お知らせ : ページ 133

泥棒も侵入を諦めたようですが・・・

本日、ペラ(Pella)ウィンドウ製ダブルハングの建具交換及び網戸の張り替え作業を行いました。

何でも泥棒が侵入しようとガラスを割ったはいいが、ペアガラスだった為ガラスを建具から全て取り外すことが出来ず、途中で諦めて帰ってしまったとのことでした。

国産サッシのシングルガラスと違って、ガラスの周囲が接着されているペアガラスだった為、割れ残ったガラスをサッシ枠から簡単に抜くという訳にはいかなかったようです。

まあ、そういう点で輸入サッシは、泥棒や空き巣に入られにくいとは言われていますが、そこで気を抜いてはいけません。輸入のサッシや玄関ドアでも、何某かの一工夫を実施することで、更に抑止力となりますから、防犯対策を検討してみて下さい。

今回は、上げ下げ窓の下窓の建具だけをアメリカから取り寄せて、室内側の木部の防水塗装と屋外側のガラスの周囲を防水対策してから取付けました。

破れた網戸は、グラスファイバー製のスクリーンを張って、劣化していた取っ手部品も手持ちの部品で交換しました。本来、網戸の修理依頼は張替えのみだったのですが、引っ張れば千切れてしまう程の状態でしたから、取っ手もサービスで交換してあげました。

普通のサッシ屋さんであれば、グラスファイバーの網も取っ手も在庫していないでしょうから、こういうのはホームメイドならではかも知れません。

何れにしても、完璧に元通りになりましたから、お客様も満足されていたと思います。(ただ、コロナの影響もあって、海外からの納期は余分に掛かりました)

年末年始は空き巣も多くなります。皆さんも十分にお気を付け下さい。

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今日は、バランサーと一緒に建具交換

未明に降った雪が朝方にも残った状況でしたが、少し陽が高くなってくるのを見計らって、大垣市のお客様のおうちに修理へ伺いました。

今回は、アンダーセン(Andersen)のダブルハングの下窓が腐ってきたということで、新しい下窓建具を6枚用意していきました。

勿論、木部の防水塗装や屋外側のガラスの周囲を防水処理した状態で持ち込みました。(メーカーから出荷されてくる時は、木部は無塗装ですし、防水処理も十分かどうか分からないので、こちらでも作業を行います)

このおうちのサッシは、すぐ下にアルミ製のベランダの床が接していて、これでは台風のような強い雨風の時は雨が吹き上がって、サッシに直撃してしまいます。そういう設計上の問題もあって、下窓や窓枠への漏水がひどく、今回建具を交換することとなりました。

また、窓6ヶ所のうち、2ヶ所についてはバランサーのヒモが切れて窓が開かない状態になっていましたので、バランサーも交換しました。アンダーセンのバランサーは、やはり20年くらいが寿命のようで、以前にもこちらのおうちのバランサーを交換したことがあります。

建具やバランサーの交換だけでなく、窓枠の下端も腐ってきている状態でしたから、余分な仕事ではありますが、防水コーキングを使って簡易に漏水対策も行いました。何れにしても、外壁等を塗り替えする際にでも抜本的な窓周りの防水対策を行う必要がありますね。

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メーカーが分からないと探せない

こちらは玄関ドアのハンドル用ドアラッチ。

ハンドルは、屋外側だけでなく室内側にも同じものが付いているタイプで、それぞれのハンドルに心棒が付いていて、それがこのラッチの両側に差さっているというものだそうです。

心棒を差す穴が途中で仕切られているのは、それぞれの心棒が独立して動作するようにする為で、それぞれが右回転して開くという特殊なラッチです。

現在北米で販売されているドアハンドルは、通常外側がハンドルで、室内側はドアレバーかドアノブが付いているタイプになります。それに心棒はラッチ穴を貫通していて、ハンドルとレバー(又はノブ)とをつないでいるのが一般的。

そういった点で、どこのメーカーのものを探しても、同じタイプのものは見付けられないのが実情です。せめてドアノブ・メーカーの名前だけでも分かれば、交換部品を探せるかも知れませんが、品番や品名など全く分からないという製品の部品は探しようがありません。

新築時にどういったものを使って家づくりをしたか、仕様書や図面、見積書などの記録を残しておくことって、本当に大切なことです。

勿論、全く違う新しいものに交換するというなら、記録の必要性も少ないとは思いますが、取付け穴や取付け寸法などが合わないと施工は大変になるかも知れません。

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このハンドルは、手に入りません

お客様から破損したので交換したいという相談を頂いたハード(Hurd)社製スライディング・パティオドア用のロックハンドル。

無理に操作したら割れてしまったということで、窓メーカーに交換部材の供給を問い合わせしました。

でも、このハンドルは、既に廃番になっているとのことで、同じものは供給出来ないという返事。

調べてみると、形状の違うロックハンドルであれば入手可能ということでしたが、大きさ・形状が違うということは、取付け穴の位置も違いますし、ハンドルの周囲の塗り直しもしなければ、きれいに納めることが出来ません。

お客様は単純に部材を調達して自分たちで交換すれば直せるだろうと考えていたようですが、取付け穴を明け直したり既存の穴を塞いだり、ドアの塗装をしたりと専門業者でないと出来ない仕事が必要となります。

ただ、現場は福島県ということですから、愛知県からとなると出張旅費が相当掛かってしまいます。勿論、これをちゃんと直せるビルダーは、国内でも限られているでしょうから、私たちにご依頼頂くかそのまま放置するか二者択一です。

国産サッシのようにサッシを交換する以外直しようがないという訳ではありませんが、工夫や加工が要るという点では少々面倒な案件ですね。

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やはり、年末に網戸メンテナンスですね

最近、網戸の固定ピン(スクリーンピン)についての問い合わせが多くなってきたように感じられます。

マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)といったメーカーは、網戸を窓枠に固定する際に写真のようなピンを使います。

この写真をお送り頂いたお客様は、この固定ピンをマーヴィン用とご案内頂いていますが、古いものの多くは長いシャフトが樹脂製のものだったようにも思いますから、窓メーカーはよく分かりません。

ただ、こうしたスクリーンピンは、規格的には同じサイズであることが多いですから、どこのサッシ・メーカーでも私たちが在庫しているもので大丈夫です。

ただ、私たちのものはシャフトが樹脂製ですから、アルミ製をご希望される場合は取り寄せとなりますので、納期が少々掛かります。(写真のピンは、シャフトが鋳物で出来ているようです)

でも、以前記事に書かせて頂いた通り、スクリーンピンで経年劣化を起すのはシャフト部分ではなく頭のつまみ(写真では白い部分)ですから、アルミ製に拘る必要はありません。

また、アルミシャフトはつまみ部分の挿入には不向きで、かなづちで強く叩かないとつまみを装着出来ないという不便さもありますから、私たちは樹脂製のものに拘ります。(樹脂製のシャフトは、指で押し込むだけでつまみが装着出来、滅多に抜けてしまうこともありません)

皆さんも新しい年を迎えるに当たり、古い輸入網戸をメンテナンスして家を気持ちよくしておきたいですよね。

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ローラー部分が外れちゃうんですよね

お客様から収納折れ戸として使うバイフォールドドア用の部品が破損したので、調達出来ないかというご相談を頂きました。

その部品はピボットと呼ばれる部品で、折れ戸を支える軸部分であったり、扉を開閉する際にレールの中を走る機能を果たしたりします。

今回のものは、頭の部分にローラーが付いたローラーピボットなんですが、こちらはレールを走る方に使用して、20年以上前の輸入住宅ではよく使われた部材です。

ただ、長年使っていると、カシメで固定した部分が割れて、ローラー部分が脱落してしまうという不具合がしばしばあります。まあ、プラスチックで出来ていますから、経年劣化は仕方ないですよね。

今、このタイプのピボットは殆ど日本には入ってきていません。現在すぐに入手出来るものは、ローラーが付いていないタイプのものになっていて、それは比較的破損が少ないように思われます。

でも、それはローラーが付いているものと互換性はありませんから、ローラーピボットが破損したら、国内で販売してくれる業者は殆どいないといった状況です。

また、この部品もサイズが違うものがありますから、アメリカから取り寄せるにしてもちゃんとデザインが同じものを調達しないと、ドアに装着出来ないなんてことになってしまいます。

私たちは、そういうことにも気を遣って調達するように心掛けていますから、余程間違えることはありませんが、お客様側で早合点して注文をされた場合はその限りではありませんから、注意して下さい。

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歪んで組み立てては元も子もありません

年末までに納めるべく、リッチモンド(Richmond)のボウウィンドウ用ケースメントサッシのガラス交換作業が大詰めを迎えております。

この案件以外にも年末までに施工を完了しなければならない案件が、複数存在していますから、至る処で準備作業が進んでおります。

リッチモンドのサッシのペアガラスを交換する為には、建具の全てをばらさなければなりません。

まずは、全てのビスを外した上で、四方の建具枠を分解します。そうするとガラスが見事に外れますから、次に建具枠をアルミ枠と木製枠とに分離します。

こうやって書くと簡単なように見えますが、実はこれが結構大変なんですよ。それから古い防水テープをそれぞれの枠からきれいに剥がしていくのですが、これを剥がすのがまたまた至難の業。

剥がすだけでほぼ半日の時間が掛かってしまいます。それを終えて建具の木製枠を組み上げた状態がこの写真。単純に四方を合わせるだけでは、長方形にはならず平行四辺形になってしまいますから、4つのコーナーに専用のクランプを当ててそれぞれ直角になるように固定します。

更に対角線を計測して、正しい位置に来ているかを確かめなければせっかくガラスを入れて組上げても建具が窓枠に入らないなんてことになりますから、作業は慎重に行わなければなりません。

手間や技術のいる修理ですが、これが出来る輸入住宅ビルダーは、日本でほぼホームメイドだけかも知れませんね。

<関連記事>: 年末に間に合いました (2020年12月22日)

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マーヴィン用網戸のコーナー部品?

お客様からマーヴィン(Marvin)社の輸入サッシに付いていた網戸をメンテナンスしたいので、網戸のコーナー部品が欲しいという問い合わせを頂きました。

写真がその部品ですが、黄土色がかったような特殊な色をしています。

マーヴィンのコーナー材も形や色も様々あるのですが、この色のものは見たことがないですねぇ。(あとでお客様に仕様書や図面を確認頂いた処、ハード(Hurd)社のサッシと判明しました。であれば、色はゴールド?)

網戸は、長年屋外で風雨や太陽の光に曝されていることが多く、グラスファイバー製のスクリーンだけでなく、網押さえのゴムや網戸を固定するスクリーンピンといったものも劣化します。

掃除をする為に網戸を外す時には網戸を落下させたりして、アルミフレームが曲がってしまうこともしばしばです。サッシメーカーによって網戸の仕様も違いますが、20年くらいしたら網戸もメンテナンスをしてあげるといいかも知れませんね。

私たちなら、サッシメーカーに依頼するだけでなく、メーカー不明やメーカーが廃業してしまったような場合には、適合する部材を取り寄せて同じ仕様・サイズの網戸を製作することも可能です。

相談する住宅メーカーがない人でも相談を受け付けますから、お困りの際はご連絡下さい。

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国産サッシに輸入のスパイラルバランサー

以前トステムの上げ下げ窓に輸入のスパイラルバランサーを取り付けて修理したという記事を書かせて頂いたことがありますが、今回同様の案件について福井県のお客様から相談されました。

サッシメーカーは不明ですが、国産の窓に何故か輸入のスパイラルバランサーが装着されていて、バランサーやその周辺部品が経年劣化で破損しています。

状況は、以前修理したものと全く同じですが、建具とバランサーをつなぐピボットシューという部品の色が異なっています。ただこの色の違いもサッシの色に合わせて変えてあるだけで、部品そのものは同じような気がします。

以前修理した経験からすると、バランサーを違うタイプのものに変更して、それに適合する形のピボットシューを装着してやる必要があります。でも、ピボットシューを入れ込んである溝(レール)には現在入手出来るピボットシューは、少し小さめというのが欠点です。

そうは言うもののちゃんと装着さえすれば、動作に支障のない状態にまで持っていくことが可能ですから、私たちなら直せるはずです。

でも、このお客様は、結局私たちからは部品を調達せずに、他社から仕入れたバランサーと自分で補強するピボットシューを使ってご自身で直されるみたいです。

しかしながら、ピボットシューは劣化して破損してしまうと、材質そのものの劣化によって補強が役に立たないような気がします。修理に挑戦されるのはいいことですが、プロにしか出来ない仕事というものがありますから、部品代や修理費だけで考えるのはあまりお勧め出来ません。

だって、サッシメーカーは、どこにどんな部品を使ったらいいのかということを全く考えずにこの上げ下げ窓を製品化しているようですから・・・。

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突然の変更も困りものです

先日、お客様からご依頼頂いたアルメトコ(Almetco)社掃出しサッシ用のドアハンドルがアメリカから届きました。

ただ、私共がオーダーしたものと若干違うハンドルセットが届きました。

私共が注文したのは、ハンドル部分とロック・ラッチが飛び出す台座の部分が一体となったものだったのですが、届いたものは写真のように台座部分が2つに分かれていて、それを1つに組み合わせて使うというものでした。

こういう場合、メーカーが違うものを発送してきたと思うのが普通ですよね。ですから、メーカーに写真を送って、オーダーしたものと違うので正品を送り直して欲しい旨伝えました。

その後、メーカーから返事があり、これは正しい製品で以前のものは既に製造されていないということでした。

いや、そういうことなら、出荷する前に事前にその旨を私たちに連絡して、新しいタイプのものを出荷してもいいかといったやりとりがあって然るべきと思い、クレームを言いました。

ただ、アメリカ人の担当者は、全然悪いことをしたと思っていないようで、製品は更新されたの一点張りでした。

まあ、アメリカではこういうことはよくあることかも知れませんが、私としてはお客様から注文を頂く前に製品の形状・寸法をお伝えしていますから、出荷後に言われても困ってしまいます。

とは言っても、担当者が無理やり嘘を付いているということでもなさそうですし、実際にこの部材が出回っているようですから、使用には問題ないと思われます。

恐らく、一体型だとドアの開き勝手が左右で違う時に、ハンドルを上下反転させなければならないので、ロック・ラッチも逆様になってしまいます。

それを解決する為に、ロック部分とハンドル部分とを別々にして、ロック部分を反転させられるようにしたのではないかと思います。

まあ、そのこと自体はいいことだと思いますが、もう少しちゃんと事前説明があるといいんですけどね・・・。お客様には発送する前にその旨説明をして、ご諒解を頂いてから出荷する段取りを取りました。

<関連記事>: 無理に引っ張ったのかなぁ? (2020年11月10日)

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