お知らせ : ページ 395

古い国産のアルミドアは、防犯対策を!

キッチンや脱衣室、ベランダ等から外に出る為の勝手口ドア。

家の奥さんにとっては、洗濯物やゴミを出したりするのに大変便利なものですが、皆さんが便利なものは泥棒にとっても侵入しやすい場所であるのです。

特にアルミの薄板で出来たドアなら、ロックセットのラッチ部分を隠すドアガードも、バールのようなもので簡単に折られてしまいます(写真)

また、ガラスやドアの下部分のアルミパネルも蹴破ったりすれば、造作もなくドアを開けられるのです。よくガラスに防犯フィルムを張るという人もいますが、これも着火用の簡易バーナーさえあれば、シートが溶けて意味はなくなってしまいますね。

そこで今回対策したのが、こちら。

ドア全面にアイアンの面格子を取付け、ガラスの内側にも白いメッシュの金属パネルを入れました。ドアガードも黒く塗装したステンレスのものを取付けましたから、見た目も美しく強度もバッチリ。

あとは、ドアノブ自体を耐ピッキング性能のあるものに交換すれば、おおむね対策は完了です。

ドアに限らず、アルミサッシも国産のものは侵入しやすいですから、防犯性が気になる方は早めにご相談下さいね。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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住宅設備や、場合によっては家電も保険で?

昨日、屋根材の剥がれが保険で直せるかも知れないという記事を書かせて頂きましたが、更に追加で皆さんにお話しさせて頂きたいと思います。

最近、夏冬に限らず多くなってきたのが、局地的な豪雨とそれに伴う落雷です。これも地球温暖化の影響でしょうか。で、落雷した際にあたり一帯が停電になって、場合によっては電線を雷が伝って、家の電気機器を壊してしまうなんてことが多くなってきました。

そんな時、家財に保険を掛けていれば、保障を受けられるのですが、多くの場合、家本体の保険は入っていても家財にまで保険を掛けているというケースは少ないと思います。家財の保険って、保険料が結構高かったりしますからね。

そこで、仕方なしに自費で買い替えをする訳ですが、家の保険で賄えるものもあるのをご存知でしょうか。(保険会社の考え方や規定の違いによって、賄えない場合がありますので、その点は注意が必要ですよ)

例えば、インターホンやエアコン。一旦取り付けてしまうと自分たちでは手軽に取り外しが出来ないものなどは、実は家本体の一部として認められ、保険が適用出来るケースが存在します。(窓付けの簡易エアコンは、適用外のようです)

そういった意味では、簡単に移動出来る家電は、その対象外になることが多いのですが、例えば製氷機付きの冷蔵庫で給水管に接続されているようなものは、自分たちでは場所を移動させることは難しいですね。

そういった半固定式のものは、保険の適用が考えられます。

殆どの皆さんは、仕方なく買い替えていたと思いますから、そんなこと考えてもみなかったでしょ。災害時の補修については、天災だからと諦めずに一度私共のようなプロのビルダーに相談してみて下さいね。

但し、先程も述べたように保険が適用されるかどうかは、被害の状況や保険会社の個々の判断に依りますので、必ずしも全て保険が効く訳ではありませんからね。そういった意味では、間に入ってくれる人の交渉能力が大切かも知れません。

家に関する保険の加入や見直しについて詳しく知りたいという方は、ご相談下さい。

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屋根等の台風被害は、保険で直せるかも?

今日、私共 ホームメイドでお願いしている保険屋さんが、たまたま保険料の集金にいらした時に、皆さんの参考になる話をしてくれました。

私たちが輸入住宅で施工しているアスファルト・シングルという屋根材は、アスファルトを薄い板状にして、その中にグラスファイバーを練り込んであるものなんですが、台風のような瞬間最大風速が強い風が下から巻き上げてくるような場合に、しばしばこの屋根材を引きちぎってしまうことがよくあるようです。

グラスファイバーで強化してありますから、余程の風ではそんなことは起こらないはずなんですが、家が置かれた環境によっては、突風や竜巻など予報よりも強い風が吹くなんてことも往々にしてあるものです。

輸入のアスファルト・シングル材の下地には、アスファルト・ルーフィングという防水シートが施工されていますから、雨漏りに至ることがなかったりしますので、屋根材の剥がれに気付くことが遅くなるかも知れません。

そういう場合でも、保険会社によっては事情をちゃんと説明出来る私たちのようなビルダーが交渉すれば、補修費を負担して頂けるところもあるようです。

アスファルト・シングル葺きに限らず、もし皆さんのおうちの屋根で屋根材の剥がれがあるようでしたら、一度私たちにご相談下さい。もしかしたら、メンテナンスの費用を自分で捻出する必要がなくなるかも知れませんよ。
(加入状況によっては、保険求償出来ない場合もありますので、詳細はご加入の保険会社に確認下さい)

屋根の修理や家に関する保険の加入や見直しについて詳しく知りたいという方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

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レンガ運びは、1日に3パレットが限界です

セルロースや天然羊毛による室内の断熱工事の準備を進めながら、カナダのレンガ職人の外壁工事をサポートをする為に、ホームメイドの複数のスタッフが朝早くから夕方遅くまで愛知県半田市の現場で作業をしてくれています。スタッフは皆、私と同じ50歳ですから、毎日の肉体労働は相当きついと思います。

そこまで頑張らなくてもいいのにとも思いますが、工程のスケジュールを守る為に努力を続けてくれています。そういう無私の姿勢に頭が下がる思いです。

勿論、私も一緒に作業に加わることもありますが、会社が留守になって肝心のお客様への対応が滞ってしまっては、小さな輸入住宅ビルダーの仕事が成り立ちません。だからこそ、私が記事に書くことで、こうした彼らの頑張りを皆さんにもお伝えしたいと思います。

写真の彼が持っているブリック・ハンガーは、一度に5個のレンガを運べます。1個当たり4kg以上ありますから、20kg以上を持ち上げています。

ここに山積みされたレンガは、1パレット当たり400個。それを1日で3パレット分建物の周囲に持っていきます。計算すると、実に5トン近いレンガを手で運んでいるんです。

合理化・効率化の時代に、普通こんな仕事やってられないですよね。楽して儲けたいのが人間ですから、如何に私たちがバカげたことをやっているかお分かりでしょう。

でもこうしたことをやらないと、私たちの作品が100年以上の歴史を刻むことが出来ないのです。私たちの家づくりには、高い理想と理念があるのです。(でも、みんな体大丈夫か・・・?)

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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いや~、覚悟にビックリしましたぁ

先週の土曜日に、東京からご夫婦が家づくりの相談にいらしたということを書きましたが、何と今日(正確には昨日の夜頂いたメールで)正式に設計プランニングをお願いしたいというご依頼を頂きました。

ナチュラルなイエロー系のレンガ積み外壁と緑の屋根が印象的な名古屋市天白区のH邸の実際の外観を見て頂いて、外構を含めてご自身のイメージにピッタリだとおっしゃられていましたが、まさかこんなに早くご決断を頂けるとは思っておりませんでした。

でも、世の中には、ビビッ!と来る時ってあるんですよ。私もお会いした際に、いい人だなぁ~と直感しましたから。

また、私がお話ししたことに対して、すぐに的確に返事を返してくれますし、お互い共感する部分がたくさんあった気がします。家づくりには、こういう価値観の一致がなきゃダメなんです。

こういうのって、やっぱりご縁なんでしょうかね。それにしても、予定現場はちょっと遠いですから、私たちも覚悟してやらなきゃいけないですね。

小さな輸入住宅ビルダーの私たちへの過分なご厚意を感謝します。まず、始めの一歩をしっかりと踏み出しましょう!

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断熱材も、天然素材

先日は、天然素材のセルロース断熱材を壁などに吹き込む為の布張りについて書きましたが、今回はセルロースを十分に吹き込めない、柱の間隔の狭い場所などに使用する天然ウールの断熱材が、愛知県半田市の輸入住宅 K邸に入ってきましたので、ご紹介しましょう。

羊毛の断熱材には2種類あって、全くのバージン・ウールと再生されたものを使います。私たちは、エコロジーやリサイクルを考えて出来るだけ再生ウールを使うようにしていますが、再生ウールは生産量が限られる為、メーカー在庫がない場合などには、バージン・ウールも使います。

これらの断熱材は、見た目の違いこそあれ吸放湿作用や断熱性能、調温性能、吸音性能などの性能に違いはありません。当然、セルロース同様天然素材ですから、アレルギーの原因にもなる室内の嫌な臭いや有害化学物質も吸着してくれます。

ただ、再生ウールは、毛足が揃っておらず、短い毛のものも存在する為、バージン・ウールに比べて、裁断バサミでカットするのが結構難しいという性質を持ちます。まあ、これは施工上の問題だけですから、お客様に特別不具合はありませんが・・・。

こうした断熱材を触ってみると、毛布の柔らかな手触りが感じられます。そりゃ、同じ素材ですからその通りですよね。毛布をまとった暖かなおうちだと思うと、素敵じゃありませんか?皆さんのおうちにも如何でしょうか。レンガ積みの外壁で外断熱、そして、天然ウールやセルロースで中断熱。ダブル断熱で全て自然素材ですから、安心ですよ。

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レンガ積みの外壁に明いた2つの穴

最近、私共のウェブサイトをご覧頂いて、お問い合わせ頂くことがめっきり多くなってきました。これも消費税前の影響でしょうか。それともアベノミクスで景気がよくなっているからでしょうか。

一昨日は、神奈川の米軍施設にお住まいのアメリカ人ご夫妻から、お問い合わせを頂きました。勿論、英語でのやりとりでしたが、鎌倉は行ったことがないので、ちょっといいですねぇ(笑) まあ、そんな遠くで本当にお声が掛かるかは分かりませんが、輸入住宅の本場の方から素敵と思って頂いているのは嬉しいなぁ。

また、今日は、はるばる東京からご夫婦がレンガのおうちの相談にいらしてくれました。愛知県の東部でご計画をされるとのことですが、熱い気持ちがお互いにあれば、共に手を組んでやれるかも知れません。まあ、本当に私やホームメイドのことを信頼して頂ければのお話ですので、ご縁があるかどうかは神のみぞ知るでしょうか。

さて、今回は、こんな「穴」のお話をさせて頂きます。

下に明いている穴は、Weep Hole。上のは、Vent Hole。用途が若干違います。

Weep Holeは、万一雨がレンガ積みの外壁の内側に入ってしまうことがあった場合に、そこから外に水を抜くのに使います。

前にもお話したように、レンガ外壁は木造の構造体とは離して自立しています。ですから、水がレンガの内側に侵入してもレンガの裏側を伝って下まで落ちます。決して、構造体側に水が伝うことはありません。万一そういうことがあっても、しっかりとウェザーメイトPLUS(北米の特殊防水紙)がカバーしていますから、全然心配要りません。

私たちや欧米の人は、絶対入らない前提で施工をするのでなく、入っても絶対大丈夫なように工夫するのです。そこが、日本の住宅メーカーと違うところですね。

そして、Vent Holeは、基礎の立ち上がりと土台の木との間に設置した基礎パッキンの高さに明いています。つまり、床下への通気・乾燥を促す為の穴なんですね。

勿論、こうした穴は、レンガと構造体との間に作られた外部の通気層に空気を供給して、通気層の上昇気流を生み出す役割も持っていますから、構造体の乾燥や結露防止、断熱を自然にやってくれるというスグレモノです。

私たちの輸入住宅が、自然の摂理を上手に利用して家づくりしているのが、こんなことからも分かりますね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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外壁のレンガ積みは、水平と垂直が同時進行

精度のいい高品質なカナダ製の外壁用レンガ。当然の如く、製品自体の直角もしっかり出ています。

こうしたレンガですから、垂直に積めば必ず水平のラインも自ずと出てきますが、もし少しでも垂直でなかったら、当然横方向のラインも傾いてくる訳です。逆に、水平にきっちり積まれたレンガ積みであれば、自然とレンガ外壁は垂直になるのです。そう、それは単純なことですが、思っている以上に実際は難しいことなのです。

精度が悪いレンガや技術のない職人ではこれが出来ませんから、デザインの素朴さやラフさだけが売りとなります。(ラフな感じというものは、本物が時代が経つと共に帯びてくる勲章ですから、新しいものが最初からラフであっては、長く使えるはずはありません)

コーナー部分から見たレンガ外壁の美しさは、材料・施工技術・道具の全てが揃わないと出来ない仕事だと言えるのです。それにしても、赤レンガは格好いいですねぇ。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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セルロース断熱材は、この中に入れます

カナダのレンガ職人が、レンガ積みの外壁を施工している中、輸入住宅の内部ではいよいよ断熱工事が始まりました。

建方工事が終わったらすぐに始まりそうな工事ですが、実はその前に電気の配線工事をやっておかなければいけません。また、愛知県半田市 K邸では、全館空調システムを採用していますので、屋根裏に機械を設置して、そこから各部屋への太い吸排気ダクトを回さなければいけません。

これもただ回すだけならいいのですが、人の目から隠す為に壁や梁を余分に設けるという大工工事が必要となります。だから、こんなに時間が掛かるんですねぇ。

そして、柱(スタッド)の間にセルロース断熱材を吹き込む為に美しく張られた布をご覧下さい。この布も少し特殊で、目が少しだけ粗いものを使用します。綿や粉のようになったセルロースを、空気と一緒にこの中に吹き込むのですが、目が細かくて空気が抜けないものを使用すると吹き込んだ口から断熱材が逆流して飛び出してきます。

こういうところにも化学物質の接着剤を使わないセルロースの吹き込み工法に気を遣っているんですね。(接着剤を混ぜて壁に吹き付ければ、布を張る必要もないですから・・・)

ピシッと布が張ってありますから、セルロースの断熱材が均等に入り、断熱欠損もないんです。(勿論、吹き込み作業をいい加減にしたら、意味ないですが・・・)

いや~、ほんと手間暇掛かってますねぇ。どうしてこんな手間を掛けてセルロースの断熱材を使うのか?それは、他の記事を見て下さいね。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 壁体内結露の発生原理 (2012年11月26日)
<関連記事>: 木の細胞繊維であるセルロース断熱材 (2006年12月25日)

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新品なのに何でかなぁ~?

新品を使い始めて1~2週間なのに、カナダのレンガ職人がエンジン・カッターの調子が悪いと言い出した。レンガをきれいにカットする時の必需品ですから、壊れたら大変。

何でもスイッチは入るのだが、切ることが出来ないらしい。原因は、スイッチの部品らしいのだが、新品ですぐ壊れるのって、あり得ないよな~。レンガ職人曰く、この製品ではよくあるトラブルなんだとか。

カナダから輸入したものなので、日本国内の保証も効かない。不幸中の幸いは、海外品は修理しないとは言わないで、このメーカーの取扱い店が直してあげると言ってくれたこと。

取り敢えず、今まで使っていた古いブリック・カッターを現場に持ち込んで、このカッターは修理に出すことに・・・。簡単な部品交換で済みそうだからよかったけど、こういうトラブルは疲れます。

まあ、面倒を買って出るのがホームメイドだから、仕方ないかぁ。でなきゃ、外壁のレンガ積みをカナダ人にお願いするなんてこと、やらないよなぁ。

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