ドアが重いのは、調整不足だけではありません

ドアが重いのは、調整不足だけではありません

今日、会社から程近いお客様のおうちにお邪魔しました。

いろいろと修理やメンテナンスの相談を頂いたのですが、その中にペラウィンドウ(Pella)社の掃出しサッシのドアの開閉がきついというご相談がありました。

掃出しサッシは、家の構造においても開口部が広いところに取付けますから、家の重さが圧し掛かることによって、サッシの上下が圧縮される傾向にあります。

つまり、掃出しサッシが上から押し潰されるという形になり、その分ドアも動かしづらくなるのです。これは、自然の原理ですから致し方ないことですが、ドアの高さ調整や垂直・水平をみてやることでドアが軽くなることが殆どです。

ただ、そうした調整は、なかなか素人の皆さんでは難しいと思います。でも、実は調整するだけがメンテナンスではありません。それは、サッシのレール部分の掃除です。

写真のようにウッドデッキなどがある場所は特にですが、外の砂やホコリがサッシの下枠部分にたくさん溜まっている状況をよく見掛けます。こうしたものは、レールの上を走るドア下の戸車にもこびりつきますし、ローラーにも巻き付いて回転しなくなるという不具合を起します。

こまめにレール部分を掃除用のハケで掃いて、常にきれいにしておくと同時に、可動部分にシリコンスプレーを塗布して動きをよくすることである程度の問題を解消出来ます。

但し、レールの下には水抜きの穴が仕込まれているものが多いですから、砂やホコリをレール付近の隙間から下に落とさないように掃除機で吸うことが重要です。

でないと、台風のような強風の時に、水抜きが詰まって排水出来ず、雨が室内へと入り込んでくるなんてことになりますから注意して下さい。

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