お知らせ : ページ 2

そのうちオープナーも壊れます

愛知県にある輸入住宅ですが、お客様からビルトイン・ガレージのドアに取り付けてある大きなバネが切れてしまったというご相談を頂きました。

写真がそのバネですが、ドア上にあってこれが巻き戻る力を利用して、重いドアを持ち上げる機能を果たします。

このバネをトーションスプリングと呼ぶのですが、木製のガレージドアと比べてスチール製のドアは比較的軽いのか、電動オープナーの力でも何とかドアが持ち上がるといった状態です。

ですから、ドアを開閉するには問題がないように見えますが、オープナーはオーバースライダーのドアを前後に移動させるという役目を果たすだけで、重いドアを引き上げるという機能は想定されておりません。

つまり、この状態は電動オープナーにとっては、オーバースペックという状況で、オープナーへの負担は非常に大きなものとなっております。

この状態を長く続けていると、そのうちオープナーにも不具合が発生し、トーションスプリングだけでなく電動オープナーも交換しなければならなくなりますから、その費用負担は結構な額になるはずです。

ですから、もしこうした状態でガレージドアをお使いの方がいらしたら、出来るだけ早くトーションスプリングを新しいものに交換して、オープナーに負荷を掛けないような状況に戻してやることが大切です。

勿論、そういった一連の作業の際は、ドアのバランス調整や他の関連部材の調子をチェックすることも忘れないで下さい。

ガレージドアは5年程度で定期的に点検し、15年程度でトーションスプリングや電動オープナーを交換していくことで、長く快適にお使い頂けます。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

大きなガラスは破損に注意

昨日、愛知県のお客様の輸入住宅で、輸入サッシのペアガラスをいくつか交換させて頂きました。

写真は、2階にある台形出窓(ベイ・ウィンドウ)の中央のガラスを新しいものに入れ替えた様子です。

窓は、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシで、ペアガラスの厚みも2cm以上、また一辺の長さが1mもある非常に大きなガラスです。

これだけ大きくて重いペアガラスだと、2階に持っていくだけでも大変ですし、何かに引っ掛けてしまえば割れる恐れもあるので、非常にリスキーな作業です。

今回ガラス交換をする原因は、サッシ枠とガラスとの境い目から雨が中に浸入したことと、ガラスを接着しているスペーサーが劣化して穴が明いたことです。

ペアガラスの底に雨水が溜まり、その水や湿気がスペーサーの穴からペアガラスの中に入り込んで、内部結露を起こしたりガラスが曇って汚れたりしてしまいました。

これを放置しておけば、そのうちガラスの接着が失われ、ペアガラスがそれぞれ動き出して最悪脱落する危険性も存在します。

そうならない為に、私たちは事前にペアガラスを採寸調査し、断熱性の高いLOW-E遮熱ガラスを準備しました。写真では、まだガラス押え(押縁)を取り付ける前で、ガラスの周囲に黒いスペーサーの部分があるのが分かります。

押縁材を取り付けた後、最後に外足場を使って、屋外側のガラスの周囲に防水処理を施します。

勿論、ガラスをサッシに固定する為に、接着性のある輸入の防水テープをガラスの周囲に隙間なく回してありますから、ダブルで防水対策を行っています。(実は、新築の際に取付けた状態では、屋外側のガラスの周囲に防水処理は行われていませんから、私たちの仕事は念入りで丁寧なものとなります)

あと、この外足場を利用して、他のサッシも全て防水処理を施しますし、気密パッキン材も交換する予定です。

言われなければそこまでしない業者さんが多いと思いますが、私たちは自分たちが納得出来る状態にするまで、手を抜くつもりはありません。

曇ったペアガラスが、透き通るようにきれいになるなんて、ほんと気持ちいいですよね。ただ、それにしても暑い!

<関連記事>: 全ての窓ガラスを交換しました (2025年9月10日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

輸入住宅に結構取り付けられています

こちらは、長野県のお客様から交換品の調達をご依頼頂いたテイモア(Taymor)社製の古いドアラッチです。

部品の後ろの方に大きめの四角い穴が明いていますが、ここにドアノブの心棒を入れて回すと鍵爪が出入りするという仕組みです。

この四角い穴の位置は前後に動かすことが出来て、戸先から穴までの距離を60mmと70mmに設定出来ます。(写真は、70mmの状態です)

私たちがよく使うクイックセット(Kwikset)のものは、この穴の形状が特殊で他のドアノブ・メーカーのものには使えませんが、テイモアのものは比較的汎用性が高く、他社の一部ドアノブでも使えます。

ただ、似たような穴が明いたものでも、古いワイザー(Weiser)のドアノブで使われるドアラッチの穴は、少し小さめでこのラッチは使えないと思います。

輸入のドアノブ(ドアレバー)に使われているラッチは、メーカーによって仕様やサイズが異なりますから、注意しないと調達しても使えないなんてことになるかも知れませんよ。

あと、ドアラッチには、空錠タイプとキーで鍵が出来るドアノブ用の2種類が存在しますから、その点も注意が必要です。

こういった話を聞いてもよく分からないというお客様は、私共のような専門家に相談して、適切な交換用ドアラッチを手に入れるようにして下さいね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

ペアガラスの採寸調査

輸入サッシのペアガラスが割れてしまったということで、先日茨城県のお客様の輸入住宅にお邪魔してきました。

サッシは、クレストライン(Crestline)製の樹脂ダブルハングサッシ。

上げ下げ窓の下窓のガラスにクラックが入ってしまったということで50社以上コンタクトを取ったそうですが、どこに相談しても対応してもらえない状況だったそうです。

樹脂サッシの場合、ガラスの周囲の押縁を外さなければ、ガラスの実寸法も分かりませんし、交換自体も出来ません。

ただ、クレストラインの建具の押縁は、コーナー部分の納め方がイモではなく、留めという斜め45度でカットして納めてあるというやり方で、外す為には適切な道具と慎重な作業がないと、ガラスが更に割れたり押縁を損傷させたりしますから、普通のサッシ屋さんは手を出さないかも知れません。

クレストラインは国内では入手不可ですから、押縁を壊してしまえば特殊なルートで輸入をしなければならず、修理代金よりも高く付いたり手間も半端なものでなくなる可能性があります。

勿論、ペアガラスもインチ単位で出来ていますから、そういったものを作ってくれるメーカーも押えておく必要があります。

ましてや、内蔵された飾り格子等は、以前の輸入ガラスと同じものが希望という場合、そういうディテイルにも拘らなければなりません。

ということで、少々遠いですが、私共 ホームメイドが愛知県から茨城県まで出張して、ガラスの採寸調査を行ってきました。

写真は、私が丁度押縁を外している様子です。格子のデザインや配置を合わせる為に、下窓のガラスだけでなく上窓のガラスも押縁を外して採寸してきました。

勿論、採寸後は建具を元通りに戻して、窓にちゃんと装着してきましたよ。これから見積をご提示して、OKを頂きましたら手配の方を進めていきたいと思います。また修理の様子は、後日ブログ記事でご紹介します。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

珍しい室内ドア用ヒンジ

来週、お客様のトイレドア交換の時に取り付ける予定のドアヒンジです。

一般的に室内用のドアヒンジは、玄関ドア等の外部ドア用よりも小ぶりな大きさのものを取り付ける為、取付け穴の数も各蝶番に3つずつが基本です。

大きさは高さが89mm、ヒンジを広げた状態の幅も89mmで正方形となる形状をしています。

このドアヒンジはエムテック(Emtek)というドアノブ(ドアレバー)を作っているメーカーが製造しているものなんですが、角が全て四角の形状をしています。

室内用のドアヒンジは、角が丸くなったものが多く、四角のものはあまり見掛けないデザインだと思います。今回は既存のドアに取り付けられているヒンジが特殊であった為、このような形状のドアヒンジを取り寄せました。

ドアやサッシといった輸入資材の交換を行う場合、形や大きさが異なるものを取り付けると納まりがよくないことがありますので、極力オリジナルに近いものを取り付けるようにしています。

また、ドアの交換が完了した際には、記事に書かせて頂きたいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

ドアをしっかり閉じる為の緩衝部品です

京都のお客様から収納ドアとして使われるバイフォールドドア(折れ戸)の部品が欲しいというご相談を頂きました。

写真がその部品ですが、ドアの上枠レールの中に装着されていて、バネとバネとの中央の間にドアのピボット(棒状の金属部品)を入れてレールの中を左右に動くスライド・ガイドという部品です。

この部品があることで、折れ戸の開閉がスムースになり、尚且つドアがトップレールから外れないようにしてくれます。

バイフォールドドアは、2枚折れ戸と4枚折れ戸の2種類ありますが、2枚折れ戸の場合はこの部品を1個、4枚折れ戸の場合は左右の折れ戸に1個ずつ使います。

今回お客様からは1個のみ欲しいというご要望でしたので、2枚折れ戸の部品がなくなるか破損したか、4枚折れ戸の片側の部品がなくなるか不具合を起こしたかということだと思います。

写真のものは、不具合のない正常なスライド・ガイドのようですが、スチール製のレールに少し歪みが見受けられます。

レールが変形してしまうと、このスライド・ガイドが外れてきてしまったり、スライド・ガイドが途中で引っ掛かったりしてしまいますから、レールを交換するなり調整するなりといった作業が必要となります。

また、よくあるのが、スライド・ガイドに内蔵されているバネが長年の使用で飛んでしまいなくなってしまうというトラブルです。

このバネの力でドアがカッチリ閉まるという役目を果たしていますから、バネがなくなるとドアを閉めたつもりでもドアが自然と開いてきてしまうという不具合も発生します。

建築資材はどんなものでも役割がありますので、小さな部品一つでもなくなれば快適な暮らしが送れなくなります。

壊れたりなくなったりしたら、専門家に相談して早めに部品を調達すると共に、ドアの開閉がスムースになるような調整やドア自体の建て起こしを直してもらうことが重要です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

劣化するとすぐに下がってきます

こちらの写真は、ケースメントサッシやオーニングサッシのロック金物として使われるリアマウント・ロックと呼ばれる部材です。

写真はお客様から頂いたものですが、周囲にカビや汚れが付いている状況からすると、浴室のように湿気が多い場所だろうと思います。

このロックは、レバーを上に上げると鍵が外れ、下げると鍵が掛かるというシンプルな仕組みになっています。ただ、長年使用していると、レバーを上げても手を放すとすぐに下がってしまい、窓を開けるのにすごくやりづらかったりします。

逆に、窓を閉めようとした時に、レバーハンドルが下がっている状況だと、ロック・フックが建具に干渉してしまい、いちいちレバーを手で持ったまま窓を閉めないとうまく閉まらないので、結構厄介です。

本来、このレバーは上げたままで固定出来るものなんですが、固定する部分が摩耗などして引っ掛からなくなってしまったのが原因ですから、金物自体を交換する以外に直す方法はありません。

ただ、このサッシ部品は今でもアメリカから手に入る状況ですので、今後の調達への心配はあまりないように思います。

輸入サッシの部品は、30年近く経っても部品メーカーから入手出来るものが多くありますので、壊れて交換したいという場合でも私共のような専門家にご相談頂ければ、何とかなるかも知れませんよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

ペラのロック・クレセント

横浜のお客様から輸入のダブルハングサッシのロック金物が欲しいというご相談を頂きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)ですが、ペラのダブルハングは気密をよくする為か上下の建具(障子)の噛み合わせが固いことが多いです。

そういう場合、薄い隙間材をクレセント・ロックの下に噛ませて、金物の位置を若干変えるという方法を取りますが、不具合状況によっては随分大変なこともしばしばです。

今回のお客様もそういう状況であったのか、長年鍵を掛けている間に鋳物で出来たクレセントが変形したり、裂けてきたりして交換を余儀なくされているようです。

形状・寸法が同じものは部品メーカーからも入手可能ですが、シャンパン色のこの金物はペラウィンドウからしか手に入らないレアものです。

そうは言っても、ペラもいつまで供給をしてくれるか分かりませんから、色を気にしないでクレセントを調達する日もそのうちやってくるでしょうね。勿論、その日に備えて、予備の部品をいくつか追加で調達しておくのもいいかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

防水と排水が必要な勝手口ドア

こちらは、先日サッシや天窓のガラス防水処理をさせて頂いた静岡県の輸入住宅に取り付けられている輸入の勝手口ドア。

シングルハングの上げ下げ窓が付いているスチールドアですが、こちらのドアにもいくつか問題が発生しているようです。

お客様から現場で状況を案内頂いた訳ではないのですが、恐らく窓枠に溜まった雨水が外へ排出されずに室内へ入ってきてしまうのだろうと思います。

よく見ないと分からないかも知れませんが、窓の下枠には横長の排水口が2ヶ所設けられているのですが、そのどちらもプラスチックのフタが付いています。

こういう場合、ここは水抜きの穴であるべきなんですが、フタが付いていれば窓枠に溜まった水は外へ出ることはありません。窓枠内にどんどん雨水が溜まってくれば、当然水は抜け道を探して室内側へと行ってしまうかも知れません。

であれば、水抜き穴のフタを外してしまえばいいじゃないかということになりますが、そうすると強い雨風という場合にそこから雨水が逆に入ってしまうというリスクもあります。

ですから、私たちはこのフタを敢えて取らずにフタの下に小さな穴を明けて、水が排水されるようにしながら外からの水の吹込みを極力少ないようにするというやり方をします。(但し、小さなゴミで穴が塞がってしまわないように常にお客様自身で掃除をすることが必要です)

そして、樹脂製の窓枠とスチール製のドアとの間に隙間が生じています。こうなると、この隙間からドアの内部に雨水が浸入してしまい、スチールドアを中から錆びさせてしまうというトラブルが発生します。

ですから、窓枠の周囲の隙間を防水処理してあげることが必要ですし、その後ドア自体を防水塗装してやらないといけません。そうすることで、勝手口ドアを長く使うことが出来るようになりますし、雨でのトラブルもなくなるはずです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

接着されてたら、開かないわな

昨日、以前修理をさせて頂いたことがある静岡県にある輸入住宅にお邪魔して、サッシの防水処理作業を行いました。

以前お伺いしたのは4年程前のことなんですが、その際「外壁の塗り直しなどで外部足場を組む際に、家中のサッシのガラス防水をやって下さい」という提案をしておりました。

そのことを覚えておいて頂いたお客様が私共に連絡を下さり、足場を組んであるので、窓の防水をやって欲しいというお話を頂きました。

こちらのサッシは、ハード(Hurd)製のものなんですが、建具のアルミカバーとペアガラスとの間に隙間が結構出来ていました。

恐らく、ガラスを建具に固定する為の防水テープが劣化して縮んでしまい、テープが薄くなった分だけ隙間が出来たのだろうと思います。

家中のサッシですから結構時間は掛かったのですが、何とか1日でやり終えることが出来ました。

その際、屋根にあるベルックス(Velux)製の天窓(トップライト)もメンテナンスをしていないということでしたので、そこの防水や気密パッキン材の交換も行うことになりました。

実は、この天窓についてお客様から開けられないというお話を頂いており、恐らくゴムのパッキン材が熱で溶けて窓枠にくっついてしまい、開けられないのだろうと思っていました。

写真は屋根に登って実際のトップライトの状態を撮影したものなんですが、上側のグレーの金属カバーが屋根に固定された窓枠を覆っているもので、つなぎ目を挟んで下側の金属カバーが開閉する建具を覆っているものです。

でも、ペアガラスの防水を行う為に、その2つのカバーを白いコーキング材で接着しているのが分かりますでしょうか。こうなると、開閉する建具が窓枠に固定されてしまい、窓を開けることが出来なくなります。

天窓の防水の為によかれと思いやったことだと思いますが、これをやった塗装会社さんの職人は全く窓の構造を理解していない状況でした。

この防水用のコーキングをきれいに取り除き、外装のカバー等を外した上で内部のウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換したり、ガラスや取付けビスの防水処理を行ったりして、無事に作業を完了しました。

もし今回私たちにお客様から相談がなければ、今後ずっと天窓が開けられないという状態が続いていたでしょうね。

輸入住宅のメンテナンスについては、出来るだけ私共のような専門家に相談をして、その指導の下に修理業者さんにお願いして頂くとこういうトラブルはなくなるかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |