お知らせ : ページ 128

オペレーターも一緒に交換

今日は、マーヴィン(Marvin)社製ベイウィンドウ(台形出窓)の両サイドに付いている、ケースメントサッシのメンテナンス作業へ行ってきました。

このサッシは、以前ガラスの周囲の防水処理や防水塗装を行ったのですが、何故か建具の木部が腐ってきて交換しなければならなくなりました。

処理してからそれ程時間も経っていないので、どうしてかは分かりませんが、温度や湿度などの変化でガラスとアルミ枠との間に僅かに隙間が空いてきたのか、施工時点で既に内部が腐っていたのかも知れません。

そういう点では、防水処理をしたからと言って今後絶対雨漏れしないということはないという認識が必要ですし、日頃からサッシを開けて様子を見るといった習慣も大事です。

何れにしても、今回腐ってきた建具1枚を交換しなければなりませんが、マーヴィンのケースメントは最近古い仕様の交換建具は作らないという決定が、数年前になされました。但し、新しい仕様で古い窓枠に適合する建具は、特注で作ってくれるというサービスは残してくれました。

ただ、両サイドにあるケースメントサッシのうち、片側だけを新しい仕様のものにすると、ほんの僅かですが見た目が左右で違ってしまいます。それでは格好がよくないとのことで、悪くなっていないもう片方も交換することになりました。(新しい建具の防水処理等は、取付け前に念入りに行いましたよ)

また、開閉金物のオペレーターも古くなってきましたので、不具合までには至っていないですが、この際新しいものに交換しました。オペレーターはギアが徐々に摩耗してきますから、10年以上経っていれば交換しておいた方がいいと思います。

そうそう、最後に玄関ドアに隙間が出来てきたということで、隙間のメンテナンスもサービスでやって差し上げました。こういう余分な仕事もしてあげると、ちょっとしたことですが、お客様は来てもらってよかったと感じて頂けるのではないでしょうか。

<関連記事>: サッシの雨漏れは、ガラスからだけじゃない (2021年2月24日)

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劣化と調整不足が原因です

久しぶりにミルガード(Milgard)社の掃出しサッシのハンドルセットについて問い合わせを頂きました。

写真を見ると、ハンドルと一緒に外されたロックレバーが写っていますが、先端部分が欠けてなくなっている感じです。

恐らく徐々に鍵が掛けづらくなって、無理にレバーを下げたことである時ポキッと折れてしまったのだろうと思います。

こういう場合、ドアを閉める時にハンドルにも力を入れるでしょうから、ハンドルも少しグラついているかも知れませんね。

元々輸入の掃出しサッシは、軽く鍵を掛けられるように作られています。ただ、サッシを取り付けた後に、建物の重さがサッシに周囲にも掛かってきたりして、サッシの枠等が歪んできたりします。

そうすると、鍵のラッチフックが掛かる位置が変わってきて、鍵が思うように閉まらなくなるのです。そんな状態を修正しないで、ロックレバーばかりを無理に動かそうとするものですから、固い鋳物で出来た古いレバーの先が折れてしまうこととなります。

交換用の部材を供給するのは簡単ですが、それを取り付けた後にドアの建て起こしや鍵位置の調整をしなければ、ちゃんとした修理にはなりません。やっつけ仕事ならお客様にも出来ますが、輸入住宅のプロなら根本原因まで解決しなければ完璧に修理したと言えません。

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モダンな水栓でも構造は同じ

こちらは、最近アメリカでもメジャーになってきたピフィスター(Pfister)社のキッチン用水栓金具。

MoenやDelta、Kohlerといった有名どころと比べて少しお値打ちな感じなのに、デザインや機能はなかなかいいものを持っています。

こちらのキッチン水栓も私共のお客様のおうちに付けさせて頂いたのですが、最近蛇口の吐水口から水やお湯がポタポタと落ちてくるという状況になってきたそうです。

他からの水漏れがないようですので、内蔵されている止水パッキンのカートリッジバルブに不具合が起きているものと思われます。

国産のゴムパッキンとは違い、指1本で軽く閉めるだけで水が流れるのがピタッと止まるのがカートリッジバルブなんですが、道路の工事等の際に混じった小さな砂などが噛んでしまうと、バルブが欠けて漏れるようになります。

また、国産の古い水栓と同じ感覚で、ギュッとレバーを締め過ぎてしまうとバルブが割れて水漏れを起すということもあるようです。

単純にカートリッジバルブだけを交換してやれば、殆どのケースで不具合は解消するので問題はないのですが、環境や使い方次第でその寿命が左右されるところは今も昔も変わりません。こんなにオシャレに進化しても、構造的には全く変わっていないのが住宅設備です。

逆に吐水の切り換えスイッチが付いたり、浄水機能が付いたり、シャワーホースが延びるといった機能が付いたりした現代の水栓は、破損する箇所も増えていると言えますから、注意して使って下さいね。

<関連記事>: 水漏れ、止まりました (2021年2月28日)

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直すのにも限界が・・・

こちらは、私が20年以上前に新築工事をさせて頂いた輸入住宅。

まめなお客様で、ご自身で何度も手を入れて使い続けてこられたのですが、今後歳を取ってからも自分でやるのは大変だからと、腐らないような材料でデッキを作り替えたいという相談を頂きました。

今回、お隣の土地も購入されたそうで、境界ブロックを一部撤去してデッキの床を少しだけ広くしたいというご希望も頂きました。

それから、夏場の日除けに幅広のシェードも設けたいというご意向もありますので、いろいろな素材・仕様を検討しなければなりません。

それにしても、20年以上自分でメンテナンスしながら使って頂いたというのは本当に素晴らしいことです。輸入住宅ブームの際は、ウッドデッキはお決まりのアイテムでしたが、腐りにくいレッドシダーの木を使っても、導管から雨が入り込んでしまうとどうしても木が傷んできてしまいます。

それにもめげずに補修しながら使い続けることが出来る人は、ほんの僅かしかいらっしゃらないと思います。今回は樹脂で出来たデッキ材を使うか、それとも木材に樹脂を注入した特殊な材料を使うか、お客様のご希望の仕様に沿って考えるつもりです。

古いデッキが使えずに放置されているおうちでしたら、夏前に耐久性があって使えるウッドデッキに作り替えては如何でしょうか?

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化粧パネルが剥がれたアンダーセン製掃出しサッシ

こちらは、アンダーセン(Andersen)社製4枚引き分けの掃出しサッシですが、屋外側の化粧パネルが剥がれてきたので、辛うじてコーキングで接着して持たせている状況です。(コーキングもあまりきれいではないですね)

これは、ガラスとドア枠との境目から雨が侵入し、中に入り込んだ水が表面に張ってあった薄い化粧パネルを剥がしてしまったというトラブルです。

こうなると、剥がれてきた部分だけを接着しても、奥の方で接着していない部分はそのままになっていますから、そのうちまた別の処で剥がれてきます。

アンダーセンの古いスライディング・パティオドアではこうした不具合が起こりがちですが、防水処理の劣化が主な原因です。

外壁の塗り直しなどの際に、サッシ自体の防水もやり直せばいいのですが、塗装業者は外壁とサッシとの取り合い部分は防水処理しますが、サッシそのものの雨漏れに対しては全く知識がありません。

日本はペアガラスが採用された歴史も10年そこそこでしかなく、ガラスを防水するという文化はありません。だから、輸入サッシをメンテナンスするなんてことはあり得ないことという状況ですから、サッシの不具合は放置されているのが現状です。

今回、アンダーセンの建具ドアを4枚共新しいものに交換して修理する形になりますが、構造開口の高さ自体が1cm近く押し潰されているという現状に、規格通りのサイズのドアを入れ込むというのは至難の業です。(ドア上には、建物の巨大な重量が常に圧し掛かっています)

これらのドアをちゃんとサッシ枠に入れることが出来る専門家は、国内でもそれ程いないでしょうし、将来の雨漏れ対策を同時に実施してくれるという人間は更に少ないかも知れません。

<関連記事>: 傷や接着剤が付いているので、新品でも大変です (2021年9月24日)
<関連記事>: いや~、今日は重かったぁ (2021年10月7日)

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ダブルハングのロック金物

マーヴィン(Marvin)社の輸入サッシは、国内で広く使われています。

アルミクラッドの木製サッシですから、アルミの耐久性と木製の美しさを併せ持つ窓として、国産サッシにはない特徴が支持されたと思います。

ただ、アルミと木製の複合材であるが故、自然素材独特の動きや歪み、アルミのつなぎ目が開いてしまうといった不具合が起こることもある程度覚悟しなければなりません。

写真は、マーヴィンのダブルハングのロック金物ですが、湿度や気温の変化に対して建具が膨張するなどして、鍵が掛けにくくなることがあります。そんな時でも、防犯の観点からロックレバーを強く回してしまうということがしばしばあります。

それを続けていると、回転するラッチが徐々に削れてしまったり、レバーの取付けが緩くなったり、最悪の場合は金物が割れてしまうというトラブルも発生します。

ロック金物を新しいものに交換すればいいという場合もありますが、原因を解決しないとまた同じトラブルが起こってしまうかも知れません。

そういう場合は、潤滑剤のシリコンスプレーを塗布するだけでなく、ロック金物の下に薄い調整材を挿入するなどして、ロックの掛かりを直してやるといった対策をすることが重要です。

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窓が開けられないですよね

サミット(Summit)社製シングルハングのバランサーが破損しているので、いくつか交換をしたいというご相談がありました。

同じ窓がいくつもあるおうちだそうで、よく開閉する窓、あまり使わない窓があったとのこと。

新築から随分経った時にとある窓のバランサーに不具合が起き、使っていない窓のバランサーを外して、不具合のバランサーと交換して使っていらしたそうです。

そうこうしているうちに、普段使わないほぼ全ての窓のバランサーを使い切って、いよいよ新しいバランサーを調達しなければならなくなりました。

ただ、サミットのサッシを販売している資材会社は日本にはありませんから、どこに相談していいか分からずホームメイドに問い合わせをしてきたという状況でした。

写真は、不具合を起している上げ下げ窓のサッシですが、開閉する下窓が左に傾いているのが分かります。これは、片側のバランサーのヒモが切れたか、バネが劣化したかして、片側のみが吊り上げられた状態になった様子です。

こうなると、下がっている側の建具上部が窓枠に当たってしまい、ブレーキが掛かった状況になりますから、もう片方のバランサーだけでは窓が開けられないという感じになっているはずです。

こういう場合、正常な片側は残して、悪い側のみバランサーを交換するという人もいらっしゃいますが、正常なものも既に劣化が進んでいますからバランサーのバネ自体は弱くなっています。

そこに新しいバランサーを片方入れても、左右のバランスが狂ってしまい、窓の開閉がスムースにいかないばかりか、新しいバランサーの寿命まで短くしてしまう恐れがあります。

ですから、こういう状況になった上げ下げ窓は、左右のバランサーを両方共交換してあげることが大切です。ここでケチっても、将来のメンテナンスが早く必要となるようだと、元も子もないですよね。

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デッキが近過ぎると排水出来ない

昨日、ペラウィンドウ(Pella)社の掃出しサッシの掃除について記事に書かせて頂きましたが、今日はその話題の追加です。

ドアのレール付近にまで侵入してきた雨水が、サッシ枠の下へと落ちていき、最後にサッシ下枠の屋外側に明けられた排水用の水抜き穴から出て行きます。

ただ、この水抜き穴は然程大きなものではありません。ご覧の通り、サッシ枠の狭いスリットの奥に隠れるように明いている感じです。こんな感じですから、砂やホコリがレールの部分から大量に落ちてくれば、水抜き穴が詰まってしまうのです。

また、ウッドデッキのざら板などがサッシに接するように敷いてあると、その上を雨や風が伝ってサッシへと吹き込みますから、水抜き穴から逆に雨が中へと入り込む逆流現象が起こります。

そうなると、レールに溜まった水と一緒に室内へと溢れ出ますから、部屋が水浸しになるなんてことも発生します。

掃出しサッシの下端は、ウッドデッキやベランダの床から最低でも10cm程度高い位置にあるというのが理想ですが、多くの輸入住宅でそういった設計施工がされていないのも現実です。

台風に備える為には、ドアレールの掃除をしたり、ドアの外にぼろ布を入れて、ドア下の隙間から雨が入り込まないようにしたりといった工夫が重要です。

輸入の掃出しサッシは雨漏れするというクレームを言う人もいますが、実際は家の設計や施工、暮らし方にも問題があって複合的な要因で不具合が起きていると考えるべきではないでしょうか。

<関連記事>: ドアが重いのは、調整不足だけではありません (2021年2月7日)

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ドアが重いのは、調整不足だけではありません

今日、会社から程近いお客様のおうちにお邪魔しました。

いろいろと修理やメンテナンスの相談を頂いたのですが、その中にペラウィンドウ(Pella)社の掃出しサッシのドアの開閉がきついというご相談がありました。

掃出しサッシは、家の構造においても開口部が広いところに取付けますから、家の重さが圧し掛かることによって、サッシの上下が圧縮される傾向にあります。

つまり、掃出しサッシが上から押し潰されるという形になり、その分ドアも動かしづらくなるのです。これは、自然の原理ですから致し方ないことですが、ドアの高さ調整や垂直・水平をみてやることでドアが軽くなることが殆どです。

ただ、そうした調整は、なかなか素人の皆さんでは難しいと思います。でも、実は調整するだけがメンテナンスではありません。それは、サッシのレール部分の掃除です。

写真のようにウッドデッキなどがある場所は特にですが、外の砂やホコリがサッシの下枠部分にたくさん溜まっている状況をよく見掛けます。こうしたものは、レールの上を走るドア下の戸車にもこびりつきますし、ローラーにも巻き付いて回転しなくなるという不具合を起します。

こまめにレール部分を掃除用のハケで掃いて、常にきれいにしておくと同時に、可動部分にシリコンスプレーを塗布して動きをよくすることである程度の問題を解消出来ます。

但し、レールの下には水抜きの穴が仕込まれているものが多いですから、砂やホコリをレール付近の隙間から下に落とさないように掃除機で吸うことが重要です。

でないと、台風のような強風の時に、水抜きが詰まって排水出来ず、雨が室内へと入り込んでくるなんてことになりますから注意して下さい。

<関連記事>: お手入れは、道具がないと始まらない (2021年1月23日)
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今回もきれいに直りました

先日、マーヴィン(Marvin)社インテグリティ・シリーズのオーニングサッシを岐阜県大垣市で直してきました。

オーニングとは、建具の下側が外に開いていくタイプのサッシですが、隣の田んぼから小石が飛んだのか、外側のガラスに欠けが発生。

ペアガラスのみの交換が出来ないインテグリティのサッシですから、可動する建具ごと交換する手配となりました。

その際、既存の透明ガラスには目隠しのフィルムが張ってありましたから、熱割れ等での破損を防止する為に目隠しの型ガラス仕様のものを調達しました。また、両サイドにあるウィンドウヒンジもそろそろ劣化している頃であろうと考え、金物類も同時に交換するよう手配をしました。

交換に伺った日は、時折雪やみぞれが舞うという天候でしたが、何とかきれいに交換することが出来ました。ガラス周囲の外側にはいつものように防水処理を施して、室内側の木部にも木部専用の防水塗料 ティンバーケアを塗布してあります。

ガラスのみの交換が出来ないというのはちょっともったいない気もしますが、10年以上経っても交換用の部材を供給してくれるのは、輸入サッシであるが故です。こうやってメンテナンスをして、長くサッシを使い続けて欲しいものです。

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