悪くなくても交換です

悪くなくても交換です

先日、名古屋市天白区のお客様のおうちにお邪魔して、上げ下げ窓のバランサーを無事交換してきました。

エーキャン(ACAN)というカナダの樹脂サッシ・メーカーのシングルハングに使われていたコイルバランサーのバネが切れて修理が必要となったものです。

以前のブログ記事で、バネが切れたバランサーのことを書かせて頂きましたが、切れていないバランサーも今回取り外しました。

ステンレスで出来たゼンマイ式の板バネは、20年近く経っても大丈夫でしたが、金属疲労は切れたバネと同様に起きているのです。

ですから、不具合のあったコイルバランサーを交換する際は、もう片方の窓枠に装着されている正常なバランサーも同時に交換しなくてはいけません。

今は正常であっても、すぐにバネが切れてしまう恐れがありますし、バネ自体の強度も下がってきていますから、新しくした片側のバランサーと共存させた場合左右の開閉具合が違ってきます。

そうなるとバランスが悪く窓が開けにくくなったりしますから、そこをケチると反って損をすることになります。当然同じ仕様のサッシが他にも存在するようなら、まとめてバランサーを交換しておくと輸入経費や交換費用もお得です。

シングルハングやダブルハングといった上げ下げ窓には、建具を吊っているバランサーが必ず両サイドに存在しますから、新築から15年以上経ったらそろそろ交換メンテナンスを考えるようにして下さい。

<関連記事>: 20年以上、よく持ちました (2021年6月14日)

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