お知らせ : ページ 125

交換すれば、直ります

お客様からミルガード(Milgard)社製シングルハングサッシのバランサーに不具合があるという相談を頂きました。

送って頂いた写真を見ると、棒状の金属部分には酷い錆びが出ていますし、サッシ建具を吊る為のヒモも途中で切れたり、バランサーから外れたりしています。

これだけ劣化が進んだ状態になるには、湿気や水分に相当曝されたことが窺えますから、恐らく浴室か洗面といった湿度が比較的高い場所に設置されていたのではないでしょうか。

こんな状態では、ずっと窓が開けられない状況が続いていたでしょうから、換気も出来ず室内の環境は更に悪くなってしまいます。

ミルガードは、国内で扱っている輸入代理店もありませんから、お客様も相談先がなくて困っていらっしゃったと思います。

品番やサイズ、細かな仕様を確認して、私たち ホームメイドで交換部材を調達させて頂くことになりましたが、こうなる前に早めにご相談させて頂ければ、心労も少なくて済んだかも知れません。

ただ、バランサーがこのような状況になった場合、交換時にバランサーを固定する金具のテイクアウトクリップや建具側のトップガイドといった部品も劣化していないか心配です。

今回はバランサーのみのご相談でしたが、もしそういった付随パーツについても問題があるようなら、一緒に交換するようにしたいものです。

こうした部材を交換して、定期的にバランサー等に付いた水や汚れを拭き取るなどしてやれば、10年以上スムースに窓を開閉出来るようになりますから、日頃のメンテナンスを心掛けて下さいね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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大津で輸入ペアガラス交換

先般、メーカー不明の輸入ケースメントサッシのガラスのサイズを採寸調査を行い、その結果を元に新しいガラスが出来上がってきました。

それを現場の滋賀県大津市へ持ち込んで、ペアガラスの交換を行いました。

ペアガラスの中には飾りの白い格子が入っていましたが、今回のものは少しリブが入った豪華なデザインになっています。

これは、ガラス・メーカーの標準品である為、元々の格子のデザインとは少し異なりますが、お客様も全然気にならないとおっしゃって頂き、よかったです。

ガラスが少し緑色がかっているのは、外側のガラスにLOW-Eの断熱(遮熱)コーティングが行われている為で、これもメーカーの標準仕様です。既存のペアガラスは、内部結露を起して随分曇った状態でしたので、ガラスを交換したら外の景色がくっきり見えるようになりました。

ガラスを装着するに当たり、通常は輸入の防水テープでガラスを建具に固定するのですが、このサッシはコーキングを使って固定されていました。

コーキングはペースト状ですから、固まるまではガラスが動いてしまうリスクがある為、防水テープの方がベターな気もしますが、防水テープはある程度の厚みがある為、納まりが変わってしまいます。

悩んだ末にお客様とも協議して、従来の施工通り、防水コーキングを使って装着することにしました。勿論、ガラスが動かないようにシムと呼ばれる薄い隙間材を入れてあります。

最後に、屋外側のガラスに防水処理を行って、窓枠に建具を入れて完成です。入れる前には窓枠や建具をタオルやダスター(ハケ)で掃除をして、開閉金物やロック金物にも潤滑剤を塗布し調整しましたから、見違えるようにスムースです。

そうそうこのご時世ですから、マスクなどのコロナ対策や作業中は窓を開けての換気を行いました(とは言っても、窓を外して作業しないと出来ませんから、強制換気ですね)

<関連記事>: 普通の窓の結露なら、室内側 (2020年10月21日)

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情報がないと、止水バルブは探せません

お近くのお客様から輸入の洗面水栓の吐水口から水がポタポタ落ちてくるので、修理したいという相談を頂きました。

美しいポリッシュド・ブラス(金色)の水栓金具で、レバー部分と吐水部分がそれぞれ独立した、ちょっと高級な仕様の製品です。

輸入水栓が水漏れした場合、止水バルブである内蔵されたカートリッジバルブを交換してあげれば、元通り直ってしまうのですが、メーカー名も品名・品番も何も分からないのです。

カートリッジバルブは、水栓によって異なりますから、適当に海外から調達しても取り付けることは出来ません。ですから、大変惜しいのですが、この水栓金具は違う新しいものと交換せざるを得ないのです。

ゴールド色のクラシックな水栓金具は、アメリカではマイナーな製品になりつつありますが、一部のメーカーではまだ作り続けているところもあります。

勿論、ご希望であれば全く違う色やデザインのものをご提案もしますが、新築時に思い入れがおありのお客様であれば、同じ雰囲気のものを調達して欲しいという方が多いかも知れません。

ただ、取付け用のナットや水栓の配管は、インチで作られていますから、日本のものを知らずに接続したりすると配管から水漏れが発生しますので、輸入水栓に慣れた水道屋さんにお願いすべきです。

安い・早い・近いを優先したいのは人情ですが、それだけ思い入れのある輸入住宅であれば、仕事がちゃんとした専門業者を見付けて下さいね。

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これがないと、チャネルバランサーは外せない

昨日、インシュレート(Insulate)社製シングルハングサッシのバランサーに不具合があるので、交換したいというご相談を頂きました。

装着されているバランサーは、金属の長い棒状の金物にバネやヒモが組み付けられているチャネルバランサーと呼ばれるものでした。

通常多くのお客様は、バランサーだけを調達したいと言われますが、このお客様はそれ以外にも付随パーツが欲しいとのご希望がありました。

それが、この写真のテイクアウトクリップと呼ばれる樹脂パーツです。テイクアウトクリップは、樹脂で出来たものよりは、亜鉛メッキ処理された金属で出来ているものの方が多いですが、稀に樹脂のものが装着されている場合もあります。

このテイクアウトクリップは、建具が上下に走る窓枠のレール部分の付いているのですが、樹脂が劣化して欠損したり、金属が錆びて使えなくなったりします。

普段は全く使用しないパーツなんですが、バランサーを取り外したり、取り付けたりする時にはこれにバランサーの先を引っ掛ける必要がありますから、なくてはならない部品なんです。

私のブログ記事をいくつも読んでいらっしゃる人なら、ご理解頂いている人はいるかも知れませんが、初めてに近い人であれば、テイクアウトクリップのことなど全く知らずに、バランサーのみを調達してしまうかも知れません。

ただ、この樹脂製のテイクアウトクリップは、アメリカでも販売している業者は殆どいませんから、手に入れるのは結構厄介なんですよ。

あと、テイクアウトクリップ以外にも、可動する建具に装着されている樹脂製のトップガイドが破損していると、バランサーが建具内に納まりません。

輸入のシングルハングサッシは、いろいろな部品が全て機能して、ようやく新品のように軽く動くようになりますから、注意が必要です。

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ミルガードのアルミサッシ用ロックの破損

お客様から浴室の取り付けられたオーニングサッシのロックが壊れたのでロック金物を調達出来ないかとの相談を頂きました。

お客様から頂いた写真を見ると、今では珍しいミルガード(Milgard)社製のアルミサッシ。

そこに付けられていたカムロックが台座部分から離れた状況になっています。

レバーハンドルは本来台座と一体になっているもので、この台座の一部がストッパーの役目を果たしてくれて、窓に鍵が掛かります。でも、ロックレバーが脱落してしまっていますから、ストッパーの部分を上から押さえることが出来ず、鍵が掛からない状況です。

ただ、お客様は何か別のもので工夫をされて、鍵が掛かるようにされていたそうですが、今回それを元の状態に戻したいとのことで、問い合わせ頂きました。

このサッシは下手をしたら30年近く前に輸入されたもので、本当であれば部品も何も手に入らないのでしょうが、私たちは今でもこれを調達することが可能です。

マニアックなロック部品で大したお金にはなりませんが、こういう入手が難しいというものの方が何故かやる気が出るんですよ。

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このまま使い続けてはいけません

お客様から輸入玄関ドアの室内側に取り付けられたレバーハンドルや屋外側のハンドル上の開閉部品が機能しなくなってきたという相談がありました。

写真を見て頂くと分かりますが、ドアレバーの台座が浮いて、レバーハンドルがぶら下がっている状態が分かります。

こういう状態を見ると、玄関のハンドルセットに何らかの不具合があって、それを長い間放置していたのではないかと思います。

恐らく最初は単にレバー部品の固定が緩んだだけだったのではないかと思いますが、その不具合が他の部品にも影響を与えて、次々と不具合が広がったのではないでしょうか。このまま放置を続ければ、防犯にも問題が生じます。

その原因は、製造時の問題であったのか、施工の不備であったのか、長年の使用による経年劣化なのかは分かりませんが、人間が作ったものである以上、メンテナンスをしながら使っていくことが大切です。

何れにしても、お客様自身でメンテナンスをすることが難しいのであれば、輸入部材に精通する建築業者と常にコンタクトを取って、調子が悪いという時にアドバイスをもらったり実際に修理をお願いしたりする態勢を準備するようにしたいものです。

そういう掛かりつけの医者のような建築屋との付き合いをせずに、新築したら何もメンテナンスしなくても、一生家が持つものだと誤解している人は少なくありません。

そういう人は、いざトラブルが発生したら、専門知識もないリフォーム会社に価格優先でお願いして、適当な修理をしてしまうことが多いですから、更に問題を大きくします。

勿論、そんなことがないというのが一番ですが、一度失敗するとそれをリカバリーするのに余分な労力と費用を要することがあることを覚えておかなければなりません。

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何故か曲がっているんです

お客様からメーカー不明の玄関ドアのドアヒンジを交換したいとの相談を頂きました。

まずは、どんなドアヒンジなのか写真を送って欲しいとお願いした処、こちらの写真を頂きました。

ドアヒンジをよく見ると、蝶番の噛み合わせの根元で金属の板が曲がっているのが確認出来ます。写真では分かりづらいですが、実はもう1枚の蝶番の方も曲がっている状況です。

このドアヒンジは、ピーチツリー(PeachTree)社のドアにしか付いていないオリジナルな蝶番です。非常に特殊な形状をしている為、ピーチツリー専用のものなんですが、肝心のピーチツリーは倒産してしまい、交換部材の供給はありません。

ただ、1ヶ所だけ供給してくれるアメリカの業者が存在しているのですが、それも在庫限りなのか、通常のヒンジと比べて価格も相当なものです。

屋外側のドア枠を見ると分かるのですが、ヒンジが真っ直ぐだと蝶番の合わせの部分がドア枠に当たって干渉してしまいます。そこで、干渉を避ける為に曲がったヒンジを使ったのだと思います。

ドア枠の形状(位置)を標準的な感じにすれば、普通のヒンジが使えるのですが、差別化なのかどうか分かりませんが、面倒くさい納まりで作っていたようです。(何故そうしたのかは、私共にも謎です)

ですから、ドア枠を変えないことには、平板のヒンジは基本的に付かない納まりなんですね。まだ何とか手に入りますが、そのうち入手不可になるでしょうから、欲しい人は早めに交換することをお勧めします。

これがなくなったら、壁からドアやドア枠を外して、標準的な納まりのドアに交換する以外方法はありません。それって、施工は結構大ごとなんですよ。

<関連記事>: 珍しいピーチツリー社製輸入ドア用ヒンジ (2019年12月14日)

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どんな住宅会社もプロだということではない

素人のお客様からすれば、家を新築してくれる住宅メーカーや現場の職人さんは、建築のプロだと思っていらっしゃると思います。

でも、彼らにとっても新しいものや見知らぬものは、皆さんと同じ素人であることがしばしばあります。

特に輸入住宅という特殊な分野においては、英語の説明書きにも目を通すことなく、適当に注文したり、施工したりするかも知れません。

この住宅においても、そういうことが新築時に行われたようです。写真は、勝手口ドアの屋外側の様子ですが、ドアレバーが錆びて真っ黒になっていますが、上にあるデッドロックは美しい金色をしています。

恐らくどちらも同じメーカーのものであるのですが、どうしてこんなに違いが生じたのでしょうか。元々デッドロックは、外部のセキュリティに使われるのが一般的です。

ですから、雨風に曝されることを前提に、高耐久のライフタイム・フィニッシュと呼ばれる金メッキが施されています。この仕上げだと10年経っても美しいゴールドの風情が失われることはありません。

それに対してドアレバーの方は、価格を重視してか、室内用のものを採用してしまったようです。デザインや形状は屋外用も室内用も同じですが、金メッキに関しては錆びやすいメッキと錆びにくいメッキの2種類が存在しています。

英語が読めればそういうことに気付くのでしょうが、何故2種類あるかに疑問も抱かず、安い方を選んで利益を捻出しようとすれば、こういうことが起ってしまうという訳です。

それも、輸入住宅というものを知らずにブームに乗って事業を始めた建築会社は、形だけ真似ただけというケースが多くありました。勿論、お客様が新築時に分かるはずもありませんから、10年くらい経った時に錆びたドアレバーを見て、交換を考えなければいけなくなるのです。

建築に係る費用と専門知識は比例しますから、同じ仕事をお願いするなら高い金額の方にお願いすべきかも知れません。(同じ製品で価格競争する物販と、調達から施工まで行う建築を同じ物差しで計ることはナンセンスです)

<関連記事>: 一般では分からない仕様の違い (2021年2月21日)

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これだけ揃えました

昨日、ノルディスカヒュースの木製サッシ用に輸入した連結窓の固定金具について記事に書かせて頂きましたが、今回はサッシのメンテナンス工具です。

北米の輸入サッシは、ペアガラスを建具に固定するのにアルミや樹脂で出来たガラス押え(押し縁)を装着するのですが、スウェーデン(北欧)の古いサッシでは屋外側のガラスの周囲に専用の防水パテを打って固定します。

パテは特殊なものですから、北欧以外では手に入りませんし、その作業に使う工具類も特殊です。今回、チューブに入った専用パテを48本も調達したのですが、それでも家1軒分のサッシに使ったらそれで終わりです。

それは、一般的な防水コーキングとは違って、ガラスに盛るように厚く載せますから、1本で窓2枚分くらいしか使えないかも知れません。

あとは、そのパテを施工する為の専用のガンやパテ剥がしのスクレーパーやナイフ、仕上げ用のコテといった工具もスウェーデンから一緒に輸入しました。

値段も結構張りましたが、国内で買い揃えることは出来ないですし、やはりちゃんとした施工を効率よくする為には、いい道具は必修です。

マニアックと言われるかも知れませんが、古い北欧系の輸入住宅はまだまだ日本に多く建っています。今後そうした家のメンテナンスをしていかなければならないということを考えると、ホームメイドが調達しておくことは大事なことだと思います。

<関連記事>: こりゃ、ひどい (2020年6月24日)

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日本でこれを調達するのは至難の業かも・・・

昨日、突然見知らぬ処から大きな木箱が届きました。

何も事前に入荷の予定を連絡してもらっていなかった状況でしたし、普段は北米方面からの出荷しか来ないはずですから、見知らぬ処から変な荷物が届くとなると、こんな私でも一応は警戒します。

よくよく発送伝票を見てみると、スウェーデンからという表記がありましたので、もしかしたら12月に注文手配をした木製サッシ用のメンテナンス部材かもと考えました。

それにしても、年末年始を挟んでの輸送ですから、それ程早くは到着しないだろうと予想していましたから、突然の入荷にビックリです。それで、中身を確認する為に、特殊なドライバーでしか開けられないビスを外して、頑丈な木のパネルを開けてみました。

やはり、私がノルディスカヒュースのおうち用に手配した材料や道具が欠品もなく全て入っている状況でした。その多くは、スウェーデン製の木製サッシのガラスを固定する為の防水パテ材とそれを剥がしたり付けたりする道具だったのですが、その中にたくさんのプラスチック製部品も入っていました。

それがこの写真の部品ですが、以前記事に書かせて頂いたことのある三角に開く連結窓の固定金物でした。太陽の紫外線が当たる窓の付属品ですから、20年も使っていると樹脂が劣化して破損してしまいます。

それを修理・メンテナンスする為に、新しいパーツを探してわざわざスウェーデンから取り寄せました。こんな窓は、日本でも扱っている住宅メーカーはないでしょうから、恐らく私共のルート以外にこの部品を調達出来る会社はないかも知れません。

何れにしても、昨春のようにコロナで海外物流もストップしてしまうといったことがありましたから、そうなる前に手に入れることが出来たことはラッキーだったかも知れません。

古い北欧系の輸入住宅にお住まいのお客様で、建築会社が倒産したりして、家のメンテナンスにお困りの方は多いと思います。

全てが全て大丈夫という訳ではありませんが、資材に関して出来るだけ多くの情報を頂ければ、スウェーデンから交換部材を調達した上で、補修・修理が出来るかも知れません。悪くなるまでほかっておくのではなく、出来るだけ早くメンテナンスについてご相談をお願いします。

<関連記事>: スウェーデン製の三角開き窓のメンテナンス (2020年11月26日)

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