お知らせ : ページ 130

セルコさん、どうしたのかなぁ?

最近、ヴァイスロイ(Viceroy)社製掃出しサッシのドアハンドルについて、多くのお問い合わせを頂くようになりました。

写真はお客様から頂いたものですが、ドアからハンドル等の部品を外して撮って頂いたようです。

ハンドル自体には問題がなさそうですが、ロックレバーが折れたり曲がったりして、交換を希望されています。

このお客様以外にも、ハンドルが破損したというお問い合わせを数件頂いております。ハンドルは、プラスチックで出来ていますから、鋳物で出来たハンドルと比べて、どうしても劣化が早くなる傾向にあります。

特に、南向きの掃出しサッシだと、屋外側のハンドルは紫外線に曝されますから、割れやすくなると思います。

ヴァイスロイのサッシは、セルコホームさんが標準仕様として新築する住宅用に使っていましたが、20年以上前の輸入住宅ブームの際はいろいろな住宅メーカーもカナダから調達していました。

しかしながら、輸入量としては大手のセルコさんが断トツで、ヴァイスロイが急になくなるまでずっと調達していたように思います。

ただ、ヴァイスロイはサッシ用の部材をオリジナルに近い形で装着していたので、なくなってしまってからは交換部品の調達にはお手上げの状態かも知れません。

そういう状況ですから、末端のお客様も頼る処がなくて私共 ホームメイドに藁をもすがる思いでご相談を頂いているのだと思います。

私共は独自のルートで様々な輸入住宅用の部材を調達していますが、小さな会社で出来ることは大きな会社ならもっと簡単に出来るでしょうから、輸入住宅産業発展の為にもアフターサービスはしっかりマンパワーを掛けてやっていって欲しいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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2重構造の建具枠

昨日、リッチモンド(Richmond)社のダブルハングサッシの建具修理について記事に書かせて頂きましたが、今回は同社の開き窓、ケースメント。

同じメーカーのものでも、サッシの形式が違うと構造も違います。ダブルハングの場合は、建具本体の木枠の上にアルミのカバーがぴったりと張り付くように作られていました。

リッチモンドのケースメントは、室内側の木枠の部分と屋外側のアルミ枠の部分がそれぞれ独自の構造で出来ており、それが合わさることで1つの建具となっています。

写真は、ガラス交換の為にその建具を分解して、合わさっていた木枠とアルミ枠とを分離させた状態です。中央部の幅が狭い部分が、それぞれの枠が組み付けられる部分で、それぞれの幅の広い部分が主要なフレームとなります。

そういった点では、それぞれのフレーム自体が密着する構造ではないので、フレームからの雨漏れで木枠が腐るというリスクは低いかも知れません。

ただ、ペアガラスをアルミ枠と木枠の双方で挟み込み、その固定の為に両面の防水テープをそれぞれに付けるというやり方をしますから、アルミ枠の防水テープが劣化すれば、雨がガラスの奥へと入り込みそこに接する木枠に腐りが発生するリスクは存在します。

ですから、アルミとガラスが接する部分の防水をテープだけに頼らず、ちゃんと防水コーキング等で処理しておかなければ、将来の雨漏れには対応出来ないと思います。

普段アルミクラッドのサッシを分解することはありませんが、分解可能なサッシをチェックすることで、窓の構造的な弱点や注意点を把握出来るということはいい経験と対策への知識を得る機会となります。

それから、劣化した防水テープを中途半端に取ると、反ってそこから雨が侵入する隙間を作ってしまいますから、テープのウレタン素材は十分に剥がさないと意味はありません。ただ、これをきれいに剥がすには相当な苦労や時間、適切な道具が必要です。

素人の人や下手な職人がやると、いい加減にやって失敗しますから注意して下さいね。まあ、実際にやったことがないと分からないかも知れませんが・・・。

<関連記事>: 今度は、ケースメントサッシを解体しました (2020年8月11日)
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あの腐った木製建具が、この通り

昨日、リッチモンド(Richmond)社のダブルハングサッシの木製建具枠の補修の様子を記事に書かせて頂きましたが、ペアガラスを入れ換えて、アルミカバーを装着したのがこの写真。

内部結露を起して、ガラスの中が曇った状態でしたが、見事に美しくなっていますでしょ。

アルミクラッドのカバーも、濡れた手ぬぐいで汚れをきれいにしてから、元通りに木枠へ取り付けました。

当然、アルミカバーのつなぎ目やペアガラスの周囲には、防水コーキングを入れてありますし、ペアガラスの屋外側と室内側のそれぞれに防水テープも付いています。

建具を一度分解して構造も十分に理解していますから、どこが雨漏れの弱点になるかをチェックして、木枠が腐らない対策も施しています。ですから、オリジナルの状態よりもより一層雨漏れに強い建具に変わっているのです。(室内側の木部も、パラペイントの木部専用防水塗料 ティンバーケアを2度塗りしています)

ただ、万一雨が建具内に侵入した時のことも考えて、ちゃんと水抜きになり得る箇所は敢えて防水処理をしない状態にしてあります。(当然オリジナルの状態でも、そこの防水処理はされていませんでした)

解体作業を始めてから組み上がるまで、1週間以上の時間を掛けて仕上げていますから、修理原価は度外視ですね。でも、こういうことをすることで経験も積めますし、輸入サッシについて理解を深めることも出来る訳ですから、トライする価値はあります。

ただ、道具や材料の準備もしないで闇雲に修復を行えば、破損や復旧不能なんてことにもなりかねませんから、素人のお客様がいきなりやってみるというのはお止め下さいね。

また、防水処理はあくまで一時しのぎですから、10年毎にガラスの周囲等の防水をやり直す必要があることをお忘れなく。(お客様の中には、これでもう一生大丈夫と勘違いされる方もたまにいらっしゃいますから・・・)

<関連記事>: ガラス交換するだけでも大変なのに・・・ (2020年11月19日)
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ガラス交換するだけでも大変なのに・・・

こちらは、熱海のお客様からご依頼を頂いて、ペアガラスの交換をしているリッチモンド(Richmond)社製のアルミクラッド・サッシ。

通常、アルミクラッドの窓は、建具に不具合が生じたら建具ごと交換という形なんですが、輸入販売していたトステムでは交換建具の調達はしてくれないので、建具を分解してガラス交換をしなければなりません。

お客様からは単純にガラスを交換して欲しいというご依頼でしたので、交換作業を請け負ったのですが、実際に建具を取外しに行ってみると建具の一部が雨漏れで腐っているという状況でした。

そんな話は聞いていないと言って、別途そういう作業費も見積もればいいのでしょうが、簡易の修復であればやってあげると現場でお客様にお話ししてしまいました。

交換用のガラスを手配するに当たり、建具を分解してガラスの実寸法を計測しなければならないのですが、フタを開けてみると木部の腐りは予想以上に広がっていました。

ご覧の通り、左下の大きな部分が欠損した状態になっていましたから、木用のパテを使ってある程度成形したのがこちらです。

本来であれば、新しい木材を使って、木枠自体を加工したりするのがいいのでしょうが、木枠が全て悪くなっている訳ではないので、アルミカバーがしっかり装着出来るくらいまで修復をしました。

この後、ペアガラスを装着する訳ですが、専用の防水テープや防水コーキングを丁寧に使いながら、元通りのサッシュに組み上げていきます。こういう陰ながらの努力は、組み上がってしまえば見えなくなってしまいますが、私たちは手間暇掛けて輸入住宅の修理を行います。

それにしても、お金にならない作業なのによくやりますよね。但し、その分時間は掛かりますので、ご了承下さい。

<関連記事>: あの腐った木製建具が、この通り (2020年11月20日)
<関連記事>: このサッシのガラス交換は大変です (2020年8月4日)

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不規則な出入りの鍵爪(ラッチ)

こちらは、昨日交換して取り外した輸入掃出しサッシ用ロックケース。

モーティスロックとかモーティシーロックと呼ばれる防犯性の高いロック金物ですが、防犯性が高い分破損してロックが掛かったままになると解除するのも厄介な代物です。

マーヴィン(Marvin)社インテグリティ(Integrity)シリーズのスライディング・パティオドアに使われていたものですが、マーヴィン以外の窓メーカーでも多く使われています。

このロックケースは、ロックレバーをキーホールに差し込んで操作することで、小さなバネが鍵爪(ラッチ)をアクションさせる仕組みです。本当に小さなバネですから、10年以上使い続けているとそのうちバネが弱くなったり、劣化して外れてしまったりします。

そうなると、鍵爪の出入りが制御出来ず、鍵が掛かったままになったり逆に鍵を掛けられなくなったりします。写真のようにラッチが中途半端に出るといった状態は、バネが既に不具合を起していることを意味します。

ロック金物は、破損すると即防犯の問題に直結しますから、最近調子が悪いと感じたら、調子が悪いものを含めて家中の掃出しサッシ全てで交換することをお勧めします。

また、その際はドアの建て起こし調整や鍵の掛かり調整、ハンドル部分のビスの緩みなどをメンテナンスすると、また長く使えるようになりますよ。トラブルのタイミングは、点検をする絶好の機会です。単純に部品交換するだけなら、素人の皆さんでも出来ますからね。

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外へ逃げるのを防止します

今日は、マーヴィン(Marvin)社製インテグリティ(Integrity)の開き窓、ケースメントの不具合確認をしてきました。

木部の腐りで建具交換が必要なサッシですが、建具以外にも不具合がないか確認する為にお邪魔しました。

開閉金物については、錆びやビスの欠損が見受けられるものの、概ね良好ですから、付属の金物以外は必要ないかと思いました。

そして、確認を終了しようと窓を閉め掛けた処、窓のヒンジ側のサッシ枠に何やらビス穴のようなものが2つ明いていました。よく見ると、建具側に付いているインターロック金物と対になっているはずの金物がサッシ枠にはないようです。

インターロック金物とは、窓を閉める際に建具のヒンジ側の方が、屋外側へと逃げていかないように吊元位置を保持する部材です。建具の戸先側については、ロック金物でサッシ枠へ引き込む機能が付いていますが、ヒンジ側には引き込む動作をするものがありません。

窓を閉める際に、自然とそれをさせる金物がインターロッキングなのです。どこの輸入サッシ・メーカーのものでも、ケースメントサッシにはそういう金物が付いていますから、是非ご自宅の窓もご確認下さいね。

今回、この部品が欠損していますから、改めて部品調達をしたいと思います。やっぱりちゃんと現場を確認しないと、お客様だけでは見逃していることがありますねぇ。

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珍しいキー(鍵)付きドアノブ用です

20年以上前にお客様の輸入住宅に取り付けられたドライブイン・ラッチ。

頭の部分に四角いフェースプレートが付いておらず、円筒形の形をしたデザインになっています。

こちらは、タイタン(Titan)というブランドで販売されていたクイックセット(Kwikset)社のドアノブ、ドアレバーに取付けされていました。

この金物の鍵爪の部分には、金属の突起のようなものが付いていますが、勝手口ドアなどキー付きのドアノブ用に作られたものとなります。この突起があるとドアを閉めた時に鍵爪が動かなくなり、泥棒が何かで鍵爪を引っ込めるという操作を出来ないようにしてくれます。

ただ、玄関ハンドルや室内ドア等に用いられる空錠タイプと違い、このキーロック・タイプは非常に僅かしか使われていませんでした。また、頭の部分が丸いドライブイン・ラッチ自体も、近年国内の輸入住宅では使われていませんから、一般の皆さんが手に入れるのは難しいかも知れませんね。

こうしたラッチ部品は、普段よく使うドアに装着されていますから、10~15年程度で消耗・劣化してきます。私たちなら、このタイプのドアラッチでも調達することは可能ですから、ラッチが破損して困っている方は相談して下さい。

あと、ラッチだけでなく、長年の使用でバネが弱ってきているドアレバーもあるでしょうから、その場合はラッチと一緒に交換するといいですね。

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この写真だけでははっきりしませんが・・

とあるお客様からサミット(Summit)社製と思われる掃出しサッシ用網戸の戸車の調子が悪いので、部品を入手したいという相談がありました。

どういったものか分からないので、網戸から部品を取り外して、戸車単体での写真や詳細寸法が分かるものを案内して欲しいとお伝えしました。

それで頂いた写真がこちらですが、戸車を外すのに少し時間が掛かるらしく以前撮った写真をお送り頂いたそうです。ただ、単純に網戸の戸車と言っても、車輪の直径や装着ビスの位置、部品の構造・デザインといった差異で部品が様々存在します。

ですから、網戸から戸車の一部が見えているだけという写真では、適合する部品を特定することは出来ません。この状況で多分この部品だろうと適当に判断したら、きっと間違った部材を調達してうまく網戸に取り付けられなかったなんてことになるはずです。

ちゃんとした部品を入手するには、もう少ししっかりした情報に基づいて適合するものを特定する必要がありますね。

また、こうした部品は単純に網戸のフレームに装着されているというものではなく、網戸フレームの別の部品と一緒になっているケースもあります。そういう場合は、網戸自体を分解しないと戸車が外せないなんてこともありますから、取外しが結構厄介なことになるかも知れません。

勿論、これを交換することで網戸の開閉が見違えるようにスムースになるとは思いますから、挑戦してみる価値はありますよ。そして、戸車だけでなく、網戸の水平バランスや高さの調整、レールの掃除といったことも一緒にやらないと、完璧な仕事にはなりません。

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グラグラだったドアも元通り

昨日、掃出しサッシのドアハンドル等を交換したという記事を書かせて頂きましたが、今回はカナダのパシッフィック・リム(Pacific Rim)社製キッチン・キャビネット。

キッチンのコーナーに設置された吊戸棚なんですが、コーナーキャビネットのドアは2枚のドアが直角に折れ曲がるように付けられています。

その折れ曲がりの部分を連結する為に、特殊な形状をしたL型ヒンジが取り付けられているのですが、ドアの重量が掛かる上に2枚のドアを途中で連結しているという役目から、負荷が自然と大きくなるところになります。

ですから、丈夫なステンレスで出来ているとは言え、可動部が曲がってしまったり、部品が折れてしまったりして、ヒンジがドアを支えられなくなってしまいます。

そうなると、キャビネットのドアが脱落してしまう状況になりますから、他に不具合が出ないうちに出来るだけ早く金物を交換して、正常な状態に戻してやる必要があります。

ただ、一般のお客様は、こんな輸入部品をどうやって調達したらいいか、見当も付かない状況だと思いますから、分かっていながら放置してしまうことが多いのも実情です。

でも、そうしていると、今度はドアに固定する為のビスが抜けてきたり、ドア自体が割れてきたりしますから、余分な費用も掛かりますし、交換部材の調達や修復にも時間が必要となってきます。

今回は、幸いメーカーからヒンジを取り寄せて調整するだけで、無事に元通りに直すことが出来ましたが、せっかくの高級輸入キャビネットを全交換しないといけなくなることすら起こり得ます。トラブルを小さなうちに摘み取っておくことが、余分なお金や心配を掛けなくて済む第一の秘訣です。

その為には、まず信頼のおける輸入住宅の専門家を見付けておくことと、そういった人とうまく連携出来る関係性を築くことが大切ですよ。自分たちで家の面倒を見ることが出来るならいいですが、将来の部材の調達や施工という面では専門ビルダーに頼らざるを得ませんから・・・。

近くて安いからと言って、輸入資材の取り扱いに不慣れな業者さんにお願いすると、間違った取付け方や施工不良が発生する恐れもありますから、反って修理が大変になるなんてことはよくあることです。

勿論、適正な材料で正しい施工をしてもらえるなら、近くて安いに越したことはありません。

<関連記事>: コーナーキャビネット用自在蝶番 (2020年11月1日)

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きれいに交換出来ました

今日は、名古屋市昭和区の輸入住宅にて、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のハンドルやロック金物の交換を行いました。

輸入サッシのメーカーはよく分からないのですが、屋外側のハンドルがプラスチックで出来ていて、劣化して脱落してきてしまいました。

ハンドルだけでなく、モーティスロックと呼ばれるロック金物もバネが弱ってきていましたから、交換するタイミングです。

内外のハンドルやロックケースの形状は、以前お伺いした際に確認済みでしたから、同じ寸法・形状のものを探すのには然程苦労はありません。このサッシは2ヶ所ありましたから、ハンドルやロックも2つずつアメリカから取寄せて取付けを実施。

ハンドルの取付けビスが変に抜けなくなっていましたから、金ノコで切断しなければならないといったアクシデントはありましたが、このように無事施工は完了しました。

部材の交換だけでなく、ドアの建て起こしを調整したり、ロックラッチの出方の調整をしたり、潤滑剤を塗布してドアや金物の動きをよくしたりと、いくつか余分な作業も行いましたから、以前とは見違えるようなドアになっているはずです。

(但し、戸車やレールが傷んでいる場合は、完璧には修整出来ませんが・・・)

こういうほんのちょっとした仕事の気遣いが、お客様にとっては嬉しいことでしょうし、家を長持ちさせる秘訣でもあります。

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