グラグラだったドアも元通り

グラグラだったドアも元通り

昨日、掃出しサッシのドアハンドル等を交換したという記事を書かせて頂きましたが、今回はカナダのパシッフィック・リム(Pacific Rim)社製キッチン・キャビネット。

キッチンのコーナーに設置された吊戸棚なんですが、コーナーキャビネットのドアは2枚のドアが直角に折れ曲がるように付けられています。

その折れ曲がりの部分を連結する為に、特殊な形状をしたL型ヒンジが取り付けられているのですが、ドアの重量が掛かる上に2枚のドアを途中で連結しているという役目から、負荷が自然と大きくなるところになります。

ですから、丈夫なステンレスで出来ているとは言え、可動部が曲がってしまったり、部品が折れてしまったりして、ヒンジがドアを支えられなくなってしまいます。

そうなると、キャビネットのドアが脱落してしまう状況になりますから、他に不具合が出ないうちに出来るだけ早く金物を交換して、正常な状態に戻してやる必要があります。

ただ、一般のお客様は、こんな輸入部品をどうやって調達したらいいか、見当も付かない状況だと思いますから、分かっていながら放置してしまうことが多いのも実情です。

でも、そうしていると、今度はドアに固定する為のビスが抜けてきたり、ドア自体が割れてきたりしますから、余分な費用も掛かりますし、交換部材の調達や修復にも時間が必要となってきます。

今回は、幸いメーカーからヒンジを取り寄せて調整するだけで、無事に元通りに直すことが出来ましたが、せっかくの高級輸入キャビネットを全交換しないといけなくなることすら起こり得ます。トラブルを小さなうちに摘み取っておくことが、余分なお金や心配を掛けなくて済む第一の秘訣です。

その為には、まず信頼のおける輸入住宅の専門家を見付けておくことと、そういった人とうまく連携出来る関係性を築くことが大切ですよ。自分たちで家の面倒を見ることが出来るならいいですが、将来の部材の調達や施工という面では専門ビルダーに頼らざるを得ませんから・・・。

近くて安いからと言って、輸入資材の取り扱いに不慣れな業者さんにお願いすると、間違った取付け方や施工不良が発生する恐れもありますから、反って修理が大変になるなんてことはよくあることです。

勿論、適正な材料で正しい施工をしてもらえるなら、近くて安いに越したことはありません。

<関連記事>: コーナーキャビネット用自在蝶番 (2020年11月1日)

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