お知らせ : ページ 3

早急に修理が必要です

和歌山県のお客様から輸入のダブルハングサッシの不具合について問い合わせを頂きました。

輸入サッシは、アンダーセン(Andersen)製のナローライン木製サッシ。

不具合がある窓は6ヶ所あるとのことですが、建具(障子)を吊っているバランサーのヒモが、ことごとく切れてしまっているようです。

辛うじて片側のバランサーだけが機能していて、建具の落下だけは防げているというものもありますが、両サイド共切れてしまい上窓建具が下へ落ちたというものもあったようです。

その際、落下によってペアガラスが割れるということは避けられたようですが、ガラスを周囲で固定している樹脂製のガラス押え(押縁)の一部が割れてしまったり欠損してしまったりしたものがあるようです。

この押縁は、ガラスと木製建具との間の隙間を塞ぎ、雨水が建具の枠の木を腐らせないようにする機能も果たしますから、欠損したりすると木の腐食やペアガラスの内部結露を発生させるリスクも生じます。

新築したのが1985年ということなので、40年の間メンテナンスもなしで使い続けてきたというのは驚きでもありますが、これは異常事態と言っても過言ではありません。

これからメーカーと相談して修理計画を立てたいと思いますが、早急にこれらを復旧させないと、そのうち全ての上窓建具が突然落下してガラスが割れるという状況にもなりかねませんから、注意が必要です。

これをお金がないからと先延ばしにしたり、部分的に修理したりという余裕はないかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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斜めにカットして寸法を合わせるのが難しい

宮城県のお客様からご依頼を頂いた輸入サッシの網戸を製作しています。

輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)社製のダブルハングサッシ。

マーヴィンは既に日本での事業から撤退していますので、メーカーに依頼しても作ってはくれません。

ですから、お客様から網戸の寸法や部材の詳細をお知らせ頂いて、それとピッタリ同じになるように私たちが一から作り直すという仕事です。ただ、マーヴィンの網戸は、部材が結構特殊で厄介なんですよね。

網戸のコーナー材は、斜め45度にカットされたフレームにしか差し込むことが出来ない構造なんですが、コーナー材の一部が露出して、その両サイドにフレームが来るという形になっています。

ですから、コーナー材の一部も網戸寸法に組み入れて考えなければなりませんが、差し込み具合によって微妙に全体の長さが変わってきてしまいます。

つまり45度丁度にカット出来ればいいのですが、切る角度が数度変わってしまうと、差し込み具合も変化してしまうということです。

電動の切断機も考えたのですが、回転が早すぎてフレームのアルミが焼けてしまったり、金属バリが酷く残ってしまったりして、切り口があまりきれいではありません。

その為、特殊なゲージを使って手作業で切断作業をせざるを得ない状況ですから、時間や労力が何倍も必要です。

お客様にはお待たせして申し訳ありませんが、ちゃんとした網戸を作りたいと考えておりますので、今暫くお時間を頂きたいと思います。多分、こんなことをやれるのはうちくらいだろうなぁ~。

<関連記事>: 新しく作り直します (2025年9月28日)
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鍵が固かったみたいです

大阪府のお客様から輸入の掃出しサッシの鍵が固くて、ロックレバーも半分くらいしか下がらないとの相談を頂きました。

輸入サッシは、ローウェン(Loewen)製スライディング・パティオドア。

写真はそのロックケース(ロック金物)ですが、こちらの方もロックラッチの出入りがよくない状況のようです。

こういう場合、調子が悪いロックケースだけを交換しても、ロックレバーが十分に下げられないという問題は解決しません。また、ロックケースが不具合を起こすようになった原因も残ったままです。

こうしたトラブルの原因は、重い掃出しサッシのドアを長い間開け閉めしているうちに、ドア自体が重みによって下がってきてしまっていることと、ドアが左右のどちらかに傾いていることが考えられます。

また、ロックケースのロックラッチ(鍵爪)の出が狂ってきて、フックがロック受けにうまく引っ掛からなくなってきていることも考えられます。

こうした複数の問題は全て連動していますから、その何れか1つを直したとしてもうまく作動するようにはなりません。

まずは全体のドアの状況を確認して、どの辺りに一番の弱点があるかを見定めて、そこを中心に調整しながらそれぞれの箇所もバランスよくメンテナンスしていくことで、鍵が楽に掛かるようになり、ドアの開閉もスムースに出来るようになるのです。

ただ、素人が闇雲に触ってしまうと、どこをどれだけ調整したかが分からなくなってしまい、調整どころか元の状態にも戻せなくなりますから、最初は専門家の指導を受けることをお勧めします。

尚、ドアの戸車が変形して不具合を起こすケースもありますが、それは相当重症のケースで、30年以上戸車にストレスが掛かった状況に限ります。

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ガラスが3枚あるベイウィンドウ

月末くらいに豊橋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ベイウィンドウの全ての建具(障子)を交換してきます。

輸入サッシは、ペラウィンドウ(Pella)社製のアルミクラッド木製サッシ。

昔輸入住宅ブームの際に流行ったベイウィンドウとは、台形の形で張り出した出窓のことを言います。

両サイドに横開き窓のケースメントサッシが付いていて、中央には大きなペアガラスのハメ殺し(FIX)窓が入った三面鏡のようなデザインをしています。(たまに両サイドがケースメントではなく、上げ下げ窓の場合もあります)

それを全て交換することになった原因は、ガラスの周囲から雨水が建具内に浸入して、建具下枠の木部を腐らせてしまったことです。

ただ、それだけでなく、ベイウィンドウそのもののカウンター材なども黒ずんできているようで、これらは一度建具を外して見てみないと修復については何とも判断出来ません。

今回、交換用の新しい建具をメーカーに作ってもらいましたので、取付け前に屋外側のガラスの防水処理を行い、室内側の木部もカナダのパラペイントで防水塗装を実施しております。

輸入住宅を新築した工務店や住宅メーカーは、室内側の木部を防水性のないニスで塗るだけで、屋外側は何も追加の防水対策を行わないのが普通でした。

その為、30年前の輸入住宅ブームに新築したおうちの殆どは、雨漏れに拠る木枠の腐食やペアガラスの曇りに悩まされているというのが現状です。

特に、ベイウィンドウやボウウィンドウのように外壁よりも外側に張り出しているようなサッシは、雨水が大量に当たりますから、こうしたトラブルが発生するリスクが高くなります。

これから秋の台風シーズンに入りますから、今からでも雨漏れ対策を実施されることをお勧めします。

<関連記事>: 来週取り替えに伺います (2025年10月25日)

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インチの給水接続をミリに変える

会社の近くのお客様から今まで使ってきた輸入の洗濯機が壊れたので、国産のものに取り換えたとの連絡を頂きました。

輸入の洗濯機は、北米のフリッジデール(Frigidaire)社製。

私たちがお客様のおうちを新築させて頂いた時に、家の資材と一緒に輸入したものでした。ですから、20年近く壊れずに使って頂いていたことになりますね。

今回その洗濯機が破損したということで、輸入に掛かる時間や費用を考えて国産のドラム式に交換されたのだと思います。

ただ、輸入のものだと洗濯機への給水管の接続がインチの配管にしなければならず、それを今回国産のミリ配管に変えるという工事を行わなければ国産の洗濯機は使えません。

お客様は既に国産の洗濯機を購入されたようで、取り敢えず洗面の給水配管から水道を分岐させて、それを洗濯機の方まで持ってきている状況のようです。

でも、このまま使い続けるには少し不細工ですから、元のインチ配管をサイズ変換させて、繋ぎ直すということをやる予定です。

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メンテナンスする家、しない家

名古屋市のお客様からビルトインガレージの輸入オーバースライダーのバネが切れたとの問い合わせを頂きました。

写真がその状況ですが、ドアの上にあるトーションスプリングと呼ばれる大きなバネが途中で破断しているのが分かります。

巻き上げていたバネが戻った際に、ドアにバネの力を伝えていたドラムワイヤーがドラムから外れてしまいました。

トーションスプリングがドラムワイヤーを通じてこの重いガレージドアを持ち上げていた為、当然ドアは電動オープナーだけの力では持ち上がりません。

勿論、ファイバーグラスで出来た軽いドアでしたら、非力なオープナーの力だけで何とか持ち上がるということはありますが、それを繰り返していると、そのうちオープナーも無理な動作で破損します。

お客様曰く、このガレージは車を入れる為に使っておらず、ものを置くスペースだけだからこの状況でも然程困らないとのことでした。

ですから、費用的な問題で今回修理することはしないというご判断をされたようですが、家というものはきっちり正常な状態で維持されてこそ長く愛着を持って暮らしていけると思っています。

お客様のおうちを見ると、ちゃんと掃除や手入れをしている家とサッシに砂やゴミが溜まり床にものが散乱している家とでは家の傷み方が全然違います。当然、壊れたまま放置されたものがある家は、あちらこちらが壊れてきます。

自分たちでも掃除をしつつ、少しずつお金を掛けて一つひとつ直していくのであれば、費用の負担も比較的少なくて済みますが、いくつも直す必要があるおうちは、その費用も大きくなってそのうち直せなくなっていきます。

さて、皆さんのおうちはどちらの感じでしょうか?もし後者であれば、今からでも考え方を正しい方向に持っていくことをお勧めします。

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金物にダメージがないといいが・・・

静岡県のお客様から5連のボウウィンドウの窓の木が腐ったとのご相談を頂きました。

輸入サッシは、ハード(Hurd)社製のアルミクラッド木製サッシ。

横に開く竪辷り窓で、ケースメントと呼ばれる窓の建具(障子)の下枠の木が雨漏れで腐ってしまったようです。

写真が窓を開けた様子ですが、ケースメントサッシのオペレーターアームが走るガイドレールが完全に下枠から外れています。腐った黒い木くずも至る所に散乱していて、手も付けられない状態なのかも知れません。

交換用の建具自体はメーカーに新しいものを作ってもらえると思いますが、建具に付いている脱着式の木製格子は既に製造中止となっていますし、新しい建具の形状が古い既存のものと若干違っていると思いますから、既存の格子を流用することは難しいと思います。

そうなると、新しい建具は格子なしのものを調達してその状態で使用するか、ペアガラスに白い格子を内蔵させて作ってもらうかの二択になりますが、お客様はボウウィンドウの他のサッシとデザインを合わせる為に、内蔵型の格子の建具を希望されました。

ただ、建具だけでなく、開閉金物のオペレーターやブラケット、ガイドレールやウィンドウヒンジといったものが錆びて使えないなんてこともあるかも知れません。念の為、そういった部材も一緒に調達しておいた方がいいですね。

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全部で14本、入荷しました

神奈川県のお客様からご依頼を頂いておりました輸入サッシのロックレバーが入荷しました。

輸入サッシは、古いミルガード(Milgard)社製のアルミサッシ。

ミルガードと言えば、現在樹脂サッシの方がメジャーですが、以前はペアガラスのアルミサッシが主流でした。

その当時使われていたロックレバーが写真のものですが、非常に古いサッシに使用されていたものなので、なかなか入手が難しいものでした。

このロックレバーは、オーニングサッシと呼ばれる下側が外へ開いていく窓と横側が外に開いていくケースメントサッシの両方に使われていました。

写真のように、このロックレバーは開き勝手が左右あって、それぞれご指定頂いた開き勝手のものを手に入れました。その数は、左右合わせて14本。新築から相当年月が経って、家中の窓の殆どがダメになったのではないかと思います。

また、このロックレバーで一緒に調達して欲しいと相談を頂くのが、取付け用の短いビスです。ご覧のように非常に短いものの為、緩むとすぐに外れてどこかへ行ってしまう可能性が高いビスのようで、なくしたから一緒に欲しいと言われます。

これもインチで作られた特殊なビスな為、国内で見付けることが非常に難しいようですから、私たちホームメイドは、ご希望あればレバーと一緒に手配をするようにしております。

<関連記事>: 古いロックレバーは交換しましょう (2025年9月11日)

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新しく作り直します

宮城県のお客様からのご依頼で、輸入サッシの網戸を一から作り直しています。

輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製のケースメントサッシ。

それも、幅70cm x 高さ1.2m程度の大きなものを4枚作るというものです。

マーヴィンの網戸部品は特殊な為、同じものを入手するのは困難ですが、ほぼ同じ寸法のものを流用して製作することは可能です。

ただ、マーヴィンの網戸はコーナー材が特殊な為、網戸用のアルミフレームを斜め45度にカットしないと取付けが出来ないばかりか、コーナー部分が少し飛び出していて、そういう部分も再現しないといけません。

そういう形状をしたコーナー材はあるのですが、網戸全体の寸法取りをするのが結構面倒なんですよね。

写真は、アメリカから入荷した網戸用のアルミフレームですが、長いものは2.4mもあります。これを金属用のカッターで切って、長さを整えた上で組み上げます。

組み上げる前に、フレームの白い塗装が僅かに剥げた部分を塗装し直して、網戸を固定する為のスクリーンピンを装着する穴も明けないといけません。これも位置が予め指定されていますから、穴を明け間違えたら大変です。

輸入の網戸なんて簡単に安く出来るとお考えの方も多いかも知れませんが、一からオーダーで作るとなると、下手をすればサッシを購入するくらいの費用が掛かるかも知れませんよ。

まあ、お金を心配するより、オーダーメイドで作ってくれる専門家を探す方が大変だと思いますけどね。

<関連記事>: 斜めにカットして寸法を合わせるのが難しい (2025年10月9日)

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サッシ枠の腐り防止材

名古屋市の輸入住宅にお邪魔して、サッシやドアの様々なメンテナンスをしてきました。

輸入サッシはメーカー不明ですが、形状からするとクレストライン(Crestline)社製のアルミクラッド木製サッシではないかと推察されます。

写真は、バランサーのバネが外れて窓の開閉が出来なくなったダブルハングの側枠(サイドジャム)です。

樹脂で出来た部分の溝の中にバランサーのバネが入っていて、その力で重い建具(障子)を開閉させるのですが、両サイドのバネのうち片方が外れてしまい、うまく窓を開けることが出来ません。

そこで、このサイドジャムを外してバネを正しい位置に装着し直したのですが、防水の為にサイドジャムと下枠との間にあったガスケットと呼ばれるウレタン材がボロボロになっていました。

ガスケットは、サイドジャムの上端と下端にそれぞれ取り付けられ、サイドジャムと上枠との隙間及びサイドジャムと下枠との隙間から雨水が中に入らないようにする役目を果たしています。

これがないと、樹脂製のサイドジャムの下地である木製のサッシ枠の方まで水が浸入してしまい、サッシ枠そのものを腐らせてしまう危険があります。

普通の職人さんは、ガスケットが劣化していても材料を持ち合わせていませんから、そのままにしておくか、逆に古いガスケットを取り払ってしまいます。

私たち ホームメイドは、交換用の輸入ガスケットも万一の為に準備していますから、サイドジャムの脱着の際は新しいものに交換するようにしています。

こうした気遣いは見積に反映していない作業ですが、アルミクラッドの輸入サッシを防水する為には必修の工事です。

(尚、アンダーセンのダブルハングは、こうしたガスケットを用いないようになっていますので、例外となります)

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