お知らせ : ページ 150

キックプレートを付けると豪華になります

塗装が剥げたシンプソン社シャトーミッシェル

名古屋市のお客様から輸入の木製玄関ドアのメンテナンスについてご相談を頂きました。

ドアは、シンプソン(Simpson)社のシャトーミッシェル(Chateau Michelle)というステンドグラスの美しいドアです。

でも、今回は塗装の塗り直しとキックプレートの装着についてご相談を頂いたということで、ドアの下半分のみの写真となりました。

実際の木の状況を見ないとはっきり言えませんが、ドア表面の化粧単板がめくれていなければ、少しサンドペーパーを当ててやるだけで、防水塗装をすれば元のきれいな木目が蘇ると思います。

もし薄い化粧板が下地から剥がれてしまっていたら、元通りとまではいきませんが、多少補修などで誤魔化すことである程度再生することは可能です。

まあ、今回は傷んだ部分にキックプレートを入れますから、傷んだ処は目隠ししてあげられますので、全然問題ないと思います。

単に修理するだけでは、それ程楽しくはありませんが、金色又はブロンズ色の大きなプレートを付けるという付加価値があれば、その家は更に引き立つ効果がありますので、正解だと思います。やはり原状復帰ではなく、リノベーションをしてこそ、長く家を愛せるのだと私は思います。

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錆びて歪んだ異形ドアヒンジ

錆びて歪んだ異形ドアヒンジ

釧路のお客様から輸入玄関ドアのヒンジの交換についてご相談がありました。

写真は、そのヒンジですが、左右の蝶番で形が違う異形ドアヒンジで、相当長く使ってきたのか、心棒に歪みがありますし、金属の錆びや減りも酷い状況です。

恐らくこのヒンジが付いていたドアは、ドア自体の倒れ込みや鍵の不良、敷居への干渉といった多くの不具合があったのではないかと推察されます。

このままそれを放置して使い続けるとしたら、近いうちにドアやドアハンドル自体の交換も必要になるでしょう。幸い私たちは、こうした特殊なドアヒンジも海外から調達することが可能ですから、すぐに手配することが出来ます。

ただ、標準的なヒンジと比べて単価も高く、海外からの送料や通関費などもバカになりませんから、交換用だけでなく予備用にもいくつか購入しておくことがいいように思います。

輸入住宅に使われている輸入資材は、国内では手に入らないものが多いですから、私たちのような専門家の力を借りて、サイズや形状が合致する部材を手に入れること大切です。

合わないものを無理くり付けても、あまり長くは持ちませんし、周辺の部材も傷めてしまうリスクもありますから、安かろう悪かろうは避けた方が無難だと思います。勿論、ヒンジ交換の際は、ドアの建て起こしの調整や鍵のメンテナンスも忘れずに!

<関連記事>: 左右で違うドアヒンジ (2020年5月27日)

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手元を照らすミニ照明

手元を照らす輸入のミニ照明

20年以上前に建てさせて頂いたお客様から、小さめの洗面台を付けたいので、その手元を照らすような小さめの照明器具が欲しいというご希望を頂きました。

安っぽい国産の蛍光灯では、ホームメイドのデザイン感覚に傷が付きますから、少しオシャレな輸入照明をと思い、写真のミニ照明を輸入しました。

幅が20cmほどしかない照明器具ですが、洗面台の正面にあまり明るいものを取り付けたのでは、眩しくて手も洗えません。そこで、このつや消しの白い板にLEDの光を後ろから当てて、間接照明のように柔らかい光の下で洗面を使って頂けるように考えてみました。

スイッチを入れた状態が写真左下ですが、如何にも穏やかな空気感が表現されていて、オシャレな感じだと思いませんか。

アメリカの照明器具は、あまり緻密には作られていませんから、うまく作動するかは出たとこ勝負ではありますが、このLED照明は耐用年数的には何十年も持つらしいですから、不具合がなければ一生ものかも知れません。

同じお金を出すのであれば、やっぱりデザインが優れた輸入照明がいいですよね。照明器具を変えてインテリアの雰囲気を一新したい、せっかくの新築だから他にない照明デザインにしたいという方は、私たちが提案させて頂きます。

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輸入蛇口が水漏れしたら、バルブ交換

水漏れするモエン製洗面水栓 モンテセロ

20年以上前に建てさせて頂いた東郷町のお客様から、輸入の洗面水栓の蛇口からポタポタ水が漏れるという相談を頂きました。

写真は、その水栓金具ですが、カナダの有名メーカー、モエン(Moen)社の金・白コンビネーションのクラシックなデザインをしています。

当時私たちがよく施工させて頂いたモンテセロというシリーズなんですが、結構可愛らしくてお値打ちな洗面水栓だったように思います。

こういうトラブルの場合、セラミック・カートリッジと呼ばれる止水バルブを交換すれば、元通りになるのですが、器具によって使われるバルブに違いがありますから、メーカー名、製品名、品番、施工時期を確認しないと、適合するバルブを見付けることは出来ません。

よくお客様から、私の記事に掲載している写真のものとそっくりなバルブですから、それと同じものを手配して欲しいというご依頼を頂きますが、形状や大きさが微妙に違っていたら、取付けが出来ないのです。

ですから、似ているとか、そっくりとかいう言葉だけでは、調達することはお勧め出来ません。(お客様の自己責任で取り寄せて差し上げることは出来ますが、取付け出来ないという理由での返品・返金は出来ません)

今回、私が昔の記憶を辿って、商品の特定をすることが出来ましたので、交換用のカートリッジバルブを調達することは可能です。それにしても、20年以上前に製造された商品の部品が今でも手に入るなんて、輸入資材ならではだと思います。

勿論、それは製品の特定が出来る場合だけですから、新築当時の資料や仕様書が大切に保管してあることや建築会社との良好な関係があることが重要です。

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玄関ハンドル用室内側ドアレバーの破損

クイックセット製ツーレーンの室内側レバーハンドル

こちらは、先日浜松市の輸入住宅から引き揚げてきたクイックセット(Kwikset)製ツーレーン(Tulane)の室内側レバーハンドル。

玄関ドアの調整をする為に、ドアを開け閉めしていたら、突然室内側のレバーを動かしてもドアのラッチが連動しなくなりました。

台座の取付けビスを外してみると、レバーの中心に固定してある心棒が、金属疲労で根元から折れてしまっていました。

取り敢えず、写真では形状が分かるように組上げてはいますが、心棒が少し浮いた感じが見えるので、固定が出来ていないのはお分かり頂けると思います。

既に20年以上お使い頂いている玄関のハンドルセットですから、今まで何もトラブルがない方が不思議でした。通常であれば、こういう場合はデッドロックを含めたハンドルセット全体を交換することになるのですが、今回は室内側のレバー部分だけのセットが調達出来そうです。

北米のドアノブ・メーカーは、通常部分的な材料を供給するのではなく、全部交換を推奨しています。それは、ご覧のようにすべての部品類が古くなって劣化が進んでいるので、1ヶ所だけを交換しても他の部品もすぐに壊れてくるだろうという理由から、ハンドルセットごと交換して欲しいと考えているようです。

それにしても、玄関ドアの修理・メンテナンスをしている時にこのレバーが突然壊れて、ビックリしました。でも、逆に言えば、この時壊れてくれなければ、再度ドアレバーだけを交換しに伺わなければならなくなりますから、今回の修理作業の際に壊れてくれたのは不幸中の幸いかも知れません。

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建具が傾いた上げ下げ窓

窓の右側が下がっているシングルハングサッシ

広島のお客様からサミット(Summit)社製シングルハングの窓が、片方下がって開け閉め出来ないというご相談を頂きました。

写真はその様子ですが、建具(障子)の右側が10mm程度下がっています。

上げ下げ窓は、左右が水平な状態で始めてスムースに開閉出来ますから、建具が傾いてしまうと窓枠と引っ掛かってうまく動かなくなります。

これは、建具の両サイドに内蔵されているバランサーが、片方だけ切れてしまったことが原因です。このケースでは、窓の右側のバランサーが不具合を起して、建具を持ち上げることが出来なくなっています。

勿論、両方同時にトラブルになることもありますが、そうしたケースは稀ですし、その場合は建具を持ち上げようとしても手を放すと下まで落ちてきてしまいます。(それを知らない人が窓を開けて手を離すと、落ちた衝撃でペアガラスが割れる恐れがありますから、注意が必要です)

片方のバランサーに不具合がある場合、多くの人は悪くなった片側だけを交換すれば直るとお考えですが、新しいバランサーはバネが強く働き、古いままのバランサーはバネが弱っていますから、サッシのバランスが左右で崩れてしまいます。

そういう状態で使い続けると、新しい方のバランサーまで寿命が短くなりますから、バランサーの交換時は左右両方共交換しなければなりません。

シングルハングに限らず、上窓も開くダブルハングでも、片側のバランサーに不具合が発生すると、建具が傾いて開閉しづらくなりますから、どんな上げ下げ窓でもバランサーの定期的な交換メンテナンスは必要です。一度皆さんの輸入住宅でも上げ下げ窓を確認してみては如何でしょうか?。

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これは、結構衝撃的です

玄関ドア脇の外壁内部の無数のシロアリ

昨日、浜松市でハードのダブルハングの修理・メンテナンスを行ったという記事を書かせて頂きました。

その現場で、玄関や勝手口ドアの枠材がシロアリに喰われて、復旧して欲しいということで、ドア枠やその下地の柱材を撤去した様子がこちらです。

この空間には元々床材を受ける為の下地の根太が横に走っていた場所なんですが、見事に喰われて粉々になっていました。

その粉々になった材料を手で掻き出して、ある程度きれいな空間にした当初は、黒アリがたくさんいる状況だったのですが、アリ用の殺虫剤をスプレーしたら今度はシロアリたちが土台の木から、たくさん這い出してきたのです。(当時土台や根太材などの構造材には防蟻処理が行われているはずですが、そんなものを全く意に介さず食べるのがシロアリのDNAです)

土台の木は固かったせいか、あまり喰われた様子もなく大丈夫だと思っていたのですが、土台に明いた小さな穴の中にシロアリたちは潜んでいたと思われます。それにしても、酷い量のシロアリたちがいるんですね。

種類はヤマトシロアリだと思いますが、非常に小さくダニのようにも見えました。自然界では枯れた木を土に戻す択割を果たしているシロアリですが、建物の中に入り込んだシロアリたちは駆除する以外方法はありません。

ただ、彼らは水がない場所では生きていけませんから、その供給源を断ってしまえば、中にあるコロニーも崩壊します。恐らくここが地中との中継点だと思いますから、ここで殺虫剤などの薬剤を塗布しておけば、ある程度の抑止になるとは思います。

他にもシロアリの蟻道が出来ていなければいいのですが、それはシロアリ屋さんに調査頂く以外に方法はないと思います。でも、お客様が相談している業者さんは、何かあまりやる気のない後ろ向きな感じでしたから、少々心配です。

因みに、こうしたシロアリ被害の原因は、玄関土間やアプローチ階段の中に土を入れて、地面と建物とが土によってつながっている状態にしたという構造的な欠陥です。(木の枠材が、タイル土間の下に埋没しているという状態の家も多くあります)

こうした施工は、多くの新築現場で行われていましたから、建物の下にシロアリの巣がたまたまあった場合には、その被害は大きくなります。

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並べて見ないと分からない

木が腐ったハード社輸入サッシの新旧比較

昨日・今日と静岡県浜松市の輸入住宅で窓やドアの修理を行いました。

建てた工務店は既になく、長い間メンテナンスされない状態で20年以上経ったおうちでした。

ご主人はまめな方で、自分なりにドアのメンテナンスをしてきたそうですが、素人ですから窓はやり方が分からなかったようですし、ドアも的確な修理は出来なかったようです。

アドバイスをしてくれる建築業者もいませんし、専門知識もない状況ですから、それは仕方ないことだったと思います。ただ、そんな状況だからと言って、不具合の方は手加減してはくれません。

窓ガラスの周囲から入った水は、サッシの建具を腐らせてしまいましたし、玄関ドアや勝手口ドアの周辺では、シロアリがドア枠や構造の柱材等を食い散らしていました。

写真は、視界が開けた東側に面した壁に取り付けられた2連のダブルハング。台風等の強い雨風がサッシに直接当たるような状況で、窓の建具が黒く腐ってきてしまいました。

雨が染みたくらいであれば、少し乾かして雨が入ってきた場所を防水処理しれば何とかなりますが、木枠に穴が明くような状況では、通常サッシ全体を交換するしかありません。

でも、旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)のダブルハングは、型が新しくなっても交換用の建具を造ってくれるのです。

写真左が悪くなった建具を交換したもので、写真右がまだ交換していない交換前のサッシです。建具を交換したサッシでも、壁に固定されている窓枠そのものは交換しないで可動する建具のみを交換しました。

隣の古いダブルハングと比べて、デザイン的にあまり違和感のないことがお分かり頂けますよね。

因みに、新しい建具の木部は、コアガードと呼ばれる木が腐らない処理がされていますから、ガラスの防水処理に万一のことがあっても雨で木枠が腐ることはありません。

持ち手のハンドルや建具枠の高さなど、細かい部分で違いが分かりますが、全体的なシルエットが似ているのは、古いユーザーにとっては有難いことです。

ただ、適切な建具を調達するには、事前に採寸調査などを行う必要がありますし、木部の防水塗装やガラスの周囲の防水処理を行い、その後の取り換え作業も結構時間が掛かり大変です。

ハードだけでなく、他メーカーの輸入サッシでも同様のトラブルが発生しますが、こうした修理をしっかり的確にやってくれるビルダーは、国内にはなかなかいないのが現実です。

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交換が必要な羽根付きチャネルバランサー

交換が必要な羽根付きチャネルバランサー

愛知県大府市のお客様から樹脂製シングルハングサッシのバランサーの調達についてご相談を頂きました。

写真は、その不具合のあるバランサーです。

長い金属の棒のような形をしているチャネルバランサーですが、その両端には羽根のような形状のものが付いた樹脂パーツが付いています。

羽根が付いたものと付いていないものが存在しますが、羽根がある方がバランサーが窓枠の表面を上下する際に安定するものと思います。

ただ、羽根自体が窓枠に付いた汚れや突起物に引っ掛かって、うまく作動しなくなるということもあるでしょうから、羽根なしのバランサーを使う窓メーカーも少なからず存在します。

今回のものは、バランサーの左右に付いた羽根の片方が折れてなくなっています。また、建具を吊るヒモが伸びて、建具を吊り上げることが出来ません。

これは、ヒモを巻き取る為の樹脂製の滑車が摩耗して回らなくなったり、ヒモがつながっているバネが錆びて伸縮する機能が失われてしまったりした為に起こるトラブルです。

これ以外に、ヒモ自体が劣化して切れてしまうと、バランサーとしてうまく建具を吊り上げることが出来なくなります。

よく自分でヒモを新しいものに交換する人もいるようですが、ヒモを交換しても他の部品も同様に劣化している為、それ程寿命を延ばすことは出来ません。

こうなってしまったら、バランサー自体は交換時期に来ていると判断して、新しいものに交換することがお勧めです。

また、建具側に付いている樹脂製のトップガイドの破損もシングルハング窓の開閉不良の原因となりますので、悪くなっていたら同時に交換するようにしたいものです。これらの部材の寿命は、10~15年となりますから、定期的に交換修理・メンテナンスをお願いします。

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スクリーン以外もメンテナンスしましょう

ウェンコ製輸入サッシの網戸張替え・修理

先日、知立市のお客様からお預かりした網戸の固定ピンが固着しているという記事を書きましたが、網戸ピンを含めて交換・修理が完了しました。

写真は、どちらもウェンコ(Wenco)社製のサッシ用網戸ですが、アルミクラッドサッシ用(左)と樹脂サッシ用(右)とでは形状が異なるようです。(もしかしたら、ダブルハング用とオーニング用とで違いがあるのかも知れませんが・・・)

雨に曝されてグレーっぽい色のフレームになった左の網戸は、フレームの1本が曲がってしまっていたので、そこだけ交換しました。ですから、その1本だけは真っ白い色をしています。

右の網戸は、雨の当たらない室内側に取り付けられていたのですが、浴室であった為にアルミが錆びたり塗装が変色したりして、随分汚れた感じになっています。

でも、フレームや樹脂製のコーナー部品は、まだ使えそうな状況ですから、そのまま利用することにしました。ただ、両方の網戸共、網戸固定用のピンは劣化がひどかったですから、全部新しいものに交換しています。

ピンの色の違いは、フレームに明いていた穴の大きさや納まり具合をチェックした結果、違うタイプのものにした方がスムースに動くと思い、違うメーカーのものを使用しました。

ただ、どちらも従来使用していた金属シャフトのものではなく、樹脂製のシャフトにしましたから、錆び付いて動かなくなる心配はありません。(亜鉛メッキのシャフトもアルミのものも10年以上経つと錆が出てくる恐れがあります)

そして、最後にグラスファイバー製のスクリーンと輸入品の網押さえのゴムを取り付けて、完成となりました。これでまた10年以上は網戸をお使い頂けるはずですが、次回の張替え時はコーナー材の交換をやりましょうね。

網戸は、網だけ交換すれば張替えが終わるというものではありません。それ以外の部材にも気を配りながら、必要あれば順次交換していってこそ長く使える網戸となるのです。梅雨を前にして、輸入住宅にお住まいの皆さんも網戸の張替えをしてみては如何でしょうか?。

私たち ホームメイドなら、スクリーンだけでなく、フレームやコーナー材も最適なものを調達しますから、元の素敵な網戸に蘇りますよ。

<関連記事>: フィンが付いた網戸フレームと固着した網戸ピン (2020年5月22日)

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