お知らせ : ページ 304

正規品の安心感

コーラー社水栓金具と保証書

今週末に豊明市にある輸入住宅のお客様の洗面水栓を交換しにお伺い致します。

お客様からご依頼を頂いたのが、コーラー(Kohler)社製の金色の水栓金具。昨日、それがメーカーの国内販売会社から入荷してきました。

箱のフタには開封検品済みというシールが貼られ、これを破かないと中身が確認出来ないようになっています。つまり、破れていれば出荷途中で誰かが中身を開けたことが分かってしまうという仕組みです。

欠品や不具合等がないか、取り敢えず箱を開けて確認しましたが、特に何も問題なく美しい洗面水栓の部品が並んでいました。

そこに添えられた保証書のシート。シートには黒いプラスチックで出来たカードが1枚挟んであります。何と、このカードが保証書なんです。

普通は紙切れ1枚なんでしょうが、コーラーのロゴがデザインされたきれいなカードです。そこには、今回の商品の取引きIDのようなものが裏書きされていて、これをたどれば出荷時期や品番、補修部品などの情報が分かるという仕組みなのかも知れません。

並行輸入品などを安く買う方法もありますが、正規輸入の純正品という安心感を与えてくれるちょっとした気遣いが嬉しいじゃないですか。但し、正規品だから壊れないとか、並行輸入品は品質が悪いとかいうことはありませんから、過度な期待は禁物です。

輸入住宅の新築や修理・メンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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庇のない場所に設置された木製輸入ドア

庇がない場所の木製輸入ドア

先日、勝手口として取り付けられた木製ドアの枠の木口が劣化して開いてきたというトラブルについて書きました。

そのドアと同じように、屋外用として庇(ひさし)がない状況の場所に設置された木製ドアがどうなるかをお見せしたいと思います。

この屋外用木製ドアは、アメリカのシンプソン(Simpson)社製。お庭に面した南側の外壁に取り付けられていましたから、台風や梅雨時の南東方向からの強い雨がまともに当たる状況でした。

この輸入住宅は、まだ築6年しか経っていませんが、ドアの周囲は黒ずんでいて、ドア下などは腐って脱落しています。

自然素材のものは、人間が生活する上ではこの上ない素材ですが、施工する場所や取付けする方法、塗装やケアの仕方を間違えてしまうとその劣化も自然に進んでしまうということを忘れてはいけません。

勿論、木製ドアを一概に外部で使ってはいけないということではありません。使うのであれば、設計や施工でそれなりの対応が欠かせないということです。

人間の間違いをこうして指摘して見せてくれる自然のものこそ、家づくりのあるべき姿を指し示してくれているのかも知れませんね。

輸入住宅の新築や修理・メンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: 屋根や庇(ひさし)がなきゃねぇ・・・ (2015年10月28日)

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ケースメントの窓は、傾きます

サッシュの傾き

昨日お話が途中となった窓のトラブルについて書かせて頂きます。

それは、古い輸入サッシの調子が悪く、ケースメント(ケースマスター)の窓がちゃんと最後まで閉まらないということでした。仕方がないので、誰かが建具(サッシュ)を外から押して、中にいるもう1人の家族がロックレバーを下げて鍵を掛けなければいけないといった状況です。

こうなると窓のロックがいちいち面倒になりますから、普段は鍵を閉めないなんて人もいるかも知れません。でも、それって防犯上は危険ですよね。この場合問題となるのは、サッシュ(障子とも言う)の傾きです。

ケースメントは、片側が吊元となって開いていく窓ですから、もう片方の開いていく側が重さによって徐々に下がっていきます。(特に幅のある窓ほど、早く下がっていくように思います)

そうなると、サッシュが傾いていくことになりますから、下枠にサッシュが当たって窓が完全に閉まらなくなるということになるのです。

そうなったかどうかを判別するには、吊元側に出来た窓枠との隙間を確認することです。窓の下の方と上の方とでは、その隙間の量が違ってきます。そこで、サッシュが倒れ込んでいるかどうかが分かるんですね。

また、窓の下枠にサッシュが当たってきますから、下枠に擦れたような跡が見受けられるようになります。そうなると、空いた隙間から雨や風が侵入したり、断熱性能が下がったりしますから、窓の竪起し(たておこし)を調整しなければなりません。

簡単な構造ですから、慣れれば誰でも調整出来ますが、やったことがない皆さんでは少し戸惑うかも知れませんね。そんな時は、そのまま放っておかずに私たちのような専門家に調整を依頼するようにして下さい。

時間が経てば、窓自体が歪んできたり、開閉用の金物に負担が掛かって破損したりする恐れも生じます。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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室内への雨漏りは、何故起こる?

室内への雨漏り

昨日、会社の近くの輸入住宅にお住まいのお客様から突然お電話を頂いた。

丁度時間が空いていたので、早速午前中に状況を見に伺ったのですが、古い輸入サッシの調子が悪く、建具(サッシュ)の竪起し(たておこし)の問題で、建具の取付けが歪んできているようでした。

窓の部品の交換と垂直・水平の是正が必要ですが、この件はまた明日にでも詳しく記事にしたいと思います。今日は、その際にお話があったダイニング・スペースへの雨漏りについて書くことと致します。

丁度、写真にある屋根と外壁とがぶつかり合うところの真下が問題の箇所ですが、そこの内壁のビニール・クロスがカビで黒く変色してきておりました。こういうトラブルについては、実は昨年末から今年の初めくらいに春日井市のお客様のおうちでも発生しておりました。

外壁がジョリパットのような塗り壁材の場合、季節の温度の変化や構造体の僅かな動きによって、壁にクラックが入ることが往々にしてあります。また、窓の周囲から入った雨が、壁の中へと侵入することもあるのです。

こういう場合、表面に塗った外装材に不具合があってもその下地部分で防水出来るように、コンクリート・サイディングを下張りしたり、防水層となる通気層を設けたり、またその更に下にウェザーメイト・プラスのような特殊な防水シートを張る等の二重三重の防御となる施工を実施しなければなりません。

ただ、そこまでやらずに安易な施工をしてある現場は、数多く存在しています。こうした見えない部分こそしっかりした施工をしなければなりませんが、横浜の大手マンションの杭打ち偽装事件と同じく、後からでは誰の目からも分からなくなってしまいます。

問題が発覚するのは、こうして目に見える形でトラブルが露見する状況になってからですから、建築業者も経年劣化だと言って逃げてしまうかも知れません。

建築には材料を見極める力と、それを正しく施工出来るノウハウやプランの段階でトラブルが発生しにくい間取りや構造とする設計力、そして万一の場合にバックアップまで周到に計画する予見力や倫理観が必要だと思います。

こうしたことを逐一実施すれば、確かに費用もかさみます。表面的な外観を比較しても、全く区別は付かないでしょう。でも、丁寧な仕事をするかしないかで、家の寿命そのものやその後の苦労や心配に影響を与えることを忘れてはいけません。

「同じ仕事なら高い方を買え」というのには、訳があるんです。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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<関連記事>: 表面を繕うだけでは、解決しません (2014年12月7日)

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精度や強度の高い外壁レンガは、こうして作られる

以前、Hanson Brickというレンガ会社だったところが、Forterra Brickに名前を変えて新会社を設立しました。外壁用の積みレンガについては、色やバリエーションが少し豊富になったこと以外は特に変わりはないようです。

そして、このメーカーのホームページには、Hanson社だった時に作られたと思われる動画がアップされていました。

その動画が、こちらです。(カナダは英語とフランス語の両方が公用語ですから、この動画ではフランス語が使われています)

固い石のような粘土を細かく砕き、それを水で練りながら押し固めていく様子が見られます。自動化された工作機械で、正確に切り分けられた個々のレンガは、そのサイズや角も均一に仕上がっています。

その後、表面に型を当てたり、きれいな色の砂をまぶしたりしてレンガに表情を付ける工程も面白いですね。

サイズによって3~5日ほど大きなガス窯で焼かれたレンガは、水も内部に殆ど染み込みませんし、その固さや精度もサンプリングで厳しくチェックされています。こうした製造工程を実際に目にすると、カナダのレンガの素晴らしさが本当によく分かります。

私たちのHPの「レンガ積み外壁」のページでもこの動画をご覧頂けるようにしましたが、「お知らせ」記事をご覧の皆さんもどうぞ楽しんで下さいませ。

このようなレンガが積まれた輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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こんなところも壊れるの?

スウェドアのネジの破損

ドアのガードプレートがちゃんと金物を覆う形で付いていて、防犯性能はよさそうなスウェドアのロック金物です。

玄関ドアの開閉レバー・ラッチとデッドボルトが一体となったしっかりした金物がこのスウェドアには使われているのですが、今回のご相談はそれをドアに固定する為のスクリュー・ネジが破損したというもの。

このネジは非常に長く、ホームセンターのようなところでは手に入れることが難しい特殊なもののようです。

ネジの先端にねじ切りがしてあるのですが、その一部のネジ山が潰れてしまって、ネジがバカになってしまったとのこと。こんな長いスクリューで、それもドアの奥の方になる部分でそんなトラブルが発生するなんて、どういう原因なんでしょうか。

ちょっと私には想像が付きませんが、何れにしても新しいネジか部品のロック金物自体の交換をするかが必要となるかも知れません。

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新しく採用した強化シリンダーです

クイックセット用防犯強化シリンダー

最近、ここ名古屋地区でも泥棒や空き巣被害に遭ったというお宅が増えてきています。

比較的、輸入住宅は被害に遭いにくいという話もありますが、デザイン的に目立つ存在のおうちは空き巣のターゲットになる可能性が少なくないと言えるでしょう。

最も気を付けたいのは、人の目からブラインドになる場所にあるドアや窓。そういうところは、時間を気にせず犯行を進めることが可能だからです。また、そういう場所でなくても、夜間に人が出歩かない地区で道路沿いが暗くなる玄関先も心配です。特に旅行などで誰もいない時には気になりますね。

そんな玄関の輸入ドアの防犯に有効なのが、デッドロックのロック・バーを目隠しするガード・プレート。これを装着していることで、相当の犯罪抑止になるはずです。また、もう1つ鍵を加えて、ダブル・ロックにすることも大切です。

次に有効なのは、鍵をピッキング対策になる防犯強化型シリンダーに交換しておくことです。写真の左側のものが、その防犯強化型シリンダー。

右側が北米タイプの輸入住宅でよく使われるクイックセット(Kwikset)社のデッドボルト用純正シリンダーですが、鍵穴の形状の違いや鍵穴の周囲の本体の露出部分(金色のカバーがない部分)が少ない点がお分かり頂けると思います。

実は、クイックセットの純正シリンダーでも相当防犯性が高い方ではあるんですが、それを更に改良・強化したのが左の新しいロック・シリンダーなんですね。鍵穴が小さくて四角いのは、鍵を解除しにくいディンプルキーになっている証です。価格は少し高いですが、安全・安心には代えられません。

鍵が古くなって、最近調子が悪いというおうちやご自宅の周囲の治安が段々悪くなってきた気がするという方は、この機会に防犯強化型のシリンダーに交換してみては如何でしょうか。勿論、輸入住宅を新築する際にも予め装着しておければ、更に安心・安全なことは間違いありません。

上記以上にもっと防犯を強化したいという方には更なる提案が可能ですから、その際はご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: 輸入玄関ドアの安全対策 (2012年2月4日)

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屋根や庇(ひさし)がなきゃねぇ・・・

木口が開いた木製ドア枠

こちらの写真は、木製ドアが取り付けられた勝手口。当然、ドアだけでなく、ドア枠も天然木です。

自然素材を多用して、レベルの高い輸入住宅を目指したのかも知れませんが、素材を生かした施工が全くと言っていい程実行されていないというのが残念なところです。

自然素材ですから、出来るだけ雨に当たらない工夫をしてあげるとか、雨が当たっても木が劣化しないような防水塗装をしてあげる必要があるのですが、そういう知識がなかったと言わざるを得ません。

縦と横の木製ドア枠がぶつかり合う部分の木口(こぐち)が開いてきているのが分かりますか?こんなに隙間が出来てしまうと、そこに雨が侵入して溜まってしまいますし、それが枠を伝って室内へと侵入してきます。

当然、木そのものも腐ってきてしまいますね。

塗料は自然オイル系のリボスを使ったようですが、自然のものは太陽光によって分解されて、すぐに塗装の役目を果たさなくなります。

ですから、年に数回という頻度でこまめに塗装をしてくれるようなお客様であればいいのですが、毎年数か月おきに塗装をするなんて普通の人には不可能なことです。

ましてや、雨ざらしに対する事前の注意もありませんし、ご自身でそういう作業をして下さいという話すらなかったそうです。

私が屋外に木製ドアを使うなら、建物の北側にして南東から吹く台風の横殴りの雨が当たらない位置に持ってきます。また、当然1m前後の奥行きのある屋根か庇をドアの上に付けるでしょう。また、その幅も十分取る必要がありますね。

塗料にしても、パラペイントのティンバーケアのような耐紫外線、耐防水性を備えた屋外の木部専用の無公害水性塗料を使います。

それにしても、築6年でドアやドア枠が傷んできているのは、あまりにもお気の毒です。このデザインを壊さず、何とか耐久性のあるメンテナンスをして差し上げたいと思います。さて、どうなるでしょうか。乞うご期待!

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<関連記事>: 庇のない場所に設置された木製輸入ドア (2015年11月3日)

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破断したトーション・スプリング

破断したトーションスプリング

輸入ガレージ・ドアの開閉を軽くする為に用いられるトーション・スプリング。

本来、写真の左右のバネは、1つであるべきものですが、長年の開閉に伴ってバネが劣化を起し、金属が途中で折れて別々になってしまいました。

今回は、東京にお住まいのお客様からのご相談で、4.8mの幅があるダブル・サイズのビルトイン・ガレージに取付けられていた2本のトーション・スプリングのうち、1本が切れてしまったということです。

この場合、もう1本のトーション・スプリングもバネ強度が下がってきていますし、金属疲労も経年で進んでいますから両方交換しなければなりません。

ただ、このトーション・スプリングは、相当強い力で作動しますから、取付け・取り外しには危険が伴います。経験のない方は、決してご自身でやろうとはせずに私たちのような専門家にご相談下さいね。

また、トーション・スプリング以外の部品にも劣化や調整不良が生じている場合が多いですから、それらも一緒に点検して直すように致します。ただ、こうした点検・整備は、バネが切れる前に行いたいものです。でないと、せっかくの車庫が何日も使えなくなってしまいますから・・・。

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デザインは常に変化する

北米でトレンドの洗面デザイン

日本の住宅設備もいろいろお洒落なものが出てきていますが、どこかの設備メーカーが面白いものを発売すると、他社もすぐに追随して同じようなものを出してきます。

こういうマーケティング手法を、相手の商品に自社の似た商品を当てに行くという意味でミート(Meet)戦略と呼ぶのですが、市場がすぐに画一化してしまい個性が失われてしまいます。

日本人は、他人が持っているものやいいと言っているものが欲しくなる習性がありますから、同じものを手に入れると安心します。昔、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」なんてTVで言ったお笑い芸人がいましたが、将にその状況が好きなんです。

勿論、日本人に似通った感覚のある中国の人も同じようなところが見受けられますが、欧米の人たちは、ブランドと自分たちの分を区別していますから、同じブランドのものを皆で持つということは少ないようです。

逆に言えば、同じであることを嫌がる傾向にある為、今の流行から独自のものに進化しようとします。だから、素材やデザインに変化を与えようと常に行動しているのです。

デザインは、イタリアからスタートし、ヨーロッパへとそれが伝播していきます。その後、アメリカに渡って、やがて日本へと辿り着くと言われています。

例えば、この写真の洗面は如何でしょうか。これは、アメリカの洗面キャビネットを販売・紹介するサイトのものですが、キャビネットは床に接しておらず、宙を浮いて壁に張り付いた状態です。

そうすることで、足元にも間接証明を入れて床を照らすなんてことも可能ですし、足の指先も当たるものがなくてスッキリしています。

ただ、日本の住宅の多くは、床から給水・排水する管を立ち上げることが多く、壁の中に配管を仕込ませるという施工をあまりしない傾向にあります。

写真のようなデザインをやってみたいのであれば、プランニングの段階で予めこうしたデザインのものを想定しておく必要がありますが、住宅メーカーやビルダーの多くはあまりトレンドに敏感ではありません。

家づくりをする皆さんは、まず自分自身のセンスを磨き、それを施工会社に伝えていくということをしなければなりません。当然、そこには色という一番大切な要素も含まれてきます。

ただ、施工上の納まりや問題点、気遣いすべき注意点まで分かって業者をリードしていくことは、素人の皆さんには不可能なことです。

だからこそ、変化するトレンドを常に勉強し、新しいものを提案していけるだけの知識と経験のあるビルダーと家づくりをしていかないと、楽しい家づくりとならないことを忘れてはいけません。

でないと、床に配管をしてしまい、洗面を据え付ける段になって配管をやり直ししなければならないなんてことになってしまいます。(実際にこうしたトラブルが多いのも現実です)

そういった意味では、設計だけでもダメですし、センスやデザインだけでも片手落ち、ましてや施工がいいだけでは美しい輸入住宅は出来ないのです。全てを高いレベルで実現してこそ、本物と言える気がしますね。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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