お知らせ : ページ 235

記念のサイン

サインしたキーストーン

昨日、大分市の外壁レンガ積みのビフォーアフターの動画をお見せしましたが、如何でしたでしょうか。

どこもかしこも本当に美しく積まれていて、感動的でした。

今日は、カナダのレンガ職人たちの労をねぎらうべく、明日の帰国前にお疲れ様会をお客様と一緒に開くことになっています。私も準備して、そろそろ宿泊先を出ようかという状況なのにこんな記事を書かせて頂いております。

写真は、半円形の窓の一番頂上の部分に載せるクサビ形のアクセントストーンの裏にお客様にサインをしてもらった様子です。この石のことをキーストーンと呼ぶのですが、この石がキーとなって半円形に並べられたレンガがガッチリと固定される大切な石なんです。

いろいろな人の力が組み合わさって、最後にお客様がこのキーストーンを入れて完成となります。これは、本当に素敵なことですよね。キーストーンの裏側は、積んでしまえば見えなくなりますが、これは誰の目にも触れることなく、永遠に残るのです。

レンガ積みって、ロマンがありますよね。

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大分でのレンガ積み、ビフォーアフター

約1か月間、カナダのレンガ職人が外壁にレンガを積んでくれました。彼らが、外壁のレンガ積みを始める前と完了した後にスマホでその様子を撮影してくれましたので、ご覧に入れたいと思います。

施工前は防水シートが張られた2x4の木造構造が剥き出しでしたが、その外側にカナダ製のレンガが整然と積まれた様子は圧巻です。建物の全周囲を撮影していますから、外壁全面がレンガ積みであることもよく分かります。

来週早々レンガ職人たちは帰国してしまいますが、この輸入住宅はこの後100年以上ここ大分市に建ち続けることでしょう。

遠く名古屋から道具や材料を運び込んだり、職人たちを呼び寄せたり、カナダから大分までレンガ等を輸入したりと、普通ではやれない奇跡的な仕事を成し遂げたと思います。

勿論、それは私たちだけの努力ではありません。お客様からの熱心なご依頼、現場をコントロールして頂いた大分のビルダー「D. Kanzaki Carpentry」さんや地元の大工さん、職人のGordやNormの協力なくしてはレンガ積みの外壁は出来なかったと思います。

レンガ職人たちを空港まで送るべく今日遅くに大分に出発する予定ですが、本当に皆さん有難うございました。

<関連記事>: レンガ積みの目地は、太すぎてはダメ (2012年8月16日)

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アメリカの建材で家を造ろう!

アメリカ建材セミナー2017

昨日、アメリカ大使館のワシントン州政府商務局主催の住宅建材セミナーに参加してきました。

シアトル市街の殆どの家は、50年近く前かそれ以前に建てられたものでそれを壊して新築するということは、滅多にないそうです。

それは、文化的・歴史的価値があるというものもあるのですが、ある一定の価値があるものを壊してしまえば、その価値はゼロになってしまいます。

そういう無駄をするよりは、インテリアをリフォームしたり、ライフスタイルに合わせて増築したりすることで、新たな付加価値を加えていって資産を増やそうという考え方が存在します。

つまり、アメリカやヨーロッパの古い住宅には一定の価値があるということに他なりません。30年もすると価値がなくなる日本の住宅とは全然違うと言えますが、何故そんなに違うのでしょうか。

それは、家の資材に何十年も愛し続けられるような品質の高い自然素材が用いられていることや、文化的・歴史的に続いてきた伝統的なデザインが用いられているという理由があります。

日本人でも同じようなことがあると思いますが、懐かしさを感じるものや昔からの憧れを抱くようなものには、強く惹かれるのです。欧米人であれば、ギリシャ・ローマ時代の建物デザインが、それに当たります。

ただ、ルネサンス期のように全てを復古主義でデザインするということではなく、そういったデザインをアクセントとして取り入れて家を造るということで、郷愁を感じながら生活に合った住宅を建てることをしてきていると考えた方がいいかも知れません。

欧米の文化を取り入れて、それに憧れを抱く日本社会においては、やはり欧米のデザインを踏襲して日本人に合った住宅を造ることが必要と感じたセミナーでした。

でないと、価値のある素敵な住宅はこの日本には残っていかないように思いますが、皆さんはどう思われますか? 持続可能な社会こそ、世界が求めているテーマなのです。

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ないものは、作るしかない

網戸がないミルガード・サッシ

こちらの片引きの輸入サッシは、ミルガード(Milgard)社の樹脂サッシらしいのですが、一番外側に付いているはずの網戸が付いていません。

網戸が破損した時に、サッシ屋さんが持ち帰ってそのまま廃棄してしまったらしいのです。

それならアメリカのサッシ・メーカーにお願いして、新しいものを作ってもらえばいいと考えるかも知れませんが、ミルガードという会社は網戸に限らず気密パッキン材(ウェザーストリップ)といった消耗品も自社での供給サービスをしなくなりました。

こうなると、海外の部品メーカーから個々の部品を取り寄せて、それを私たちが窓の大きさや形状に合わせて組み上げていくしか方法はありません。つまり、網戸を全てオーダーで製作していくということです。

その為には現場へ出向いて実際のサッシを調査・計測する必要がありますから、事前の調査費も必要です。たかが網戸1枚とは言え、その為には結構な費用や労力が掛かります。

そこまでしても網戸が欲しいという強いご希望をお持ちであれば、私共も何とかして差し上げたいと思いますが、さてこのお客様の考えは如何でしょうか。勿論、やるとなれば、完璧な輸入網戸に仕上げてみせますよ。

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ご自身で交換が出来れば、部品だけを供給します

糸切れしたチャネルバランサー

こちらのチャネル・バランサーは、糸(ヒモ)が切れて使えなくなったものです。

よく糸を張り替えて、またお使いになるというお客様もいらっしゃるようですが、糸だけでなく経年劣化で糸が連結されているバネや糸を巻き付けているプラスチックの滑車の動きも悪くなってきています。

こうなると、糸の伸縮でサッシを開閉している状況において、その他の不具合がバランサーをまた脱落させる原因ともなるのです。

また、シングルハング・サッシの両サイドに装着されているバランサーの糸の張り方が左右で違うと、やはり窓の開閉がしづらくなる原因ともなります。

確かに部品を修理して使うことは、エコでもありますからいいことなんですが、既に製品寿命が来ている場合は、早く新しいものに交換した方が時間や費用も反って抑えられるかも知れません。

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これがレンガ職人の仕事です

レンガ目地

大分で施工中のレンガ積み輸入住宅 U様邸。

今週いっぱいで外壁のレンガ積みの作業が完了する予定となっており、カナダのレンガ積み職人の仕事も佳境を迎えております。

カナダからやってきて、1ヶ月はすぐに来てしまいますね。さて、今日はカナダ人の仕事がどのくらい綺麗か説明させて頂こうと思います。

レンガ積み用に施工された分厚いベタ基礎の上に、レンガが載っているのが分かりますね。このようにして、レンガは頑丈な基礎の上に積まれています。ですから、スライス・ブリックのように構造体の壁に引っ掛けたりしていませんから、その重さが構造体に負担を掛けることはありません。

次に、レンガのモルタル目地ですが、積んだ後にジョインターと呼ばれる目地押さえの道具で目地をしっかり押さえ込むと同時に余分な目地材を削り取ります。(削りカスが、基礎の先に積み上がっています)

こうすることで、雨を目地に溜めることなく、常に乾いた状態に保てるのです。(よく見えないと思いますが、目地は緩やかな三日月状をしており、雨を外側へかき出します)

そして、写真の中央に白い縦ラインを加えて分かりやすくしていますが、垂直の目地ラインが一直線に揃っているのが分かるでしょう。

こうした縦目地ラインは、どの目地でも同じように揃っています。また、このラインは2階の屋根のところまで真っ直ぐ延びていくのです。整然としていて精度が高いレンガ積みの仕事は、耐震性や耐久性、防水性にも優れた効果を果たします。

そして、彼らの仕事を支えているのは、精度の高い高品質なカナダ製のレンガであることを忘れてはいけません。精度が悪い東南アジアや中国製のレンガでは、垂直・水平を出して、外壁に美しくレンガを積むことは出来ないのです。

技術と材料、その両方があって初めて100年以上のレガシーとなる建物が生まれるのです。あなたも、レンガ積みの輸入住宅を建てたくなりましたか? ご縁があれば、日本全国どこでも建築しますよ。

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金物に錆びはありませんか?

下から見上げたケースメントサッシ

こちらの輸入サッシは、アメリカのミルガード(Milgard)社のケースメント・サッシ。

窓を外に開いて下から状況を確認した写真が、こちらです。10年以上使われている樹脂サッシですが、オペレーター・アームやスタッド・ブラケットがひどく錆びているのが分かりますか。

あまり窓を開けない状態で放っておくと、建具(障子)とサッシ枠との間に雨水が溜まってしまい、それが金物を錆びさせます。

ステンレスで出来た金物ばかりならいいのですが、輸入サッシの金物の殆どは鉄や鋳物で出来ています。ですから、雨や湿気で金物が結露していたら、すぐに窓を開けるか、雑巾で拭き取ってやることが大切です。

こうしたケアをするかしないかで、窓部品の寿命は随分違ってくるはずですよ。

また、10年以上経ったサッシは、ウェザーストリップが破れたり、劣化したりしているかも知れませんから、気密や断熱性を保つ為に新しいものに交換することをお勧めします。

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今度は、九州です

菊竹産業のサッシ、シュエット

菊竹産業がカナダからのOEMで製造していたシュエット(Chouette)というシリーズの樹脂サッシを大阪まで修理しに行ったという記事を、以前書かせて頂いたことがあります。

今回も、そのシュエットのシングルハング・サッシのコイル・バランサーが切れてしまっているので直したい、というお話を北九州の工務店さんから頂きました。

問い合わせ前に私の以前の記事を読んで頂いたようで、窓枠からバランサーを外す特殊工具「ウィンドウ・フレーム・エキスパンダー」と部品のコイル・バランサーを購入出来ないかということでした。

不具合のあるサッシは、ご相談頂いた工務店さんの古いお客様のお宅のものらしく、担当者ご自身で交換作業をしたいというご要望でした。

でも、この工具は私共がアメリカから苦労して手に入れたもので、この1組しか持っておりません。もしこれがなくなったり、破損したりすれば、私共が他のお客様のサッシを修理することが出来なくなります。ですから、これを誰かに販売したり、貸し出しすることは出来ません。

勿論、これを手に入れたにしても、自分で面倒な交換方法を手探りで見付けて、それを正確に実施することは経験のない方には難しいと思います。

お問い合わせ頂いた工務店の方には、その旨を説明させて頂き、交換する場合は私共が部品や工具を持参して現地で交換作業をさせて頂く以外方法がないとご案内しました。

小さなコイル・バランサーが切れただけの不具合ですが、結構な時間や費用が掛かってしまいます。そういうことをご理解して頂けるお客様に対しては、私共も一生懸命対応させて頂きたいと思います。

尚、今回バネ(コイル)が切れたサッシは1ヶ所だそうですが、このバランサーが取り付けられているシングルハング・サッシは全部で6ヶ所だそうです。今は正常なものも既に寿命が来ているでしょうから、一度に交換しておいた方が時間もコストも省けますね。

<関連記事>: コイル・バランサー、無事交換完了です (2017年6月23日)

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水漏れしたアクアディスのキッチン水栓

水漏れしたアクアディスのキッチン水栓

8年前に新築施工させて頂いた日進市のレンガ積み輸入住宅ですが、キッチンと洗面の水栓金具の吐水口から水が漏れる不具合について相談がありました。

写真のキッチン水栓については、時折ポタポタと水が落ちる程度ですが、洗面についてはずっと水が出続けるといった感じです。

こういう場合、ハンドル・レバーの台座に内蔵されたセラミック・バルブ(日本で言う止水パッキン)に問題があると考えていいでしょう。

これらの水栓金具は、カナダのアクアディス(Aquadis)社というメーカーのものなんですが、数年前に一度廃業してから他の資本によって復活したという経緯があります。ですから、今の水栓金具と古い水栓金具との間には部品の互換性がない可能性が高いと思われます。

幸いなことに、廃業してすぐの時にカナダの卸し会社に残っていたセラミック・カートリッジの在庫を少し調達しておいたので、当面の修理・メンテナンスは可能です。

キッチンの水栓金具については、同じ形式のセラミック・バルブがありましたので、すぐに交換して直すことが出来ました。ただ、洗面については、私たちが在庫で持っているものとほんの少し形状が違っていて、交換することは不可能でした。

同じメーカーのものでも、製品や生産時期によってセラミック・バルブに違いがありますから、これが他社のものであれば全く合わないと考えた方が自然です。

確かに似たようなバルブだと思われる人もいるかも知れませんが、こうしたバルブは北米には無数に存在します。水漏れしたから交換したいと思っても安易に購入を考えないで、メーカーや品番、施工時期を図面や仕様書で確認した上で、私たちのような専門家に相談するようにして下さい。

こうしたことが分からなければ、セラミック・カートリッジを交換するよりも、本体ごと入れ替える方が反って時間や費用も抑えられるかも知れません。

その際は、予備のバルブも一緒に購入しておくといいかも知れませんね。これさえあれば、水漏れの不具合には将来も心配要りませんから・・・。

あと、水栓のレバー・ハンドルは、きつく回さないで下さいね。国産のゴムパッキンと違い、輸入の止水バルブは軽く回すだけで閉まります。国産の水栓のように、強く閉めれば水が止まるということはありません。

回す力が強すぎると、バルブが欠けたりして不具合を起しますから、注意が必要です。

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ウィンテックのシングルハングも元通り

バランサーが切れたウィンテックのシングルハング

岐阜県山県市の輸入住宅でバランサーが切れたウィンテック社製シングルハング・サッシのバランサー交換に行ってきました。

Wintechの窓だけでなく、ノード(Nord)社のダブルハング・サッシについてもピボットバーやコイル・バランサーを交換したり、パラペイントで木部の防水塗装を施したりもしました。

今回は、私たちが壊れた部品を交換して差し上げただけでなく、窓の構造や不具合の原因、交換方法やその際の注意点などもお客様にレクチャーしてきました。

輸入サッシは、アルミクラッドや樹脂などいろいろな素材のものが存在します。勿論、窓メーカーも様々ですから、構造や交換方法もそれぞれ違うと思われています。

実際に使われている部品や防水・防雨に対する考え方に違いがあって、細かな部分で異なっていますが、おおよそのことは同じであると考えています。ですから、一度基本を理解し、それをそれぞれのサッシに応用すれば、大抵の輸入サッシをメンテナンスすることは可能です。

輸入サッシをお使いの皆さんは、ご自身のおうちのサッシをよく観察し、その構造や仕組み、部材を理解した上でメンテナンスや修理を行うようにして下さい。

そういったことが分からないというお客様は、まずは私共のような輸入住宅のプロに依頼して、どうやれば直せるのかをご覧頂きたいと思います。誰だって、やったことがないのに最初からやれる人はいないですからね。

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<お客様から頂いたメッセージ>

こんにちは。昨日は長時間、本当に有難うございました。朝から快適に窓や玄関を開閉しております。長い間不自由だったせいか、恐る恐る開閉してしまいますが・・

玄関ドアも開院当初からの悩みだったので、大変うれしく感じています。防犯性も上がり、アリやヤモリの侵入も防げますね。(交換風景や説明の)動画を復習しながら今後はできるところは自分たちで交換してみたいと思っています。

まだ今後もいろいろとお願いする所があると思いますので、ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。信頼して頼れる方が見つかり幸いです。
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<関連記事>: このサッシ・メーカーも珍しい (2017年7月4日)
<関連記事>: 製造ロットの不良かも・・・? (2017年7月5日)
<お客様のコラム記事>: やまがたcolumn「窓復活」 (2017年10月6日)

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