お知らせ : ページ 116

浴室窓は樹脂サッシでも手入れが大事

横浜のお客様からアルサイド(Alside)社の樹脂製シングルハングサッシについて、メンテナンスのご相談を頂きました。

樹脂で出来ていますから、通常フレームや建具が腐ったり劣化したりすることは殆どないのですが、その付属部品となると話は別です。それは、浴室のように湿気や水分が多い場所なら、尚更です。

気を付けなければいけないのは、やはり開閉金物ですね。上げ下げ窓であれば、建具を吊っているバランサー。開き窓であるケースメントサッシであれば、オペレーターやウィンドウヒンジ。

こうしたものは、殆どが鉄で出来ています。勿論、亜鉛メッキなどで対策をしてある処もありますが、バネやギアなどの可動部は、メッキや塗装が剥がれてしまいますから、そこは常に錆びる危険があります。

また、ホコリや汚れ、カビなどが付いていると、そこには水分が付きやすくなりますから、更に錆に気を付けなければなりません。そして、湿気や水分が建具枠からペアガラスの下に入り込むと、それが気密スペーサーの劣化を助長し、ペアガラスの内部結露を発生させます。

写真は、シングルハングの側枠の様子ですが、バランサーを脱着する際に使うテイクアウトクリップは既に使えない状態ですし、恐らくバランサーも劣化が進んでいるように思います。

ペアガラスには曇りはないようですが、このままにしておけば、やがて内部結露の不具合が起こりますから、ガラス内外の防水処理は喫緊の課題です。

浴室の窓は、お風呂を使った後には窓を開けて乾かしたり、ガラスや枠に付いた水気や汚れを拭き取ったり、時には金物類を外してメンテナンスしてやることが長持ちさせるには大切です。

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特殊な網戸でも最善を尽くします

今日は、輸入網戸の修理を行いました。

窓メーカーは不明ですが、網戸のフレームが曲がってしまい直したいというご相談を頂きました。

幅が1200mm、高さが700mmという横長の網戸です。

横に長い大きな網戸なんですが、中央に樹脂製の小さな持ち手が1つだけ付いていて、中央に補強のフレームも入っていない為、持ち手を引っ張ると網戸が湾曲してしまいます。

そりゃ、長さが1200mmもある細いフレームの場合、中央を指で押しただけでも曲がってしまう感じなのに、掃除の度に網戸を脱着していれば、そのうち網戸も歪んできますよね。

そこで、今回はセンターフレームを1本追加して、中央部に力が掛かってもこのフレームが補強の役目を果たすようにしたいと思います。次に、1個だけだった持ち手を2つに増やして、脱着時の力を半分に分散させようと思います。

そうすれば、大きな網戸であっても無理なく脱着出来ると思っています。ただ、曲がってしまった箇所は、どうしても強度が落ちていますから、いくら曲がりを矯正してもそこのリスクは残ります。

とは言え、この網戸のフレームやコーナー材は非常に特殊な仕様・サイズで出来ていますから、私たちが標準的に使うフレームと形状が違います。今回はお値打ちに仕上がるように修理をすることでお願いされましたから、全く新しく作り直すのに比べて、多少のリスクは存在します。

でも、写真のようにほぼ真っすぐに四方のフレームを修正しましたから、ある程度長くお使い頂ける状態に出来たのではないでしょうか。

<関連記事>: 輸入網戸の修理、完了! (2021年4月25日)

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古いハードは、バネが見えます

浜松市のお客様からハード(Hurd)社のダブルハングサッシについて、バランサーのメンテナンスをしたいというご連絡がありました。

上げ下げ窓は、どこのメーカーのものでもバランサーと呼ばれる吊り金具が付いていて、重い建具(障子)が急に落ちないように吊り下げています。

ハード社のものは、両サイドの窓枠に付いている樹脂製のジャムからバネが見えるように付いています。このバネの力を利用して、建具を持ち上げているんですね。

このバネは意外と丈夫で、なかなか切れることはありません。ただ、その先にある樹脂で出来たクラッチ・シューと呼ばれる建具との連結部品が割れたりして破損することが多いと思います。

通常は、これを交換してやればバランサーは元通りになりますが、万一バネが切れてしまった場合は厄介です。実は、ハードはバランサーを新しいタイプに変えてしまっていて、既にバネは入手出来ない状況です。

今後お客様の窓がそういう事態になってしまった時、最悪はジャムと建具の交換をするしかないかも知れませんが、どうしたらいいかは今後メーカーとも相談していきたいと思います。

(現状、バネの供給はダメと言っていますから、調整は難航すると思いますが・・・)

<関連記事>: ここを直せば、バネの交換は不要です (2021年4月10日)

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日本の瓦の耐震対策(2)

昨日、従来の瓦葺工法について記事に書かせて頂きましたので、今回は瓦業界が策定した標準設計・施工ガイドラインに基づいた瓦葺工法をご紹介します。

写真が、耐震対策を施した新しい瓦葺工法の棟瓦の納まりです。

屋根の野地板から棟の一番高い処まで金物を使って緊結しています。

また、それぞれののし瓦は、土や漆喰で固定するのではなく、金物や防水コーキングのような接着剤を使って固定しています。こうした対策が施されていれば、重い屋根瓦であっても地震や強風で外れることはないかも知れません。

ただ、その重量は以前のままという感じですから、軽量な瓦を開発したり棟瓦の重ね積みを減らしたりして、屋根の軽量化を果たすことが揺れの軽減につながるような気がします。

しかし、単純に軽量化しても、軸組工法の柱の組付けや緩くなったり、瓦が割れやすくなったりするかも知れませんから、建物の構造側の改善も併せて行わなければなりません。

あと、こういった棟の納まりにすると、屋根裏の熱気や結露を棟から逃がす棟換気(通気)の仕組みが取れませんから、ここも工夫が必要です。

大きな災害が次々に発生する21世紀ですから、様々な業界の知恵を集めて一歩でも改善された家づくりをしていかなければなりません。

また、構造・工法が強靭になっても、住み心地や健康的な生活が犠牲になっては意味がありません。人間の感覚を大切にして、頭でっかちにならない家づくりをしていきたいものです。

何れにしても、古い日本家屋は耐震性・耐風性に問題がありますので、被害に備えて改修工事を行っておくようにお願いします。

<関連記事>: 日本の瓦の耐震対策 (2021年4月20日)

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日本の瓦の耐震対策

先日、仕事の途中、瓦生産では日本有数の愛知県高浜市へ行って、瓦博物館を見学させて頂きました。

古代の瓦から現代の瓦まで様々な瓦の展示があって、建築屋としては大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。

ただ、日本の瓦と聞くと、どうしても気になるのが耐震性能。熊本地震などで熊本城の瓦が崩れ落ちてしまった姿は、衝撃的だったと思います。

瓦は他の素材に比べて厚みもあり、その分重量もあるというのが一般的です。ですから、家の頭の部分が重くなり、地震の揺れによって建物の振動を増幅させてしまうというリスクがあります。

当然、それに耐え得る建物構造を要求される訳ですが、瓦を載せた建物とアスファルトシングルのような軽い屋根材を載せた建物と構造を変えて家を造っているかと言えば、そういう住宅メーカーが存在しないのも事実です。

とは言え、高温で焼いた瓦は、太陽の熱や紫外線にも耐えて長持ちするということが特色ですから、日本伝統の屋根材を如何に残していくかは住宅産業の課題でもあります。

さて、そこで今日は昔の瓦葺はどのようだったかを見てみたいと思います。また、明日は昔の瓦葺の欠点を如何に修正して耐震性を備えたかをご覧に入れたいと思います。

写真が昔の瓦葺工法の棟部分の断面模型ですが、軸組構造を上から押さえて柱や桁・梁の差し込みをがっしり組み付けるように、敢えて重量を掛けているのが分かります。

その為、棟の瓦材は何十にも重ねられ、重厚な外観を生み出しています。ただ、その固定には、土や漆喰を練ったものが使われているだけで、金物等での固定はなされていないのが分かります。

地震や台風のような強風がない環境ではこれでよかったのですが、巨大地震やスーパー台風が襲ってくる現代日本では耐震改修を行わない限り安心出来ないだろうと思います。

明日は、瓦をそうした環境にも耐えられるように工夫をした工法がどういったものかご案内したいと思います。

<関連記事>: 日本の瓦の耐震対策(2) (2021年4月21日)

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素人考えでやらないで!

こちらは、先日ウェザーストリップの劣化をお伝えしたミルガード(Milgard)製ケースメントサッシの窓枠部分。

建具(障子)を開けて、窓の下枠を写真に撮りました。下枠には2ヶ所穴が明いています。

1つは、窓を閉めている時強い雨風で窓枠内に雨が入り込もうとした際、その雨水を穴の中へと誘導する為の水抜き穴。もう1つは、その雨水を窓枠の外に出すための排水穴。

水抜き穴が塞がっていると、溜まった雨水が窓枠内に溢れますから、最悪の場合室内に雨漏れが発生します。排水穴が詰まっていると、窓枠のフレームの中に水が溜まってしまい、それが一杯になれば水抜き穴の方へと逆流して溢れてきます。

ですから、どちらも重要な役割があるのですが、このおうちの以前の所有者の方が、その両方をわざと塞いでいました。今の所有者であるお客様から、このサッシは室内に雨漏れするんだけど、どうしてだろうというご相談を頂き、調べた処それが発覚しました。

以前の所有者の方は、恐らく穴の中に砂やゴミが入り込んで通水出来ない状況になったり、台風などでたくさんの雨が降って、雨を排水出来る許容量を越えてしまったりした時、水が部屋に溢れたのだろうと思います。

そこでサッシを調べてみた処、こうした穴を見付けて、この穴から雨が逆流してきたのではないかと考えたのではないでしょうか。でもそれは、反って雨漏れを助長するだけで、予防の効果は全くありません。

それよりも、サッシ枠を定期的に掃除して、穴に入り込んだ砂や泥を水流で押し出してやることで、雨漏れのリスクを最小限にすることが出来ると思います。勿論、絶対逆流しないということはないと思いますが、逆流のリスクよりも排水出来ないリスクの方が何倍も高いと思います。

素人判断は控えて、専門家に問題を相談したり、メーカーがどうしてこうした穴を明けたのかを考えたりすることが大切ではないでしょうか。

<関連記事>: ブチブチに切れてました (2021年4月16日)

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これから雨の季節が気になります

昨日、浜松のお客様からハード(Hurd)社のサッシのメンテナンスについてご相談を頂きました。

いろいろとメンテナンスする窓があるのですが、最も不具合が大きいのはダブルハングサッシ。

写真のように、建具(障子)の木部が黒く腐ってきているものが、いくつか存在するようです。

恐らく何年も前からこうした症状は出ていたでしょうから、既に建具フレームの中身はスカスカになくなっている状況かも知れません。これは、屋外側の上窓の下枠アルミとガラスとの隙間に雨が浸入して、徐々に建具の中を腐らせたのが原因だと思います。

ですから、このまま放置すれば、建具が窓から脱落する恐れもあるんです。ただ、ハード自体はしっかりした会社ですから、こういうトラブルでも新しい建具を供給してくれる体制は整っています。

それでも、20年も前の古いダブルハングの仕様では新しい建具は作れません。ですから、サッシ枠側に付いている樹脂製のレール部材(ジャム)も一緒に交換して、古いサッシ枠に新しい建具が馴染むようにしてやる必要があります。

まあ、こういった修理に慣れた私たちなら、特に難しいことはありませんが、輸入住宅に精通していないリフォーム業者さんがやったのでは、相当ハードルが高い仕事になるでしょうね。

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繊細だから壊れるのかも?

千葉のお客様からローウェン(Loewen)製のハーフサークル・サッシ(半円窓)の部材が破損したので、交換したいという相談を頂きました。

屋根付きのインナーバルコニーの屋外側の壁に取り付けられた窓のようで、半分屋外のような場所にある感じらしいのです。

破損したのは、オークで出来た木製の飾り格子(グリル)。脱着出来るタイプのもので、室内側のガラスに張り付く形で取り付けます。

その格子が割れて3分の1くらいがなくなったような状態ですが、この窓は結構高い位置にあるサッシで、殆ど人間の手が触れることはないと思います。ですから、脱着時に破損したとか、何かが当たって破損したとかということは考えにくいので、何か他に原因があるはずです。

お客様に確認した処、半屋外といった場所にある為に木製グリルが劣化して破損してしまったというお返事を頂きました。確かに雨には当たらないかも知れませんが、常に戸外の空気に曝され、湿度や温度の変化も大きな場所にあるでしょうから、木目に沿って割れが入ってしまうということは考えられます。

また、恐らく塗装も室内用のニスのようなものしか塗っていないでしょうから、木の膨張・収縮を抑える効果も殆どなかったのかも知れません。(私たちなら、屋外用防水塗料としてパラペイントのティンバーケアを塗る処ではありますが・・・)

何れにしても、メーカーに確認して、交換部材の調達が可能かどうかを相談してみないといけませんね。

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ブチブチに切れてました

今日、名古屋市のお客様の輸入住宅に伺って、ミルガード(Milgard)製ケースメントサッシの修理調査をしてきました。

サッシ枠や建具の周囲に付けられているウェザーストリップ(気密パッキン)が劣化したので、交換がしたいというご希望でした。

それは、台風の際にオペレーターの付近から雨が室内に浸入してくるので、ウェザーストリップが悪くなったのが原因ではないかということからでした。

実際のウェザーストリップの写真が、こちらです。建具(障子)の下端は、ウェザーストリップが擦り切れて残骸を残してなくなっている状態ですし、サイド部分は1cm間隔くらいで割れが入って使えなくなっています。

確かにこれだと建具と窓枠との隙間から雨が中に入ってくる恐れがありますが、実は原因はこれだけではありませんでした。

取り敢えず、ウェザーストリップの交換をするように段取りをしたいと思いますが、ミルガードのウェザーストリップは非常に特殊で手に入りにくいのです。それでも何とか入手ルートはありますから、調達をするように手配をしたいと思います。

ウェザーストリップ以外の雨漏れの原因については、また次回記事に書かせて頂くようにしますね。

<関連記事>: 素人考えでやらないで! (2021年4月19日)

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同じ窓メーカーでも違うバランサーを使用

今日、あま市の古いお客様の処に伺って、カナダのローカルなサッシ・メーカーのシングルハングについて、修理調査を行ってきました。

こちらのお客様は、20年以上前に私が勤めていた会社が建てた輸入住宅なんですが、私が退職した後全く輸入材に対応することが出来ず、不具合も放かりっぱなしになっておりました。

そこで、今回私の方に修理のご相談を頂き、メンテナンスをすることになりました。写真は、調査の際に使い物にならなくなったユニーク(Unique)社製のチャネルバランサーを外してきたものです。

バネが錆びて途中で切れてしまい、吊り紐を巻き上げる滑車とバネが分離してしまっています。こうなると、バランサーで建具を吊ることが出来なくなりますから、うまく窓を開けられないといった症状が出ます。

ただ、今回はサッシの両袖に付いているバランサーの片方だけが切れたという状態でしたから、辛うじて片側のバランサーで窓を開けることは可能です。

そして、今回初めての経験ですがもう少し幅が狭いシングルハングのサッシには、チャネルバランサーではなくコイルバランサーが装着されているではありませんか。

勿論、普通の輸入サッシ・メーカーであれば、バランサーを変えるということはあり得ないのですが、この窓メーカーではその常識はなかったようです。

幸いコイルバランサーそのものには不具合はありませんでしたので、今回は付属部品のみの交換修理を行いますが、珍しいことがありますね。

<関連記事>: 珍しい形状でしたが、無事に調達出来ました (2021年5月8日)

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