古いハードは、バネが見えます

古いハードは、バネが見えます

浜松市のお客様からハード(Hurd)社のダブルハングサッシについて、バランサーのメンテナンスをしたいというご連絡がありました。

上げ下げ窓は、どこのメーカーのものでもバランサーと呼ばれる吊り金具が付いていて、重い建具(障子)が急に落ちないように吊り下げています。

ハード社のものは、両サイドの窓枠に付いている樹脂製のジャムからバネが見えるように付いています。このバネの力を利用して、建具を持ち上げているんですね。

このバネは意外と丈夫で、なかなか切れることはありません。ただ、その先にある樹脂で出来たクラッチ・シューと呼ばれる建具との連結部品が割れたりして破損することが多いと思います。

通常は、これを交換してやればバランサーは元通りになりますが、万一バネが切れてしまった場合は厄介です。実は、ハードはバランサーを新しいタイプに変えてしまっていて、既にバネは入手出来ない状況です。

今後お客様の窓がそういう事態になってしまった時、最悪はジャムと建具の交換をするしかないかも知れませんが、どうしたらいいかは今後メーカーとも相談していきたいと思います。

(現状、バネの供給はダメと言っていますから、調整は難航すると思いますが・・・)

<関連記事>: ここを直せば、バネの交換は不要です (2021年4月10日)

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