お知らせ : ページ 2

水染みはWAXの剥がれや汚れの付着

神奈川県のお客様から輸入住宅のオーク無垢材で出来たフローリングをメンテナンスしたいというご相談を頂きました。

床材は、今は懐かしいブルース(Bruce)製。昔は、ロビンス(Robbins)なんてメーカーのものもありましたねぇ。

こうしたメーカーのフローリングは、1枚板の厚さ19mmのものでしたから、今から考えると随分贅沢な素材でした。

無垢材のフローリングでも2種類あって、人気だったのはツヤがないワックス仕上げのタイプで、水拭きなどが可能なウレタン塗装仕上げのタイプは、ツヤがある為安っぽく見えるという理由で選ばれる人は少ない感じでした。

ただ、申し上げた通り、ワックス仕上げの床材は表面に水が付くと、ワックスがそこだけ浮いてしまい、水染みが出来てしまいます。すぐに水を拭けば問題はないのですが、放置すると床材に付いていた汚れも水垢として付着してしまい、写真のように斑模様になってしまいます。

染みが酷くない場合は、細かな紙やすりを使って丁寧に表面を削るなどしてから、再度ワックスを塗ることで徐々に元に戻ってくれると思いますが、ある程度は天然木の味として考えることが大切です。

ブルースのWAXは、成分的に室内汚染を引き起こすかも知れないということで北米で随分前に製造中止となっておりますが、Dura Sealという代替のWAXをお勧めしております。

<関連記事>: ブルース・フローリング用ワックス、入荷! (2015年2月26日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

30年以上経てば、全て交換です

愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシの現地調査を行ってきました。

窓メーカーは不明ですが、おうちのほぼ全ての樹脂サッシが上げ下げ窓のシングルハングサッシ。

新築から30年以上経っている状況で、殆どメンテナンスをしていないといった感じですから、いくつかの窓は開け閉めが出来ない状態でした。

調査の為に全てのシングルハングの建具を外して、バランサーや両サイドのトップガイド、テイクウトクリップといった消耗パーツを確認しました。

トップガイドやテイクウトクリップの方は、多少劣化はしている感じですが、まだ交換するまでではなく今回のメンテナンス対象からは外しました。

さすがに15年程度が寿命のバランサーの方は、写真のようにバネが切れて吊りヒモが外れた状況になっていますから、交換が必要と思います。

因みに、窓の開閉が出来るサッシでも、バネの伸び縮みが緩慢になってきていましたから、近い将来同様に切れてしまうのは明白です。

バランサー自体は定期的に交換が必要な消耗部材ですから、今大丈夫だからと言ってそのままにしておけば、次々と不具合を起こします。

今後のメンテナンス費用を最小限にしたいのであれば、思い切って一度に全部交換しておくことが一番です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

大きいから重かった

三重県のお客様の処に伺って、大きな輸入玄関ドアのガラス交換をしてきました。

玄関ドアは、サーマツルー(Therma-Tru)のファイバグラス製木目調ドアで、高さが2.4mもあります。

ですから、ガラスだけの高さも2mを超えるサイズですし、その上強化ガラスのペアガラスときていますから、その重さは60kgをゆうに超えます。

また、ペアガラスの厚みも1インチ(25.4mm)にもなりますので、なかなか手に入らないサイズだと思います。

交換作業も厄介で、ガラスとガラス押え(押縁)とがブチルの接着剤でねっとりくっついているという感じでしたから、それを剥がすのも一苦労。

様々な困難がありましたが、写真のようにきれいなガラスが玄関ドアに装着出来ました。(尚、ガラスの周囲も防水処理済みです)少し青っぽい感じに見えるのは、遮熱型のLOW-E断熱ガラスを採用している証拠です。

強い雨などでペアガラスが内部結露してしまったり、空き巣にガラスを割られたりして困っていらっしゃる方も多いと思いますが、正確なサイズのガラスを調達し、正しい施工方法で交換すれば、新築時のように元通りになるのが輸入住宅です。不具合を放置せずに、早めに美しさを取り戻すようにしたいものです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

バネ切れですね

神戸のお客様から輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵がおかしいというご相談を頂きました。

窓メーカーは不明のようですが、頂いた写真からすると汎用性のあるロック金物が付けられているようです。

こちらの金物は、ハンドルに付いているロックレバーを下げるとロックラッチ(鍵爪フック)が中から飛び出してきて、鍵が掛かるという仕組みです。

お客様曰く、レバーを下げてもロックラッチが出て来ない状態で、鍵が掛からないという感じだそうです。こういう場合考えられるのは、ロック金物に内蔵されている小さなバネが劣化して外れてしまい、バネで飛び出したり引っ込んだりする機能が正常に作動しなくなったのが原因です。

今回は鍵が掛からないということで窓の開閉は出来る感じですが、これが逆に鍵が掛かりっ放しということになったりすると、外への出入りが出来なくなってしまい、生活に支障が出るかも知れません。

ロック金物は、汎用部材だと思いますので、輸入すれば簡単に手に入れることは出来ますが、古い掃出しサッシということなら、ドアの建て起こしの調整やサッシの周囲の掃除などを行って、将来の不具合が起きないようにすることを考えてもいいように思います。

勿論、そういう作業は、適切な道具や知識・経験が必要ですから、私共のような専門家に見てもらって、次からはご自身でもやってみるということが一番間違いないと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

何とか直せました

岐阜県のお客様からお預かりした輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)が、建具屋さんから戻ってきましたので、木部塗装を行いました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)製のセーフ-T スライディング・パティオドアという随分前の廃番製品です。

マーヴィンが日本から撤退する数年前には、ドア自体の製造だけでなく交換部材の供給も全てなくなってしまった掃出しサッシでしたから、私共が自力更生で直す以外方法はありません。

こちらのドアは、空き巣にバールのようなものでこじられたのか、ハンドル側の木枠に大きな割れが入ってしまい、片側の側枠全体を作り直したのですが、ドア枠の形状が複雑で木の加工やアルミの外装カバーの取付けが相当大変だったようです。

写真は、ティンバーケアでドア木部の防水塗装を行った後の状態ですが、まあまあきれいに塗装が出来たのではないでしょうか。新しい木枠の部分は、多少色が薄い感じもしますが、今後日焼けなどしてくれば他の木枠の色と馴染んでくると思います。

これから、このドアを裏返しにして四方に輸入の防水テープを張ってから、外してあった既存の強化ペアガラスを装着したら、あとは押縁を取付けて最後にガラス防水を行います。

こうやって記事に書くとすぐに完成しそうですが、万一間違ってしまうと廃番故に取返しが付きませんので、慎重に少しずつ作業を進めていきます。年末ももうすぐですから、皆さんも防犯対策をしっかりして下さいね。

<関連記事>: この掃出しサッシは、貴重です (2025年4月18日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

相当暖かくなったそうです

愛知県のお客様の輸入住宅で、輸入サッシのウェザーストリップの交換を完了しました。

サッシは、ミルガード(Milgard)の樹脂製ケースメントサッシ。

防雨・防風・気密といった各性能アップを図る為に、こちらの窓には建具の周囲1ヶ所とサッシ枠側2ヶ所、合計3ヶ所にウェザーストリップが装着されています。

ただ、ウェザーストリップは通常塩化ビニールで出来ている為、可塑剤が徐々に抜けてしまい、20年以上経つとボロボロに割れてしまいます。特に、太陽光や雨風が強く当たる東面や南面のサッシでは、その劣化具合が顕著になります。

今回お客様からの要望で、家中のケースメントサッシの殆どでウェザーストリップの全交換を行いました。

しかしながら、ミルガード製ケースメントのウェザーストリップは、非常に入手が大変で価格もそれなりですし、交換は屋外側からしか出来ない為、2階の窓の施工では足場が必修となります。

ですから、出費としてはどうしても高く付いてしまいますが、その分正確に作業が出来るので、窓の性能は相応にアップします。

お客様曰く、ウェザーストリップを交換したら、外からの音がしなくなったし、隙間がない分冬の朝の部屋の温度も高くなったそうです。

ミルガードのウェザーストリップは、形状が特殊で汎用品が使えませんが、ちゃんとした部材を入手出来れば、また15年くらいは快適にお過ごし頂けるように思います。でも、ミルガードのウェザーストリップは、取付けが結構難しいんですよね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

この汚れは何なんでしょうね?

茨城県のお客様から輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のFIXドアのペアガラスが曇ったので交換したいというご相談を頂きました。

輸入窓は、インシュレート(Insulate)製の樹脂サッシ。

ペアガラスの中に白い飾り格子が入ったものですが、ガラス内部だけでなく格子の上にも黒い粒状の汚れが万遍なく付いています。ペアガラスが内部結露を起こしている場合、水滴がガラス内に付いていたり周囲のスペーサーに劣化が見られたりします。

また、水滴によって緑色の藻のようなものが付着することもあるのですが、細かな黒い粒が付くというのはあまり見た記憶がありません。恐らく何かここの場所特有の環境があって、何某かの物質が入り込んだのだろうと思います。

何れにしても、こちらの問題はペアガラスを交換する以外に修理する方法はありませんが、ガラスによっては格子のデザインや配置が変わってしまう可能性があります。

そうなると、FIX側だけでなく可動側のドアのペアガラスも交換しないといけなくなりますから、金額も手間も余分に掛かるかも知れません。こうならない為にも、サッシの屋外側のガラスの周囲などに防水処理をしておくことに損はありません。

出来れば、外壁を塗り替える10年毎にサッシの防水処理をして頂くことをお勧めします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

装着は出来るけど・・・

愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、上げ下げ窓のバランサーの交換作業を行ってきました。

輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製のインテグリティ(Integrity)・ダブルハング。

メーカーが日本から撤退してしまった為、こちらのサッシのバランサーも入手するのが大変になっています。

それでも何とか輸入することが出来ましたので、取付けに伺ったのですが、写真のようにバランサーの先に付いているクラッチと呼ばれる部品の形状が既存のものと違っています。

形状的には大きさが小さくなって、側枠にあるガイドレールに隙間が生じてしまう感じですが、何とかレールに装着することは出来ました。

ただ、建具を窓に装着しようとしても、建具側の既存のピボットバーが太すぎて、バランサーのクラッチに明いている接続穴にバーが入ってくれません。

こういう状態では、建具とバランサーとが連動してくれませんから、バランサーのクラッチを古いタイプに変えるか、ピボットバーを新しいタイプに変えるかしなければ使えないことになります。

勿論、新しいバランサーとレールとの間に隙間が空いた状態で、不具合なく使い続けられるかという点も気になります。何れにしても、メーカーにこの状況を連絡して、正しく納まるように部材の調達をする必要がありますね。

それにしても、同じインテグリティで形状が古い新しいがあるなんて、対処は本当に難しいですし、バランサーは15年くらいで定期交換する部材ですから、日本の他の修理業者はメンテナンス出来るのでしょうか。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

注文が出来るうちに

静岡県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシ等の修理調査を行ってきました。

輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella )製のアルミクラッド木製サッシ。

27年前に建ててから、サッシに特別メンテナンスらしきことをしてこなかったということで、複数箇所で不具合が発生していました。

写真は、ベランダのスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)ですが、ドアの建具だけでなくフローリングにも雨水が染み出してきたそうです。こういう場合、ドアの方はガラスの周囲から雨が建具内に浸入して、木部を劣化させたことが原因です。

フローリングの上に水が染み出してきたのは、ベランダの床防水の立ち上げが不十分で、サッシ枠の下から雨が構造体の方に入っていくことがあったのだろうと思います。

それは、通常の上からの雨では起こりませんが、風や雨が横殴りとなるような場合に、ベランダの床に溜まった水が掃出しサッシ側に吹き上がってくるということで起こります。

ドアについては、今月20日くらいまでであればペラが注文を受け付けてくれるということですから、交換建具をオーダーすることになると思いますが、こちらの製品はプロラインシリーズでも初期型のものである為、既に製造は中止されており、現行の新しい規格のものに交換することが可能かどうか互換性を早急に確認する必要があります。

フローリングへの雨漏れについては、ベランダのFRP床防水の範囲を広げ、ドア下の敷居までしっかり防水処理すれば、今後発生することはないでしょう。

但し、ドアのレール部分に砂やホコリが溜ってしまえば、レール部分から雨が吹き上がってくるような時に、ゴミが邪魔して雨水を外に排水出来なくなりますから、普段の掃除が重要です。

ペラが国内の市場から撤退するまで1週間程度しかありませんが、それまでにやれることは出来るだけやりたいと思います。勿論、お客様からご依頼を頂いたものだけになりますが・・・。

<関連記事>: Pellaが日本から撤退するようです (2025年11月4日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

バネが弱っているのかも・・・

愛知県のお客様から玄関ドアの輸入のハンドルセットを交換したいというご相談を頂きました。

ハンドルセットは、エムテック(Emtek )製のサラトガ。

一見クイックセット(Kwikset)のチェルシー(Chelsea)のようにも見えますが、室内側レバーの形状がクイックセットのものとは異なります。

今でもエムテックの製品は手に入りますが、国内では玄関ハンドルではなく室内用のドアノブしか調達出来ないと思います。

勿論、アメリカから取り寄せるということも出来ると思いますが、チェルシーに比べて格段に値段が高く、納期も余分に掛かります。

そういう点ではチェルシーで代替するのが得策のようにも見えますが、製品自体の大きさや取付け位置の違いがあるので、交換の際はどうしても補修作業が必要になってきます。

因みに、今回交換をご希望になったのは、恐らく室内レバーのバネが弱って下がり気味になってきたことで、通常の状態ではドアラッチが少し引っ込んでしまっているのが原因ではないかと思います。

そうなると、ラッチが受け側に引っ掛からなくなりますから、ドアを閉めようとしても自然と開いてしまうという不具合が生じます。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |