お知らせ : ページ 132

ローウェンの建具交換は出来ないかも・・・

千葉県のお客様から、カナダ ローウェン(Loewen)製のダブルハングサッシについてご相談を頂きました。

写真のように、上窓(アッパーサッシュ)の外側を覆っているアルミカバーが脱落して、その内側の木製建具枠もコーナーの合わせ目が外れてきてしまっています。

これは、雨がガラスの縁から建具内に入り込んで、中から木を腐らせてしまったことが原因です。

こうなる前に、ガラスの周囲やアルミのつなぎ目等に防水処理をしていればよかったのですが、建築屋さんも塗装業者もそんな知識は持っていません。当然、お客様もそんなことは分かりませんから、そのうち気付いたらこんな状況になってしまったということだと思います。

ここまで行くと、建具を新しいものに交換する以外に方法はないのですが、ローウェンに問い合わせした処、下記のように製作出来ないとの回答がありました。

・ケースメント(開き窓)は、1997年以前のサッシュ(建具)製作不可。
・ダブルハング(上げ下げ窓)は、2000年以前のサッシュ(建具)製作不可。
・スライダー(引き違い窓)は、2011年以前のサッシュも製品も製作不可。

最近ローウェンに交換用建具の調達について聞いたことがなかったので、少し前からこんなことになっていたとは気付きませんでした。

古いローウェンのサッシは、雨仕舞が悪いものがあったと感じておりましたから、メーカーもいつまでも対応することが出来ないと判断したのではないかと思います。

ですから、ローウェンをお使いの輸入住宅では、外壁の塗り替え等で足場を組んだ際にサッシ自体の防水処理を必ず実施して下さい。

もしこうなった場合には、ダブルハングならもしかしたらシエラパシッフィック社のアップグレード・キット(リプレースメントサッシ)を使って、窓枠をそのままに建具だけを交換することが可能かも知れません。

ただ、実際に可能かどうかは、ダブルハングの詳細形状や寸法確認を行って判断する必要がありますから、それはまたご報告したいと思います。

ケースメントサッシやスライダー(グライダー)については、腐った木枠をカットして新しい枠材に入れ替えるという作業で対応する以外になさそうです。ただ、窓の構造的な欠点は直すことが出来ませんから、直した後でも常に雨が入らないかを注意する必要があります。

(シエラパシッフィックの新しい建具は、木枠に腐らない処理をした木を使っていますし、入荷した後に私たちでもガラス等に防水処理や木部に防水塗装を施しますから、リスクは相当なくなります)

何れにしても、日頃の手入れやメンテナンスを怠らないようにして頂くと共に、万一変だなと感じたら早めに相談頂くことをお勧めします。(今後、他の輸入サッシメーカーでも、同様のサービス中止がないとも限りませんよ)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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お風呂のサッシは、壊れます

千葉のお客様から浴室に取り付けられた樹脂サッシの開き窓(ケースメント)が破損しているので、修理出来ないかとの相談を頂きました。

サッシ・メーカーはよく分からないようですが、地元の工務店さんにも前から相談していてもなかなか進まないという感じのようです。

お客様から破損したオペレーターの写真をお送り頂いたのですが、これに近いものがアメリカには数種類存在します。

ただ、オペレーター・アームの大きさや形状が、これだけだとよく分かりません。また、オペレーターだけが本当に悪いのか、建具の上下にあるウィンドウヒンジも同様に悪いのか、私たちでは写真だけで判別出来ません。

更に、鍵を掛けるロック金物も悪いとのことで、全てをお客様側でチェック頂くというのは結構大変な気もします。

以前見て頂いた地元の工務店さんにも相談されるとのことですが、不具合箇所を全て把握した上で、その一つひとつの部材の特定が出来る業者さんかどうかは私共では分かりません。

単純に部品を交換すれば直るのか、調整も必要なのか、はたまたペアガラスの防水処理までやってもらえるのか、ハードルは高そうですね。勿論、私たちが出張修理をすれば、よりいいのでしょうが・・・。

何れにしても、お風呂のサッシは、湯気や水に常に曝されていますから、ペアガラスの内部結露や金物類の劣化は他の場所に比べて早いものです。交換するだけでなく、手入れの仕方を啓蒙したり、窓がスムースに開くように調整してあげたりしないと、また同じトラブルが発生しますよ。

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時折窓は開けて下さいね

こちらは、建物の南面にある屋根裏部屋のサッシです。

マーヴィン(Marvin)社のインテグリティ(Integrity)というシリーズの開き窓(ケースメント)なんですが、室内側の木枠が変色して開閉金物のビスが複数抜けてきている状態です。

屋根にあるドーマーに取り付けられているサッシですから、南東からの雨や風が強く当たりますし、それを除けるヒサシや軒もありません。

インテグリティというサッシは、グラスファイバーを樹脂で固めて外枠としていますから、温度変化による伸び縮みや変形が少なく、つなぎ目にも隙間が生じにくいという特性があります。

そういった点では、雨漏れのリスクはある程度少ないと言えるのですが、外枠パネルとガラスとの接点から雨が入り込んでしまうと、他のアルミクラッド・サッシと同様に中の木が腐ってきてしまいます。

また、屋根裏部屋の場合、窓を開けるということが1階や2階の窓と比べて少ない、又は殆どないという人もいるでしょう。そうなると、木枠に入った水が溜まったままになったり、腐ってきたことも分からなかったりという状況になります。

このお客様の場合、私も外装の塗り替えの見積をお出ししましたが、結局他社で塗装をされましたから、サッシの防水工事などはやってもらっていないでしょうし、そんなことが必要だという認識もなかったと思います。

輸入住宅を知らない素人の塗装業者であれば、仕方ないことではありますが、安さだけを取った代償は大きいかも知れません。何れにしても、自然素材で出来た高級サッシは、常に手を掛けてケアしてあげなければ、すぐに悪くなってしまいます。

そういうことを理解した専門家にメンテナンスを依頼するということの大切さを理解した上で、自分たちでも雨の次の日は窓を開けて乾かすという習慣を持って欲しいと思います。どんなものでも、掃除と手入れは長持ちの秘訣です。

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垂直穴のモーティスロック

先日、ハード(Hurd)社の掃出しサッシのロック金物が間違っていたという記事を書かせて頂きましたが、正しい金具の写真がこちらです。

一般的な掃出しサッシ用のロック金物は、ロックレバーを差し込む穴の明き方が斜め45度なんですが、ハードのものは垂直方向に明いています。

鍵爪ラッチが出たロック状態で垂直ですから、鍵を掛けない状態の時は穴は水平に向いています。たまにこうした穴が明いたモーティスロックを見掛けるのですが、その割合は5%にも満たないくらいの確率です。

でも、角度が45度のものだと勝手に決めつけて調達したりすると、取付け作業の際に施工出来なかったなんてことになりますから、早合点は禁物です。

スライディング・パティオドアのロックに不具合がある場合には、こうしたことをちゃんと確認してから注文するようにして下さいね。

でないと、また取付けに来てもらうのに作業工賃が余分に掛かってしまいます。ほんの少し確認の手間を惜しむと、時間と費用の無駄が発生しますからご注意を。

<関連記事>: メーカーも間違えます (2020年10月11日)

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スマート・ウォーター

最近は、照明器具のオン・オフやガレージドアの開閉といったことにもWifiでコントロールするなんてことが出来るようになってきました。

特に北米ではそういったことがある意味ステータスにもなってきています。

今回ご紹介するのは、カナダ モエン(Moen)社の水道管理システム 「スマート・ウォーター・シャットオフ」。写真の製品がそれなんですが、これを道路から引き込んだ直後のメインの水道管の途中に入れ込みます。

この製品はWifiに接続することが可能で、それによってスマホやPC、グーグルアシスタントやアマゾン・エコーなどによって操作が出来ます。

この製品は、通常の水道の使用状況を把握し、水道の圧力が異常に高くなったり凍結したり僅かな水漏れが発生したりするとアラートをスマホに伝え、自動的に水道を閉じてしまいます。

勿論、各種ディバイスから手動で開閉をコントロールすることも可能ですから、長期外出するといった時に出掛けた先から水道管の開閉をすることも可能です。

まあ、あまり日本ではないとは思いますが、外部から水を盗むといったことにも反応してくれるそうですから、頼もしい限りです。まだ日本ではこうした製品は作られていないかも知れませんが、世界はどんどん変わってきているんですね。

こうした製品を皆さんのおうちに導入することも可能ですが、水道管の太さに違いがありますから、接続には輸入のものに慣れた水道屋さんに依頼したいものです。(アプリも英語ですから、語学勉強もして下さいね)

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出張修理の合間を縫って

最近は、滋賀や埼玉、岐阜などのお客様からのご依頼で、調査や修理作業に全国お邪魔する機会がめっきり増えてきました。

他社で建てたお客様の家の修理はしないとか、遠くの輸入住宅はメンテナンス出来ないとかいうビルダーも多いようですが、出張費や時間を頂ければどこでもお助けしますというのが、ホームメイドの理念です。

まあ、そうは言ってもお客様側から、出張交通費や宿泊費といった費用の面でお断りの連絡を頂くこともしばしばです。

どこでどうメンテナンスをされるのか分かりませんが、殆どのケースは不具合をそのまま放置するという最悪のパターンかも知れません。ご相談をキャンセルされた後のことは、私共でもどうしようもありませんが、お気の毒なお客様だと思い心が痛みます。

そんなこんなで、毎週のようにどこかに呼ばれる訳ですが、材料を手配したり道具を準備したり、どんな手順で作業を行うか確認したりと、作業前には多くの時間を費やします。

そんなことをしていると、どんどん時間がなくなっていくのですが、こうして記事を書かせて頂いたり、営業や総務的な仕事もこなさないといけなかったりする訳ですから、一日の時間が早く過ぎます。

そんな忙しい時間の合間を縫って、写真のように会社の倉庫で取付け前の作業などを行ったりします。

こちらはアンダーセン(Andersen)社のスライディング・パティオドアですが、室内側の木部に着色と防水を兼ねて専用塗装を行った後、屋外側のガラスの周囲やパネルのつなぎ目などを防水処理していきます。

その前にはドアのホコリをダスターで払ったり、マスキングなどで丁寧に準備したりと気遣いをしながらの作業が必要です。忙しいんだからと手早くいい加減に作業をするで、コストや時間をセーブすることも出来るでしょうが、それでは私のポリシーに反します。

お客様にはその分ご負担をお掛けしますが、急がば回れでここを丁寧にやっておけば、修理までの時間が必ず長くなるはずです。

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キッチンや洗面キャビネットが壊れていないですか?

昨日、輸入サッシのガラスの採寸に行ってきたという記事を書かせて頂きましたが、そのおうちでキッチンキャビネットの不具合についてもご相談がありました。

キャビネットは、デウィルズ(Dewils)社のホライズン(Horizons)シリーズの木製キッチン。

本物の石で出来たカウンターが載せられた素敵なキッチンですが、コーナーにあるベースキャビネットのドアヒンジの1つが割れて破損している状況でした。

お客様は割れた処をテープで留めるなどして使い続けていたらしく、近所のリフォーム屋さんにも見てもらったそうですが、手に負えないからかその後なしのつぶてだったそうです。

デウィルズのキャビネットは、私たちも20年以上前によく使わせて頂きました。少し価格は高めでしたが、箱の造りが対寧で長く使いたいという方なら見た目は同じでもこちらのキャビネットをお勧めしたものでした。

今回のヒンジは、2つのドアをジョイントさせて開閉するという特殊なものですが、こういうヒンジはコーナーキャビネットではよく見受けられるものです。これからメーカーに調達について問い合せるつもりですが、それ程難しいことではないように思います。

でも、お客様もヒンジが悪いまま使っているとドア自体も損傷してくる恐れがありましたから、早めに輸入住宅専門の会社に相談するようにして欲しいですね。まあ、相談先がないというのが、最近の悲しい傾向ではありますが・・・。

<関連記事>: コーナーキャビネット用自在蝶番 (2020年11月1日)

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頭が外れたオーニング(ケースメント)ハンドル

今日は、滋賀県のお客様のおうちに伺って、窓メーカー不明のケースメント・サッシのペアガラスの調査を行ってきました。

以前記事に書かせて頂きましたが、ペアガラスの内部結露を起していて、水滴がガラスの内側に付着している状態でした。

ガラス押え(ビード)を外して、隠れている部分のガラスまで見えるようにした処で、幅・高さ・厚みを計測。

建具が窓に付いた状態で作業をしましたから少しやりにくい仕事でしたが、それ程手こずることなく採寸調査を完了出来ました。

その後、輸入住宅で困っていることや質問がないかお伺いした際、ケースメントやオーニングのクランクハンドルの先が取れてしまうというトラブルにどう対処したらいいかとの相談がありました。

ハンドルの先の部分は、ビス等で留めているのではなく、カシメで圧着させていることから、外れた頭のパーツをウォーターポンププライヤーで押えて入れ込んでやれば修理出来る旨お話ししました。

もしそれでも外れるようなら、カシメの部分に少し接着剤を付けてやって押し込んだら直せます。ただ、長く使い続けていると、塗装が剥げてきたり、遊びが多くなったりしていますから、新しいものに交換してやるのもいいでしょう。

修理出来るものは修理して、劣化が進んできているものは思い切って新しくすれば、気分もよくなりますし部屋も明るくなるかも知れません。

何もしないで放置することは、家への愛着をどんどんなくす要因にしかなりませんし、将来の修理費を大きくするだけです。

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網戸の網って、どのくらいの穴が適当か?

昨日、とあるお客様からマーヴィン(Marvin)のグラスファイバー製のスクリーン(網)が欲しいというご相談を頂きました。

マーヴィンの網は少しは在庫していますが、大量に欲しいという場合はアメリカのメーカーからの取り寄せとなる旨ご案内しました。

その際、自分が使っているマーヴィンの網戸には、1mm角の穴の網が使われているんだけれど、販売しているのはそれと同じかとの質問も頂きました。

北米の輸入サッシに標準的に使われているスクリーンに、1mm穴のものは存在しません。網のメーカーによっても様々あるようですが、おおよそ1.6~1.8mm程度の間隔で網が編み込まれているのが一般的で、マーヴィンのものもそれに準じているのです。

でも、最近はアメリカでも虫に対して極端に嫌がる人もいらっしゃるようで、アンチ・バグ・スクリーンと呼ばれる小さな虫をも通さないという網が販売されています。

ただ、それだと1.3mm角程度の穴しか明いていませんから、殆ど外の景色も見えませんし、風も吹き込んでくるという程通りがよくありませんから、閉鎖的な感じがすると思います。(精神衛生上の問題もあるかも知れません)

この網でさえ、1.3mmなのですから、1mmなどという穴が明いたものにしたら、網自体の糸の太さを考えると外は全く見えないし空気も通らない家になってしまうでしょう。(とは言え、そんな網の細かなスクリーンは、特注でもしない限り一般には販売されていませんが・・・)

外から覗かれないようにしたいという人もいるかも知れませんが、もしそうしたいのであれば黒い網にするのではなく、グレーの網にした方がいいと思います。

但し、室内からも、外の景色はぼんやりした感じにしか見えなくなりますよ。何れにしても、おうちはクリーンルームじゃないんですから、玄関・勝手口のドアを開けた時や排水管や換気扇・エアコンなどの管を通して虫等が侵入してくるということも考えてみて下さいね。

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普通の窓の結露なら、室内側

今週金曜に滋賀県大津市のお客様の処に伺って、輸入サッシのペアガラスの交換調査を行います。

サッシ・メーカーははっきりしませんが、樹脂製の窓枠の樹脂サッシです。

ペアガラスの内部に雨や湿気が入り込んでしまい、中でガラスを曇らせているので交換したいというのがご希望でした。

通常寒くなってくると、石油ストーブの暖房を付けたり加湿器で室内の水分量を調節したりします。そういう時、外が寒く、室内が暖かくて湿った環境になりますから、室内側のガラスの手に触れる部分で結露を起します。

でも、内部結露はペアガラスの中ですから、通常の冬の結露とは原因が異なります。内部結露は、雨や夏場の湿気った外気がガラスと建具枠との隙間から入り込み、それが気密を保たれているはずのペアガラスの中に何らかの原因で入り込んでしまったことで起こります。

接着剤でガラスをくっつけて中に水分が入らないように作ってあるペアガラスですが、接着部分の劣化等によってピンホールのような隙間が生じてしまうのは仕方のないことです。

そういう場合は、ペアガラスの交換をするだけでなく、防水テープや防水コーキング等で屋外側からの雨や湿気の侵入を防ぐ複数の工夫が大切です。単純にペアガラスを交換しただけという施工は、素人同然ですから将来同じトラブルに見舞われるかも知れませんよ。

<関連記事>: 大津で輸入ペアガラス交換 (2021年1月18日)

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