似た感じでもこれだけ違う

似た感じでもこれだけ違う

先日、神奈川県の輸入住宅で外してきた古いロックケースがどんな形状をしているか確認する為に、違うメーカーのものと比較してみました。

古いロックケースの輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)に取り付けられていたもの(写真右)です。

そして、私共が新品で持っているマーヴィン(Marvin)のインテグリティというシリーズのスライディング・パティオドア用のもの(写真左)を隣に置いてみました。(フェースプレート付き)

両者共大きさ的には同じくらいですし、ビス留めする為の取付け穴の位置は全く同じでした。それを考えると互換性があるように思えますが、ロックラッチの形状や大きさに違いがありますから、鍵を掛ける為には位置調整をしなければなりません。

また、ロックレバーを差し込む為の穴の位置が微妙にずれていますから、ドアに明けられた取付け穴の位置も若干変わってしまいます。

そして、一番の違いはロックレバーの穴の角度です。両者共45度の角度で差し込み穴が明いていますが、その傾き方向が右と左で違います。こうなると、ロックレバーの操作も逆の動きになってしまいますから、使い勝手が変わってしまいます。

一見似ているから使えそうな気がしますが、いざ比べてみると一概に同じとはならないことがお分かり頂けると思いますので、輸入サッシの部品はサイズや仕様が同じものを調達するようにしたいものです。

因みに、ロックケースの耐用年数(交換時期)は約15年ですから、調子が悪くなる(鍵が壊れる)前に交換しましょう。

<関連記事>: ペラの古いスライディング・パティオドア (2025年6月6日)

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