昨日、マーヴィン(Marvin)のダブルハングに装着されているバランサーを交換してきました。
実は7月にも交換をしてきてのですが、家中のダブルハングの窓を全て交換作業することが出来ず、今回は残った4ヶ所のバランサーを交換しました。
こちらが、その時外してきたバランサー本体です。バランサー・ブリックの部分が古くなって汚れている以外、特に問題がないように見えますが、よく見ると建具を持ち上げる為のバネが錆び付いているのが分かります。
バランサーが窓のサイドジャムの中に装着されている時は、バランサーにリブが付いている面しか見えませんから、バネがどうなっているかは普段は分かりません。
でも、こうして見るとバネが錆びているのが分かりますし、それによってバネの伸び縮みが緩慢になってバランサーが機能しなくなってしまいます。
そうなると、重い建具(障子)をバランサーが持ち上げられなくなりますから、窓を開けようとしてもストンと建具が落ちてきてしまいます。
マーヴィンだけでなく、全ての上げ下げ窓のバランサーの寿命は15年程度ですから、輸入住宅ブームの時に新築されたおうちは全て交換時期に来ています。
マーヴィンが日本でサービスを止めてしまった今、通常であればバランサーも手に入らない状況ですが、私共は部品メーカーから直接マーヴィンの部材を取り寄せることが可能です。
今後も私たち ホームメイドは部材の調達を続けていきたいとは思っていますが、いつ供給が終了してしまうかは神のみぞ知るです。
そうなる前に、出来るだけ早く適合するバランサーを確認し、私共のような専門家に調達や交換をご相談頂くことをお勧めします。
交換すれば、また新築の時の窓の動きを取り戻すことが出来ますし、また15年程度は安心して暮らせるように思います。
それから、私共はバランサーの交換の時に建具の雨漏れ対策の実施もご提案させて頂きます。せっかくバランサーを交換しても、雨で建具の木部が腐ってしまっては何の意味もありませんからね。
<関連記事>: マーヴィンのバランサー交換 (2025年7月20日)
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