お知らせ : ページ 137

これが完成形です

昨日、アンダーセン(Andersen)製観音開きのフレンチドアをスライディング・パティオドアに交換していますという記事を書かせて頂きました。

そして、今回その交換工事が完了しましたので、写真をご覧下さい。少々時間が掛かってしまいましたが、おおよそ1ヶ所当たり1日という感じで仕事を終えることが出来ました。

ドア周辺のタイルは、下地の様子を見る為に一部剥がしてみましたが、ほぼ外壁は触らずにサッシだけを交換したという感じです。

こういう場合、建物の構造躯体に留める為のネイルフィンは使えませんが、サッシ枠の上からビス留めする為の取付け穴がありましたから、それを使ってドア枠を柱材に固定しました。

また、最も気になる防水処理もドア枠と外壁との隙間に防水コーキングを十分に注入することで、そのリスクを減らしています。

確かに、サッシの周囲の外壁を剥がして構造躯体を露出させれば、ネイルフィンも使えるし、サッシの周囲の防水工事も通常通りやれると思いますが、費用と見栄え、作業の手間とその効果、リスクとメリット・デメリットなどをお客様にお伝えして、お客様にとって最もバランスのいい工事が出来たのではないかと考えています。

何も理解しないで適当に納めてしまう工事は、やってはいけないことだと思いますが、全ての状況を考慮してベターな仕事をすることも大切なことだと思っています。その為には、輸入住宅に対する知識と施工に対する経験が重要ですね。

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今度は、開きドアを引き違いドアへ交換です

先日よりアンダーセン(Andersen)の掃出しサッシの交換の様子をお伝えしていますが、それとは別に両開きのフレンチドアを片引きのスライディング・パティオドアに交換するという作業についてもご紹介しましょう。

写真左側がまだ何もしていないフレンチドア。そして、右側がドアを外してドア枠だけになったフレンチドアです。

先日交換した掃出しサッシと同様に、化粧の木製外装パネルが剥がれてしまい、メーカーからは交換する以外に修理は出来ないと言われたフレンチドアのサッシでした。

観音開きフレンチドアは並びで2ヶ所存在していましたが、開いた状態ではドアが風に煽られる状態になりますし、網戸も納まりがよくないという状況から、片引きのスライディング・パティオドアに変更したいとの要望がありました。

幸いアンダーセンのフレンチドアは、スライディング・パティオドアと全く同じ開口寸法のものが存在しましたから、交換は比較的しやすいという寸法的なメリットもありました。

ですから、単純にフレンチドアのドアだけを交換するのではなく、施工はすこし大変でも枠ごと交換して掃出しサッシにすることは、これから先の使い勝手を考えたらいいことかも知れません。

ただ、ドア枠がどのような外壁構造の中で固定されているのか、サッシの防水上の問題が発生しないかなどといったことを確認しながらの作業が必要ですから、気を遣いながらの施工となりました。

雨漏れの問題は、今回ドアのガラスの周囲や屋根にあったという状況でしたから、お客様にも現状や今後のリスクを説明しながら、方向性を決めていきます。では、また交換施工が完了した様子を、ご期待下さい。

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きれいに入れ替え出来ました

一昨日、掃出しサッシのドアの交換作業について記事に書かせて頂きましたが、こちらが交換後のアンダーセン(Andersen)製スライディング・パティオドアです。

既存のサッシ枠をそのままに、新しいドアだけを入れ替えたという状況です。

ドアハンドルやロック金物、網戸などは、古いドアに付いていたものを付け替えました。そういった意味では、交換費用も経済的だったかも知れません。

ただ、ペアの強化ガラスが入ったドアは、1枚100kg近くありますから、2枚をアメリカのメーカーから輸入するとなると、相当な金額であることは確かです。

でも、雨漏れ対策・防水処理をいくつも施した新しいドアを入れて、サッシ枠も防水メンテナンスを施し、ドアの開閉調整・ロック調整までこの機会に行いましたから、今後の手入れは相当楽になったはずです。

20年近く経った輸入住宅にお住まいの皆さんは、新築以来サッシの手入れをしていないというのが殆どでしょうから、不具合の修理を好機と捉えて、私たちのような専門家にメンテナンスをしてもらうというのはいいことかも知れません。

実際、掃出しサッシには建物の重量が掛かって、サッシの上枠中央が下がってきたり、サッシの両サイドの床がめり込んできたりしてサッシ自体に歪みが生じています。

そんな状況だと、ドアの開閉が固くなったり、鍵の掛かりが悪くなったりしてきているでしょうから、メンテナンスをしないでそのまま使い続けることは破損の原因にもなりかねません。

輸入の掃出しサッシは、どこのメーカーのものも定期的な調整を必要としていますから、長く使いたいなら一度専門家に相談すべきかも知れません。

<関連記事>: 掃出しサッシのドア交換 (2020年11月2日)

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掃出しサッシのドア交換

土曜日に愛知県大治町でアンダーセン(Andersen)製スライディング・パティオドアのドアの交換を行いました。

幅が1.8mの掃出しサッシですから、2枚の引き違いドアの重量は合わせて120kgはゆうに超えるくらいになろうかと思います。

今回ドアを交換する原因となったのは、サッシのガラスの周囲からの雨漏れでした。ペアの強化ガラス自体には特に問題はなかったのですが、ドアの中に入り込んだ雨が外装の薄い化粧パネルの接着を剥離させてしまいました。

そうなると、化粧パネルが反ってしまったり、一部が欠けてしまったりして元に戻らなくなる為、ドア枠を残してドア自体を交換しなければならなくなります。

新しいドアは、製造時に防水処理を実施していますが、施工する前に私たちで更にガラスやパネルのつなぎ目に防水処理を施し、室内側の木部にも木部専用の防水塗料 ティンバーケアを塗りました。

そこまで事前準備をした上で、今回ドアの入れ替えを行ったのですが、既存の掃出しサッシにはイレギュラーな施工がしてあって、結構作業に苦労しました。

通常、作業の最初は可動するドアを室内側に外すということを行うのですが、和室の鴨居がドア枠に重ねてあって、鴨居が邪魔をして室内側へドアを倒すことが出来ません。仕方がないので、屋外側にあるもう1枚のFIX(ハメ殺し)ドアの方を先に外して、可動側を屋外側に外すという方法を取りました。

皆さんは、どっちから外しても外れるならどっちでもいいとお考えになると思いますが、サッシの防水施工をやる場合、新しい可動側ドアを先に入れてFIX側を後から入れるというのでは都合が悪いことが起るのです。

そうは言っても、和室の鴨居を外すとなるともっと大掛かりなことになりますから、施工手順を変えてもドアから雨が入らないように何とか工夫して施工をしなければなりません。

恐らく見た目にはお客様も全く気付かないとは思いますが、手順変更による余分な手間が掛かっているのです。後からメンテナンスをする時のことを考えて、新築をしなければいけないのですが、輸入サッシの構造や作りを知らない大工さんでは仕方ありません。

そういった点でも、新築やリフォーム・修理の際は、出来るだけ輸入住宅について専門知識のある業者さんにお願いして頂くことをお勧めします。でないと、適当な施工で納めていってしまうなんてことになりますから・・・。

<関連記事>: アンダーセン社フレンチドア・パネルの剥がれ (2019年7月11日)
<関連記事>: 外装の化粧板が剥がれました (2019年4月19日)
<関連記事>: きれいに入れ替え出来ました (2020年11月4日)

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コーナーキャビネット用自在蝶番

こちらは、パシフィック・リム(Pacific Rim)社のキッチン・キャビネットに使われている吊戸棚のドア用ヒンジ。

先日、交換用にカナダから入荷してきたばかりのものです。

「へ」の字に曲がった形をしているのは、コーナーキャビネットに使う2枚のドアを連結させる為に使うヒンジだからです。

ステンレス製ですから結構頑丈に出来ているはずなんですが、コーナーキャビネット用のヒンジは消耗が早いかも知れません。こちら以外にも、デウィルズ(Dewils)のキャビネットで同様の交換が必要となった案件もありました。(先日、記事に書きましたね)

こちらのキッチンメーカーは対応が早く、連絡したらすぐに交換部品を送ってくれるとの返信がありました。もう15年以上前にお客様が購入したキッチンですが、今でもちゃんとアフターサービスをしてくれる点は、プライスレスだと思います。

新築時には金額が目に行くものですが、品質の高さやアフターサービスのよさといった点で購入するかどうかを決めるのが、一番得だと思います。さて、皆さんもおうちでは、15年以上経ってもメンテナンスが出来る体制が取れていますでしょうか。

いい家を長くいい状態で使う為には、ケアしてくれる人がいることがすごく大切だと思います。

<関連記事>: キッチンや洗面キャビネットが壊れていないですか? (2020年10月24日)
<関連記事>: グラグラだったドアも元通り (2020年11月14日)

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ローウェンの建具交換は出来ないかも・・・

千葉県のお客様から、カナダ ローウェン(Loewen)製のダブルハングサッシについてご相談を頂きました。

写真のように、上窓(アッパーサッシュ)の外側を覆っているアルミカバーが脱落して、その内側の木製建具枠もコーナーの合わせ目が外れてきてしまっています。

これは、雨がガラスの縁から建具内に入り込んで、中から木を腐らせてしまったことが原因です。

こうなる前に、ガラスの周囲やアルミのつなぎ目等に防水処理をしていればよかったのですが、建築屋さんも塗装業者もそんな知識は持っていません。当然、お客様もそんなことは分かりませんから、そのうち気付いたらこんな状況になってしまったということだと思います。

ここまで行くと、建具を新しいものに交換する以外に方法はないのですが、ローウェンに問い合わせした処、下記のように製作出来ないとの回答がありました。

・ケースメント(開き窓)は、1997年以前のサッシュ(建具)製作不可。
・ダブルハング(上げ下げ窓)は、2000年以前のサッシュ(建具)製作不可。
・スライダー(引き違い窓)は、2011年以前のサッシュも製品も製作不可。

最近ローウェンに交換用建具の調達について聞いたことがなかったので、少し前からこんなことになっていたとは気付きませんでした。

古いローウェンのサッシは、雨仕舞が悪いものがあったと感じておりましたから、メーカーもいつまでも対応することが出来ないと判断したのではないかと思います。

ですから、ローウェンをお使いの輸入住宅では、外壁の塗り替え等で足場を組んだ際にサッシ自体の防水処理を必ず実施して下さい。

もしこうなった場合には、ダブルハングならもしかしたらシエラパシッフィック社のアップグレード・キット(リプレースメントサッシ)を使って、窓枠をそのままに建具だけを交換することが可能かも知れません。

ただ、実際に可能かどうかは、ダブルハングの詳細形状や寸法確認を行って判断する必要がありますから、それはまたご報告したいと思います。

ケースメントサッシやスライダー(グライダー)については、腐った木枠をカットして新しい枠材に入れ替えるという作業で対応する以外になさそうです。ただ、窓の構造的な欠点は直すことが出来ませんから、直した後でも常に雨が入らないかを注意する必要があります。

(シエラパシッフィックの新しい建具は、木枠に腐らない処理をした木を使っていますし、入荷した後に私たちでもガラス等に防水処理や木部に防水塗装を施しますから、リスクは相当なくなります)

何れにしても、日頃の手入れやメンテナンスを怠らないようにして頂くと共に、万一変だなと感じたら早めに相談頂くことをお勧めします。(今後、他の輸入サッシメーカーでも、同様のサービス中止がないとも限りませんよ)

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お風呂のサッシは、壊れます

千葉のお客様から浴室に取り付けられた樹脂サッシの開き窓(ケースメント)が破損しているので、修理出来ないかとの相談を頂きました。

サッシ・メーカーはよく分からないようですが、地元の工務店さんにも前から相談していてもなかなか進まないという感じのようです。

お客様から破損したオペレーターの写真をお送り頂いたのですが、これに近いものがアメリカには数種類存在します。

ただ、オペレーター・アームの大きさや形状が、これだけだとよく分かりません。また、オペレーターだけが本当に悪いのか、建具の上下にあるウィンドウヒンジも同様に悪いのか、私たちでは写真だけで判別出来ません。

更に、鍵を掛けるロック金物も悪いとのことで、全てをお客様側でチェック頂くというのは結構大変な気もします。

以前見て頂いた地元の工務店さんにも相談されるとのことですが、不具合箇所を全て把握した上で、その一つひとつの部材の特定が出来る業者さんかどうかは私共では分かりません。

単純に部品を交換すれば直るのか、調整も必要なのか、はたまたペアガラスの防水処理までやってもらえるのか、ハードルは高そうですね。勿論、私たちが出張修理をすれば、よりいいのでしょうが・・・。

何れにしても、お風呂のサッシは、湯気や水に常に曝されていますから、ペアガラスの内部結露や金物類の劣化は他の場所に比べて早いものです。交換するだけでなく、手入れの仕方を啓蒙したり、窓がスムースに開くように調整してあげたりしないと、また同じトラブルが発生しますよ。

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時折窓は開けて下さいね

こちらは、建物の南面にある屋根裏部屋のサッシです。

マーヴィン(Marvin)社のインテグリティ(Integrity)というシリーズの開き窓(ケースメント)なんですが、室内側の木枠が変色して開閉金物のビスが複数抜けてきている状態です。

屋根にあるドーマーに取り付けられているサッシですから、南東からの雨や風が強く当たりますし、それを除けるヒサシや軒もありません。

インテグリティというサッシは、グラスファイバーを樹脂で固めて外枠としていますから、温度変化による伸び縮みや変形が少なく、つなぎ目にも隙間が生じにくいという特性があります。

そういった点では、雨漏れのリスクはある程度少ないと言えるのですが、外枠パネルとガラスとの接点から雨が入り込んでしまうと、他のアルミクラッド・サッシと同様に中の木が腐ってきてしまいます。

また、屋根裏部屋の場合、窓を開けるということが1階や2階の窓と比べて少ない、又は殆どないという人もいるでしょう。そうなると、木枠に入った水が溜まったままになったり、腐ってきたことも分からなかったりという状況になります。

このお客様の場合、私も外装の塗り替えの見積をお出ししましたが、結局他社で塗装をされましたから、サッシの防水工事などはやってもらっていないでしょうし、そんなことが必要だという認識もなかったと思います。

輸入住宅を知らない素人の塗装業者であれば、仕方ないことではありますが、安さだけを取った代償は大きいかも知れません。何れにしても、自然素材で出来た高級サッシは、常に手を掛けてケアしてあげなければ、すぐに悪くなってしまいます。

そういうことを理解した専門家にメンテナンスを依頼するということの大切さを理解した上で、自分たちでも雨の次の日は窓を開けて乾かすという習慣を持って欲しいと思います。どんなものでも、掃除と手入れは長持ちの秘訣です。

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垂直穴のモーティスロック

先日、ハード(Hurd)社の掃出しサッシのロック金物が間違っていたという記事を書かせて頂きましたが、正しい金具の写真がこちらです。

一般的な掃出しサッシ用のロック金物は、ロックレバーを差し込む穴の明き方が斜め45度なんですが、ハードのものは垂直方向に明いています。

鍵爪ラッチが出たロック状態で垂直ですから、鍵を掛けない状態の時は穴は水平に向いています。たまにこうした穴が明いたモーティスロックを見掛けるのですが、その割合は5%にも満たないくらいの確率です。

でも、角度が45度のものだと勝手に決めつけて調達したりすると、取付け作業の際に施工出来なかったなんてことになりますから、早合点は禁物です。

スライディング・パティオドアのロックに不具合がある場合には、こうしたことをちゃんと確認してから注文するようにして下さいね。

でないと、また取付けに来てもらうのに作業工賃が余分に掛かってしまいます。ほんの少し確認の手間を惜しむと、時間と費用の無駄が発生しますからご注意を。

<関連記事>: メーカーも間違えます (2020年10月11日)

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スマート・ウォーター

最近は、照明器具のオン・オフやガレージドアの開閉といったことにもWifiでコントロールするなんてことが出来るようになってきました。

特に北米ではそういったことがある意味ステータスにもなってきています。

今回ご紹介するのは、カナダ モエン(Moen)社の水道管理システム 「スマート・ウォーター・シャットオフ」。写真の製品がそれなんですが、これを道路から引き込んだ直後のメインの水道管の途中に入れ込みます。

この製品はWifiに接続することが可能で、それによってスマホやPC、グーグルアシスタントやアマゾン・エコーなどによって操作が出来ます。

この製品は、通常の水道の使用状況を把握し、水道の圧力が異常に高くなったり凍結したり僅かな水漏れが発生したりするとアラートをスマホに伝え、自動的に水道を閉じてしまいます。

勿論、各種ディバイスから手動で開閉をコントロールすることも可能ですから、長期外出するといった時に出掛けた先から水道管の開閉をすることも可能です。

まあ、あまり日本ではないとは思いますが、外部から水を盗むといったことにも反応してくれるそうですから、頼もしい限りです。まだ日本ではこうした製品は作られていないかも知れませんが、世界はどんどん変わってきているんですね。

こうした製品を皆さんのおうちに導入することも可能ですが、水道管の太さに違いがありますから、接続には輸入のものに慣れた水道屋さんに依頼したいものです。(アプリも英語ですから、語学勉強もして下さいね)

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