昨日のブログ記事に引き続き、岐阜県のお客様からお預かりした輸入サッシの建具修理について書かせて頂きます。
輸入窓は、ローウェン(Loewen)製アルミクラッド木製サッシのケースメント。
昨日はアルミの外装側を防水処理した様子をお伝えしましたが、今日は室内側の木部を塗装した様子をお見せします。
木部は木目が薄っすら透き通ったようなグレーのフロストカラーで塗装をされていましたので、加工して新しくした白木の部分を如何に古い木部と馴染ませるように塗装するかが課題でした。
勿論、防水塗装にしないと意味がありませんから、白いティンバーケアに色の顔料を混ぜて、グレーの色を調色しました。写真が塗装を終えた様子ですが、塗装が美しく仕上がっているのが分かりますか。
分かりづらいですが、下地の木目も薄っすら見えて、ちゃんとフロストカラーになっています。
ただ、今回全面に防水塗装を施しましたので、薄汚れていた部分や塗装が剥げていた部分も全てきれいに塗り直せています。ですから、建具は新築時に匹敵するくらいに仕上がっていると思います。
お客様のおうちから引き揚げてきた時は、建具の下枠部分が中まで完全に腐っていましたから、こんなにちゃんと出来ているとお客様もビックリされると思います。将来同様のトラブルが起きないように、手間暇掛けて仕上げていますから再度窓枠にこれを装着するのが楽しみです。
<関連記事>: 残すは、特殊な木部塗装 (2025年6月21日)
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