何れにしても、羽アリが出るシーズンはこの時期しかありませんから、巣を見付けて駆除する絶好のチャンスなんです。

勿論、建物から遠い庭や近所の林なんかに巣があっても、気にすることはありません。家のすぐ際などに巣があったり、家のどこかから羽アリが飛び出してきたりしたら、この機会に駆除すべきです。

シロアリに対してあまり神経質になる必要はありませんが、放置するのはいいことではありません。この記事をお読みになった皆さんは、是非週に1度は家の周囲を歩いてシロアリの蟻道が家の中へとつながっていないか、チェックしてみるといいかも知れません。

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ペアガラスが曇っても交換可能

こちらは、ミルガード(Milgard)社の両開きの2連ケースメントサッシ。

ガラス内に飾り格子も入っていて美しい上に、格子がガラス掃除の邪魔にもならず窓拭きもしやすいと思います。

ただ、この輸入サッシはペアガラスが曇ってしまっています。これは、屋外側から雨が入り込んだいわゆる内部結露という不具合です。

こうなると、ペアガラスを交換するしか直す方法はありませんが、一般的にアルミクラッドの木製サッシではガラスだけでなく建具(障子)ごと交換になってしまいます。

しかし、こうした樹脂サッシの場合は、割れやすい樹脂製のガラス押えさえ破損させないように外すことが出来れば、ペアガラスのみの交換は可能です。

勿論、正確なガラスの大きさを確認して、それに合わせてペアガラスを新しく作らなければなりません。ですから、ガラス押えは、寸法計測時とガラス交換時の2回取外し・取付けの両方を行います。

何度もガラス押えを触りますし、交換時のガラスの位置出しや交換後の防水処理も適切に行う必要がありますから、結構気を遣う仕事です。でも、ちゃんと以前の美しいデザインを取り戻した時は、気持ちいいですよね。

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ここを直せば、バネの交換は不要です

ハード(Hurd)社のダブルハングサッシは、スプリング式のバランサーによって建具の開閉をサポートしています。

写真の部品は、スプリングと建具とを接続する場所に使われていますが、プラスチックで出来ているので、経年劣化で割れてしまうことがあります。

そうなると、バランサーで建具を引っ張り上げることが出来なくなりますから、窓の開閉が出来ない状況になるのです。

多くの場合、このクラッチシューを新しいものに交換してやれば、元通りに直りますから、バランサーのバネの交換は要りません。(勿論、スプリングも一生持つ訳ではありませんが・・・)

ハードも輸入住宅ブームの際はよく採用されたサッシですので、こうした部品もそろそろ交換時期に来ています。メンテナンスを疎かにせず、常にスムースに使えるようにしておきたいものですよね。

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