お知らせ : ページ 129

ドアの隙間は、これで調整

輸入の玄関ドアや勝手口ドアは、国産のものに比べて相当な重量があります。

重い=頑丈ではあるのですが、その分ドアを吊っているドアヒンジには、大きな負担が掛かります。

毎日ドアを何度も開け閉めする玄関では、ドアの蝶番が徐々に摩耗してドア自体が下がってくることが起きますが、ドアの戸先(ハンドル)側がドアの重さで垂れてくるということも起こります。

つまり、ドア自体がドア枠に対して傾いてくる状態になるのです。そうなってくると、ドアの上の方がドア枠に当たってくることになり、ドアが閉まらなくなったり閉めるのが固くなったりします。

そうなるとドアが傷付くばかりか、鍵なども掛けづらくなりますから、至る処に不具合が生じてきます。そんな時に使うのが、写真のようなドアヒンジの調整材。これは、蝶番の下に挟み込むことで、蝶番を枠から少し持ち上げることが出来るという輸入材料です。

たくさん入れれば、ドアを戸先側にたくさん動かすことが出来ますから、上記のような不具合の場合は、ドアの下端のヒンジの下にこれを入れてドアを垂直に戻すことが可能です。

また、これを少しカットして挿入すれば、ドアを少し前後に倒すことも出来ますから、ドアが十分戸当りに当たってこないという場合や逆に戸当りからドアを離したいという場合にも用いることが可能です。

但し、ドア自体が下がって敷居に当たっているという場合は、こうした調整材を使うのではなく、擦り減ったヒンジ自体を新しいものに交換してやらなければ直りません。

その時でも、ドアの位置調整は必要でしょうから、こうした調整材を併用することが大切です。ただ、これらを3次元でうまく施工するのは、結構難しいですから、最初は輸入の専門家や建具屋さんにお願いすることが無難ですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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負荷が掛かると破損します

福岡のお客様からガレージドアの電動オープナーが破損したので、修理することは可能かとの問い合わせを頂きました。

ガレージオープナーは、リフトマスター(LiftMaster)社のチェーンドライブ式のものが使われています。

20年くらい前は、チェーンドライブがごく普通でしたが、音がうるさいとか、チェーンが伸びたり切れたりするとかいう欠点から、今はベルトドライブやスクリュードライブのものが使われています。

現状は、トーションスプリングやドラムワイヤーも正常で、オープナーを使えなくても手動でドアの開閉は可能なようです。

ただ、頂いた写真を見ると、チェーンが伸びて弛んでいましたから、チェーンが伸びるくらいオープナーのギアにも負荷が掛かっていたということが推察されます。

それは、トーションスプリングの力が元々不足していたり、バネが伸びて力が徐々に弱ってきたりしていたのかも知れませんし、ガレージドアの左右のバランスが悪く、どちらか片方がブレーキになっていたのかも知れません。

破損の原因は、こうしたことが複合的に作用して起きる場合もありますから、全ての問題を解決しないとまた不具合が発生します。

リフトマスターのオープナーは、駆動する為のギアが樹脂で出来ていますから、負荷が掛かるとギアが摩耗したり欠損したりして空回りすることもあります。

樹脂でなくもっと丈夫なものにすればいいじゃないかと思う方もいると思いますが、ギアを強くするとそれより弱い部品に問題が起こりますから、あまりいい考えではありません。

元々樹脂製のギアでもちゃんと軽く動く状態でなければならないというのが、ガレージドアのシステムですから、その問題を早めに直してやれば長く使い続けられるはずです。

そうは言っても人間が作る機械ですから、日頃のメンテナンスをしていても定期的に消耗部材を交換してやることは必要です。スマホでも車でも住宅でも、メンテナンスをせずに一生持つものなど存在しないことを忘れてはいけません。

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外開きドアの防犯に

日本の玄関ドアは、基本外開き。

防犯対策から考えると、海外同様内開きにすることが一番なんですが、玄関土間が狭い日本の住宅ではこれを採用するメーカーはありません。

ですから、ドアヒンジの心棒が外から丸見えで、ここを抜いてしまえば蝶番がバラバラになり、簡単にドアが開いてしまいます。そこを何とかする為に、アメリカでは写真のようなドアヒンジが販売されています。

先に述べた通り、アメリカでは内開きドアが一般的ですから、防犯型のドアヒンジを付ける必要はないのですが、どうしても外開きにしないといけないケースがあるのでしょうね。

このヒンジは、片側の蝶番に突起のようなものがあり、反対側には突起が入る穴が明いています。つまり、ドアを閉じた状態にすると、この部分が噛み合って簡単には外れなくなります。

例えヒンジの心棒が外されても、閉じた蝶番同士が噛み合っていますから、ドアを開けることが出来ないという仕組みです。簡単な仕組みですが、アメリカ人は賢いですねぇ。

外開きの玄関ドアは、ヒンジの問題があるだけでなく、デッドロックのロックバーが外から丸見えだったり、ピッキング等で鍵が破られたりという問題もありますから、一つでも多くの対策をして空き巣被害に備えたいものです。

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施工中の失敗への対処方法

昨日、お客様のおうちの塗り替えをしているという建築業者さんから、ミスの対処方法についてどうしたらいいかとのご相談を頂きました。

イーグル(Eagle)社製上げ下げ窓、ダブルハングサッシなんですが、窓を開けて塗装をしていた職人さんが、サッシのクレセントのラッチ(鍵爪)を出した状態で窓を閉めてしまい、そのラッチがもう片方の建具に当たって破損してしまったとのことでした。

ラッチが引っ掛かって、クレセントを上に押し上げてしまったようで、クレセントそのものが浮いた状況になり、その周囲の木にも割れが入っています。

こういう場合、補修を行って直すということで対処すればいいように思いますが、私共はいくつかの写真を見せて頂いただけですので、最終的には現場で実物を見て判断する必要があると思います。

恐らくこの金物は、木に彫り込みをした部分にはめこんで、それを横から2本のビスで留めるといった施工がされているはずですから、ビスの位置が木の表面にも近く、下からの突き上げには弱いかも知れません。

ただ、こういうミスは、普通に暮らしている時にもやってしまうことでもあるように思いますから、補修して対処するというのは悪い対処方法だとは思いません。

でも、お客様からしてみれば、壊されたという意識が強いでしょうから、気持ち的にセンシティブな状況にあることは間違いありません。

しかし、木というものは柔らかくて柔軟性に富んだ素材ですから、適切に接着してやれば、元通りの強度も出せますし、見ため的にも殆ど分からないくらいに直せるものです。

万一金物が曲がってしまっていても、恐らく海外の部品メーカーから取り寄せることも可能でしょうし、あとは防水とビスがしっかり留まるかどうかが肝心というくらいに思います。

確かに人によっては新しいものにしてくれという方もいらっしゃるでしょうが、10年以上経っている古いサッシを全く新しいものにしろというのもちょっとやり過ぎな気もします。

わざとやった訳でもないでしょうから、機能や見ために支障がなければ広い気持ちで勘弁してあげてもいいのではないでしょうか。勿論、直せないとか直っていないというのではいけないとは思いますが・・。

やはり、施工する業者と施主というのは、お互いが気遣いし合って長くお付き合いをしていくというのが理想だといつも感じています。

お金だけの付き合いというのは、長い家づくりでいいことはありません。常に損して得取れでやっていけば、相手からも逆にそこまでしなくてもいいよと言って頂けると思います。そういう相手には、またよくしてあげたいという気持ちになるものですよ。

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アルミシャフトで困ったら、これ!

先日、網戸のコーナー材を交換して頂いたお客様から、もう1枚写真を頂いておりました。

それが、このハード(Hurd)社製輸入サッシ用の網戸固定ピン。

私共は、マーヴィン(Marvin)用としてメーカーから調達しておりますが、大きさ・仕様においてハード用と同じピンです。

私たちは、シャフトと呼ばれる長い棒の部分に樹脂製のものを使用しておりますが、金属のアルミ製のものも存在します。ただ、写真にある透明のつまみ部品をシャフトに装着する時、アルミのシャフトは金属なので融通が利きません。

その点、樹脂は柔らかい素材ですから、つまみに明いた穴が多少小さめでも樹脂のシャフトはつまみの中に簡単に入ってくれます。

勿論、一旦入ったシャフトはつまみが劣化しない限り外れることはありません。また、網戸を窓に付けてしまうと、シャフトの部分は太陽の紫外線が当たらない場所に隠れてしまいます。ですから、環境にも拠りますが15年程度は長持ちしてくれます。

金属のシャフトは、樹脂のシャフトよりも寿命が長いと思われがちですが、つまみの部分は私たちのものと同じプラスチックで出来ていますから、そこが劣化したらいくらシャフトがアルミであっても交換が必要となります。

装着が比較的簡単で見ため的にも美しく、アルミシャフトのものと遜色のない寿命の網戸固定ピン。家中の網戸全部のメンテナンスをするのであれば、きっと皆さんのお役に立つと思いますよ。

<関連記事>: 網戸の固定ピン、劣化していませんか? (2010年9月28日)

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年代や製品で違いがあるのかも・・・

先日、ペラウィンドウ(Pella)社の掃出しサッシのドアロックが破損したので、修理をお願いしたいという相談を頂きました。

それ以外にも、網戸の破損やクランクハンドルの不具合などといった問題も複数あるようです。

掃出しサッシのロックについては、ハンドルに付いているロックレバーを動かしても、ロックラッチと呼ばれる鍵爪が中から出てこないということのようです。

この場合、ロック金物の中のバネが切れて作動しなくなったのだと思いますが、メーカーに相談すると「製造時期やサッシの大きさ、製造シールの詳細」が分からないと部品の特定が出来ないとのことでした。

ペラの掃出しサッシは部材が特徴的ですから、然程問題なく部材の特定が出来るだろうと考えておりましたが、詳細情報がないとメーカーでも交換部品が分からないらしいのです。

仕方がないので、お客様にお願いしてサッシのサイズなどを採寸して頂きましたが、この掃出しサッシは時期によって仕様がいろいろ変わったのかも知れません。

お客様曰く、手動でラッチを外に出すことも可能だということですから、取り敢えず鍵が掛からないという心配はなさそうですが、いつ手動でも動かなくなるかも分かりません。

破損が酷くなれば、鍵を掛けたつもりで実際には掛かっていなかったなんてことにもなりかねません。また、その逆で鍵が掛かったまま開けられなくなったというのも、結構最悪な状況ですから、早めに部材を調達して差し上げたいものです。

<関連記事>: ペラのロックは交換が面倒 (2021年6月27日)

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メーカーで廃番でしたが、調達出来ました

仙台市のお客様からハード(Hurd)社の輸入サッシの網戸を直したいというご相談が年末にありました。

網戸の固定ピンが劣化してしまっていたのと、アルミフレームのコーナー部品が劣化して破損しているとのことでした。

網戸の固定ピンは、私共で在庫していましたから問題はないのですが、樹脂製のコーナー材は窓メーカーからの調達となります。

そこで、ハード社に相談した処、網戸の仕様・形状が変わってこのタイプのコーナー材は販売していないとの回答でした。サッシ部品のメーカーに確認しても、全く同じ形状の部品はないとのことで、どうしたものかと考えておりました。

そこで、網戸のフレームの形状や大きさ、コーナー部品の形状・大きさをお客様に確認して頂き、これに合致するもので探してみました。そこで調達した新しいコーナー部品が、写真のもの。

フレームの色はゴールド系でしたから、それに一番近いグレーベージュのコーナー材をお客様にお送りして取り付けて頂きました。コーナー材の形状は、フレームにバッチリ適合していますし、色合いもまずまずな気がします。(因みに、コーナー材はブラウン色もあります)

窓メーカーに取扱いがなくても、蛇の道はヘビで何とかなるもんですねぇ。家1軒分の部品が欲しいということで、今回網戸ピンとコーナー材をそれぞれ40個ずつ発送しましたが、今後の為の予備も欲しいところです。

それにしても、部品探しの目は、国内で私に並ぶものはいないかも知れませんねぇ(笑)

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ヒサシ(屋根)がないと腐ります

昨日、岡崎市にある輸入住宅で、勝手口用の輸入ドアの修理に伺ってきました。

外部用にも拘らず、ドアには木製の枠材が使われており、雨が当たって枠の下端から徐々に腐ってきたということでした。

お客様自身でも何度か塗装やコーキングを入れて直そうと試みたようですが、どうしてもダメで私たちにご依頼を頂くこととなりました。

写真は、ドア本体を一旦撤去して、周囲のドア枠や飾りの外部モールディング、室内側の木製ケーシングを外した様子です。幸い外壁からの雨漏れはなかったようで、ドア枠やモールディングの下端以外はご覧のようにきれいな状態となっていました。

この後、樹脂製の枠材等を装着して、ブチルで出来た防水テープを周囲に張り、隙間等の弱点となりそうな部分にはコーキングを入れて納めました。ドアヒンジの位置出しやドアラッチ等のストライクの取付けといったことをやりつつ既存のドアを再び吊り込んで完了。

しかしながら、実はこれで終わりという訳ではありません。このドアの最大の弱点は、屋根がないことなんです。つまり、外壁に当たった雨水が下へ落ちてきて、ドア枠やドアに全て伝ってきます。そういうことが原因で、ドアやドア枠が錆びたり腐ったりしてくるのです。

このおうちは、ドアのすぐ横まで屋根の返しが来ていましたが、ドア上までを覆うほどではありませんでした。そこで、幅1.1m x 奥行き0.6mのヒサシを後付けで取り付けました。

これで、横殴りの雨以外は、勝手口ドアに雨が当たることはなくなるはずですから、傷む心配も少なくなるはずです。ただ、ドアの塗装や防水については、定期的にメンテナンスすることを忘れないで下さいね。

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完全に破損する前に交換しよう

サミット(Summit)社の掃出しサッシの鍵が掛けづらくなってきたという相談を頂きました。

鍵を掛ける為のロックレバーを上げ下げしても、ロックが掛かったり掛からなかったりという状況らしい。

レバーを操作すると、ロックラッチが出たり入ったりするのですが、それをアクションさせるバネが飛んでしまったり、千切れてしまったりすると鍵がうまく掛からないという症状が出ます。

バネはロック金物の中に入っていますし、金物は分解修理することが出来ませんから、バネを交換して直すということは不可能です。多くのお客様は、まだ何とか動くから暫く使ってから交換しようと考えるのですが、実はそれは危険かも知れません。

まだラッチが動くうちはいいのですが、最悪の状況になるとラッチがロックの受け金物にガッチリ噛んだまま動かなくなり、鍵が解除出来ないということになったり、逆にラッチが受け金物に引っ掛からなくなり鍵を掛けられないということにもなります。

どちらの場合も、生活する上では相当なストレスとなるでしょうから、すぐにでも修理したいということになります。ただ、こうした金物の多くは北米から調達しなければなりませんので、入荷するまで何日も掛かるのが普通です。

昨年の春頃は、世界中が新型コロナウィルス蔓延で製造がストップしたり、物流が滞ったりしましたから、そんなことがあると更に入荷が遅れます。

ロック関連の場所は、家のセキュリティにも係る問題になりますから、変な感じがしたら躊躇せずに交換・修理を考えることが大切です。

勿論、日頃掃出しサッシをメンテナンスしていれば、そうした部材の寿命を延ばすことも出来ますが、そういうお客様は少ないはずです。そういう場合は10~15年程度が寿命ですから、定期的に交換しましょう。

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全てオーダー品です

アメリカの部品メーカーから、大量のチャネルバランサーが入荷しました。

下窓だけが開閉するシングルハングサッシに用いるバランサーで、ミルガード(Milgard)やインシュレート(Insulate)などといたサッシに交換パーツとして取り付ける為に調達したものです。

同じサイズ・同じバネ強度のものもいくつかありますが、サッシのサイズに合わせて、全てオーダーで取り寄せました。

本当であれば、大量に注文して在庫しておくのが一番でしょうが、先に申し上げた通り、サッシのサイズや重さによって使うバランサーも違ってきます。

また、バランサーに取り付けられている部品も微妙に違う種類があって、そういったものを様々在庫しようとすると、膨大な数を用意しなければならなくなります。そういった意味で、お客様から注文を頂いた時点で、適切なものを手配するということが現実的なのです。

勿論、何かの為に少量の在庫は持ってはいますが、それらが常にお客様の要望する種類や数であるとは限りません。送料や配送時間は掛かってしまいますが、既存のバランサーと同じものを調達する為に、どうぞご容赦頂きたいと思います。

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