お知らせ : ページ 95

交換部材は手に入ると思います

京都のお客様からアルメトコ(Almetco)社製スライディング・パティオドアのハンドルロックが破損したので、交換品が欲しいというご相談を頂きました。

何でもロックする為の鍵爪を出し入れするのに必要なバネが破損してしまい、うまく機能しなくなったとのことでした。

アルメトコ自体既に会社はなく、このデザインのハンドルセットも製造がなされていない状況のようですが、取付け寸法や機能を同じくするものが北米ではいくつか販売されています。

一般的な輸入掃出しサッシの場合、ロックケースと呼ばれる金物はドアのフレーム内に納まっているものですが、こちらのものは室内側のハンドルの中に内蔵されたタイプとなっています。つまり、鍵自体は室内に存在する為、外から触ることが難しいと言えます。

また鍵爪の上にはカンヌキの突起が出ていますから、ドアを持ち上げるなどして外すことが出来ないようにもなっています。こうしたデザインや工夫は、全て防犯を意識した為のものだと思いますが、なかなか面白い発想なのではないでしょうか。

20年前に建てた輸入住宅に施工されたサッシですが、部品が破損しても今でも交換部材が手に入るということを日本の窓メーカーでも見習って頂きたいものですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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交換するのももったいないけど・・・

以前ガレージドアのトーションスプリングの交換メンテナンスを行った愛知県あま市のお客様から、リフトマスター(Lift Master)の電動オープナーの不具合についてご相談を頂きました。

電動オープナーは、重いガレージドアを持ち上げる為の機械というふうに思われがちですが、実際には持ち上げたりする機能はトーションスプリングと呼ばれる大きなバネが、その力を発揮しています。

ですから、電動オープナーは、バネの力で軽くなったガレージドアを前後に移動させる為だけに用いられますから、その力は0.5馬力しかありません。

そんなオープナーですが、操作は壁に取り付けられたリモコンパネルと無線の車載リモコンで行います。今回のトラブルは、その車載リモコンでオープナーが作動しないというものでした。

勿論、壁リモコンでは操作は可能なんですが、車で出掛ける時や外出先から戻ってきた時、車に乗りながらガレージを開け閉め出来る方が、全然簡単なことは言うまでもありません。

(壁リモコンだといちいち車から降りて家(ガレージ)の中に入って操作しなければならず、相当面倒になりますから・・・)

ただ、無線の基盤が悪いだけで、オープナー本体を交換しなければならないなんて、ちょっともったいないですよね。

オープナーか車載リモコンのどちらか又は両方が悪いという場合、それを確かめるだけでも手間が掛かりますし、もし原因が分かったにしても古い機種に対応した部品類がない可能性も高いですから、やはりオープナーを交換した方がいいかも知れません。

既に相当の期間お使い頂いていますから、各部の消耗も激しいでしょうし、今のオープナーは、ベルトドライブなので静かで耐久性も高いと言います。また、設定さえすれば、Wifiでの操作も出来るようですから、新しいものにする価値はあるかも知れませんよ。

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まず建具を外すのが、大変です

昨日、清須市の築20年を越える輸入住宅で、サッシ・バランサーの交換を行ってきました。

アルミで出来た輸入サッシは、ミルガード(Milgard)のシングルハング。

樹脂製のものが多いミルガードですが、古い時代にはアルミサッシを作っていたんですね。

このおうちは、お客様が中古住宅として購入されたものですが、新築からほぼメンテナンスらしいことをしていないという状態でした。

ですから、殆どの上げ下げ窓は開閉出来ず、開けられたとしても建具が重過ぎて、毎日開けるという気持ちにはなれない感じです。(お客様は、家のサッシを全部交換しなければいけないのかとも考えていたそうです)

この原因は、窓の両サイドに隠れているバランサーの経年劣化とサッシの掃除不足等なんですが、お客様はサッシを開けることも難しい状況で掃除や交換といった作業が出来るはずもありません。

修理調査の際は、私自身も建具を持ち上げられないサッシがあって、何とか開けられる窓の建具を外してバランサーをチェックしました。今回は、開けられないサッシだから交換出来ないという訳にはいきません。

新しい交換用のバランサーやバランサーを固定する為のトップガイドも用意してありますから、それらを全てのシングルハングに装着し直すことが求められていました。

調査を行った際に、古いミルガードのアルミサッシの癖のようなものや構造的な注意点などを確認してありましたので、それを踏まえて工具や資材を準備して作業に臨みました。そうして、見事に外れたのが写真の建具(下窓)です。

窓の掃除や調整を行った後、バランサーやトップガイドを装着して窓枠に建具を戻し、全ての窓を新築時のスムースな開閉が出来る状態に復旧することが出来ました。

単純に思える交換作業ですが、様々な気遣いや知識がないと単に換えただけで十分機能が回復しないこともありますから、まずは私たち ホームメイドのような専門家にメンテナンスを依頼してみることが、ベターかも知れませんよ。

<関連記事>: 全部で18本入荷しました (2021年11月18日)

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こんなデザインのものもあるんですね

山梨のお客様からミルガード(Milgard)製のスライディング・パティオドアの鍵が壊れたというご相談を頂きました。

ミルガードの掃出しサッシの多くは、ロックレバーを操作すると2つの鍵爪が出し入れするというダブルフックのタイプが一般的ですが、写真のようにシングルフックのものもあるのでしょうか。

サッシは、製造年代やシリーズによって使われている部品が異なることもありますから、もしかしたらそういうことでロックケースが変わったのかも知れません。ただ、ミルガードのパーツリストを確認しても、こうした金物が掲載されていませんから、他社のサッシという可能性もあります。

ロック金物自体は、アメリカやカナダのサッシ・メーカーではよく使用されているもののようですから、調達するのは然程難しくないと思います。

でも、ロックが破損した場合、ロックケースの不具合という場合とロックレバーがドア内部で破損してロックケースを動かすことが出来なくなったという場合もありますし、その両方が破損しているというケースも考えられます。

何が破損しているのかをしっかりと見極めて、それから部材の手配を進めることが、調達ミスを極力減らすことにつながります。

こうしたトラブルの原因は、部材の経年劣化ということも大きいですが、掃出しサッシの調整不足でロックの掛かりが悪くなったということも考えられますから、ドア調整が必要かも知れませんね。

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屋根裏結露を防ぐ棟換気

常滑市の輸入住宅で輸入サッシ等のメンテナンスを行っている現場です。

カナダのキャラドン(Caradon)という窓メーカーのサッシですが、金物類が破損し窓が開閉出来なかったり、ペアガラスから雨が染みたりしてきているので、部品交換や防水対策を施しています。

新築から20年以上経っていますから、いろいろな所が悪くなっていますので、不具合のある場所は全て修理をしようと思っています。

そんな時に屋根の棟材が変形して畝っているのを見付けました。お客様曰く、何年か前の台風の時、棟鈑金が飛ばされて付け直したとのこと。

恐らく下地の木がちゃんと入っておらず、棟鈑金を留めた釘が下地まで十分届いていなかったのだろうと思いますが、棟を補修した業者も下地をそのまま使って単純に鈑金だけを被せたのでしょう。

ですから、その際も釘が下地に全然届きませんから、何本も釘を打ち直して棟を施工した様子が窺えます。

今回は、屋根裏の暖かくて湿気った空気を抜く為に換気棟にリフォームしたのですが、いい加減だった棟の施工を正しくやり直すことが出来て、不幸中の幸いでした。(因みに、屋根裏結露を雨漏れと勘違いする人もいるようです)

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塗り替えするなら、他の防水も

岐阜のお客様からマーヴィン(Marvin)のサッシ木部が黒くなってきたという連絡を頂きました。

このおうちは、今後玄関ドアと浴室サッシを交換することになっているのですが、今回はそれに加えてこうした窓が2ヶ所あるとの相談でした。

浴室サッシもマーヴィンのグライダー(片引き窓)で、湿気や水分によって木が腐った状況だったので、他のサッシに問題はないかというお話をしておりました。

その時は大丈夫だとおっしゃっていらしたので安心しておりましたが、他のサッシもガラスの周囲から雨が入って腐ってくるという恐れがある為、屋外側の防水処理を行うようにお勧めしました。

ただ、お客様は大丈夫と過信されていたと思いますから、恐らく私の忠告は耳から抜けていってしまったのかも知れません。こういった状況になると、早晩建具を交換しなければならなくなりますから、今回ドア等と一緒に交換して頂くようにお願いしようと思います。

今年の春くらいに、ここを建てた建築屋さんが建物の修理と塗り直しをされると伺っておりますから、その際の足場を使わせて頂いて全てのサッシの防水処理をして頂くようにお話ししたいと思います。

輸入の木製サッシに限らず、国産のペアガラスサッシでも雨漏れによるガラスの内部結露が発生します。そうしたトラブルを未然に防ぐ為にも、サッシ屋外側の防水処理を10年毎にして頂くようにお願いします。

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摩耗が少ない堅牢な玄関ドアヒンジ

昨日、天白区のお客様の玄関ドアの金物交換をしたという記事を書かせて頂きましたが、その中でドアヒンジについて少し触れましたので、実物をご紹介します。

写真が、新しくドアに付けたステンレス製の輸入ドアヒンジです。

厚みのある如何にも丈夫そうなステンレスで出来ていますが、いくつかの工夫が見受けられます。

まず目を引くのが、蝶番と蝶番との噛み合わせ部分に装着されたベアリング。ステンレスで出来ていますし、簡単なワッシャーと違って厚みもあります。

また、噛み合わせ部分にはグリスが封入されているらしく、動きはスムースでゆっくりとしていますが、重厚感・高級感が感じられます。これなら人の出入りが多い玄関ドアでも、相当長くお使い頂けると思います。

次に防犯対策として、屋外側に露出してしまう噛み合わせ部分の心棒が簡単には抜けないように、メクラネジで固定されています。

また心棒の上下にもステンレスのフタが付けられているのも、防犯に対する気遣いが感じられます。(蝶番の心棒が抜かれてしまうと、いくらドアに鍵を掛けていてもドアは簡単に外れてしまいますから危険です)

また、ヒンジを取り付けるビスもステンレスで出来ていて、四角い穴対応のドライバーでなければ外すことが出来ないのもいいですね。

私たちが取付けする輸入の金物にはいくつか種類が存在します。色や形状によって種類が変わりますから、全てが全てこうした機能を備えている訳ではありませんが、出来る限り堅牢で耐久性が高いものをお勧めしたいと思っています。

また、玄関ドアの枠に取り付けてあるウェザーストリップ(気密パッキン)も新しいものに交換しましたから、防雨・防風・断熱・遮音にも効果があると思います。

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意外といいかも知れません

一昨日、金色のものが製造停止になったとお伝えしたクイックセット(Kwikset)製のシェルバーン(Shelburne)。

その記事の中で外してきた古いゴールド色のものの写真を掲載しましたが、交換した新しいハンドルセットがどんな感じかお見せしていなかったので、ご覧に入れたいと思います。

交換したものは、アンティークブラス色(古金色)のシェルバーン。玄関ドアを塗り直したばかりということもあり、ハンドル等の形を変えずに色のみを変更しました。

私が思うに、色を変えても意外と違和感がない気がします。というか、結構格好いいと言った方がいいかも知れません。これなら金色に拘らなくても、アンティークブラス色で行けますよね。

前にもお話ししたように、玄関ドアは家の顔。何年もみすぼらしい状態にしておかないで、思い切ってリニューアルしてみては如何でしょうか。

そうそう、今回は錆びて擦り減った輸入ドアヒンジ(蝶番)もステンレス製の頑丈なものに交換しました。蝶番同士の噛み合わせ部分には、減りを抑えるベアリングが挿入されていますから、寿命も長くなると思いますよ。

<関連記事>: 既に金色のこのデザインは廃番です (2022年1月10日)

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これ直すのは、容易でない

愛知県のお客様から木製の玄関ドアの木が剥がれて、隙間が空いて困っているという相談を頂きました。

ご覧のように、ドアパネルの鏡板の一部が外側に大きく反っているのが分かります。

材質はオークのようで、相当な堅さがあり、簡単に曲げて直せる代物ではありません。

ハンドルやロック金物を見ると、国産のものが使われているようですから、ドア自体も国内で製作されたものかも知れませんが、メーカーは定かではありません。(金物類が現在も入手可能かどうかは分かりません)

輸入の木製ドアであれば、鏡板部分は周囲の枠材に差し込んで固定されているのが普通ですが、このドアは枠の部分に載せてあるだけのようにも見えます。

こういう仕事では、雨が多く当たる外部ドアに木が使ってあるというだけで、将来こういうトラブルが発生するであろうことは予見されるはずですが、新たに木製ドアに挑戦したようなメーカーではそういう知見もなかったのかも知れません。(あくまで私の推測ですが・・・)

こういう場合、一旦ドアを玄関から外して、作業場でゆっくり時間を掛けて反りを修正していくという方法しかありませんが、粘りのない古い木だけに途中で割れてしまう可能性だってあります。(当然責任は負えませんし・・・)

また、修理作業の間、玄関を開けっ放しにする訳にもいきませんから、開口部を何かで閉鎖してしまう必要もあります。(どこか別の所から出入りして頂かなくてはいけません)

そういうことから考えて、修理費用や時間は相当掛かりますし、ドアやドア枠そのものを外壁から外して交換してしまった方がお客様にも迷惑が掛からない最善の方法かも知れません。

愛着があってお金に関係なく直したいという方であれば、修理して差し上げることを考えますが、将来的なメンテナンスを考えると輸入の木製玄関ドアや金物類を施工させて頂いた方がいいように思います。(直しても、また反ってくるかも知れませんし・・・)

さて、お客様はどのように選択されるでしょうか。こればかりは価値観の問題ですから、私共がこれ以上の提案は出来ません。

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既に金色のこのデザインは廃番です

名古屋市天白区のお客様の処に伺って、玄関及び勝手口ドアのメンテナンスを行ってきました。

特に大きな不具合があるという訳ではありませんが、新築から15年近く経ちますし、防犯性も強化したいということで、ドア周辺の金物類やウェザーストリップ(気密パッキン材)を新しいものに交換・調整しました。

写真は、本日取外してきた玄関ハンドル。クイックセット(Kwikset)製のシェルバーン(Shelburne)というシリーズになります。

ただ、この金色のハンドルは、現在は生産がされておらず、手に入るのはサテンニッケル色(ツヤ消しの銀色)又はアンティークブラス(古金色)しかありません。

日本の輸入住宅好きの方は、ゴールドの色を選択されるのが8割程度ですから、需要のある金色をどうしてなくすのかというふうに思うかも知れませんが、日本のマーケットは非常に小さくなってしまい、金色好きという人は世界的には少数派なんです。

ですから、クラシックなゴールド色のものは、玄関ハンドルに限らず輸入建材で少なくなってきているのが現状です。

でも、今回のように玄関ハンドルを交換するという場合、ハンドルを外すと塗装をしていない部分が露出してしまいますから、ドアの塗装をしたくないという人は、同じ形状のハンドルを選択して頂く以外方法はありません。

デザインを変えずに金色以外の2色から選ぶか、デザインが違う金色のドアハンドルを選ぶか、皆さんでしたらどちらを選択しますか。私が金色好きなら、やはりハンドルを金色の違うデザインのものに変えて、ドアの塗装をやり直す方を選びます。

だって、玄関ドアは定期的に塗装しないといけませんし、玄関は家の顔ですから、好みの色遣いがしたいですよね。

(クイックセットのものでも、チェルシーやアーリントンというシリーズでは、金色のものが製造されていますし、他社でも金色のものは存在します。ただ、将来的にどうなるかは現時点では不明です)

<関連記事>: 意外といいかも知れません (2022年1月12日)

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