お知らせ : ページ 118

20年以上、よく持ちました

今日、名古屋市天白区のお客様の処へ伺って、エーキャン(ACAN)という輸入サッシ・メーカーの窓の不具合状況を見てきました。

カナダ東海岸のニューファンドランド島にあったサッシ・メーカーですから、殆ど日本には導入されていない窓ですが、品質や価格はなかなかいい線を突いていたサッシでした。

ただ、この窓メーカーも既になくなってしまい、メーカーのサポートは受けられないという状態です。

普通ならこういう場合お客様は非常に困る訳ですが、そこはホームメイドが後ろに付いていますから、多少のことでは心配ありません。

今回は、樹脂製シングルハングサッシのコイルバランサーのバネが切れて窓の開閉が出来なくなったというトラブルです。シングルハングサッシでよく使われるチャネルバランサーとは全く形状が違いますが、バネで開閉する建具を吊っているのは同じです。

あとは、このコイルバランサーを窓枠のレール溝から取り出すことと、適切な交換部品を調達することが課題ですが、経験や調達ルートのある私たちなら造作もないこと。

あとは、カナダからの送料を含めた修理費用をご了承頂ければ、すぐに準備に取り掛かれます。それにしても、コイルバランサーを調達・交換出来る業者さんは、日本にどのくらいいるんでしょうね。

<関連記事>: 悪くなくても交換です (2021年7月9日)

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売ったら、最後まで面倒を

豊明市のお客様から、昔イナックス(INAX)が販売していた輸入水栓エクサイト(XSITE)のメンテナンスについてご相談を頂きました。

INAX(現リクシル)の製品としては結構高価な洗面水栓でしたが、輸入住宅ブームが去ると同時に販売やアフターサービスを止めてしまいました。

INAXが海外から仕入れる価格も高く、その上に自社の利益を乗せて売っていたのでしょうから、似たような他社製品と比べて高価だったことで然程多く売れない割に、在庫やメンテナンス部品を抱えなければならなかったという点で負担も大きかったのだと思います。

でも、お客様からしてみれば、大手住宅設備メーカーのものだからとお金と引き換えに安心や満足感を得ていたのでしょうから、知らぬうちに全てのサービスが打ち切られていたというのは衝撃だったでしょうね。

海外メーカーの名前や製品名・品番といったものが分かれば、私たちでも調達出来るかも知れませんが、今となってはそれも不可能です。

錆びたパーツを交換したり、水漏れしたカートリッジバルブを交換したりすれば、まだまだ愛着を持ってお使い頂けるはずですが、不具合が発生した時点で他のものに交換する以外方法がないというのが実情です。

ただ、住宅メーカーや水道・リフォーム業者に相談すると、国産の味気ないデザインのものを勧められるばかりで、楽しいと感じられるものは提案頂けないと思います。

私たちは、既存の水栓金具と出来るだけ同じような美しいデザインで、洗面ボウルの穴にも適合する輸入水栓を北米から輸入出来ます。また、インチで作られた水道パーツをミリメートルの既存配管にちゃんと接続出来る技術や経験もあります。

必要であれば、将来の水漏れに備えて予備のカートリッジバルブを予め一緒に調達しておくということも可能です。INAXに限らず、キッチンや洗面の輸入水栓の修理メンテナンス・交換にお悩みの方は、一度私たちのような専門家に相談してみては如何でしょうか?

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外装の塗り直し、始まりました

三重県四日市市のお客様のおうちで、塗り替えリフォーム工事が始まりました。

北欧系輸入住宅を得意としたノルディスカヒュースで建てられた住宅ですが、住宅メーカーは既に倒産してしまい、木製のラップサイディングや木製サッシということもあって、なかなかちゃんとしたメンテナンスが出来るビルダーを見付けることが出来なかったそうです。

本当でしたら、もう少し早く着工している処でしたが、お客様のご事情や職人の段取りといった問題から、この時期での開始となりました。ただ、こんな時期ではありますが、雨が長く降ることは少なく、ちゃんと乾いた状況で仕事を進めていきますから、然程問題はありません。

今回は、パラペイントが得意とする屋外部分の木部防水塗装ですから、きっと長く美しい状態を保てるのではないかと思います。

外装の塗り直しをしながら、北欧の木製サッシの輸入ガラス・パテのやり替えやサッシの防水塗装も行う段取りをしていますので、結構仕事は盛りだくさんです。

当然、外装の木部で腐ったり劣化したりしている部分もありますから、そういう部分は「腐らない木材」を使って修理した後、塗装をする予定です。

見積通りの決められたことをやるだけでなく、施工の状況に合わせて適切な対応をしていくつもりですから、その分時間も掛かるかも知れません。でも、悪い処を見て見ぬふりは出来ませんから、そこはお客様と相談しながら、ちゃんとした工事を行いたいと思います。

<関連記事>: こりゃ、ひどい (2020年6月24日)

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この形状は見たことはないですが、近いものはあります

昨日、春日井市のお客様からミルガード(Milgard)のウェザーストリップを交換したいので、入手出来ないかというご相談がありました。

ウェザーストリップは、防雨・防音・気密保持の役割を果たしますから、15年程度で定期的に交換することが推奨されます。

このおうちのウェザーストリップも結構年数が経っているようで、変色や変形・素材の破れといった問題があるようです。

頂いた写真のものは、あまり見掛けない形状のウェザーストリップで、以前ミルガードのケースメントサッシ用に調達したものとは明らかに違っているようです。

いろいろ探してみたのですが、この形状と全く同じものは存在しないようで、近いものなら見付けることが出来ました。

全く同じものというのは、今後どんどんなくなっていくものと思いますが、使えそうなものは部材メーカーで入手出来ますから、上手に選んで長くサッシをお使い頂ければと思います。

勿論、窓メーカーによっては、20年以上前のサッシでもウェザーストリップを供給してくれる処もありますから、私共のような専門家に問い合わせてみることが大切です。

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腐って開けられなかった窓が、元通り

先日、ペラウィンドウ(Pella)の木製建具を外したという記事を書かせて頂きましたが、今日は実際に交換した後の様子をお見せします。

写真がその建具ですが、何事もなかったかのように静かに佇んでいます。

ガラスやアルミの周囲の防水処理も行っていますし、無塗装だった木に着色を施してから防水塗料のパラペイントも上塗り塗装してあります。これだけやっておけば、将来同じ問題が起こるリスクは相当下がるはずです。

飾りの木製格子は、今まで付いていた古いものを新しい建具に付け替えましたが、全く違和感もない様子でしょ。

サッシの下枠に付いていたウィンドウヒンジの金物は、ビスが全く利かない状態でしたので、接着剤等を利用して固定しました。勿論、防水性のあるものでないと、ビス穴から雨が構造内に侵入してしまいますから、そういった点も配慮しました。

木が朽ちてもう少しで脱落しそうなサッシでしたが、寸法・形状・製造時期といった詳細を基に建具等を調達出来れば、新築時の軽やかな開閉と美しい木製サッシのデザインが蘇ります。

皆さんのおうちでもどうしようもない輸入サッシがあるようなら、一度私たちのようなプロに相談してみては如何でしょうか?きっと、早く相談しておけばよかったと思える状況になるはずです。

<関連記事>: 梅雨の晴れ間に交換しました (2021年6月6日)

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PayPayも使えます

昨日まで、アンダーセンの網戸とミルガードのバランサーを交換する為に、東京のお客様の処へ出張修理に行っておりましたので、ブログ記事を数日お休みしておりました。

さて、今日の話題は、ホームメイドでもキャシュレス決済が出来るようになったという今時の話です。

先日、PayPayの営業担当の方が飛び込み訪問で弊社にやってきました。

電子決済のPayPayの登録店舗になりませんかとのことで、話を聞いてみましたが、家の新築やリフォームの仕事を主としている私たちには、少額決済のペイペイは不向きな気がしました。

ただ、登録は無料ですし、10月くらいまでは決済手数料がゼロということもあって、取り敢えず登録してみるかとなりました。

PCからの登録で不具合もいくつかあって、なかなか完了出来なかったのですが、30分ちょっとくらい掛けて何とか店舗登録が出来ました。

たまに輸入サッシの網戸ピンや在庫部品を購入したいという飛び込みのお客様がいらっしゃることもあるので、PayPayでの支払い(決済)もあるかも知れません。

手数料が発生してくる10月までの取り組みになるかも知れませんが、振込み以外のお支払いをご希望の方は、お申し出下さいませ。写真は、PayPayの決済用QRコードと事務所備え付けのアルコール・ハンドジェルです。

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梅雨の晴れ間に交換しました

今日、会社の近くのお客様のお宅で、ペラウィンドウ(Pella)の輸入サッシをメンテナンスしました。

建具の木枠が腐ってしまい、窓を支える下枠のウィンドウヒンジも完全に脱落した状態でした。

この状況では窓を開けても閉まりませんし、最悪建具が窓の下に落下してしまうという危険性があります。

こういうケースメントサッシが、4ヶ所あって全て建具を交換しました。

最近は、アメリカからの船便入荷が遅くなる傾向にあり、発注から4ヶ月程度待たなければなりません。まあ、それでもペラという会社は古い建具でもそのままの仕様で新しく作ってくれますから、アフターサービスはいい方だと思います。

木製下枠の腐りは、外装のアルミカバーとペアガラスとの間に隙間が生じて、そこから雨水が内部に侵入したことが原因です。

単純に建具を交換するだけなら、また同じように不具合を起こしてしまいますから、ガラスの周囲やアルミのつなぎ目に防水処理を実施して、建具の木枠もティンバーケアで防水塗装を行いました。

また、窓枠のアルミコーナーも少し隙間が明いてる感じでしたから、念の為その辺りも防水処理の作業をしておきました。見積していない内容でも、気になる処があればこういう気遣いをしてメンテナンスしてあげるというのが、ホームメイドのいいところ。

今後不具合のある窓以外の防水処理を行う予定ですが、腐った窓だけでも梅雨の長雨になる前に修理を終えられてよかったです。

<関連記事>: 腐って開けられなかった窓が、元通り (2021年6月10日)

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これで折戸を固定します

輸入住宅の収納用ドアとしてよく使われるバイフォールドドア。

折戸はドアを開けても場所を取らず、便利ですよね。

ただ、10年以上経った多くの輸入住宅で、バイフォールドドアが傾いたり、開け閉めがしづらくなっていたりして、使い勝手が思うようにならないことになっています。

こういう時、知識や経験のあるプロがドアを調整してあげれば、すぐに元通りの使い勝手の戻るのですが、相談先がなく調整をしないまま放置されているケースが殆どです。

そうなると、取付け金物が破損したり、ドア自体に不具合が生じたり、修理するのに相当な手間を要するようになってしまいます。

今回部品の調達をご依頼頂いた際にお送り頂いた写真のものは、スライド・ガイドというパーツで、ドアが閉まる時にドア枠等に強くぶつかるのを防ぐと同時に、閉まったドアをホールドする役目を果たします。

この部品の中央にトップ・ピボットと呼ばれる棒状のパーツを差し込んで開閉するのですが、頻繁に開閉した為かその周囲が割れてきています。

テープなどを張って、しばらくの間凌いでいたようですが、それも限界に達したのか、部品の交換を希望されたようです。しかしながら、こうした破損が起こっている原因は、ドアの調整不足や他の部品の不具合からであることがしばしばです。

出来れば、破損した部品の交換だけでなく、ちゃんとドアの調整メンテナンスをして頂くと、長い期間調子よくお使い頂けるようになるのですが・・・。

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浴室窓はよく切れる

昨日、北名古屋市のお客様から、サーティンティード(CertainTeed)社のニューキャッスルXTという窓のコイルバランサーが切れたとの相談を頂きました。

14年程前新築された際に取り付けたシングルハングサッシだそうですが、交換してくれる住宅メーカーも分からず、NETでホームメイドを見付けたとのことでした。

写真にあるようにサッシのサイドジャムにあるレール溝の中に、丸まったコイル・スプリングがご覧頂けます。

正常な状態では、こういう形でステンレスのコイルが見えることはありませんが、コイルが断裂してしまうと丸まって露出します。狭い溝の中に入っている部品ですから、特別な工具がないと窓枠を切断する以外に部品を交換することは出来ません。

また、可動する建具の大きさや重さが分からないと、コイルバランサーの長さや強度を算定出来ませんから、リフォーム業者やサッシ屋さんでは手も足も出ないはずです。

このサッシは湯気や水が充満した浴室にありますから、いくらステンレス製と言えども劣化してしまうのは避けられません。

日頃からサッシに付いた水分を拭き取ったり、窓を開けて乾燥させたりしていれば少しは寿命が延びるのですが、なかなか細かな処までやれないのが現実です。

やはり、15年くらいでコイルバランサーも交換して頂いた方がいいかも知れませんね。でないと、窓を開けられず余計に湿気が浴室に溜まってしまいますから・・・。

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車庫の上は床下がない

今日、以前からメンテナンスをさせて頂いているおうちにお邪魔して配管からの漏れのチェックを行ってきました。

こちらのおうちは、コンクリートで出来た車庫の上に造られた建物で、車庫の天井スラブを建物のベタ基礎代わりにして、その上に床の根太材が転がしてありました。ですから、床根太及び土台の木の厚み、90mm程度しか床下がありません。

そして、よくないことに、車庫上にはキッチン・ダイニングがあって、上下水道の配管がその床下に入れられているという状況でした。

恐らく床下のどこかで配管の接続等に不具合があって、そこからの水が車庫の天井からポタポタ落ちてきているのだろうと思います。

ファイバースコープ等を駆使して、何とか床下の配管を確認出来ないかとやってみましたが、床に敷かれた根太材に行く手を阻まれ、思うように配管を見ることが出来ません。

これでは、床を全部剥がして配管の具合を確認する以外に方法はないのですが、それではお金も時間も掛かり過ぎます。

どうしてそんな床下のない家を造ったのだろうと考えたのですが、こちらのおうちは、第一種住居専用地域という最も厳しい建築条件をクリアする必要のある場所にあります。

ですから、建物の高さは10m以下に制限されている状況でした。その為、ワンボックスの車が入るだけの高さを確保したガレージを造り、その上で建物の高さ制限をクリアする為には、建物自体の高さを抑える以外に方法はありません。

ただ、居住空間の高さを低くするとなると、天井が相当低くなり圧迫感を感じることになりますから、居住空間とは関係のない基礎の高さを犠牲にしたのだろうと推測されます。

ただ、設計者も施工者も水道配管や電気配線のメンテナンスについては、当時全く頭に入れていなかったのだろうと思います。確かにお客様からいろいろな要望を頂くでしょうが、それを全てOKしていたのではプロとしては失格です。

やっていいことといけないことをしっかりお客様にも説明して、その上で最もいい方法で計画していくことこそ家づくりの基本です。

今回は床をめくるのではなく、床下の配管は今後使わないようにして、外側から新たに配管を持ってきて水栓等に接続するという方法で対処すべきだと考えております。

そうは言っても、きれいに納めるのには相当手間が掛かると思いますので、慎重にことを運んでいかなければなりません。家にとって床下は非常に大切な場所ですから、安易に小さくしたり、なくしたりしないようにして下さいね。そのリカバリーは大変ですから。

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