電動開閉サッシの修理

電動開閉サッシの修理

週末、東京の某幼稚園に伺って、輸入サッシの自動開閉システムの修理へ行ってきました。

輸入窓は、ハード(Hurd)社製のオーニングサッシ(窓の下側が開いていく形式の窓)。

そこにオプションで取り付けられた電動開閉システム「Sentry 2000」が壊れて、スイッチを押しても動かなくなったということでご依頼を頂きました。

このシステムは、既に新しいものに製品が置き換わっていて、手に入れるのも難しかったのですが、電動モーターユニットと開閉金物のオペレーター周辺の破損だろうと予め推測して、部品類を準備して出掛けました。

通常であれば、事前に現地調査を行って、ちゃんと不具合箇所を特定した処で部材の調達をするのですが、リスクがある程度あることを承知頂いて部材の調達に踏み切りました。

当初は、モーターを新しいものと交換したら僅かに動くそぶりを見せたのですが、ちゃんと動くまでには至りませんでした。

次にモーターを交換した窓と連動して動くお隣のサッシのモーターも交換しました。そうしたら、両方共が僅かに動く状況になり、更にスイッチを入れたり切ったりしていたら、両方の窓が開閉するようになりました。

これで動くようになったと考えて、窓の掃除と必要な箇所に潤滑剤を塗布して完了しようとした処、片方のオペレーターが僅かに引っ掛かる感じがあるのを見付け、念の為オペレーターの取外しをしたら、そのギアが減っている状況でした。

また、こちらのオペレーター・アームの2本あるうちの1本が外れていたという状況から、アームが建具から外れてバランスよく窓が開かなくなったことでオペレーターにもストレスが掛かり、最終的にはモーターの破損につながったのではないかと思います。

こうした原因の究明とそれに対応する問題解決を行うのは、専門的な知識と経験がないと難しいとは思いますが、今後は私たち ホームメイドがメンテナンスのお手伝いをしていきますから、安心して下さい。

多分、これの修理に挑戦するという物好きは、日本にはいないんでしょうね。

<関連記事>: ちゃんと開閉しないのは、システムの問題? (2022年2月10日)
<関連記事>: 正常になった電動開閉システム (2022年8月2日)

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