お知らせ : ページ 4

互換性のある新しいものなら調達出来ます

昨日、三重県のお客様の輸入住宅に伺って、修理調査をしてきました。

調査に伺った際には、不具合箇所以外にもいくつかご相談されるケースが殆どですが、そのうちの1つをご紹介しましょう。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)製インテグリティ(Integrity)シリーズの4枚ボウウィンドウのうちの1枚のケースメントサッシ。

写真は、不具合があるというケースメントの窓を開いた状況ですが、窓を閉め切った後でもクランクハンドルがクルクル回って止まらないという状態でした。

こういう場合、ハンドルに接続されたオペレーターのギアが正常な位置から外れて、勝手に回っている状態だと思われます。

勿論、窓を開ける方向にハンドルを回すとそのギアが定位置に戻って、ギア同士が噛み合った状況となり窓が開いていきますから、現状使用では問題はありませんが、将来ギアが完全に外れてしまう可能性がない訳ではありませんから、今のうちに新しいオペレーターに交換しておいた方がいいように思われます。

ただ、このデザインのハンドルカバー(オペレーターカバー)は、既に廃番となっていて、新しいタイプしか手に入らなくなっています。

部品の構造や寸法が同じものは辛うじて入手出来ますが、ボウウィンドウの4つある窓の1つだけがちょっとデザインが違ってくるということに、目を瞑って頂かなければなりません。

でも、20年以上前に製造されたサッシのパーツが今でも交換出来るということですから、それはそれで素晴らしいことでもあります。

他社の輸入サッシでも同じようなトラブルを抱えているというお客様は、是非部材が手に入るうちに交換しておいて頂けるといいかも知れません。

ただ、新築時よりもアメリカの物価は桁違いに上がっていますし、為替も倍近くドル高になっています。また、国内には販売代理店がないという窓メーカーも多く、個別に輸入する手間や輸送費が掛かりますから、昔の感覚で値段を考えて頂くとビックリするかも知れません。

その点だけは、予めご容赦頂きたいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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ペラの古いスライディング・パティオドア

神奈川県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ドアが閉まったまま開けられないスライディング・パティオ(掃出しサッシ)のロック解除をしてきました。

輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。

ロックケースのラッチフックが受け側に引っ掛かったまま、外れなくなったという状況で、ロックレバーも心棒が折れてしまっていました。

ドアの鍵の状態が全く見えないという状況でしたが、同じ形式の掃出しサッシがもう1つあるとのことで、そちらのロックケースやレバーを参考としながら交換用の新しいロックケースとロックレバーを取り寄せました。

そして、現場で鍵の解除を試みたのですが、ドアの建て起こしや鍵の固さをチェックした上で、推測した不具合を直してみた処、見事にロックが外れました。

写真は、鍵を解除してロックケースやロックレバーを新しいものに交換した様子です。古いペラウィンドウは、ロック部品が特殊でしたから、一般的な部品が使えませんでしたが、幸い古い形状の部品類をアメリカから取り寄せることが出来、きれいに直すことが出来ました。

ただ、ロックレバーの形状が既存のものと若干違っていましたので、ハンドル部分と干渉した為、多少加工しなければならず苦労もしました。

最後にドアの調整も行いこれで終了かと思ったのですが、ドアの戸車がゴロゴロ言うので、少々面倒でしたが重いドアを外して戸車をチェックしました。

案の定、戸車が破損していましたので、次回お伺いする際に交換・修理をしましょうとお話ししておきましたが、不具合をあまり放置するとドアの下端やドアレールを傷めてしまうので、早めに交換手配をご依頼頂いた方がいいように思います。

<関連記事>: これは相当古いタイプです (2025年3月17日)
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ペアガラスの交換前に現調が必要です

栃木県のお客様から輸入サッシのガラス交換とウェザーストリップを交換したいというご相談を頂きました。

はっきりしませんが、輸入窓はミルガード(Milgard)のではないかとのことでした。

写真は、不具合があるというスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のFIXドアですが、ペアガラスの周囲のスペーサーに随分とヒビ割れや錆びが見受けられます。

こういう場合、原因は雨がドアの中に入り込んで、それがペアガラスの中にも浸入してしまったということだと思います。

掃出しサッシの場合、ガラスはペアの強化ガラスですし、サイズはインチで作られています。また、ガラスを外す際にはガラス押え(押縁)を外したりしなければなりません。

ガラス押えは塩ビで出来ていますが、脱着を慎重に行わないと破損させてしまうリスクがあり、万一破損させるとアメリカの部品メーカーから調達しなければならず、費用もバカになりません。

また、ペアガラスを装着する際も同様のリスクが生じますし、輸入の防水テープも準備する必要があります。(専用テープ以外に、ガラス外側の防水処理も必要)

お客様側でそういったリスクや部材の調達に対処出来ればいいのですが、急がば回れで私共のような専門家にご依頼頂く方が、反って納期も費用も少なく出来るかも知れません。

そういう場合は、少し場所が遠いですが、ペアガラスの実寸法を採寸調査しに現地までお伺いしたいと思います。

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何か嵌め込み画像みたいですね

以前東京都のお客様の輸入住宅に玄関ドアのステンドグラスの採寸調査に伺ったというブログ記事を書かせて頂きましたが、昨日無事にガラスの入れ替え及びドアの塗装が完了しました。

輸入ドアは、スタンレー(Stanley)のスチール製玄関ドア。

ステンドグラスの外側と中側に強化ガラスが付いた3重ガラスの構造になっていますが、飛び石か鳥が当たったのか、外側の強化ガラスが割れて粉々になっていました。

採寸調査をした後、アメリカやカナダのメーカーに適合するサイズのものを確認していたのですが、注文後に突然製造中止になったので注文が取り消されるというハプニングがあり、少し値段が高くなりましたが追加分は弊社の負担で違うデザインのものを調達することが出来ました。

写真がそのステンドグラスですが、ドアのサイズにピッタリでしょ。ステンドグラスは銀のリードで様々なデザインのガラス(カットガラス等)が組み合わされているというもので、豪華ではありますが爽やかな印象のあるものとなりました。

ガラス交換に伴い、ドアの塗装も剥げていましたので、ガラス交換に伴いドアやドア枠の塗装も行ったのですが、下塗り1回・上塗り2回、合計3回の塗装を実施した様子が、この写真です。

色はカリフォルニアの青い空をイメージするようなものにしてみましたが、如何でしょうか。あまりに鮮やかで美しいデザインなので、何かの背景にドアの画像を張り付けたような感じに見えますが、写真には何ら加工は施していません。

ガラスの周囲にも防水処理を施してありますから、雨漏れによるドアの不具合も起きないようにしてあります。2日掛かりで手間の掛かる作業でしたが、古いドアでもこれだけきれいに仕上がるのですから、是非皆さんでもやって頂きたいと思います。

<関連記事>: ガラスが割れたら、どうします? (2025年1月21日)

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よーく見ると違います

本日、交換用の新しいバランサーが、アメリカから入荷してきました。

使用する輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のファイバークラッド(アルトレックス IDH)のインテグリティ(Integrity)。

写真左は、以前現場から外してきた同じマーヴィンのアルティメット(Ultimate)ダブルハング(CUDH)用の古いバランサー。

写真右が今回入荷したインテグリティ用のバランサーですが、違いが分かりますか?ほぼ似たような形状をしている2つですが、鉄で出来た棒状の部分のデザインが異なっています。

それぞれのバランサーは、窓の側枠にある溝の中に挿入されているのですが、その溝の形状に合わせたデザインになっていますから、この2つには互換性がありません。

ですから、交換する際には溝の形状に合ったものを調達する必要がありますので、似ているからと言ってすぐに注文すると取付け出来ないということにもなりかねません。

あと、これらのバランサーが装着されるマーヴィンのダブルハングサッシは、比較的新しい製品です。1990年代の輸入住宅ブームの際にたくさん施工されたマーヴィンの古いタイプのアルミクラッド木製サッシ(CDH)のバランサーは、更に形状が異なります。

同じマーヴィンの製品でも年代やシリーズによってこれだけバランサーに種類がありますので、他の輸入サッシのバランサーも様々です。

バランサーに不具合が起きると窓が開けられなくなりますから、15年程度経った輸入サッシは、私共のような専門家に相談して壊れる前にバランサーを交換するようにして下さい。

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破れたウェザーストリップを交換してきました

4月に輸入の木製玄関ドアの塗り直しを行った愛知県のお客様のおうちへ伺って敷居部分に装着されていた破れたウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換してきました。

写真にはウェザーストリップは写っていませんが、どうしても靴で毎日踏んでしまう場所に付いていますので、塩ビの素材が破れてきてしまいます。

玄関ドア用のウェザーストリップは、ドア・メーカーによって形状や大きさも様々ありますが、そのうちの90%くらいは汎用性のある輸入のウェザーストリップが装着されています。ですから、私たちも少し多めに在庫をしていますので、すぐにメンテナンスに対応することが可能です。

勿論、敷居だけでなく、周囲のドア枠の両サイドや上枠、親子やダブルドアであれば、アストラガル(戸当たり)部分もウェザーストリップを交換出来ます。

木製ドアはどうしても湿気や温度で歪みが出てしまいますから、ドアの隙間はこうしたウェザーストリップを調節してやることで埋めてやる必要があります。

あと、ドアの塗り直しをして1ヶ月経ちましたが、防水塗装が木に馴染んできて美しさが増した感じがしませんか。高級感のあるツヤと言い、木目を引き立たせる感じと言い、パラペイントのティンバーケアは木部防水塗装の最高峰です。

<関連記事>: まるで新築時の美しさでしょ (2025年4月14日)

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ガラスを入れて修復完了!

愛知県のお客様の処からお預かりしていたケースメントサッシの建具(障子)の修復が完了しました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシ。

以前建具の木枠の修理が完了した様子はお見せしましたが、木枠で見えなくなるガラスの端の部分に僅かに欠けがあるのを発見し、既存のガラスを急遽取り外して新しいペアガラスに入れ替えることとしました。

古いペアガラスを外すのは、マーヴィンの場合推奨されない作業ですが、私たち ホームメイドではガラスを外す方法を自前で確立し、ようやくここまで漕ぎ着けました。

ペアガラスは遮熱型のLOW-E断熱ガラスになっていますから、少し青っぽい色をしていますが、非常に美しく仕上がりました。

また、パラペイントのティンバーケアによる木部の防水塗装を実施し、外装のアルミカバーのつなぎ目も防水処理を施してありますから、雨対策も万全です。今回建具を修復する原因が、サッシの雨漏れによる木部の腐りでしたから、そういうことには人一倍気を遣って修理をしました。

それにしても、下枠の木が真っ黒に腐って穴が明いている程だったのが、全くの元通り以上の仕上がりになったことは素晴らしいことだと思いませんか。

マーヴィンの建具修理は非常に困難で、どんなにお金を貰ってもどこの修理業者もやりたがらない仕事だとは思いますが、それに挑戦するのが私たち ホームメイドです。

<関連記事>: 木部塗装前ですが、いい出来です (2025年4月28日)
<関連記事>: 前よりきれいになりました (2025年6月11日)

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比較的新しいマーヴィンのバランサー

京都府のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ダブルハングサッシのバランサーを交換してきました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)の比較的新しいアルティメット(Ultimate)というシリーズのアルミクラッド木製サッシ(CUDH)です。

写真はサッシから外してきた古いバランサーですが、上窓の両サイドに2本、下窓の両サイドに2本、合計4本のバランサーが1つのサッシに装着されています。

90年代の輸入住宅ブームの時の古いダブルハングとは、バランサーの形状が若干違いますから、新旧で互換性はありません。

今回現場から引き揚げてきたバランサーは、建具を吊り上げる為の吊りヒモが切れてしまい、バランサーの部品がバラバラになってしまいました。(バネが錆びて伸縮しなくなったり、バネ自体が切れてしまうこともあります)

新しいタイプのものとは言え、20年近くお使い頂いていた窓ですから、バランサーも既に寿命が来ている状態でした。

アメリカからもなかなか入手が難しくなってきているマーヴィンの交換部材ですが、サッシの大きさ・重量や仕様の詳細が分かれば、こうしたバランサーも何とか手に入ります。

勿論、バランサーの交換は素人のお客様ではハードルが高過ぎますから、調達だけでなく取付け・交換を含めた調整作業も私共のような専門家にご依頼頂くことをお勧めします。

マーヴィンだけでなく上げ下げ窓のバランサーは、15年程度が寿命ですので、定期的に交換していつも快適に窓を開けられるようにしておいて下さい。

<関連記事>: 同じメーカーでもバランサーは違います (2025年3月4日)

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廃番でも代替はあります

静岡県のお客様から輸入サッシの建具(障子)が腐ったので、交換したいというご相談を頂きました。

輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。

写真は、不具合があるというケースメントサッシの建具ですが、ガラスに接する下枠の部分が雨漏れで黒ずんでいます。

こちらのサッシは、ペラの中でも高級な部類に入るデザイナーシリーズのもので、本来であれば室内側に脱着可能なシングルガラスのフレームが1枚装着されていますが、こちらのサッシは取り付けた工務店さんにあった在庫のものを付けてもらったらしく、シングルガラスのフレームはどこかに行ってしまったようです。

今回のデザイナーシリーズの製品は何年か前に製造が終了していますから、交換用の部品を含めて入手不可になっています。

ただ、ペラはそういう場合に備えてか、既存のアーキテクトシリーズの建具をデザイナーシリーズの窓枠の大きさに合わせて作ってくれるというサービスを継続しています(尚、デザイナーシリーズの全てのサッシの建具が代替可能という訳ではありませんから、その点はご留意下さい)

ですから、多少建具のデザインは変わりますが、既存の窓の交換・修理は問題なく可能ということです。

また、私たち ホームメイドは、新しい建具が入荷した際には、自社で屋外側のガラス防水処理や木部の防水塗装を行いますから、将来同じトラブルが起きるリスクは極端に少なくなるように思います。

ただ、建具の金額やアメリカからの送料は、20年も前と比べて4~5倍程度にはなっていますから、メンテナンス費用はそれなりに掛かります。

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空回りしたら、何を交換する?

東京都のお客様からご依頼を頂いて、ケースメントサッシ(横に開いていく窓)の開閉金物を交換しに伺います。

サッシは、クレトイシ(旧サーティンティード、CertainTeed)の樹脂製サッシなんですが、クランクハンドルを回しても窓が開いていってくれないという不具合でした。

クレトイシのサッシは、輸入の開閉金物を使っていますが、写真のように開閉する際のハンドルの回転方向が付いた独自シールが張ってあります。

今回の不具合は、開閉金物のアームを動かすギアが摩耗してきているのと、ハンドルの黒い取付け部分の穴が摩耗してオペレーターの回転軸と連動せず空回りしてしまうことが問題でした。

ハンドルの黒い取付け部分は樹脂で出来ている為、しっかり固定が出来ていなかったり、建具(障子)の開閉動作が固くて無理にハンドルを回したりすると、樹脂が削れて空回りすることとなります。

今回は、オペレーターとハンドルの両方を交換する形ですが、どちらか片方だけが悪い場合もありますので、単純にクランクハンドルだけとか、オペレーターだけとか決め付けないで、どちらも不具合を疑って掛かることが大切です。

尚、クランクハンドルは、根元部分が樹脂ではなく、鋳物で出来ているものもありますので、少し形は違いますがそういう壊れづらいタイプにするという方法もあります。

それから、建具の開閉が固い場合は、こうした部材を交換する際に必ず窓の調整作業を行うようにして下さいね。

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