鍵が固かったみたいです

鍵が固かったみたいです

大阪府のお客様から輸入の掃出しサッシの鍵が固くて、ロックレバーも半分くらいしか下がらないとの相談を頂きました。

輸入サッシは、ローウェン(Loewen)製スライディング・パティオドア。

写真はそのロックケース(ロック金物)ですが、こちらの方もロックラッチの出入りがよくない状況のようです。

こういう場合、調子が悪いロックケースだけを交換しても、ロックレバーが十分に下げられないという問題は解決しません。また、ロックケースが不具合を起こすようになった原因も残ったままです。

こうしたトラブルの原因は、重い掃出しサッシのドアを長い間開け閉めしているうちに、ドア自体が重みによって下がってきてしまっていることと、ドアが左右のどちらかに傾いていることが考えられます。

また、ロックケースのロックラッチ(鍵爪)の出が狂ってきて、フックがロック受けにうまく引っ掛からなくなってきていることも考えられます。

こうした複数の問題は全て連動していますから、その何れか1つを直したとしてもうまく作動するようにはなりません。

まずは全体のドアの状況を確認して、どの辺りに一番の弱点があるかを見定めて、そこを中心に調整しながらそれぞれの箇所もバランスよくメンテナンスしていくことで、鍵が楽に掛かるようになり、ドアの開閉もスムースに出来るようになるのです。

ただ、素人が闇雲に触ってしまうと、どこをどれだけ調整したかが分からなくなってしまい、調整どころか元の状態にも戻せなくなりますから、最初は専門家の指導を受けることをお勧めします。

尚、ドアの戸車が変形して不具合を起こすケースもありますが、それは相当重症のケースで、30年以上戸車にストレスが掛かった状況に限ります。

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