お知らせ : ページ 102

雨仕舞といった納まりも悪そうです

石川県のお客様からウェザーシールド(Weathershield)製の輸入サッシが腐ってきたので、補修をして欲しいというご相談を頂きました。

その一つが、こちらのサッシ。

台形出窓と呼ばれるベイウィンドウですが、出窓の下端が腐ってきているようです。恐らく、建具のガラスの周囲から雨が中に侵入したものが、サッシの下枠へと落ちてきたのだろうと思います。

また、この写真にはないですが、別の写真ではサッシの屋外側に木枠が使ってあるようで、側枠も同様に腐ってきています。そういうことが複合的に重なって、サッシの下端も腐ってきているのだろうと思います。

ここまで来ると表面上の腐りではなく、窓の構造部分も相当腐ってきているでしょうから、出窓自体を交換しないといけないかも知れません。(下手をすると、建物の構造部分にも被害がある可能性があります)

出窓は建物の外壁よりも外へ飛び出しているものですから、基本的に雨が当たりやすいものです。ですから、ある程度軒が出た屋根(ヒサシ)を窓の上にしっかりと載せてあげるといった施工や、極力外部には木を使わない(木を露出させない)といった工夫が必要です。

定期的なガラスの防水メンテナンスをしたりすることも大切ですが、サッシの納まり自体を正しくしないと、いくら補修しても根本的な解決をすることは難しくなります。

施工者である工務店や基本的なデザインを考える設計士も、雨が多い日本でどういう施工が必要なのかをしっかりと考えてもらいたいものです。でないと、せっかく高級な輸入木製サッシを取り付けても、20年もしないうちに交換しないといけなくなりますよ。
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追伸:
ウェザーシールドのアルミクラッドサッシについて、2009年以前に製造された窓の代替品及び交換パーツのオーダーは、2019年1月で全て受け付けを終了した旨メーカーより案内がありました。

よって、修理・メンテナンスが必要な場合は、部品メーカーからの直接購入や既存のものの部分的な取り換え・加工、他社サッシへの交換等の対応にて実施することとなります。(2021年10月19日追加)
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輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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相当な力で壊しましたねぇ~

マーヴィン(Marvin)のケースメントサッシが破損したので、見て欲しいというご相談がありました。

頂いた写真がこちらですが、開閉金物のオペレーター本体が木枠の部分を境にして2つに分かれてしまっています。

木枠の外側にある部分をビス留めしてオペレーターを窓に固定しているのですが、その部分と内側の部分とが割れて離れてしまっています。こうなると、オペレーターを固定することは出来ませんから、サッシの開閉はスムースに出来なくなります。

オペレーターは鋳物で作られていますから、継続的に無理な力を掛けて窓の開け閉めをしていないと、こんなことにはならないはずです。相当丈夫に作られていますから、こんなことになったものは見たことがありません。

単に部品の交換で直ると思っていらっしゃるかも知れませんが、力を入れないと窓が開けられないということの原因を解決しないと、また同じ不具合が起きますし開閉が重いという不具合は解消されません。

皆さんのおうちでも開閉金物が重いとか、ロックが掛けづらいとかという問題があったら、メンテナンスのサインですから専門家に相談するようにして下さいね。

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これは、酷くなったら交換です

先日、アンダーセン(Andersen)の4枚引き分け掃出しサッシのドアを交換したという記事を書かせて頂きましたが、このおうちにはそれ以外の窓にもアンダーセンが使われています。

それらの窓は、新築以来何もメンテナンスをしていないとのことで、ペアガラスの周囲等からの雨漏れのリスクが生じています。

そこで、外部足場を組んで、高い位置の窓を含めてガラスの防水処理を行うこととなりました。

今回ガラスの防水処理を行っている最中に、ペアガラスの中が汚れているのを発見しました。恐らく長年お使い頂いている間に、このサッシだけガラスの周囲から雨が入り込んで少しずつ汚れが広がってきたのだと思います。

幸いこのサッシ以外にはそういった不具合は見受けられませんでしたが、やはりガラスの防水処理は必修ですね。

取り敢えず、屋外側のガラスの周囲やガラス押えのつなぎ目などの防水処理を行いましたから、これ以上雨が悪さをすることはないと思いますが、今後も気にして頂く必要はあると思います。

不具合の程度は然程でもない状況ですので、取り敢えずこのまま様子をみて頂いて、何年か経った後に汚れや曇りが相当酷くなってきたら、ガラスを含めた建具の交換をするようにしたいと思います。

皆さんのおうちも、国産・輸入を問わずペアガラスにはこうした弱点がありますので、気を付けるようにして下さいね。

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ドアラッチを隠しても仕方がない

空き巣や泥棒に玄関から入られるというおうちは、意外に多く存在します。

窓からだと開口部が狭く入りづらいですし、掃出しサッシからでは目立ってしまうからかも知れません。

2階のベランダからの侵入も多いと言われていますが、やはり登っている状態は人目が気になり、死角にならない状況ではやりづらいと思います。

そういった点で、玄関は門の奥にあったり、壁などで囲われた独立空間だったりしますから、道路から見づらかったりするかも知れません。玄関ドアの防犯対策を考える場合、やはり一番重要なのは鍵の周囲の防犯強化でしょう。

まずは、鍵を掛けた時に出てくるデッドロックバー。これがカンヌキの役目を果たし、ドアとドア枠とがガッチリ外れないようにしてくれます。

ただ、ご覧のようにドアとドア枠との間には、隙間が空いているものですから、この隙間に金ノコを差し込んでデッドロックバーを切断してしまうという泥棒もいます。

それを防ぐ為に、この隙間を隠す硬いステンレス製の「ガードプレート」を装着することが最も効果的だと思います。私たちが輸入住宅用に調達しているものは、金属の厚みが3.4mmもありますから、大きなバールで壊そうとしても短時間で破壊することは不可能です。

そして、ピッキングを防止する為に、キーシリンダーを通常のものからディンプルキーのシリンダーに交換するのも効果的です。

マイナスドライバーを鍵穴に突っ込んで、穴を破壊するといった犯罪にも対応しますから、この2つの対策でほぼ玄関ドアからの侵入を諦めるかも知れませんね(更なる対策は、こうした対策をしたデッドロックをもう1つ追加してダブルロックにする方法です。勿論、もっといろいろ対策はありますが、それは当社まで直接ご相談下さい)

因みに、ドアを開け閉めするドアラッチも隠さなくてはいけないと勘違いをしている人がいるようですが、普通のラッチにはロック機能はありませんので、ガードプレートの装着の有無に係らずハンドルレバーを下げればドアは開いてしまいます。

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室内の網戸でも劣化します

昨日、一宮のお客様のおうちでメンテナンスの調査をしてきました。

新築から20年以上経っているので、いくつかのものが修理を必要としていましたが、その一つがこちらの写真。

カナダのキャラドン(Caradon)社が製造した樹脂製ケースメントサッシなんですが、ケースメントは基本室内側に網戸が付いています。

シングルハングやダブルハングなどの上げ下げ窓は、屋外側に網戸が設置されていますから、太陽の紫外線によって劣化のスピードは早くなります。

それに引き換え、内側にあるケースメントやオーニング窓の網戸は、あまり劣化することはないのですが、それでも20年近く光が当たっているのですから、相応に劣化するのは仕方ありません。

キャラドンの網戸は、サッシ枠に固定出来るように、網戸の周囲に耳が付けられています。周囲のフレームはアルミで出来ていますから問題はないのですが、フレーム同士をつなぐコーナー材はプラスチックで出来ていますから、白い粉を吹いてポロポロと取れてくるといった状況でした。

耳付きの網戸は、結構珍しいタイプではありますが、北米から部材を入手することは可能です。送料や時間は少し余分に掛かりますが、何年経っても元通りに出来るというのが輸入住宅のいいところ。

いろいろ修理箇所はありますが、今回もちゃんと直せると思いますからご安心を。

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出張途中で寄って頂きます

和歌山県のお客様からメーカー不明の輸入サッシに付いている網戸の固定用ピンがいくつか破損している為、交換用のスクリーンピンが欲しいという相談を頂きました。

取付け穴のサイズが合うかどうかは私共では判断が出来ませんので、製品の写真等をお送りして購入したいというご希望を頂きました。

取り敢えず、購入先のマーヴィン(Marvin)の網戸には適合しますが、その他にハード(Hurd)やリッチモンド(Richmond)といった輸入サッシの網戸にもお使い頂いています。

今回お客様は40セットを欲しいということで、私共も発送することを想定していましたが、近々出張で名古屋方面にいらっしゃるとのことで、ホームメイドの事務所で受け渡しをさせて頂く予定です。

網戸ピンの購入だけでなく、きっと輸入住宅についていろいろ聞きたいことがおありなんでしょうね。いらしたら、結構話が長くなりそうで、どうなることやら・・・。

まあ、私のような輸入住宅の専門家と話をする機会は、普通殆どありませんから、お客様からすれば貴重な機会だと思います。それにしても、たまたま私が会社に居て、よかったですね。

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日本ではあまり見掛けないですね

昨日、玄関ドアの防犯対策を施工してきたという記事を書かせて頂きましたが、それ以外にもリビングのドアがブラブラ動かないように固定しておくボールキャッチと呼ばれる金具を取り換えてきました。

このドア固定金具は、ドアラッチの鍵爪でドアを固定(開閉)するのではなく、バネが内蔵された球状の出っ張りをストライクの窪みに押し込んでドアを固定するというユニークなものです。

このボールキャッチがドアの上枠に取り付けられたのは、20年以上前のことですから、長年の使用で消耗して壊れたものと思います。

でも、ドアノブやドアレバーをいちいち回さなくても、ドアを引いたり押したりすれば開け閉め出来るのですから、便利な金物です。こんなのは非常に簡単な仕組みですから、国産の住宅でも取り入れるといいように思いますが、使っていらっしゃるおうちは見たことがありません。

輸入住宅ならではのドア用固定金物ですが、調子をみながらやはり20年くらいで取り換えをされるといいかも知れませんね。

ただ、この固定部品は壊れていないのに、最近ドアが勝手に開いてしまうといったトラブルがある場合は、ドアヒンジが摩耗してドアが下がっている可能性がありますから、ヒンジの交換とドア調整をして下さい。

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ドア交換までの一時対策

本日、岐阜のお客様の処に伺って、玄関ドアの防犯対策を行いました。

少し前に木製玄関ダブルドアを鍵と一緒に壊されて、ドアの一時的な修復と新しいデッドロックの装着をして頂いておりました。

ただ、その状況は、以前の状態に戻っただけで、また同じように空き巣に壊される恐れもありましたから、更なる防犯対策が急務でした。

輸入の木製ドアは受注生産ですから、注文してから半年くらいの納期が掛かります。それが来てから新たな防犯対策をしていては、半年間無防備な状態でお客様は心配です。

ですから今回、通常の鍵山のキーではなく、ピッキング等の対策がされたディンプルキーシリンダーへ交換することにしました。また、デッドロックバーがドアの隙間から丸見えでは、そこが泥棒に狙われますから、分厚いステンレスで出来たガードプレートを隙間に装着。

取り敢えず、ここまでやっておけば、玄関ドアを壊して侵入を試みるということを躊躇するはずです。新しい木製ドアが入荷した後、次回はもう1個デッドロックを追加して防犯性の高いダブルロックにすれば、ほぼ完璧だと思います。

<関連記事>: 景気が悪いと空き巣が増える? (2021年9月9日)

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どちらも同じ水栓メーカーのものです

最近よく、洗面やキッチンの輸入水栓金具の水漏れについてご相談を頂きます。

問合せを頂いたお客様は、「ブログに掲載されていた部品と同じものが付いている」というお話をされる方も多くいます。

でも、水漏れを起こす原因のカートリッジバルブ(セラミックバルブ)は、水栓メーカーによって異なりますし、同じメーカーの製品であっても製品ごとや製造時期によっても違うバルブが装着されていることがあります。

ですから、水栓メーカーが分からないという場合は、ほぼ交換部品を特定することは不可能ですし、メーカーが分かっても品番・品名・取付け時期ははっきりしない場合は、調達しても取付けが出来ないかも知れないというリスクを覚悟しなければなりません。

写真は、最近メーカーから取り寄せた2種類のカートリッジバルブ。こちらはどちらも洗面用の水栓金具に使われているものですが、取付けられる水栓のデザインは全く異なります。

見た目としては、ほぼ下半分が同じデザインですが、細くなった上半分は形状や長さが全く違います。こうしたことが、輸入水栓の全てで起こる訳ですから、私たちで何種類も大量に在庫をしたり、適当に似たものを取り付けるということは出来ません。

勿論、この水栓のデザインは、このメーカーでしかないという特殊な場合は部品の特定が簡単に出来るということもあるでしょうが、そういうのは稀なケースと考えた方がよさそうです。

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いや~、今日は重かったぁ

今日は、アンダーセン(Andersen)社の4枚両開きサッシのドアを交換してきました。

1枚の幅が1.2mもあるような強化ペアガラス木製ドアですから、その重さは70kg近くあります。

それが4枚ある訳ですから、一人では持ち運ぶことは不可能です。

今回この掃出しサッシのドアを交換することになったのは、雨がドア枠内に侵入して、ドアの表面に張られている化粧パネルが剥がれてきてしまったからです。勿論、ドア枠自体の中身も腐ってボロボロになっていますから、ドアが脱落する寸前だったかも知れません。

写真は、ほぼ交換作業を終えた様子ですが、周囲にある既存のサッシの色が相当剥げているのが分かりますね。新築から20年以上経っていると言いますから、このサッシだけでなく今後既存の他のサッシもガラスの防水処理を行う予定です。

でないと、次から次へとサッシの雨漏れやペアガラスの内部結露が発生するかも知れませんからね。(交換したドアは、メーカーが製造時に防水処理していますが、ホームメイドで外部を再度防水処理した上で、室内の木部もティンバーケアで防水塗装して取付けています)

それにしても、こんなに重いサッシをこんなジジイが取り付けるなんてほんとどうにかしていますよね。でも、お客さんは絶賛して滅茶喜んでくれました(笑)

<関連記事>: 化粧パネルが剥がれたアンダーセン製掃出しサッシ (2021年2月11日)
<関連記事>: 傷や接着剤が付いているので、新品でも大変です (2021年9月24日)

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