お知らせ

ヘビーデューティーなドアの戸車

こちらのステンレス部品は、掃出しサッシ(スライディングパティオドア)用の戸車です。

以前静岡県の輸入住宅へ修理調査にお伺いした際に、ドア下から取り外したものを写真に撮りました。

輸入サッシは、樹脂で出来たミルガード(Milgard)社製。

樹脂のドアフレームとは言っても、幅が1.2mもある大きなドアにペアの大きな強化ガラスが入っていますから、その重さは半端ありません。

ですから、開閉する為の戸車もその重さに長く耐えられるだけのオールステンレス製になっています。(スタンダードは、スチール製です)

戸車の上に長方形の帽子のようなものが付いていますが、これはドアと戸車との間にあるスペースを埋める為のスペーサーで、戸車の上の部分を補強する役目を果たしています。

ただ、このスペーサーは現在市販されていませんから、新しい戸車に交換する際はスペーサーを付け替える作業が必要です。

輸入の掃出しサッシの戸車は、似たようなもので大きさが若干違うなんてものも多く出回っていますから、車輪の大きさや取付けビスの位置、戸車の高さといったことを十分確認しないと、間違ったものを取り寄せることになりますから注意が必要です。

あと、スチール製の車輪の錆や劣化を気にする人には、ナイロン製の車輪が装着されたものなんかもありますから、使用状況に合わせてチョイスして下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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珍しいウィルマーのレバーロック

カナダのウィルマーがジェルドウェンに吸収されて、会社がなくなってから15年以上が経ったような気がします。

今回ご案内するのは、そのウィルマー(Willmar)のケースメントサッシやオーニングサッシに取り付けられていたレバーロック部品。

形状的にはローウェン(Loewen)のロック金物と似た感じではありますが、僅かな違いで互換性はないように思います。

こうした部材は、他の窓メーカーでも採用されている汎用部材ではありますが、この形状のものはウィルマー以外ではあまり見掛けないかも知れません。

素材は鋳物ですし、鍵が実際に掛かる部分もステンレスで出来ているようですから、樹脂で出来たローウェンのもののように劣化して破損することは少ないと思います。

ただ、建具(障子)の歪みや動きの悪さが原因で鍵が掛けづらくなっていると、レバーを無理に下げようとして折れてしまうかも知れません。

そうなる前に、窓の開閉の調整や不具合箇所のメンテナンスを行うことが大切ですが、万一金物が壊れてしまった場合は交換・調整をする必要があります。

輸入サッシのロック部品は、防犯性や気密性・防音性に関係する大切なパーツですから、適宜メンテナンスをしておきたいものです。

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調整だけでは直らない

昨日に引き続き、ケースメントサッシの窓が最後まで閉まらないという不具合について書かせて頂きます。

今回の輸入サッシは、木製アルミクラッドのハード(Hurd)社製。

窓を閉めようとクランクハンドルを回すと、途中まではうまく閉まっていくのですが、閉め切る最後の所でハンドルが空回りして動きが止まってしまうというトラブルです。

昨日記事に書かせて頂いたマーヴィンの不具合は、ハンドルに接続する回転軸が折れてしまい空回りするというものでしたが、ハードについては回転軸ではなくその先にあるギアが磨滅して噛まなくなるという不具合です。

どちらも建具(障子)のメンテナンス不足が原因で、建具が傾いたり上下のウィンドウヒンジが同じ動きをしなかったりして、開閉金物のオペレーターに負荷が掛かることで問題が発生します。

そうなったらすぐに調整・メンテナンスをすれば部品が破損することはないのですが、それを無視して無理矢理ハンドルを回したりして窓を閉めているとそのうちオペレーターが壊れてしまうのです。

今回お客様からは不具合のあるオペレーターを交換しないで、調整作業だけで直せないかというご相談を頂きましたが、ギアが噛み合わない状況はギア自体の物理的な摩耗に拠るものなので、調整しても限定的にしか元には戻らないというお話をさせて頂きました。

恐らくそうやってお金を掛けて作業をしても、またすぐにおかしくなるはずですので、その際は余分にオペレーターの交換費用が掛かってしまうけどいいですかともお伝えしておきました。

家のメンテナンスは、急がば回れ。簡易に直すのではなく、根本原因を究明してそこを含めて完璧に修理した方が、余分なお金も掛からずその分長くお使い頂けるようになることを忘れないで頂きたいと思います。

ケースメントサッシの開け閉めは、ハンドルを軽い力で回せる状態が正常ですから、それが出来ない状況では何か問題が発生していると考えて下さい。

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交換するだけじゃ、修理は半分

兵庫県のお客様から輸入のケースメントサッシの不具合についてご相談を頂きました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。

クランクハンドルを差し込んである回転軸が途中で折れて、窓が完全に閉まらなくなったという問題です。

以前にも同様の不具合があったようで、交換自体はご自身でやれるとのことでした。オペレーターは種類が様々ありますが、形状や各部の寸法がはっきりすれば適合する交換部材を探して調達することは然程難しくありません。

今回もマーヴィンの窓に取り付けられていたものなので、よく調達するものではありますが、単に交換するだけでは根本原因の窓の開閉自体が重かったり、動きが固かったりするという問題は解決出来ません。

勿論、お客様によってはそういう調整が出来る人もいるかも知れませんが、サッシ周囲の掃除がやれていないことからすれば、調整などもお客様では難しそうな気がします。

窓の掃除や調整を生半可にしてしまうと、取付け部材の寿命も十分な耐用期間を全う出来ませんから、また高いお金を掛けて取り寄せなければならなくなります。

輸入の窓やドアの修理・メンテナンスについては、来てもらう費用をもったいないとは思わずに、私共のような専門家に実地で指導をしてもらった上で、やり方や道具を勉強することが長い目で見て最も安上がりです。聞くは一時の恥、知らぬは一生の損です。

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取っ手がないと掃除も出来ない

以前山梨県のお客様から、輸入サッシの網戸に付いている取っ手(持ち手)の部品が手に入らないかというご相談を頂きました。

輸入サッシは、樹脂で出来たクレストライン(Crestline)製の上げ下げ窓。

網戸やその取っ手自体は、然程特殊ではないタイプのものですから、交換部材を入手するのは難しくないように思います。

取っ手部品は指が中に入るようなデザインをしていますので持ちやすいとは思いますが、それがデメリットにもなるようです。

この取っ手はプラスチックで出来ていますので、長期間太陽の紫外線などに曝されると劣化して固くなったり割れたりしてくるのです。

そういう状態の時に、穴に指を入れて強く取っ手を引っ張ったりすると、取っ手が千切れて使いものにならなくなります。

一旦千切れてしまうと、網戸を持ち上げて外すことが難しくなりますから、網戸や窓自体の掃除も出来なくなってしまいます。

こうした部材は北米では消耗品として認識されていますから、すぐに交換部品が手に入りますが、日本では特殊な部材としてほぼ手に入れることが出来ないので困りものです。

私たちが交換部材として推奨しているのは、穴が明いていない取っ手になりますが、おおよそどんな輸入網戸にも取付けが可能で、穴がない分寿命も多少長くなります。

新築から10~15年以上経った輸入網戸は、グラスファイバーの網を張り替える際に網押さえのゴムや取っ手も同時に交換しておくと快適にお使い頂けますよ。

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窓が閉められないケースメントサッシ

愛知県のお客様から、輸入サッシの窓が閉まらなくて困っているというご相談を頂きました。

輸入サッシは、メーカー不明のアルミクラッド木製窓。

クランクハンドルをクルクル回して窓を開閉させる、ケースメント(ケースマスター)と呼ばれる開き窓です。

不具合としては、窓を閉めようとしてもハンドルが途中で空回りして、最後まで閉まらないというものです。写真がそのハンドル部分ですが、一見すると何も問題がないようにも見えます。

ただ、ハンドルやカバーを外してみると、本来外れてこないはずのオペレーターの回転軸も軸穴からズボッと外れてきてしまうといった状況でした。

つまり、一体化されているはずのオペレーターの軸が、オペレーター内部で折れてしまっている為、ギュッと閉めようとして負荷が掛かると軸がそれに耐えられず抜けてきてしまうといった症状です。

回転軸は鋳物で出来ていますので、溶接することも出来ませんし、瞬間接着剤でくっつけても強い力が掛かると接着が外れてしまいますから、オペレーター自体を交換する以外に直す方法はありません。

また、オペレーターは木製の窓枠の中に取り付けられている為、交換する場合は薄い素材の窓枠を慎重に外す必要がありますし、回転軸が折れる程の力がどうして掛かってしまったのかを究明して、その原因を解決してやる必要があります。

道具を持たない素人のお客様がそういうことをご自身で行うことは、相当ハードルが高い作業となりますから、輸入住宅を熟知したプロに相談して修理・調整をしてもらう方が反って時間や費用も省けるかも知れません。

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こちらのハンドルロックは手に入りません

連絡先をご案内頂かないお客様から、ペラウィンドウ(Pella)のドアロックが壊れたので、交換部材を入手出来ないかという問い合わせを頂きました。

どんなドアロックなのか分からないので、写真を送って欲しいとお伝えした処、こちらの写真が送られてきました。

掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のロックハンドルですが、こちらのものはペラウィンドウに装着されている部材ではありません。

古いマーヴィン(Marvin)製のセーフティースライディング・パティオドアという掃出しサッシに付いているものなんですが、10年近く前にこのドアも交換部材も全て調達不能となっています。

マーヴィンの中でもこのドアは高級なシリーズのドアで、結構日本でも多く出回っているものですが、ロックの構造が非常に特殊でハンドルもそれに合わせたオリジナルな部材となっています。

ですから、ロック部品が破損してしまった場合、ドアを加工してハンドル及びロック金物を全く違うものにするか、ドアそのものを新しいものに交換するかしか直す方法はありません。

ただ、ドアを加工するにしても、既に明いている取付け穴をどうするかといった問題やロックケースを埋め込む為にドアの木を大きく削らないといけないといった問題があって、その手間の割に納まりがきれいに出来ない可能性も存在します。

それでも、どうしてもやって欲しいと言われればやれないことはないですが、やはり同じくらいの大きさの新しい輸入掃出しサッシに取り替えた方が将来的にもいいかも知れません。

マーヴィン自体も既に国内から撤退していますので、国内販売を続ける窓メーカーのアルミクラッド木製サッシが最も相応しいと思います。

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固定部品付き止水バルブ

こちらは、今回岐阜県のお客様のおうちに施工された洗面用水栓金具に取り付ける止水バルブ(カートリッジバルブ)です。

オーソドックスなツーハンドルの輸入洗面水栓ですから、交換には水用とお湯用の2つのバルブが必要です。

水栓金具は、ヤスダプロモーションという会社が輸入・販売している製品ですので、製造時期やバルブの形状をしっかり確認しないと適合するバルブを調達出来ません。

同社の水栓金具は、製造時期によって使用されているバルブの形状が変わってくる為、水栓金具のデザインだけでは止水バルブが特定出来ないのです。

また、写真ではよく分からないかも知れませんが、止水バルブの途中にはハンドルや台座カバー(エスカッション)とバルブとを繋げて固定する為の金具部品が装着されています。

バルブだけを調達してもこの部品が付いていないと水栓金具に取付けが出来ない場合がありますので、固定部品の調達もしておくことが重要です。

水漏れを起こした小さな止水バルブの手配・交換ではありますが、様々なチェックを行う必要がありますから、私たちのような専門家に相談すると安心かも知れませんね。

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動きが渋いドアの戸車

岐阜県のお客様からお預かりした掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の修理をしています。

輸入掃出しサッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製。施工は1998年ですので、築26年の輸入住宅です

ペアガラスの他に室内側に取外し可能なガラス枠がもう1つ追加されているデザイナーシリーズのサッシです。つまり、三重ガラスになっていますので、高級感もありますし断熱性もアップしている感じがします。

ただ、この掃出しサッシは、既に製造がされていないタイプで、ドアの木部が腐ってきた場合ドアそのものを交換して直すということが出来ません。

ですから、新しい木材を加工して、ドアの腐った木枠部分を補修するという形以外で直す方法がありません。

写真は、腐ったドアの下枠から外した戸車部品です。肉厚の鉄で出来ており頑丈な作りになっていますが、あまり調整するようになっていないのか、戸車の高さ調整がスムースに出来ない構造のようです。

また、雨が漏れた状態で長く使われてきたようで、戸車の鉄製の車輪も錆びて動きがあまりよくありません。

掃除やメンテナンスをすれば使えるようにも思いますが、せっかくですからアメリカから新しい戸車を調達して、修理したドアに付けようと思います。

そうすれば、新築時同様スムースにドアの開閉が出来るようになるはずです。

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雨漏りしたら、全部の窓も

大阪のお客様から、輸入サッシの修理をしたいというご相談を頂きました。

築30年のおうちということですが、この方は15年くらい前に購入されたということです。

不具合のある輸入窓は、メーカー不明の木製ダブルハングサッシ。上下ある建具のうち、下側の建具(障子)の枠が黒く腐ってきているようです。

この方が新築した訳ではないので、施工図面や仕様書・見積書といった資料もない状態で、どこに補修を頼んでいいのか分からないという状態だったようです。

たまたまNETで修理先を検索していたら、私共 ホームメイドが引っ掛かったようで、ここなら何とかしてくれるかも知れないと思い、ご相談を頂いたということです。

梅雨時でもありますから、こういうご相談は多くなるのだと思いますが、原因は雨がガラスの周囲から木製建具の中に入り込んで、それが腐朽菌を繁殖させて腐ってきたということです。

建物に施工されたサッシは、全て同じ時期に製造された同じメーカーの窓でしょうから、雨仕舞の弱点は全ての窓に共通です。

今回、この腐った建具を補修又は交換して直ったとしても、他の窓でまた同じトラブルが発生する可能性は非常に高いと思います。

この機会に、全てのサッシのガラスの防水処理を実施して、今後同じような問題が起きないようにすることが大切です。

これだけを直してああよかったと思うのは、将来の問題を先送りするだけで根本的な問題解決にはなりません。

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