京都府のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ダブルハングサッシのバランサーを交換してきました。
輸入窓は、マーヴィン(Marvin)の比較的新しいアルティメット(Ultimate)というシリーズのアルミクラッド木製サッシ(CUDH)です。
写真はサッシから外してきた古いバランサーですが、上窓の両サイドに2本、下窓の両サイドに2本、合計4本のバランサーが1つのサッシに装着されています。
90年代の輸入住宅ブームの時の古いダブルハングとは、バランサーの形状が若干違いますから、新旧で互換性はありません。
今回現場から引き揚げてきたバランサーは、建具を吊り上げる為の吊りヒモが切れてしまい、バランサーの部品がバラバラになってしまいました。(バネが錆びて伸縮しなくなったり、バネ自体が切れてしまうこともあります)
新しいタイプのものとは言え、20年近くお使い頂いていた窓ですから、バランサーも既に寿命が来ている状態でした。
アメリカからもなかなか入手が難しくなってきているマーヴィンの交換部材ですが、サッシの大きさ・重量や仕様の詳細が分かれば、こうしたバランサーも何とか手に入ります。
勿論、バランサーの交換は素人のお客様ではハードルが高過ぎますから、調達だけでなく取付け・交換を含めた調整作業も私共のような専門家にご依頼頂くことをお勧めします。
マーヴィンだけでなく上げ下げ窓のバランサーは、15年程度が寿命ですので、定期的に交換していつも快適に窓を開けられるようにしておいて下さい。
<関連記事>: 同じメーカーでもバランサーは違います (2025年3月4日)
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