工夫して格子を付けました

工夫して格子を付けました

昨日、静岡県のお客様のおうちで、輸入サッシの建具(障子)交換を行いました。

サッシは、ハード(Hurd)社製のダブルハング。

ペアガラスが突然割れてしまったということで、建具を入れ替えることとなりました。

ただ、古い形状の建具は既に製造中止されている為、窓枠に装着されているジャムライナー(建具レール、側枠)を新しい建具に適合するものに交換する必要がありました。ということで、上下の建具と両サイドのジャムライナーを一緒に交換して、壁に付けられた窓枠は既存のものを使っています。

よく国産サッシに交換するという人もいるようですが、輸入サッシの周囲にカバーをするように取り付ける為、見た目も相当野暮ったくなるのが球にキズです。

写真は新しい上下の建具を窓に装着した様子ですが、下窓だけに飾り格子が入っています。実は、このサッシの古い建具には飾り格子が付いていたんですが、新しい建具は形状が若干異なる為、通常であれば古い木製格子の流用は出来ません。

それなら、メーカーに依頼して新しい建具に合う木製格子を取り寄せればいいじゃないかと思われるかも知れませんが、新しい建具には木製格子のオプション設定がないのです。

こういう場合選択肢としては、格子なしの窓にしてしまうか、ペアガラスの中に白い格子が予め入っているものにするか、二者択一です。でも、おうちの他の窓が全て木製格子付きですから、どちらもおうちのデザインには似合わないものとなってしまいます。

そこで、古い建具に付いていた木製格子を取り外して、新しい建具に適合する形に加工することを試みてみました。どうでしょうか、格子が入った下窓の感じは。非常に加工が大変でしたが、新しい建具に古い格子をうまく取り付けることが出来たと思います。

その後、上窓にも格子を取り付けましたが、やはり格子がない窓と比べると随分趣きが違いますよね。こうした手間を掛けて以前の窓のデザインを復旧させるのは、多分私たち ホームメイドくらいしかやれないかも知れません。

最後に、持ち手(リフトハンドル)を弊社オリジナルのゴールド色のものにして、作業は終了です。(メーカーの純正品は色も悪いですし、大きくてあまり格好がよくありません)

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