お知らせ : ページ 415

連載コラム「本物の輸入住宅を目指して」に寄稿

2x4工法(枠組み壁工法)で家づくりをしたいという方のポータルサイト 「家なら2x4net」に、「本物の輸入住宅を目指して」というテーマでコラムを執筆させて頂いておりますが、今回は、「スマートハウスに暮らしの豊かさを感じるか?」について記事を寄稿しました。

今の住宅メーカーがトレンドとしたい「スマートハウス」ですが、敢えてそれに苦言を呈した私の主張を述べさせて頂きましたので、お時間が許せば是非お読み下さい。

尚、今まで23回に亘り書かせて頂いたその他のコラム記事をご覧になりたい方は、目次の「本物の輸入住宅を目指して」をご確認下さい。

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格安な建売り分譲は、買いか?それとも・・・。

今日、住宅ローンを含めたフィナンシャルコンサルをするという方が、営業活動にいらした。その話の中で、クライアントのご家族の中には、消費税アップ前に家づくりを検討している人がたくさんいらっしゃるというお話を聞いた。

例えば、中川区の分譲物件を検討中という方は、3000万円で土地付きの一戸建てを買いたいと考えているらしい。そこで、こういう状況について意見を求められた。

私ならば、こういう方はまだ購入を急ぐべきでないと思います。

そういう方の多くは、住宅一次取得者と呼ばれる、若いファミリーでまだ十分な蓄えもなく、同じように家賃を払うなら、その支払いを住宅購入のローンに当てたいと考えている方なのです。

つまり、住宅というものに対して、あまり知識を持たず消費税が上がる前に安く買いたいという動機から、価格という要素に高い優先順位を当てているのが、一般です。

ただ、ここでよく考えて欲しいのは、名古屋市内で土地付きの新築物件を購入する時、3000万円という価格はあまりに安い。これを、企業努力でコストを削減し品質は平均以上と捉える人は相当のお人よしだろう。

数百万円単位でコストを削減出来るのは、大量生産が可能な工場生産品だけである。中小の業者が先進のコスト削減技術を駆使することなど不可能なのです。

中小の建売業者や不動産屋では、自分たちの利益を圧縮するにも限界があるし、自分が損をしてまで売るというボランティアを誰もやろうとは考えない。ならば、取り敢えず見てくれをよくして、その中身を安もので施工するか、施工に手を抜く以外に方法はない。

現在、日本の平均築年数が25~26年と言われている。では、この物件の品質は日本の平均より高いというふうに想像出来るだろうか。賢明な方ならお分かりだろうが、平均以下の家づくりとなっていることは、ほぼ事実だろうと思う。

ということは、この物件は、平均耐用年数の25年維持することが出来ないリスクが高いということに他ならない。それも、長期の住宅ローンは、残ったままで・・・。

また、必要な利益をもらわずに販売している分譲屋さんだとすれば、それこそ将来メンテナンスに割ける時間的・金銭的余裕もなく、もしかしたら何年後かには会社が存続していないかも知れない。

維持管理が十分でない建物は、それこそ長く住み続けることは難しい。

輸入住宅ブームが去った昨今、ホームメイドにメンテナンスの相談に来られる方の大半は、ビルダーが倒産か既に事業から撤退した為に困って来られる方たちなのです。当時、「輸入住宅は安く建てられる」とPRした業者もありました。

若い皆さんは、これを最後のチャンスと考えているかも知れませんが、もう少し貯蓄を増やして、もう少し家について勉強し、それから自身の納得出来る素敵な家づくりを目指すべきだと思います。

だって、外装に安い材料を使えば、10年もすれば、屋根や外壁の塗り替えに100~150万円の費用が掛かることになります。住宅ローンを支払うのに目いっぱいなのに、10年毎に多額のメンテナンス費用を払うことが出来ますか?

格安でお値打ちな物件など、世の中にはあり得ません。自分の社会的キャリアをもっと高く積み上げて、その上でそのキャリアに見合う家づくりをすることが、無理のない豊かな暮らしを楽しむ唯一の方法なのです。

世の中の仕掛けにまんまと乗せられるのは、自分の立ち位置が見えない人だけです。そういう消費者に支えられて住宅業界が成り立っているのですが、逆に言えば、そういう人がいるから一向に住宅業界の質が上がらないのです。どうぞ賢明な家づくりを考えてみて下さい。

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輸入サッシは、ハンドルも進化しています

これは、岐阜市の輸入住宅 N邸に施工した北米 マーヴィン社のすべり出し窓(ケースメント、又はケースマスターとも呼ぶ)の開閉ハンドル。これをクルクル回すとギアが動いて、サッシ(建具)が開閉するという仕組みになっている。

白く塗ってしまっているから分からないと思いますが、インテリア側の枠は、木製パイン材で作られているのが、このメーカーの特徴です。また、ガラスの飾り格子も木製です。

だから、触った時に木肌の感触があって、輸入サッシの贅沢さを感じます。

話がそれましたが、このハンドルは、以前は固定式でいつも写真の使用時の状態の形だったのですが、最近はこのハンドルの見栄えや窓のデザインをよりよく見せる為に、可倒式になっています。

きれいに収納出来るようになって、美しいですよね。

こういう改良が常に加えられているというのは、さすがに一流メーカーです。特注品以外は、サイズも昔から一定ですから、交換等のメンテナンスも安心です。

(未だに、全国から網戸の取付けピンの購入問い合わせを頂きますが10年以上前の古いMARVINの窓でも同じものをお使い頂いています)

そう言えば、今回の大統領選の遊説の模様を写すニュース映像に、このマービン社の工場が出てきました。

勿論、写真に写っている網戸のスクリーンは、耐久性のあるグラスファイバー製です。(先日、このことは記事に書きましたが・・)

いいものは、質もデザインも違うということをご理解下さいね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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折れ戸(バイフォールド・ドア)の部品も結構壊れます

輸入住宅の収納には、バイフォールド・ドアと呼ばれる折れ戸がよく使われます。このドアは、上枠にガイドレールが付いていて、そのレールの中をローラーの付いたピボットという部品が、左右に動いて開閉します。

でも、長く使っていると、このピボットが破損してくることもしばしば。今日もお客様からの問い合わせで、このピボットがないかと聞かれました。ただ、このタイプの部品は、もう日本で使われなくなってきています。

ですから、ホームメイドでも昔の在庫を探してきて、やっとこれだけの数を見つけました。ほんと、うちはもの持ちがいいですねぇ(笑)

必要とあれば手配しますが、すぐには入荷しませんので、早めにご相談下さいませ。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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Colour & Lighting decisions by PARA PAINTS

Lighting Considerations

Colours can evoke wonderful feelings and enhance your living space. We at PARA want to help make your house a home through the proper use of light and colour. Without light, there is no colour.

Detailed Information on lighting conditions

Colour is everywhere and everywhere we turn, we are making colour decisions. There is no such thing as an ugly colour. Colour becomes unattractive to the eye if it is used incorrectly. So where do you start in the decoration of your room? A proper floor plan will help pull all of the pieces of the room together. Work from the floor up. Costly mistakes can be avoided through proper planning.

Remembering that your furniture doesn’t have to line up against the walls, define your focal point – the centre of gravity in a room – and place your furnishings around it. Create a comfortable conversational grouping – perhaps in the winter it could be around a fireplace, in the summer around a window with a view.
Once your use of space is decided a lighting plan is next. To see how colour is going to react in your room, it should be viewed in the daylight under natural light and at night under artificial light. The colour of paint and fabrics can change drastically. This process is called metamerism – which means the characteristic of colour to appear as one colour view in one light and another colour view in a different light.

Daylight at sunrise and sunset is warm in feeling, while daylight at noon can be cool in feeling. Artificial light is either cool, going towards blue or warm, going towards red. Incandescent light is warm and flattering where as fluorescent lighting usually leans towards the cool spectrum. This tends to be clear light and virtually shadowless. Halogen lighting has a strong blue spectrum, which works well to enhance white, greys and blues. A halogen lamp will yellow if it is on a dimmer switch. Candlelight and light from a fireplace is called lighting by combustion – a feeling of warmth and should be used as often as possible.

Work with all three levels of lighting to create mood in your room and meet your needs.

To have a good balance of lighting in your room, you need the three phases of light. Work with all three levels of lighting to create mood in your room and meet your needs:

1. Primary Lighting – light from the ceiling, giving general illumination.
2. Secondary Lighting – task-oriented lighting, lamps for reading and/or lighting under the kitchen cabinets.
3. Mood Lighting – a light source coming from the floor up. They can be placed behind trees to create shadows giving a feeling of mystique.

Good lighting will occupy a space without obstructing it. Lighting can change the size of the room, alter the mood and lessen tension and headaches.

Colour Considerations

Now colour can be added to your floor plan. As all rainbows are not the same, neither is how we view colour. The way we see colour is how the brain interprets it. It doesn’t matter how accurately a scientist measures colour and the colour of light, in the end your eye and your brain make the final decision. Everyone sees it differently.
More on Colour Considerations

Questions you should be asking yourself are: How do you want to feel in your room? How does the selected colour effect the rest of the house? What is “in” and do I want to be trendy? Will I get tired of this colour? What if I hate it? And so on…

Nothing evokes emotion faster than the “wrong” colour or a colour you hate.

Warm, sunny, happy, cozy and safe. If this is the feeling you’re after, then the warmer colours will produce that feeling. They are yellow, orange, red, violet, brown and cream family.

The warm colours tend to be stimulating in nature making your room visually appear smaller and warm. Rooms facing north or east work well in the warm colours. Rooms facing south or west may feel too “hot” with warm colours.

Wood is a colour as well. If your wood pieces or kitchen cabinets are looking tired, the warmer colours will play them down. They won’t be noticed as much.

If you want to feel sophisticated, elegant, rich and living in a larger space, the cool palette will create that feeling. Blues, greens, black, grey and whites will expand space, enhance the look of wood and give an elegant look.

Three Categories of Colour

In a room, colour is broken down into three categories:

1. Primary – which take up approximately 70% of colour in your room. The main wall colour for instance.
2. Secondary – which is about 25% of colour. This is the colour of larger objects, such as furniture and cabinetry.
3. Accent – which is about 5%. Competition of colour doesn’t work when creating a harmonious colour scheme.

Good use of colour should be balanced, flowing and not jarring. If you decorate with bold, high contrasting or shocking colours, you will tire of them faster. Strong, bold colours work well in rooms that aren’t used often.

When re-decorating your room – once you have your floor plan and colour selected then it is time to proceed. Don’t panic or get scared – you have a plan and have thought it through! A half-decorated room can be described as half-dressed. Finish it and enjoy. Your feelings are normal, but if you lose your confidence, the room will never get done.

The definition of good taste is when all elements of design are working to create a harmonious feeling. When you create good design in your room – you will live with it longer and be happier in that room.

Colour is here to stay. Relax with it, understand it and use it.

(Photos by Produits Neptune Inc. in Canada この記事の日本語版は、色彩と光の選び方 by PARA PAINTS)

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色彩と光の選び方 by PARA PAINTS

光を考える

色彩は、あなたを素敵な気持ちにさせてくれ、生活空間を引き立ててくれます。光と色彩をより適切にお使い頂くことで、パラペイントは貴方の住宅を住まいに変えるお手伝いをいたします。私たちは、光を抜きにした色彩はあり得ない、と考えます。

光の条件によるいろいろな捉え方

元々色彩というものはいたるところにあり、どれも変えることができ、私たちがそれを決めています。ですから、「醜い色」などというものはありません。しかし、色彩の間違った使い方をすると、誰の目にも魅力のないものとなってしまいます。さて、あなたはご自分の部屋を考える時、どこから始めますか? きちんとしたフロアプランがあれば、部屋のすべての要素を検討するのに役立ちますので、まずは床の上から始めましょう。適切なプランニングをすれば、費用面での失敗を防ぐことができるのです。

最初に、ソファなどの家具は、なにも壁に向かって並べるばかりではないのだということを頭にとどめておいてください。部屋であなたの一番お気に入りの地点(場所)、部屋のいわば重心となるようなところを見定め、家具をその周りに配置します。そう、心地よく会話ができるような配置を創りだしましょう。冬であれば暖炉のまわりに、夏であれば見晴らしのよい窓辺のまわりの配置がよいのかも知れませんね。

部屋のスペースの使い方が決まったら、次は光(照明)のプランです。部屋の中で、色がどのように変化するのかをまず見ます。昼間の自然光の場合、そして夜の照明器具による光の場合を見ておく必要があります。ペイントの色や布地の色はときに劇的に変わることがあります。これをメタメリズムと呼び、ひとつの色の性格が異なる光源のもとでは別のもののように見え方が変わることを意味します。違う色だったものが、ある場面では全く同じに見えることもあるのです。

太陽光は、日の出の時と日の入りの時では暖かく感じられますが、昼間は涼しく感じられます。照明の人工的な光の場合、青い傾向が強くなれば涼しく、赤みがかかれば暖かい感じに向かいます。白熱電球は暖かみがあり引き立つような感じがありますが、一方蛍光灯の場合は通常涼しく感じる方の波長へ向かい、くっきりとした光でありながら影が薄くなることも覚えておきましょう。ハロゲンライトの光源には強い青の波長があり、これは白やグレー、青を強める方へ作用します。また、ハロゲンランプは、調光器を使用すれば黄色系の光にもなります。ろうそくや暖炉の光は、「燃焼光源」と呼ばれ、暖かい感じを出すのにとてもよく使われます。

3つのレベルの照明を使い、好みに合ったお部屋の雰囲気を創りましょう。

お部屋の照明のバランスをよくするためには、以下の3つの光が必要です。これら3つのレベルの照明を使ってあなたのお部屋の雰囲気を創り、好みに合うようにデザインしましょう。

1. 基本照明 - 天井からの光。全体照明。
2. 二次照明 - 用途で選ぶ照明。読書灯、キッチンキャビネットの照明など。
3. 雰囲気を出すための照明 - 床からの照明など。これらの照明は、木の後ろに置いて敢えて影を創りだすことによって神秘的な雰囲気を醸し出すこともできます。

よい照明は、何らの差し障りや違和感もなくその空間にいきわたります。また、照明によって、部屋のサイズを変えたように見せたり、雰囲気をも変化させ、緊張感をほぐし、頭痛を和らげたりもしてくれます。

色彩を考えるに当たって

今度は、色彩をあなたのフロアプランに追加し、検討してみましょう。全ての虹が同じではないように、私たちが見る色彩もみな同じというわけではありません。私たちが「色彩を見る」ということは、自分の脳がそれを「どう解釈したか」ということです。

科学者がいかに正確に色や光を測定したとしても、それはあなたには関係のないことです。最終的にはあなたの目と頭が決めます。ですから、誰もが異なったそれぞれの見方をしていると言えます。

色彩を考えていくために

色彩を考える時に、あなたが自問自答しなくてはいけないこと、それは次のようなことです。

・部屋にいる時、どのように感じていたいか?
・そこに選んだ色は、家の残りの部分に対してもおかしくないだろうか?
・今何が流行っているのだろうか、流行を取り入れたいのか?
・この色は、いずれ飽きがくるのではないか?
・もしいやになってしまったら、どうしよう? ...などなど。

間違った色、あるいは嫌いな色ほど素早く感情に訴えてきますから、気になって仕方ありません。暖かい、日当り、幸福感、居心地がよい、安全、もしこれらを使用後の感覚とするならば、暖色系の色がそのような感覚を提供するでしょう。それらの色は、黄色、オレンジ色、赤、紫、茶色、そしてクリ―ム色の仲間です。

暖かい色は、実際に部屋を視覚的に小さく、そして暖かくみせる傾向があります。そうした色では、壁や床、天井、家具類が膨張して、自身に迫ってくる感覚を抱くのです。北向きの部屋、あるいは東向きの部屋では暖かい色が功を奏しますが、南向きや西向きの部屋では、少々暑いと感じられる場合もあるでしょう。

木目も色彩と同じです。もし木目のインテリアやキッチンキャビネットの木目に飽きてきたなら、暖かい色遣いがそれを和らげてくれますので、あまり気にならなくなるように作用します。

また、もしあなたが、エレガントで、洗練された、そしてリッチで且つ大きな空間に住んでいるような気分を味わいたいのなら、寒色系の色の組み合わせがそのような感じを創り出すでしょう。青、緑、黒、グレー、そして白は、空間を広げ、木目の見栄えを引き立たせ、部屋をエレガントに見せてくれるはずです。

三つの色のカテゴリー・バランス

一つの部屋において、色は三つのカテゴリーに分けることができます。

1) 主色-部屋のおよそ70%を占める色 - たとえば、メインの壁の色などがそれにあたります。
2) 二次色-およそ25%を占める色 - この色は家具やキャビネットなどの大物の色です。
3) アクセント-およそ5%を占める色

なお、調和のとれた色彩配置を行った場合、色同士の競合は起きません。よい色遣いはバランスがとれており、流れるようであって込み合うようなことがありません。もしあなたが派手でコントラストの強い、あるいはショッキングな色を選択したならば、早く飽きてしまうでしょう。そのような強く派手な色は、普段使いしないような部屋には有効です。

リフォーム(リノベーション)などで部屋の模様替えを行う場合は、まずご自分のフロアプランがきちんとできて、そしてそこに使う色の選択がなされてからにします。その時点で模様替えの作業を進めていきましょう。

パニックになったり、不安になったりする必要はありません。あなたにはすでにプランがあり、それを通してちゃんと検討がなされています。模様替えが中途の状態の部屋は、衣装を半分着替えたままの状態と同じです。最後まで仕上げて楽しみましょう。あなたは不安に感じているかも知れませんが、もし自信をなくしてしまったら、その部屋が完成することはありません。

いい感じ(趣き)の定義は、「デザインされた全ての要素が、調和した感覚を創りだすように作用している時」ではないでしょうか。ご自分の部屋に素敵なデザインを創り出した時、その部屋であなたはより幸福に、そして居心地よく暮らしていけることでしょう。

色彩は、どこにでもあります。色彩でリラックスし、色彩を理解し、そして色彩を駆使しましょう。パラを塗ったドライウォールが、そのお手伝いをします。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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(写真:カナダ Neptune社Bath If you read this in English, Colour & Lighting decisions by PARA PAINTS

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輸入サッシ、網戸の網の交換は10~15年

常に雨風に曝されて、辛い中でも一生懸命頑張っているのが、サッシの網戸。でも、人間の作るものですから、おおよそ10年程度で劣化してくるのは必然です。そこで、網の交換が必要となる訳ですが、輸入サッシの場合、近くのホームセンターで売っている普通の網でいいかと言えば、そうではありません。

国産サッシの場合、使われている網の多くは、樹脂(プラスチック)。ですから、劣化速度も早く、タバコやライターの火ですぐに穴が明いてしまいます。でも、輸入サッシの網は、グラスファイバーの繊維を糸にして編み込んでいますから、火であぶっても破れないという特徴があります。

つまり、耐久性は元より、穴が明けにくい分、多少なりとも防犯効果も期待出来るような気がします。(絶対的な防犯対策となる訳ではありません)

でも、こうした輸入サッシのスクリーン・メッシュ(網)の購入をどこでしたらいいのか、分からない方も多いでしょう。そんな時は、私たち ホームメイドにご相談下さい。常時、MARVIN(マーヴィン)社のものを用意していますから、他の輸入サッシ・メーカーの網戸にもお使い頂けます。

幅1.2m、長さ25mが1巻です。これだけあれば、おおよそ1軒分の網の交換は可能でしょう。1巻で37,500円(税別・送料別)ですが、メートル単位で切り分けて販売することも可能です。

その他に、スクリーンを固定する為のゴムのビード(網押さえ)やローラー、網戸をサッシに取り付ける為の固定部品、輸入サッシ用スクリーン・ピン(154円、税別・送料別)等もありますので、欲しいという方はお問い合わせ下さい。

尚、窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 網戸を張り替えると、こんなにきれい (2016年10月2日)
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熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(2)

さて、今回は、全熱型と顕熱型の2つの熱交換換気システムについてお話することと致します。簡単に言えば、全熱型は家の内外の温度(顕熱)を交換するばかりでなく、湿度(潜熱)も交換するという機能のあるシステムです。つまり、室内の空気を排出するが、温度と湿度は再び室内に戻してくれます。これは、吸気と排気の熱交換をする為に両方の空気のダクトが、紙のエレメントを介して接しているということで実現出来るのです。

ただ、そこでの問題点は、湿気ばかりか臭気も交換してしまう為、室内の臭いの一部がまた室内に入ってしまうということと、紙のエレメントに於いて、温度差や湿度差の大きい冬場に結露を起こす可能性がある為、寒い地域での採用を控える必要があるということです。この場合、室内に有害化学物質を放出する素材があれば、常に室内の空気汚染が循環する状況が生まれます。

また、夏場に冷房を切った時にダクト内での結露が懸念されたり、排気すべき空気の一部が再度吸気される為にダクト内に汚れが溜まるという問題点も指摘されたりしています。

次に、顕熱型は、家の内外の温度を交換するだけで、湿気は全く交換されません。これは、エレメントに樹脂を使用している為で、臭いが戻るということもありません。ですから、湿気が常に屋外に放出される状況になり、室内が乾燥するということになります。その為、過乾燥にならないように注意が必要ですし、集めた湿気が水分に変化した時の為のドレンパンも必要と言われています。しかし、臭いが戻らないのでトイレやペットの臭いを別系統で排出する必要がないという利点もあります。(別系統にすると給排気の風量バランスが、結構大変です)

ただ、臭いの問題については、室内の空気全体に対して1%程度しかリターンしないということを述べる人もいるので、全熱型だからといって大きな問題と考えなくてもいいという議論もあります。(臭いの質や量、個人の敏感度によって個別に考えることは必要ですよ)まあ、ここまでお話ししたように、全熱型にしても顕熱型にしても、それぞれ長所や短所が存在するのです。

話は変わりますが、昔、山武という大手空調メーカーが顕熱型が最も優れたシステムだと豪語していましたが、現在何故かホームページにその言葉は見つかりませし、今では全熱型を主としている点は不思議です。考えを変えたら変えたで、何ら問題はありません。朝令暮改は決して悪いことではありません。でも、ちゃんと経緯を説明することって、大切じゃないでしょうか。

メーカーの言葉を信じて採用したお客さんは、どう思っているのかを考えるべきだと思います。勿論、昔のシステムが悪いとかいいとかいうことでもありません。私たちを含めて、企業たるもの、理念は非常に大切だと思います。まあ、人のことはさて置いて、私たちは今まで全熱型のものや顕熱型のもののどちらも採用したことがあります。トイレ等の換気のリターンが然程でもないという点やメーカーのメンテナンスの体制がしっかりしてるという点、施工業者との連絡が密に取れる状況にあるという点で、現在は全熱型のものを多く使っています。

人間が人工的に作ったシステムは、常に矛盾を抱えているものです。自然のように全てがバランスしたシステムにはなり得ません。お客さんは、換気システムの機能や性能ばかり気にされますが、それよりも、そのシステムを維持管理していく仕組みの方が余程大切なのではないでしょうか。

では、実際に全館冷暖房システム等を採用した私たちの作品を下記サイトでご覧下さい。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

ホームメイド 作品紹介: レンガ積みの家 憧れの洋館 ~F邸~

関連記事: 熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(1)

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熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(1)

熱交換型換気システムには、全熱型と顕熱型の2つが存在します。

この説明はちょっと長くなりますので、まずは熱交換型換気そのものについてお話しします。

これらは、一般的に第1種換気と呼ばれていて、外気を室内に取り入れる吸気と室内の空気を室外に放出する排気とが同じ風量/風速で同時に交換されることから、第2種や第3種換気のように屋外と屋内とで空気圧が異なるということはありません。

そういった意味では、体には少しやさしいのかも知れませんね。

また、省エネを考えて室内の温度を外に排出しないようにする熱交換のシステムをこれに取り込もうということになりました。

両者の空気を集めるダクトを隣接させて、そこで両者の熱を互いに伝達させる方法が、このシステムです。

その為、両者の空気の出入りを1ヶ所に集めることが求められることとなりました。

換気装置が集中型となる為、各部屋の空気をダクトで集めなければならず、ダクトスペースの確保や装置の大型化・コストアップなどの欠点も存在します。(尚、各部屋に取り付ける個別エアコンのようなタイプもありますし、非熱交換型のものもありますが、見た目や省エネ性能を考えて採用して下さいね)逆に言えば、第2種や第3種換気は、装置が簡単でお値打ちに採用出来るし、実際の空気圧も体感出来る程大きくはないという点で有利な状況もあるのです。

さて、最近、部屋毎の個別エアコンに代えて、家全体の温度を一定にコントロールする全館冷暖房(全館空調)システムを新築時に施工したいというお客さんが増えてきました。そういう場合、1ヶ所の集中エアコンで室内空気を管理する為、集中型換気装置を併用することは自ずと理に適っています。

ですから、全館冷暖房システムには、熱交換型換気システムがセットで付いてくるということになりました。ここまで、皆さんご理解頂けましたでしょうか?いや~、ちょっと難しかったかな(笑)

建築基準法で設置が義務付けされた24時間計画換気。私個人は機械に常時頼るようなことをよしとはしませんが、これをやらないと建築確認申請や許可が下りなくなります。ですから、家づくりを考えている皆さんも、自分ならばどの換気を採用するか、ちゃんと決めておく必要がありますね。

でも、皆さん、ちょっと変だと思いませんか?

行政や住宅メーカーは、高気密化して省エネを目指しているのに、一方では室内の化学物質対策・シックハウス対策として、壁に穴を開けて換気する。それは、気密を下げて、尚且つある程度の熱まで戸外に放出してしまうってことじゃないのぉ?。まさに、やることなすこと矛盾だらけ。まあ、法律ですから、文句を言っても仕方ないですかね。私なら、自然素材を用いて、根本原因の化学物質を室内から排除する道を選びますけどね(笑)

では、実際に全館冷暖房システム等を採用した私たちの作品を下記サイトでご覧下さい。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

ホームメイド 作品紹介: アメリカンファミリーの理想の家 ~C邸~

次回は、全熱型と顕熱型について、書かせて頂きます。

関連記事: 熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(2) (2012年11月13日)
関連記事: 全館空調は、機器よりも循環デザインやサービス (2016年12月1日)

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Douglas Fir (ベイマツ)

日本では、一般的にベイマツと呼ばれるダグラス・ファー。

心材(木の中心部)は黄なびた色だが、材木として使用する部分(辺材)は赤みが強く、日本のアカマツに近い性質を持っている。あと、ベイマツの特徴としては、波のようにうねる力強い木目が印象的ですね。

でも、ダグラスファーは、マツ科トガサワラ属の針葉樹に属しており、マツ属に属するアカマツとは、実際には異なります。アカマツと同じマツ属を北米で探すと、パイン(Pine)になってしまうんです。

ヤニが多く粘りがあって強度があることから、日本の在来木造工法でも梁(ハリ)や桁といった部分に多く使われてきたようです。

私たちは、この木を内装ドアに使ったり、梁といった構造強度が必要な場所には、2x4工法の構造材として使ったりしています。また、この木は多少荒削りな感じがするのも、魅力でしょうか。赤みがかった木肌が、時間と共に美しいアメ色になってくるのもインテリアやドアに使う理由のひとつですね。

構造材として使う場合は、繊維が堅く、高い空気圧のネイルガン(釘打ち機)で釘を打つと割れてしまう恐れがあります。ただ、空気圧を下げると連続して釘が打てず効率が落ちるという理由で、無理に強く打つ傾向にありますから、構造体の強度が下がらないような気遣いや工夫も必要です。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<ダグラスファーの関連記事>: いいものは、古くなっても味が出る

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