お手入れは、道具がないと始まらない

お手入れは、道具がないと始まらない

本日、名古屋市のお客様のおうちへ伺って、イーグル(Eagle)社の輸入サッシのメンテナンス調査をしてきました。

長く専門家によるメンテナンスが行われてこなかったようで、いろいろと修理・メンテナンスすべき場所が見付かり、部材の調達を含めて検討していこうと思います。

調査の最中、窓を開けて開閉金物やロック金物の様子を確認する訳ですが、窓を開けて窓枠等を掃除するという習慣が、日本のお客様には根付いておりません。

このおうちは、比較的きれいな状態ではありましたが、日頃から細かな部分まで掃除をするというのは、なかなか難しいものです。

ただ、サッシの周囲は凸凹していたり、掃除機の先が入りにくかったりする狭い部分も多いですから、お客様ばかりを責める訳にはいきません。

でも、武器を何も持たない丸腰で、敵と戦っても全く勝ち目はないのが現実です。掃除やメンテナンスも同じで、適切な道具と正しいやり方を知っていなければ、掃除をする気にもなりません。

そこで、サッシやドアだけでなく床や内装の細かな部分まで掃除する時に使う掃除専用のハケをご紹介します。普通の安いハケは、化学繊維の毛なんですが、それだと掃除面に押し当てて使っていると、歯ブラシのように毛先が丸く反ってきます。

毛の腹の部分で掃除をしても、きれいに掃除をすることは出来ません。私たちが使う専用ハケは豚毛なんですが、豚毛は毛が固くしっかりしていますから、毛先が掃除面に垂直に当たります。

また、天然の毛なので、毛が反ってくる前に毛先が千切れて短くはなりますが、常に真っ直ぐな毛の状態を維持してくれるスグレモノ。

それから、掃除の際に力がちゃんと伝わるように、柄の部分を持つのではなく本体を包むように全体で持って下さい。そうすると、ハケの毛先まで自分の力が伝わるようになります。

私たちは新しいハケを常に車に積んでいますから、こうしたハケが欲しいというお客様にお分けさせて頂きますので、その際はご相談下さいね。

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