お知らせ : ページ 2

時期的には全箇所交換です

大分県のお客様から、輸入ドアノブ(ドアレバー)のドアラッチの調子が悪いので、交換部材が欲しいという相談を頂きました。

ドアノブは、旧タイタン(Titan)製の空錠タイプ。

空錠タイプとは、キーで施錠する機能が付いたタイプ以外のものとお考え頂くといいかも知れません。

古いタイタンのドアノブに付いていたドアラッチは、写真のようにフェースプレートが付いていないものが多く、頭の部分が丸いままになっています。

これをドライブイン・ラッチと呼ぶのですが、取付け穴にラッチを差し込むだけでラッチが固定出来るという施工が簡単な部材です。

フェースプレート付きのラッチは、国産のドアノブにも付いているタイプで、戸先に露出したフェースプレートをビスで固定することで、ラッチが動かなくなります。

ですから、ドライブイン・ラッチよりは、取付けに少しだけ手間が掛かるのですが、このフェースプレート付きのラッチの方が普及しているのです。

勿論、北米でもフェースプレート付きのラッチの方が一般的になってきていますが、まだまだドライブイン・ラッチも多く使われているようです。

今回私共が供給可能なドライブイン・ラッチは、改良版で少しデザインが異なりますが、施工方法やドアノブへの納まりは全く変わらないものとなりますから、安心してお使い頂けます。

今回お客様からは交換用ラッチを2個欲しいというご依頼でしたが、20年以上経っているようならラッチ自体の耐用年数は過ぎています。

恐らくおうちの開きドアは8ヶ所以上あるでしょうから、2つと言わず全てのドアラッチを定期交換する時期が来ているように思います。

日本ではなかなか手に入らないドライブイン・ラッチですが、北米では普通に調達出来ますから、何十年経っても大丈夫です。

但し、ラッチを数回交換したらドアノブの方が悪くなってくるでしょうから、その際はドアノブを含めて新しいものに交換するようにお願いします。

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網戸のすべりが悪くないですか?

先日、お近くのお客様から輸入掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の網戸の戸車がおかしいので、グラスファイバー製の網の張り替えと一緒に戸車の交換をご依頼頂きました。

写真は、古い網戸に付いていた比較的状態がいい戸車と、今回調達した新しい戸車を並べてみました。

針金のような部分は、戸車を上下させるサスペンションの役割を果たす所ですが、多少バネが弱っているのか、下がり気味になっています。

戸車に付いているナイロン製のローラー部品も心なしか摩耗して少し小さくなっているようにも感じます。この古いローラー部分は網戸の上枠に付いている戸車で、下枠の戸車はローラー部分が割れていて回らない状態になっていました。

掃出しサッシの網戸の場合、どうしてもサッシ下のレールを戸車が移動するという仕組みですから、網戸下の戸車に比較的大きなストレスが掛かります。

勿論、上側の戸車も同様に劣化はしてきていますから、下側だけを交換して上側の戸車を交換しないという訳にはいきません。

掃出しサッシの網戸の動きが悪くなってきたら、レール等の掃除を行うと共に戸車の交換をして頂ければ、またスムースに左右に動くようになるはずです。

20年以上前のこういった輸入網戸の部品は、今でも北米で作られていますから、調達するのに問題はありません。

<関連記事>: サッシ屋さんでは直せない? (2024年3月8日)

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サッシ枠を切らずに挿入します

昨日、京都の輸入住宅にお伺いして、シングルハングサッシのコイルバランサーを交換してきました。

輸入サッシは、樹脂製のカナダ MBFウィンドウ。

コイルバランサーのバネが切れてしまうと、重いサッシ建具を吊り上げることが出来なくなり、窓を開けられなくなります。

ですから、この切れたバネさえ交換出来れば、サッシは元通りスムースに開閉出来るようになるのですが、コイルバランサーを装着するサッシ枠の溝(レール)は狭く、通常ではコイルバランサーは絶対に入りません。

その場合、溝をノコギリやナイフのようなもので切って、装着出来るだけの幅を確保するという方法が取られるのですが、一旦切ってしまったらそれを元には戻せませんし、その分見た目も悪くなります。

そこで私たちは、写真のように専用工具を使って、樹脂製の枠を広げて溝の幅を確保します。そのようにして、不具合のある古いコイルバランサーを取り出して、そこに新しいコイルバランサーを入れ込むことを行いました。

勿論、溝を広げた工具を取り外せば、サッシの枠は元通りに戻ってくれます。ですから、枠を切ることもなく、今までと変わらぬ見た目で窓を使うことが可能となります。

ただ、非常に強い力で広げますから、慎重に作業を行わないとプラスチックの枠が割れてしまったり、広げた枠が元に戻らなくなったりしますから、注意しないといけません。

綿密な修理調査、交換部品の調達ルートや正しい修理手順、専用工具といったものが全て揃って、初めて完璧な修理メンテナンスが可能となります。

<関連記事>: 今週交換に伺います (2024年4月10日)

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比較的新しいタイプの水栓です

岐阜県のお客様から、輸入の洗面水栓のメンテナンスについてご相談を頂きました。

水栓金具は、ヤスダプロモーションの洗面用水栓です。

ゴールドの本体に白いレバーハンドルのコンビネーションが、クラシックで美しいですね。

施工されたのは、2011年。輸入住宅ブームが1990年代ですから、それから10年以上後に建てられた輸入住宅ということで比較的新しい製品になります。

今回の不具合は、レバーを閉じても吐水口から水やお湯がポタポタ落ちてくるというものですから、内蔵されたカートリッジバルブを交換すれば元通りに直ると思います。

ヤスダプロモーションの古い水栓金具は、製造時期によって使われている止水バルブが異なるという事象がありますので、現地調査を実施しないと入手したバルブが取付け出来ないというリスクが生じます。

ですが、今回のものは、止水バルブに製造時期による新旧はなく、事前調査は必要ありませんでした。その分修理費用も抑えられて、お客様にもメリットがあったのではないかと思います。

交換用のカートリッジバルブが入荷次第、修理にお伺いする予定です。

<関連記事>: 交換用の止水バルブです (2024年4月17日)

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今週交換に伺います

先日、京都府の輸入住宅で、浴室の樹脂サッシのバランサーについて修理調査を行ったという記事を書かせて頂きました。

そのサッシは、カナダ東海岸にあるMBF Windowsというメーカーのシングルハングサッシですが、このメーカーのものはあまり日本には輸入されておらず、国内に販売やサービスを行う代理店もありません。

私たち ホームメイドは、カナダへ材料視察に伺った経験があり、このメーカーについても熟知しておりました。

取り付けられていたシングルハングサッシは少々大きめのもので、重いサッシ建具(障子)を持ち上げる為に、コイルバランサーのバネは強力なダブル・タイプになっています。

現地調査を実施した際に、可動する建具の大きさや重量、サッシ全体の寸法などを計測すると共に、枠内に内蔵されたバランサー自体も取り外して、どういったものが装着されているかをつぶさに調べました。

それに基づいて調達した新しいバランサーが、こちらです。以前のブログ記事に掲載した古いコイルバランサーと見比べて頂くと分かりますが、全く同じ形状・全く同じバネ強度のものになっています。

数日後にこれを現場に持って行って、サッシに取り付け(取り替え)を行ってきますが、固い樹脂枠の溝を広げてバランサーを入れ込むという作業は普通のサッシ屋さんや工務店さんでは不可能かも知れません。

サッシ自体にキズを付けずに元通りに窓を開閉したいのであれば、私共のような専門家に相談頂くことをお勧めします。

<関連記事>: 窓の大きさや重さが重要です (2024年3月27日)
<関連記事>: サッシ枠を切らずに挿入します (2024年4月13日)

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メンテナンスしてもらえないの?

千葉県のお客様から、輸入の掃出しサッシの鍵が壊れたので相談に乗って欲しいというご連絡を頂きました。

2つある掃出しサッシのうちの1つが、ロックレバーを操作しても鍵が全く動かないということでした。

頂いた写真がこちらですが、このハンドルロックはカナダ ヴァイスロイ(Viceroy)のスライディング・パティオドアに付属しているもののようです。

ヴァイスロイの輸入サッシは、仙台にある大手輸入ハウスメーカーが採用していた製品ですが、ヴァイスロイが会社を止めてしまってからはどこかのサッシメーカーに依頼して自社ブランドのものを施工しているようです。

ただ、それまで新築してきたおうちについては、当然アフターサービスを実施して、修理・メンテナンスをやらなければならないはずなんですが、部材の調達ルートがないのか、私共の方にお客様からご相談を頂くという状況にもなっています。

幸い私たちは部材を調達するルートや施工手順を知っていますから、こういったご相談を頂いてもおおよそ対応することは可能ですが、やはり建てた建築会社が責任を以ってサポートしていくべきと感じます。

価格等で私共に注文するのではなく、建ててもらった会社で一貫して最後まで面倒をみてもらわなければ、家を長く維持することなど出来ません。

工務店やメーカーが倒産・撤退したことで相談先を失ったという場合に、私共 ホームメイドを頼って頂くのであれば、何とか手助けをして差し上げたいとは思っています。

今回の場合、原因はドアに内蔵されたロックケース(バックセット)が破損したか、それに連動しているロックレバーの心棒が折れてしまったかのどちらかではないかと考えています。

ただ、このトラブルの根本的な原因は、ドアの建て起こしや位置のポイントが長年の使用でずれてきていることで、ロックラッチが受け金具に噛まなくなったり、それを何とかしようと無理に鍵を掛けたりしたことですから、それを修正しないといくら交換をしてもすぐにまた部品が破損してしまいます。

そういう知識と不具合への深い考察を持った輸入住宅ビルダーは、日本では少なくなってきましたよね。

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飾り格子は木製になりました

中津川市のお客様の処に装着する飾りの格子がメーカーから届きました。

こちらの格子を装着する輸入サッシは、アンダーセン(Andersen)製のナローライン・ダブルハングサッシ。

元々付けられていたものは、プラスチックで出来た格子だったのですが、夏の太陽の猛烈な熱によって曲がってしまった為、新しいものを取り寄せたという訳です。

形状的にはほぼ同じものではありますが、僅かに違いがあるようです。ただ、ほぼ分からないと言ってもいいのではないでしょうか。

また、新しいものと古いものとの違いは、新しいものは木製になったということでしょうか。

プラスチックで出来た従来の格子は、古くなってくると生(しょう)が抜けてしまうとでも言いますか、柔軟性がなくなって窓に取付け・取り外しをしたりすると取付け部分が割れたり折れたりしてしまいます。

それに比べると、木はいつまで経っても柔軟性はありますから、結構長持ちするかも知れません。ただ、窓は太陽の紫外線や熱に曝される場所でもありますから、木製の格子と云えども過信は禁物です。

皆さんのおうちのアンダーセンのサッシに格子が付いていたら、一度格子に破損がないか確認してみては如何でしょうか。メーカーはまだ交換用の飾り格子を作ってくれますので、壊れていたら交換することは可能ですよ。

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同じシリーズでもこんなに違います

みよし市のお客様の輸入洗面水栓をメンテナンスする為に、ハンドルアダプターと呼ばれる部品をカナダから取り寄せました。

水栓金具は、モエン(Moen)製のモンテセロ(Monticello)。

このシリーズにはキッチン水栓などもありますが、日本でよく使われてきたのは洗面用の水栓金具です。ただ、この洗面水栓は、時代によって使われる部品がいろいろあるということが難点でもあります。

写真は、ハンドルレバーを水栓本体の台座に固定する為に使うアダプターなんですが、同じシリーズの同じ洗面用なのにこんなにも違います。また、これらとは違うものがもう1つ存在するということもビックリです。

ですから、メーカー自体も混乱しているようで、最初に注文した時は要求と違う左の黒い部品が送られてきました。部品が合わないと再度手配をお願いした処、送られてきたのが右側の青い部品です。

恐らく今回の部品はうまく適合するように思いますが、微妙に形状が違う部品も存在している為、実際に装着してみないとはっきりしたことが言えません。

特にこちらのお客様は、手元に何も資料が残っていないということでしたので、水栓の品番や製造時期から部品を特定することが難しく、結構手配に時間が掛かってしまいました。

それでもこうやって部品が手に入れられたというのは、根気と経験に拠る処が大きいでしょうね。

<関連記事>: 製造時期が微妙です (2023年10月24日)
<関連記事>: 無事に修理を完了しました (2024年4月27日)

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ハードの網戸固定ピン

静岡県のお客様から、輸入サッシの網戸を窓に固定する為のピンが欲しいというご相談を頂きました。

サッシは、古いアメリカ ハード(Hurd)社製。

今回網戸をご自身でメンテナンスしたいということで、網戸ピンだけでなくグラスファイバー製の網や網押さえのゴムなども一緒に手に入れたいということでした。

網戸ピンについて、頂いた写真がこちらですが、大きさや形状からするとマーヴィン(Marvin)のサッシに付いているものと同じと考えていいでしょう。

シャフト部分はアルミで出来ているようですが、ツマミのパーツは樹脂製でピンを動かす為のバネは鉄製です。写真のものは、バネが劣化していると思いますが、不具合を起こしやすいのはやはりツマミの部分かと思います。

今回お客様からは、ピンのセットを75本欲しいとのご希望を頂きましたので、家中の窓の網戸を修理する以外に、ある程度予備を見越した数になっているのではないかと思います。

網戸固定用のピンは消耗部品ですから、やはり15年くらいしたら定期的に交換したいものですね。皆さんのおうちでも、夏を前に輸入網戸のメンテナンスをしては如何でしょうか?

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随分喜んで頂きました

日曜に埼玉県のお客様のおうちにお邪魔して、玄関ドアのメンテナンスを行ってきました。

輸入の玄関ドアはスチール製のカナダ トリムライト(Trimlite)。

ドアは重さで斜めに下がってきており、戸先(ハンドル)側の方が敷居(ボトムシル)に擦っていました。

ですから、ドアを閉める際はドアノブを持ち上げて、ドアが幾分上がった状態にしないと鍵も掛けられないということでした。その為か、ドアハンドルのラッチは既に破損しており、ちゃんと出てこないという感じのままお使いでした。

当然ドアクローザーの力を使って引き込もうとしても、それくらいではどうにもならないのは必然です。また、ドアを閉めても周囲に隙間が空いているという状況で、気密性や防音性・断熱性も機能していませんでした。

そこで、蝶番が摩耗した玄関ドア用の輸入ヒンジとデッドロック付きのハンドルセット、ドア枠用のウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換して、新築時の状態にまで戻すことを目標に作業を行いました。

下がったドアはヒンジを新しくすることである程度は上がりますが、ドアの傾きはヒンジの交換だけでは直りません。

ヒンジを取り付ける前にその下地に薄いシム材を入れて、傾きを調整しながら下がりや傾きを補正します。また、長い取付けビスを使うことでドア枠自体を構造にガッチリ固定することでも傾きを変化させました。

そうすることで、鍵が掛かる位置も元の状態に戻りますから、ハンドルのドアラッチやデッドロックバーの取付け位置も特に変える必要もありません。つまり、元になった原因を正せば、付随した様々な問題も自ずと解決するという訳です。

でも、普通のリフォーム屋さんや鍵屋さんは、特殊な輸入ヒンジを調達せずに、ヒンジの位置を変えたりラッチ受け(ストライク)の位置を変えたり、対処療法でメンテナンスを実施します。

ですから、ドアやドア枠に傷を付けるだけで元通りに直すということは出来ないのです。

調整作業が完了した後、最後にライフタイム仕上げのハンドルやデッドロックを取り付け、ウェザーストリップを新しくしたら、このようにきれいな輸入ドアになりました。

通常の金メッキは10年で茶色く錆が出てしまいますが、ライフタイム仕上げは10年経っても美しいゴールド色のままですから、あとは小まめに水垢が付かないように柔らかなタオルで拭いてあげればOKです。

10年で交換部品の供給がなくなる国産の製品と比べて、何十年経っても直しが利く輸入住宅は本当に素敵だと思います。(但し、信頼出来る専門家を見付けることが、家づくりでは一番大切ということを忘れないで下さいね)

<関連記事>: 傾いた玄関ドア (2024年2月12日)

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