お知らせ : ページ 113

凍結による劣化か?

北海道のお客様から外壁材の劣化についてご相談を頂きました。

写真で分かるように、3枚おきにサイディングの下端がボロボロになってきています。

こういうサイディングをラップ(鎧張り)サイディングと呼びますが、実はこのサイディングは3つで1つのパネルになっているものなのだそうです。

1枚1枚張っていくと手間が掛かるという理由で、3枚をパネル化してその分の手間が省けると考えたのでしょうね。つまり、このパネルサイディングの一番下端の部分が劣化してしまったということになります。

材質はコンクリートだそうですから、塗装さえしっかりやっていれば問題ないようには思いますが、もしかしたら塗り替えの時期が遅くなったのかも知れません。

コンクリートは元々透水性がありますから、塗装をしていない状態や塗装が剥がれた状態では、雨が素材に染み込んでしまいます。

水を含んだ状態で、急に寒くなって凍結してしまうと、水が氷に変化してコンクリートの中で膨張します。特にサイディングの下端には水が溜まりやすい状況になりますから、問題が発生しやすいのかも知れません。

こういうサイディングの場合、サイディング同士の重ねは少ないですから、少しボロボロになっただけでも下地が見えてしまうかも知れませんから、もしそうなったら外壁材の交換が必要かも知れませんね。

皆さんのおうちでも、外壁材の塗装の劣化は命取りになりかねませんから、10年程度で塗り直しをされることをお勧めします。

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ステンレスの網でも破れます

東京のお客様から浴室にある樹脂サッシのバランサーについてご相談を頂きました。

部材をカナダから調達して取付けまで行う予定ですが、そのついでという訳ではありませんが、アンダーセン(Andersen)の掃出しサッシの網戸についても相談に乗って欲しいというご希望を頂きました。

アンダーセンは、スライディング・パティオドアを含めて全てのサッシでステンレス製の金属の網が使われているのですが、それでもやはり劣化して破れてしまうことがあります。今回もよく使うであろう取っ手の周囲が徐々に破れてきてしまったようです。

アンダーセンの場合、ステンレスの網を張り替えするのではなく、網戸ごと交換するように推奨されています。

スクリーンを押さえる網押さえもアルミで出来ているようですから、外す際に曲がって使えなくなる恐れがあることや、ステンレスの網を調達してきれいに張り替えるとなると相当な手間が掛かってしまい、張り替えるよりも網戸ごと交換しても然程金額が変わらないという判断だからだと思われます。

確かに、網だけでなく、フレームや付属部材まで新品になる訳ですし、ステンレスの網だと20年以上使える可能性がありますから、新品の方が効率的かも知れません。

まあ、貧乏性の私からすると、網の張り替えを選んでしまうと思いますが、ステンレスの網をピンと張れないリスクを考えると網戸を調達した方がいいですよね。

勿論、グラスファイバーの網を調達して、一度ご自身で張り替えしてみるというのもありだとは思いますが・・・。

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グラグラになっていませんか?

昨日、中津川でアンダーセン(Andersen)のダブルハングをメンテナンスしてきたという記事を書かせて頂きましたが、その際ロック金物が壊れそうというものを見付けました。

ダブルハングのロックは、鍵を掛けることで上下の建具をそれぞれ上と下へ押し付けて気密をよくするという役目があります。

ただ、そうすることで、ロックのクレセント(回転ロックレバー)には、大きな負荷が掛かります。

それに耐えられるように丈夫な鋳物で出来ているのですが、金物ですから使っているうちに部材の接続部分が悪くなってくるものです。

最近の新しいダブルハングでは、固いプラスチック製のクレセントが使われているようですが、これも無理に鍵を掛けたりすれば割れたりしてきます。

人間の作るものは経年劣化が付き物ですから、15年以上使ったクレセントは、アンダーセンだけでなくマーヴィンやミルガードでも交換したいものですね。

因みに、こうした部品は輸入窓でしたら何十年も調達することは出来ますから、国産サッシと違って安心です(但し、私たちのように部品調達してくれる建築屋がいればの話ですが・・・)

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17ヶ所全部メンテナンスしました

岐阜県中津川市の輸入住宅に伺って、アンダーセン(Andersen)のダブルハングサッシのメンテナンスを行いました。

新築から20年以上経つおうちで、サッシについてはほぼメンテナンスが出来ていない状態でした。

建てた住宅メーカーはあるのですが、京都に会社があるとのことで、修理の相談をしても材料のみの供給はするが、施工は地元の大工さんに頼んで下さいと言われ、困っていらっしゃった様子です。

仕方がないので一度頼んではみたものの、結局場当たり的な施工しか出来ず、窓枠を変な感じでカットしてしまったようで、それも私たちが元に戻さなければなりませんでした。

上げ下げする建具を吊っているヒモは半分以上切れていて、切れていない窓についても重くて上がらない状態でした。これじゃあ窓が開けられないですから、ほぼ閉め切った状態で過ごしてきたという悲しい状況だったようです。

吊りヒモは、サッシの上枠内に内蔵されたバランサーから出ていますから、バランサーを新しいものに交換する必要があります。

また、風当たりの強い場所にある為、雨が窓ガラスに吹き付けます。そういうサッシはペアガラスの周囲から雨漏れを起しますから、建具外装の防水処理をやっておかないと木枠が腐るリスクが高まります。

ほぼ全ての窓がダブルハングで、それが17ヶ所もあるというおうちでしたから、通常なら施工に3日程度は掛かる内容ですが、梅雨の時期ということもあり、早朝から夕方遅くまで作業を行い2日で施工を終えました。

多少手を抜けばもう少し早くやれるのかも知れませんが、そういうことが出来ないというのが私たちの誇りでもあります。お陰で今日は体中が痛いのですが、やり切った感は半端ないですね。

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連日メンテナンス工事ですが、頑張りますよ

昨日は、北名古屋市のお客様の処で、マーヴィン(Marvin)のサッシ及び天窓のガラス及び外装の防水処理を丸一日行いました。

大きな掃出しサッシがいくつもありましたし、大きなハーフサークルウィンドウなども点検しながら施工をしていきましたので、会社に帰ったらヘトヘトでした。

それでも、今日の為の準備をしなければと、取付け予定のヒサシの組み立てやメンテナンスの施工に必要な材料や塗料、工具類をチェックしたら、夜の9時近くになってしまいました。

そして、今日それらをバンに積んで、豊川市のお客様のおうちへ朝8時過ぎに伺いました。

全然疲れは抜けていない状態ですが、ドアを塗装してくれるペンキ屋さんが到着する前に、ドアレバーの交換、ヒンジの交換、ヒサシの取付け位置の穴明けまで完了しました。この段階で、私がやる仕事のほぼ9割は完了しています。

ペンキ屋さんが現場周辺で迷子になってしまったので、その後お迎えに行くという仕事までこなし、ペンキ屋さんに手伝ってもらいながらヒサシを取り付けました。

輸入住宅の勝手口ドアの上にヒサシがないお宅は随分ありますが、昔はデザイン的に気の利いたものがなく、安っぽい取って付けたようなものしかなかったので、付けたくなかったのかも知れません。

でも、ドアメーカーでもヒサシは必修と言っている通り、ヒサシがないと外壁に当たった雨が全てドアへと落ちてきます。そうなると、ドアやドア枠が腐ったり、錆びてしまったりという不具合が多く発生します。

当然ドアの塗装も劣化しますから、塗り直しをするのであれば一緒にヒサシも取り付けなければ意味がありません。

もう1枚の写真が、パラペイントで塗り直した後のものですが、お客様曰く「新築した時のようなドアの美しさ」だそうです。塗料の品質は勿論ですが、うちのペンキ屋さんの腕や気遣いは他の塗装業者さんでは比べものにならないくらい素敵です。

こういう時、やっぱり世の中はお金じゃないよなと思います。さて明日は、中津川でアンダーセン製ダブルハングのメンテナンスです。

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防水しない場所もあります

今日の名古屋は雨なので、先日入荷したペラ(Pella)社製ケースメントの建具を室内で防水処理しました。

外装を防水処理する前に、まずは室内側の木部をパラペイントで防水塗装しました。

建具の周囲に付いている気密材のウェザーストリップを外して、それから木部に塗装をしますから、ウェザーストリップを取り付ける為の溝の中まできれいに防水することが可能です。

その後、建具を上下ひっくり返して、屋外側のアルミカバーを上にします。その状態で、ペアガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目部分を防水処理していきます。

防水処理で一番肝心なのは、マスキングテープによる施工前養生。これがきれいに出来ていないと、処理した後の完成度が大きく違ってきます。

それから、経験が浅い業者さんや素人の方は、雨が入らないように隙間がある部分は全て埋めてしまう傾向があります。それは、雨が絶対入らないという前提ならいいのですが、防水処理が将来劣化してくれば必ず水は奥へと侵入してくるものです。

ですから、万一雨が入ってしまっても、自然と外へと出ていく場所を作っておく必要があります。その為に水抜き穴になる場所まで防水処理をしないようにしないと、大変なことになります。

それがどこかを判断出来るようになるまでには、場数と経験が必要ですね。

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上窓ペアガラスの破損

静岡県のお客様からミルガード(Milgard)製シングルハングサッシのガラスが破損したというご相談を頂きました。

新築した住宅メーカーもなく、近くに修理出来る業者さんもいないということで、NETを検索した処私たち ホームメイドを見付けたそうです。

このサッシは2階に施工されているそうで、尚且つ上げ下げ窓の上側の建具のガラスに問題があるとのことでした。

上窓(アッパーサッシュ)の場合、ガラスを固定しているガラス押え(押し縁)が屋外側にあると外部足場がないと交換作業が出来ません。

シングルハングは通常下窓しか可動せず、窓からの取外しも下窓だけなので、上窓は窓に固定された状態でしか作業が出来ないのです。

窓から身を乗り出してやるにしても、体を出せる限界があるので、上窓については基本外部足場が必要です。ただ、今回はガラス押えが室内側に付いているので、ガラスの脱着は室内側で行えます。

となれば、屋外側から作業をする必要はないのではないかと思う人もいるかも知れませんが、ガラスは屋外側の建具枠に防水粘着材で固定されていますから、ペアガラスを取り外すにはそれを屋外側から剥がす必要があります。

また、新しいガラスを防水材で装着した後にも、雨がガラスの周囲から建具内に入らないようにする為に、更に防水処理してやらなければなりません。

一度現場の状況を確認しないといけませんが、ガラス押えが室内側であるのと、窓が小さめであるということで、無理をすれば室内側から屋外の作業が出来る可能性もあります。

作業の安全性が損なわれてはいけませんし、無理な体勢で十分な施工が出来ないということではいけませんが、そうでなければ足場を使わず費用も少し抑えられるかもしれません。

これも条件がちゃんと揃ったらの話ですが・・・。本来であれば、外装の塗り直しで足場を組んだ際に、修理をさせて頂くのが一番です。

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ドアハンドルもいろいろあります

先日、一部のマーヴィン製掃出しサッシのハンドル・ロックが調達不可となっている旨記事を書かせて頂きましたが、こちらのハンドルはまだまだ手に入れることが出来そうです。

サッシ自体はどこの輸入サッシ・メーカーのものか分からないそうですが、写真のハンドルは部材メーカーで販売されている汎用の製品です。また、写真には写っていませんが、付属のロックレバーも入手出来ます。

それ以外にドア本体に内蔵されているロックケースといった金物も経年劣化で将来交換が必要となりますが、こういうものも汎用パーツとして北米で販売されているものです。

一部供給不能となるものもありますが、20年も前の輸入サッシでも補修部品が手に入るというのは素晴らしいと思います。

ただ、同じような形でもサイズが微妙に違ったり、取付け穴の間隔が異なるものも多数存在しますから、よく確認してからでないと注文してはいけません。

商品が届いていざ取付けようとした際、既存のものと僅かに違うことを発見しても、アメリカからの取り寄せではもう返品は出来ません。輸入する費用も時間もバカになりませんから、私共のような専門家に相談することをお勧めします。

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6月からは値上げラッシュです

ここの処、北米の建材メーカーやそれらの商品を輸入販売している国内の資材会社から値上げの案内が続々入ってきております。

例えば、輸入サッシを製造するマーヴィン(Marvin)などは、6月から商品の大幅な値上げを行うとの発表がありました。

以前にも木材価格の高騰という記事に書かせて頂きましたが、アメリカは低金利によって市場にお金が溢れている状態です。そうしたお金が新築・リノベーションの融資に流れて、住宅マーケットがバブルの様相を呈しています。

需要は旺盛なんですが、木やアルミ・ガラスを使って作る輸入サッシの原材料価格が大幅に上がっていますし、コロナによって生産体制は以前のように十分ではありません。

また、海運も石油の値上がりや中国による船便確保の殺到などで、輸送遅延や運賃の値上がりも顕著になってきているのが現状です。

そういった状況の中、住宅需要が減退している日本を相手に商売をするくらいなら、たくさん買ってくれる国内や中国などに高い値段で販売した方が得という考えが広がっています。

大量に買えばその分安くもしてくれますが、少ししか買わない日本人は高い値段を受け入れる以外に購入する術はないというのが実情です。(ニュースでは、買い負けしていると言っていますね)

日本の住宅産業は北米に依存する傾向ではなくなったかも知れませんが、中国が原材料や部材を北米を含めた他の国から購入している以上、中国などのアジア地域から建材を購入している日本の住宅業界は、もっと高い値段で仕入れる以外に方法はなくなっているのです。

コロナがある程度終息し海外の景気が戻ってくれば、インフレが更に進んでくるでしょうから、今回の値上げは単なるプロローグでしかないかも知れません。

輸入住宅の新築やリフォーム、修理・メンテナンスで輸入資材を使いたいという方は、早めに計画を推し進めた方がいいかも知れませんよ。

因みに、今までにご注文・ご契約頂いた分については、納期が6月以降であってもそのままの価格を維持させて頂きますので、ご心配なく。

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バランサーが破損すると、サッシュが落下します

本日、北海道のお客様からローウェン(Loewen)のダブルハングサッシが落下するというご相談を頂きました。

その様子を撮影した動画と写真を頂きましたが、建具(障子)を持ち上げてもストンと下に落ちてくるといった状況です。

これだと、何も知らない人が何の気なしに窓を上まで開けて手を離してしまうと、勢いよく下まで窓が落ちてきますから、建具や窓枠が破損する危険があり、放置すれば大変なことになりかねません。

こうなった原因は、両サイドにある窓枠のガイドレール内に装着されたバランサーのバネ又は吊り糸が切れてしまったことにあります。バランサーのバネは、吊り糸を経由して建具とつながっていて、バネの力で建具の重量を支えています。

ですから、バランサーなくして建具を開けたままにしておくということは出来ないのです。写真には、建具に連結させるバランサー・ブリックという部品が、ガイドレールの下端に落ちているのが分かります。

これは、吊り糸の先に付いている金属部品で、建具とバランサーとをつなぐ重要な部品です。つまり、この状態ではバランサーと建具とがつながっていないことを表していますので、不具合は吊り糸が切れたか、バネが錆びて断裂したかのどちらかです。

こういう場合は、バランサーを新しいものに交換すれば直りますが、おうちに施工された全てのダブルハングのバランサーが定期交換の時期に来ていると理解すべき状況です。(バランサーの寿命は、15年程度)

悪くなくても寿命が既に来ていますから、これを機会にバランサーの全交換をお勧めします。(時間を置いて次々に切れたら、都度の出張作業費だけでもバカになりませんから・・・)

<関連記事>: ローウェンのバランサー・ブリック (2017年11月3日)

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