斜めにカットして寸法を合わせるのが難しい

斜めにカットして寸法を合わせるのが難しい

宮城県のお客様からご依頼を頂いた輸入サッシの網戸を製作しています。

輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)社製のダブルハングサッシ。

マーヴィンは既に日本での事業から撤退していますので、メーカーに依頼しても作ってはくれません。

ですから、お客様から網戸の寸法や部材の詳細をお知らせ頂いて、それとピッタリ同じになるように私たちが一から作り直すという仕事です。ただ、マーヴィンの網戸は、部材が結構特殊で厄介なんですよね。

網戸のコーナー材は、斜め45度にカットされたフレームにしか差し込むことが出来ない構造なんですが、コーナー材の一部が露出して、その両サイドにフレームが来るという形になっています。

ですから、コーナー材の一部も網戸寸法に組み入れて考えなければなりませんが、差し込み具合によって微妙に全体の長さが変わってきてしまいます。

つまり45度丁度にカット出来ればいいのですが、切る角度が数度変わってしまうと、差し込み具合も変化してしまうということです。

電動の切断機も考えたのですが、回転が早すぎてフレームのアルミが焼けてしまったり、金属バリが酷く残ってしまったりして、切り口があまりきれいではありません。

その為、特殊なゲージを使って手作業で切断作業をせざるを得ない状況ですから、時間や労力が何倍も必要です。

お客様にはお待たせして申し訳ありませんが、ちゃんとした網戸を作りたいと考えておりますので、今暫くお時間を頂きたいと思います。多分、こんなことをやれるのはうちくらいだろうなぁ~。

<関連記事>: 新しく作り直します (2025年9月28日)

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