お知らせ : ページ 305

コイル・バランサーが破損した樹脂サッシ

菊竹産業の樹脂サッシ Chouette

つい最近まで菊竹産業というメーカーで製造・販売されていた樹脂サッシ Chouette(シュエット)。

カナダの技術を導入して作られていた断熱性の高い窓でしたが、今年生産から撤退してしまいました。

そんな中、九州のお客様から上げ下げ窓(シングルハング?)のバランサーが壊れたので交換したいのだけれど、ホームメイドで部品の調達等の協力をしてもらいたいという相談を頂きました。

OEMで国内で製造されていた樹脂サッシと言えば、他にもIMSカナダのボレアル・ウィンドウといった製品もありましたが、こちらも数年前に撤退してしまいました。

輸入住宅ブームが去ったことや住宅需要自体が下がったことによる売り上げの減少、防火地域未対応による販売機会の喪失などが重なって、品質のいいサッシが消えていってしまうことは、本当に寂しい限りです。

ただ、既に住宅に施工されたサッシの修理・メンテナンスをどうするかといった問題では、お客様からしてみれば難民になった気分にさせられることかも知れません。

こうした皆さんを救うべく、私たちに出来ることは限られているかも知れませんが、輸入住宅のメンテナンスに関する知識や調達ルートを生かして、寄り添っていきたいと思います。

<関連記事>: 来週にでもバネの交換に伺います (2017年6月14日)

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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カラーベスト屋根の塗装の剥がれ

カラーベスト屋根の塗料の剥がれ

以前にもご紹介したことのあるコンクリート製屋根材の防水塗装の剥がれについて、またご報告したいと思います。

今回は、もう少しカメラをズームアップして、どんな状態かが分かるように写真を撮ってみました。カラーベスト・コロニアルと呼ばれる国産のよくある屋根材ですが、表面塗装の塗り直しをしてまだ6年です。

雨で汚れが下に落ちてきたことが原因なのか、ご覧のように屋根の下の方から徐々に塗装がめくれてきています。

その範囲は、どんどん上へと広がっていますが、これは新しい塗料を塗る前に十分な洗い(専門用語でケレンと呼びます)が行われず、汚れが付着したままその上に塗装してしまったことが原因です。

これを補修する為には全ての塗料をきれいに剥がして新しく塗り直しをしなければなりませんが、古い塗料の接着の程度が場所によって違う為、全てをうまく剥がすことが出来ません。

取れない塗料をそのままにして新たに防水塗料を塗れば、中に閉じ込められた汚れが時間と共に浮いてきて、新しい塗料をもまた剥がしてしまう恐れが生じます。

こうなったら、屋根材を全て交換しなければ、ちゃんと直すことは難しいと言わざるを得ません。

洗いを十分しないで塗装をすれば、その分手間が省けて塗装業者は安くすることが出来、儲けも増えるかも知れませんが、その不具合は何年かしてからお客様へのツケとして降りかかってきます。

その時になってクレームを言っても、もう遅いなんてことにならないように気を付けて下さいね。輸入住宅や屋根のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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<関連記事>: 安いって、本当にいいことなの? (2009年9月28日)
<関連記事>: 屋根の洗浄風景 (2017年4月14日)

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スペース・セーバー

SPACE SAVER

狭いトイレの空間で、替えのトイレット・ペーパーやハンド・タオルを収納しておく場所がなくて困ったことがある人は多いと思います。

アメリカ人のご家庭でもやはりそういう人は多いのでしょう。あちらには、SPACE SAVERと呼ばれる写真のような収納棚があるんですね。

便器の後側といった使い道のない場所をうまく利用して飾り棚や収納スペースを確保しています。白い棚の他に、ダーク・ブラウンの落ち着いたデザインの色も用意されていますから、好みに合わせてチョイスが可能です。

ただ、便器の後に窓があるという場合は、窓が隠れてしまいますから、その点は注意が必要かも知れません。

皆さんもこういった商品を使って、おうちを更に使いやすくリフォーム・リノベーションしてみては如何でしょうか。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

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こんなドアなら、和風な家でも合いますね

引き分け型の外引きドア

長野に住む外国人のお客様から、写真のようなイメージのドアが欲しいのだけれど、ホームメイドで調達出来ないかという相談を頂きました。

輸入住宅の場合、引き戸の多くは壁の内部に空洞を作って、その空間にドアを仕舞い込むポケット・ドアというデザインの扉を施工します。壁の中にドアが引き込まれますから、開いた時にドアが見えなくなって仕上がりも非常にきれいです。

ですが、そのお客様は、壁を普通の壁にして、その壁の外側に引き戸を追加するというデザインが欲しいそうです。

こういう場合よくあるのが、壁に耐震強度を持たせる構造壁を設置したいというものです。壁の中に空洞を作ってしまうと、どうしたって強度を計算出来ません。

勿論、そういう強度が必要ない壁もありますから、どこの壁に強度を持たせるかどうかちゃんと判断をしなければなりません。

さて、今回の相談に対して、勿論私たちはそういったデザインの木製ドアを提供することは可能です。(両開きでなく、片引きでもOKです)ただ、写真のように黒い吊り金物が露出するような野暮な感じにはならない金物を選びます。

皆さんの家づくりでは、ポケット・ドアを選びますか、それとも外付けの引き戸を選びますか。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

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クラシックですが、日本人は大好きです

Kohler社製 K-394-4-PB

昨日の記事をご覧頂いても分かりますが、ひと昔前の輸入住宅の水栓金具と言えばツヤのあるブラス(ゴールド)カラーのものでした。

今でも新築をされるお客様の多くが、こうした色のものを選ばれる傾向があるかも知れません。ただ、輸入住宅の本場?であるアメリカやカナダでは、ブラス色はオールド・スタイルという捉え方で非常にマイナーなものになっています。

今の北米市場では、ツヤ消しのシルバーやいぶし銀(ニッケル色)、黒に近いブロンズといったものが主流です。だから、金色のものを探すのが、結構大変なんですよ。

それでも、少数ではありますが、ブラス・カラーのものもクラシック・デザインということでラインナップされています。

その一つが、このコーラー(Kohler)社製 デボンシャ(Devonshire)K-394-4-PB。ツヤのあるシルバーと比べると少し価格が高めですが、金色のデザインは美しく豪華ですよね。きっと、運気もよくなるんじゃないでしょうか。

このメーカーは、日本では高級水栓で有名ですが、アフターサービスの体制もしっかりしていますから、将来の修理やメンテナンスを考えると悪くない買い物かも知れませんね。

こうしたデザインの商品や輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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水が漏れる輸入水栓

水が漏れる輸入水栓

平成8年に新築した洗面所の輸入水栓金具の蛇口から水漏れしているので、部品が手に入らないかというご相談を頂きました。

写真のように、ご自身で水側のハンドルを外して状況を確認しようとされたようですが、ねじ切りがしてある部分が錆び付いているようで、これ以上部品を外すことが出来ないといった状況です。

この水栓金具は、昔のイナックス(INAX)が販売した輸入品のようで、相当昔に廃番となった製品のようです。でも、無垢の真鍮で出来ているようで、古ぼけた金色の感じがアンティークさを出していて、かなかなの味わいを感じます。

部品が外れない状況で断定することは難しいですが、ハンドルの台座になっている部分にセラミック・バルブと呼ばれる止水パッキンが仕込まれていて、そこに何らかの不具合が生じたことが原因だと思います。

ですから、このセラミック・バルブを新しいものに交換しさえすれば元通りちゃんと機能するはずです。そう、部品さえ交換すれば長く使えるのが、美しい輸入水栓なんです。

ただ、国内のメーカーでこうしたバルブをいつまでも在庫で持っていてくれるかは、神のみぞ知るといった感じでしょうか。何れにしても、少し調べてみなきゃダメですね。

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Integrated Sink Top

Integrated Sink Top一昨日、輸入洗面の水栓金具に不具合があるということで、とあるお客様が私共の事務所へいらっしゃいました。

ほぼ飛び込みといった状況でしたが、新築時の住宅メーカーは既になく、何とか今までやり繰りしながらお住まいになっていらしたらしいのですが、今回のトラブルで輸入資材に詳しいメンテナンス会社がないか探していらしたそうです。

おおよそ不具合の状況も分かりましたので、水栓金具がどんな状態かを説明した上で交換等をご検討頂くようにご提案させて頂きました。

さて、そんなお話し合いの中、いろいろ手を入れたい箇所があるということで、別件の相談も頂きました。その1つは、トイレ内にシャワーブース用のスペースを取ってあるのですが、そこにシャワーを入れるのを止めて洗面を入れたいというもの。

結構凝った造りの輸入住宅ですから、ありきたりのものでなくこれは格好いいというものをご提案したいと思うのですが、例えばこの写真のものはどうでしょうか?

何年か前から北米で流行しているデザインですが、洗面カウンターとシンク(ボウル)が緩やかな曲線を描いて一体化しているというヴァニティ・トップ。材質はガラスであったり、アクリルであったりするのですが、このヌメーッとした感じが衝撃的ですよね。

勿論、こうしたものはオーダーで作ってもらうのですが、絶対国産にはない洗面になることは間違いないですよね。こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

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修理を終えたフレンチドア

修理を終えたフレンチドアの木部サッシ・メーカー不明のアルミクラッド・フレンチドアが、雨や結露が原因で腐ってきたというお話を以前記事で書きました。

不具合のある両開きのドア2枚を、一旦持ち帰って補修する為に取外して1週間。お客様の都合に合わせて、取付け作業に伺いました。

如何でしょうか?腐っていたダグラスファー(ベイマツ)の木部は、何もなかったように見事に修理されました。(写真矢印の箇所)

勿論、木部防水用の水性塗料、パラペイントのティンバー・ケアを仕上げで塗ってありますから、日頃から気を付けて頂ければ今後修理が必要になることはないと思います。

どうぞこれからは、大切に使って下さいね。

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<関連記事>: ドア木部の腐り (2015年7月30日)
<関連記事>: 輸入のフレンチ・ドアの修理 (2015年10月11日)

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縦筋とブリック・タイ

縦筋とブリックタイ重厚で美しく100年経ってもその風合いが全く変わらない本物のレンガ積みの外壁

そんな施工風景のひとこまですが、構造体(水色の防水シートで覆われた壁)の外側に80mmの厚さのレンガの外装が自立している二重壁となっているのが分かりますね。

また、この2つの壁の間には、20mm程度の通気層(隙間)が明いていて、断熱層・防水層となっていることも見て取れます。

一定間隔で入れられた異形鉄筋の縦筋とブリック・タイ。そして、ここには写っていませんが、ラダー・タイと呼ばれるハシゴ状の横筋も入れられ、耐震性もバッチリです。

カナダ人の職人によるレンガ積みの美しさは、レンガの壁面が垂直・水平方向のどれを取ってもまっすぐな平面であることではないでしょうか。

1個1個積み上げていって、家全体を覆うまでに10,000個以上施工しなければなりませんが、まさに一生ものと呼べるのがこのレンガ積みの外壁です。カナダ製のレンガと職人によるレンガ積み輸入住宅は、金額以上の価値を感じて頂けるのではないでしょうか。

見えなくなる部分にも手を掛ける、こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

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30年近く前のドア・ラッチ -クイックセット社製-

古いKwikset社のドアラッチ関東にお住まいの方から、輸入の古い玄関ハンドルに付いているドア・ラッチが壊れたので代替のラッチが欲しいという相談を頂きました。

このラッチは、相当古い製品で今のデザインの2~3世代くらい前のものではないかと思います。因みに、このラッチは玄関ドアの他に、鍵のない内装ドアのドアノブ用にも使えます。

Kwikset(Titan、タイタンとも言う)の製品の場合、ラッチのデザインが変化しても互換性があるように基本寸法は同じで作られるというのが一般的ですから、恐らく現行のラッチに交換しても大丈夫ではないかと思いますが、実際のハンドルやドアノブを確認しないとはっきりしたことは言えません。

ただ、この古いデザインのラッチは全く販売されていませんし、新しいデザインのものしか手に入りませんから、もし使えないということなら玄関ドアのハンドルセットやドアノブごと交換するしかありません。

このお客様の場合、ダメ元で新しいラッチを購入頂いて取付けてみるということですから、何とか使えることを祈るばかりです。

それにしても、古い輸入住宅に長く住んで頂けるというのは、素材や構造の基本的な部分がしっかりしていると同時に、住み手が愛着を持って手入れをしてこられた証です。

是非、これからも長く住み続けて欲しいものです。私共も、その為のお手伝いは惜しみませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。

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→ その後、このお客様から無事新しいものに交換出来たという知らせを頂きました。よかったですね。

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