同じ窓メーカーでも違うバランサーを使用

同じ窓メーカーでも違うバランサーを使用

今日、あま市の古いお客様の処に伺って、カナダのローカルなサッシ・メーカーのシングルハングについて、修理調査を行ってきました。

こちらのお客様は、20年以上前に私が勤めていた会社が建てた輸入住宅なんですが、私が退職した後全く輸入材に対応することが出来ず、不具合も放かりっぱなしになっておりました。

そこで、今回私の方に修理のご相談を頂き、メンテナンスをすることになりました。写真は、調査の際に使い物にならなくなったユニーク(Unique)社製のチャネルバランサーを外してきたものです。

バネが錆びて途中で切れてしまい、吊り紐を巻き上げる滑車とバネが分離してしまっています。こうなると、バランサーで建具を吊ることが出来なくなりますから、うまく窓を開けられないといった症状が出ます。

ただ、今回はサッシの両袖に付いているバランサーの片方だけが切れたという状態でしたから、辛うじて片側のバランサーで窓を開けることは可能です。

そして、今回初めての経験ですがもう少し幅が狭いシングルハングのサッシには、チャネルバランサーではなくコイルバランサーが装着されているではありませんか。

勿論、普通の輸入サッシ・メーカーであれば、バランサーを変えるということはあり得ないのですが、この窓メーカーではその常識はなかったようです。

幸いコイルバランサーそのものには不具合はありませんでしたので、今回は付属部品のみの交換修理を行いますが、珍しいことがありますね。

<関連記事>: 珍しい形状でしたが、無事に調達出来ました (2021年5月8日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。