これがないと、チャネルバランサーは外せない

これがないと、チャネルバランサーは外せない

昨日、インシュレート(Insulate)社製シングルハングサッシのバランサーに不具合があるので、交換したいというご相談を頂きました。

装着されているバランサーは、金属の長い棒状の金物にバネやヒモが組み付けられているチャネルバランサーと呼ばれるものでした。

通常多くのお客様は、バランサーだけを調達したいと言われますが、このお客様はそれ以外にも付随パーツが欲しいとのご希望がありました。

それが、この写真のテイクアウトクリップと呼ばれる樹脂パーツです。テイクアウトクリップは、樹脂で出来たものよりは、亜鉛メッキ処理された金属で出来ているものの方が多いですが、稀に樹脂のものが装着されている場合もあります。

このテイクアウトクリップは、建具が上下に走る窓枠のレール部分の付いているのですが、樹脂が劣化して欠損したり、金属が錆びて使えなくなったりします。

普段は全く使用しないパーツなんですが、バランサーを取り外したり、取り付けたりする時にはこれにバランサーの先を引っ掛ける必要がありますから、なくてはならない部品なんです。

私のブログ記事をいくつも読んでいらっしゃる人なら、ご理解頂いている人はいるかも知れませんが、初めてに近い人であれば、テイクアウトクリップのことなど全く知らずに、バランサーのみを調達してしまうかも知れません。

ただ、この樹脂製のテイクアウトクリップは、アメリカでも販売している業者は殆どいませんから、手に入れるのは結構厄介なんですよ。

あと、テイクアウトクリップ以外にも、可動する建具に装着されている樹脂製のトップガイドが破損していると、バランサーが建具内に納まりません。

輸入のシングルハングサッシは、いろいろな部品が全て機能して、ようやく新品のように軽く動くようになりますから、注意が必要です。

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