神奈川県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ドアが閉まったまま開けられないスライディング・パティオ(掃出しサッシ)のロック解除をしてきました。
輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。
ロックケースのラッチフックが受け側に引っ掛かったまま、外れなくなったという状況で、ロックレバーも心棒が折れてしまっていました。
ドアの鍵の状態が全く見えないという状況でしたが、同じ形式の掃出しサッシがもう1つあるとのことで、そちらのロックケースやレバーを参考としながら交換用の新しいロックケースとロックレバーを取り寄せました。
そして、現場で鍵の解除を試みたのですが、ドアの建て起こしや鍵の固さをチェックした上で、推測した不具合を直してみた処、見事にロックが外れました。
写真は、鍵を解除してロックケースやロックレバーを新しいものに交換した様子です。古いペラウィンドウは、ロック部品が特殊でしたから、一般的な部品が使えませんでしたが、幸い古い形状の部品類をアメリカから取り寄せることが出来、きれいに直すことが出来ました。
ただ、ロックレバーの形状が既存のものと若干違っていましたので、ハンドル部分と干渉した為、多少加工しなければならず苦労もしました。
最後にドアの調整も行いこれで終了かと思ったのですが、ドアの戸車がゴロゴロ言うので、少々面倒でしたが重いドアを外して戸車をチェックしました。
案の定、戸車が破損していましたので、次回お伺いする際に交換・修理をしましょうとお話ししておきましたが、不具合をあまり放置するとドアの下端やドアレールを傷めてしまうので、早めに交換手配をご依頼頂いた方がいいように思います。
<関連記事>: これは相当古いタイプです (2025年3月17日)
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