お知らせ : ページ 7

これで固定出来ないと、鍵が掛からないことも

石川県のお客様から国内でOEM製造された輸入サッシの部品が欲しいというご相談を頂きました。

以前はIMSカナダやシュエット(Chouette、菊竹産業)といったサッシメーカーもOEMで輸入サッシを製造していましたが、今ではその数も少なくなってきました。

今回ご相談頂いたのは、クレトイシ製のケースメントサッシ。クレトイシも以前はサーティンティード(CertainTeed)のものをOEMで製造していましたが、その技術を利用して現在はモンタージュ(Montage)というシリーズの窓を製造しています。

ケースメントサッシにはマルチポイントロックと呼ばれる鍵が付いていて、1つのロックレバーで複数の位置で鍵が掛かるという防犯性の高いロックが装着されています。

ただ、ロックが掛かった状態で鍵の部品が破損した場合、その鍵を解除するのは至難の業で、防犯性が高いことが逆に問題を引き起こします。

今回の部品は、複数の鍵を同時に動かす為に使われるロックバーを窓枠に固定して外れないようにする為のパーツですが、樹脂で出来ているので経年劣化で破損してしまうことがあります。

破損するということは、通常とは違う向きに無理な力が掛かっているということでもありますので、その原因を取り除いてから部品交換をする必要がありますが、果たしてお客様自身でそういう調整が出来るかどうか?

取り敢えずは、部品のみを調達してお客様にお渡しする予定ですが、今後もし鍵が掛かったまま何かの部品が外れたり破損したりしたらと思うとちょっと心配になります。

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暑さの中、張替え中

昨日・今日とマーヴィン(Marvin)のダブルハングサッシに装着されていた古い網戸の張替えメンテナンスを行っています。

幸いアルミフレームや樹脂製のコーナー材は問題がありませんから、それらはそのまま利用して、グラスファイバーの網と網押さえのゴムや網戸固定ピンを交換しました。

流石に炎天下では作業が出来ませんから、太陽が建物の陰に隠れたタイミングで作業を開始。日が暮れる前に、ご依頼頂いた6枚の網戸を何とか全て張替え出来ました。

網押さえのゴムは、国産のものだと少し細くてどうしても緩めにしか網を固定出来ません。ですから、グラスファイバーで出来た網と共に、網押さえのゴムも少し太めのものを輸入します。

網がフレームにガッチリ入りますから、網もピンと張れるのがいいですね。ただ、その分作業には力が必要になりますので、それ程たくさんの張替え作業は出来ません。

グラスファイバーの網は、国産のプラスチックの網と違い、15年以上の耐久性がありますし、タバコの火を押し付けても破れません。張替えの手間や材料費は掛かりますが、15年のうち何度も張替え作業をすることを考えると、国産よりお値打ちかも知れませんね。

張替えが終わり、風がやさしい夕涼みの秋が待ち遠しいです(笑)

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ダブルハングを復活させます

昨日、マーヴィン(Marvin)のダブルハングに装着されているバランサーを交換したというブログ記事を書かせて頂きました。

今日は、別のマーヴィンのダブルハングサッシで、建具の木枠が腐ってしまったものを別のメーカーで製作してもらった新しい建具に入れ替えを行ったという写真をお見せします。

壁に固定されている窓枠自体はマーヴィンのものなんですが、その窓枠の中にシエラパシフィック(Sierra Pacific)社にオーダーした建具を取付けました。新しい建具が、古いマーヴィンの窓枠にピッタリと入っているのが分かりますね。

勿論、マーヴィンとシエラパシフィックの窓の形状やサイズがピッタリ同じ規格という訳ではありません。事前にマーヴィンの窓枠の細かな寸法や形状を採寸調査して、それに合うようにシエラパシフィックに個別注文して作ってもらいました。

ですから、調査が少しでも間違っていると、建具が大き過ぎて窓枠内に入らないとか、逆に建具と窓枠との間に隙間が出来てブカブカしてしまうなんてことにもなります。

また、新しい建具は木部が無塗装ですから、古い窓枠の色と合うように木を専用塗料で防水塗装してやるということも大切です。

当然、新しい建具が将来雨漏れして木枠が腐ってしまうなんてトラブルも未然に防ぐ必要がありますから、屋外側のペアガラスの周囲等も防水処理を行います。

今回は、古い窓枠に別のメーカーの建具を挿入するという方法を取りましたが、状況によっては腐った木枠だけを取り除いて新しい木枠を加工・装着して直すというやり方を取る場合もあります。

それは窓のデザインや加工のしやすさ、メーカーのアフターサービスの体制や費用的・時間的制約といったことを加味しながら、お客様に提案していくこととなります。

ただ、シエラパシフィックの製品は、構造的な雨漏れリスクが考慮されている上に、建具の木枠がコアガードと呼ばれる特殊加工を施してある為、水に浸けっ放しでも腐らないという素材ですから、金額が多少違っていてもその分のメリットがあるかも知れません。

但し、シエラパシフィックの建具は、木製の飾り格子のオプション設定がないとか、ロック金物のデザインが変わるとか、開閉する為の取っ手が別途必要だとかいったことを注意して下さい。

勿論、外観的な見栄えは、建具を新しくしても殆ど変わりませんから、家のデザインを損ねることはないと思います。尚、こうした施工が可能なサッシとそうでないサッシがありますから、事前に可能かどうかチェックした上で、修理方法をご提案します。

<関連記事>: 取付け前の下準備 (2025年4月24日)

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マーヴィンのバランサー交換

愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシのメンテナンスを行ってきました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)の古い上げ下げ窓のダブルハングサッシ。

写真は、上下の建具を窓から外してサッシの窓枠をきれいに掃除した処です。

窓については特に何もされていなかったのか、窓の下枠には砂ぼこりが固まった状態になっていました。こういうものを取り除くだけでも、輸入サッシの寿命を延ばすことが出来ますので、年に一度は掃除をして頂きたいと思います。

今日ご紹介するメンテナンスは、窓の両サイドにある側枠(サイド・ジャム)に装着されているバランサーの交換です。写真のように可動する建具を外すと、側枠内のバランサーが露出します。

既に新築から20年以上経ったおうちで、バランサーを一度も交換したことがないという状況で、中央のロック金物の鍵を解除すると上窓建具が下へズルズル落ちてきてしまいます。

この原因はバランサーに内蔵されている吊りバネが錆びて弱っている為、バネが伸び縮みしなくなったことに拠るものです。

また、両サイドのバランサーのうち片側だけが悪くなっている場合は、建具の開閉が非常に重く感じられたり、窓を開けても支えきれずに落ちてきてしまうなんてことにもなります。

バランサーは定期的に交換が必要な消耗部材ですが、そういうことを教えてもらっていないお客様は20年経っても交換していないことが多いと思います。

マーヴィンは日本から撤退してしまい、バランサーも国内では手に入りません。でも、私たち ホームメイドはアメリカから適合するバランサーを個別に調達して、交換作業を行います。

勿論、マーヴィン以外の輸入サッシについても、それぞれのバランサーを手配・交換することも致します。

また、その際サッシの周辺をきれいにしたり、劣化したウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換したり、窓の開閉がスムースになるように調整したりしますから、今までとは見違えるようなサッシになること請け合いです。

そして、建具のガラスの周囲等も防水処理を行いますから、雨漏れによる木の腐食やペアガラスの内部結露といったトラブルを未然に防ぐことが出来るというのも大きなメリットです。

<関連記事>: 手に入るうちに交換しましょう (2025年8月3日)

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無理に回すと破損します

東京都のお客様から、輸入サッシのクランクハンドルが壊れたというご相談を頂きました。

輸入窓は、クレトイシがOEMで製造していたサーティンティード(CertainTeed)の樹脂製ケースメントサッシ。

写真は、そのクランクハンドルが破損している様子ですが、オペレーターの回転軸に差し込む為の穴の部分が4分の1程度欠けてしまっています。その為、ハンドルを回転軸に固定する為のメクラネジも外れてしまっています。

この不具合の原因は、何らかの原因でオペレーターが動かない状況の時、ハンドルを無理に回そうとして、ギザギザした回転軸によって差し込み部の樹脂が削れて欠けてしまったと考えられます。それは、黒い樹脂の粉がたくさん落ちていることからも分かります。

勿論、長年使い続けていると、樹脂の部分が経年劣化して弱くなっていることも考えられますから、慎重に使うことが大切です。

窓に鍵が掛かっている状況の時は、オペレーターのギアは絶対に動きません。また、建具が歪んでいるなどの何らかのトラブルがある場合も、オペレーターの力だけでは窓が開け閉め出来ないこともあります。

こちらのクランクハンドルは可倒式と呼ばれるタイプで、ハンドルをコンパクトに仕舞い込むことが可能ですが、その為に差し込み部分が樹脂で作られています。

もしこういうトラブルが起こらないようにしたいなら、可倒式ではなく鋳物製の固定式ハンドルにすれば破損のリスクが少なくなります。

ただ、無理に窓の開閉をすること自体は、サッシの破損に繋がる行為ですから絶対に避けなければなりません。そういう時は、必ず専門家に相談してサッシの調整をしてもらうようにして頂きたいと思います。

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一度に交換するのはいいことです

広島県のお客様から、ドアノブ(ドアレバー)のラッチが欲しいというお問い合わせを頂きました。

ドアノブは、タイタン(Titan)製の古いもので。ラッチもフェースプレートが付いていない丸い頭のドライブイン・ラッチでした

このドアラッチは国内ではなかなか手に入れることが出来ないので、探していらっしゃる人も多いように思います。

古い形状のドアラッチは既に製造がされていませんが、改良された新しいデザインのドアラッチでしたらアメリカから調達することが可能です。

今回お客様からは、予備を含めて12本のドアラッチを入手したいというご要望を頂き、2週間程で輸入することが出来ました。

欧米ではこの時期サマーホリデーのシーズンに入りますので、製造や物流が止まってしまうことも多いので、今回は早めに手配が出来てよかったです。

ドアノブに付けられたドアラッチは、メーカーによって形状が異なりますが、30年前のものでも手に入るのが輸入材のいいところ。

ドアノブやドアラッチは、おおよそ20年程度が製品寿命です。ですから、1ヶ所悪くなっただけでも、他の場所も交換時期に来ています。

このお客様のように、家中のドアラッチをまとめて調達すれば、その分海外送料も1回で済みます。また、一度に交換すれば、交換する手間も最小限となりますから、まだいいかと思わずに全て交換することをお勧めします。

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ペデスタルはやりにくいんですよね

名古屋市のお客様の輸入住宅で、洗面水栓の配管メンテナンスを行いました。

水栓金具はデルタ(Delta)、洗面ボウルのペデスタルはコーラー(Kohler)の製品が使われています。

今回は、製品自体の不具合ではなく、水栓金具に接続している水道配管からポタポタ水が漏れるというトラブルでした。

背中の壁から止水バルブが延びているのですが、そこまでは特に問題はないようですが、バルブと水栓金具とをつなぐフレキシブル・パイプに仕込まれたゴムのパッキン材が劣化して傷んできている感じです。

ペデスタルの裏の水道配管は、スペースが狭く作業がやりづらいという印象ですが、何とかフレキ管を外してパッキン材を確認しました。

新築時に施工された水道屋さんの仕事に問題はなかったようですが、接続部の締め付けが少々強かったみたいで、そのせいもあってパッキンのゴムに負担が余分に掛かって劣化を早めた感じがします。

パッキン材は経年劣化すると、ボロボロ・粉々になってフレキ管を接続する為のナットの中にこびり付いてしまいますから、それをきれいに取らないとまた水漏れを起こす原因になってしまいます。

丁寧にクリーニングを行い、水道配管をメンテナンスして水漏れテストを行いましたが、全く漏れることはありませんでした。

これで水道配管の作業は完了ですが、こちらのお客様のようにすぐにご相談を頂けると費用も最小限で作業が行えますが、水漏れを放置して床や壁が損傷してしまうと、そういった部分まで直さなければならなくなります。

まだ大丈夫とか、もう少し様子を見ようとか言わないで、すぐに対処をした方がお金も心配も少しで済むことを覚えておいて頂きたいと思います。

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修理でも交換でも金額は変わらない

神奈川県のお客様から、輸入のダブルハングサッシのガラスが割れたので直したいというご相談を頂きました。

輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッド木製サッシ。

写真が建具(障子)の割れたガラスの様子ですが、下窓建具のペアガラスにヒビが入っています。

写真だけでは原因がバードストライクなのか、熱割れなのかは判別出来ませんが、取り敢えずペアガラスのもう1枚のガラスは無事のようですから、雨風が部屋に入る心配はなさそうです。

こういうケースではペラの場合は、建具を新しいものに交換して修理するのが常道ですが、建具を分解してガラスを交換する方法もあるにはあります。

ただ、その場合は建具を外して会社に持ち帰って修理することになりますから、用心や雨対策として修理をしている間の開口部を封鎖する必要があります。

その為には、交通旅費を掛けて現場にお邪魔して、窓のサイズに合わせて養生材を加工するという費用が別途掛かってきます。また、ペラの建具は本来分解出来るようには作られていませんから、分解や組み立てには相当な手間と時間が必要です。

そういったことを考えていくと、建具を新しく作ってもらうのと修理してガラスを入れ替えるのとで費用は然程変わらなくなってしまうかも知れません。

今まで使っていた建具に愛着があるということであれば、お金が掛かっても直して使うということもありだと思いますが、そうでなければ建具を新しくして頂いてもいいのではないでしょうか。

勿論、マーヴィン(Marvin)のように新しい建具の供給はしてもらえないという状況に今後なったとしたら、ペラも建具の修理をする必要が出てきます。

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引っ掛ける部品が強化されています

今日は、ローウェン(Loewen)製のケースメントサッシに使われているロック金物の新旧比較をしたいと思います。

古いロック金物は、受け金具を引っ掛けて鍵を掛ける為の樹脂パーツが欠けてしまい、ロックが出来なくなるという不具合が発生します。

こうしたトラブルは、新築から15年以上経ったおうちで頻繁に発生するのですが、樹脂が劣化することに加え、鍵の掛かりが悪くそれを無理矢理ロックレバーを下げて鍵を掛けることで破損します。

こういう場合、可動する建具(障子)の建て起こしを調節したり、建具のすべりをよくしたりすることで鍵の掛かりをよくすることが可能です。

ただ、建具自体が木製で出来ていますから、建具そのものに歪みが生じてしまったりしていると、それだけでは直りません。その場合は、受け金具の位置調整といったことが必要になるかも知れません。

さて、写真は現在入手可能な改良型のロック金物と、古い既存のロック金物を並べて比較したものになります。

基本的な形状・寸法は全く同じで変わりはありませんが、受け金具を引っ掛けてロックする為の樹脂部品が大きくなっているのが分かります。(黒い樹脂部品が改良型、白い樹脂部品が従来型です)

当然大きくなっていますから、鍵も掛けやすく破損もしにくくなっていますが、材質はどちらも樹脂ですから、改良型でも無理に鍵を掛けようとすればそのうち壊れるリスクが高まります。

15年以上ローウェンのケースメントをお使いのお客様は、そろそろ全てのロック金物を交換するタイミングです。まだ壊れていないからと先延ばしにすれば、都度修理をしなければなりませんので、海外からの送料や交通費・作業費も都度必要になります。

費用を抑えながら効率的に修理をするなら、一度にまとめて直す方がお値打ちだと思いますよ。尚、ロック金物が改良されたことで受け金具も形状が変わりますから、一緒に交換することが必要です。

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色は様々ですが、同じものは調達出来ます

名古屋市のお客様の輸入住宅で、サッシ・メーカーが分からない輸入サッシのロック金物を修理したいというご相談を頂きました。

写真がそのケースメントサッシに付いているロック金物ですが、受け金物を引っ掛ける部品が壊れていて、ロックレバーを下げても鍵が掛からない状況です。

ケースメントサッシですから網戸は室内側に付いているので、ロック金物自体よく見えないかも知れませんが、こちらのものは比較的多くのサッシに取付けられている感じです。

恐らくイーグル(Eagle)やクラフトライン(Craftline)、ハード(Hurd)といったメーカーの窓にも装着されていたと思いますが、詳しくは定かではありません。

現在入手可能なものの色の種類もいくつかありますが、メーカーによっては特注色のものを採用していたりしますから、もしかしたら全く同じ色のものは調達が出来ないかも知れません。

ただ、色が多少違っていても、形状や機能に問題がなければ気にしないというお客様でしたら、まだまだ手に入れられる輸入部材です。

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