お知らせ : ページ 155

きれいに装着して頂きました

無事装着されたペラ社ダブルハングのアッパーサッシュ

昨日、東京のお客様宛にペラ(Pella)社製ダブルハングの交換用建具(障子)を出荷させて頂いた処、本日無事窓に装着出来たという案内を頂きました。

写真はその様子ですが、お送りしたアッパーサッシュ(上窓)が、窓枠に違和感なく入っています。

防水塗装した木部の色がほんの少し薄い気もしますが、そのうち日焼けをしてくれば、窓枠の色に近くなって馴染んでくると思います。

今回は、窓の建具に入っていたガラスが割れて困っていたとのことでしたので、新しい建具を調達した上で、木部の防水塗装と屋外側のガラスの防水処理を行ってお客様へ出荷しました。

ペラのダブルハングは、建具を交換するのが結構面倒なんですが、お客様自身が慣れていらっしゃるとのことでしたので、材料の供給だけで済みました。でも、そういうお客様はなかなかいらっしゃらないので、DIYでやれるということは本当に驚きです。

こういうお客様が日本でも増えてくれれば、もっと輸入住宅に対する考え方も変わるかも知れませんが、住宅メーカーや工務店自体が輸入住宅の修理やメンテナンスが出来ない状況ですから、道のりは長いです。

輸入サッシの修理メンテナンスは、出来れば梅雨が来る前にやっておきたいものですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

たまにある不具合ですが、原因は様々

クイックセットの玄関ハンドルの不具合

昨日、愛知県大府市で建てさせて頂いたレンガ積みのおうちへメンテナンスにお伺いしました。

午前中、桑名市のお客様のおうちの調査をした帰り、ちょっとだけ大回りをして現場に到着。

事前にお客様からハンドル内部のビスが1本外れているようだとのご案内を頂いておりましたので、在庫の新品から1本ビスを外して持っていきました。

その玄関ハンドルは、クイックセット(Kwikset)社のシェルバーンというシリーズのもので、まだ然程年月が経っている訳ではありません。

屋外側の開閉レバーが下がった状態で、作動はするものの十分にラッチを動かすことが難しくなってきたということでした。そこで、ハンドルを外して中を開けてみた処、ハンドルの裏側に取付けられていた2本のビスが外れて取付け穴の中に落ちていました。

ハンドルをドアに施工する際にはあまり触らない場所のビスでしたから、何故外れてしまったのかはよく分かりませんが、普段の開け閉めによって徐々にビスが緩んでしまったのでしょうね。

何れにしても、一旦ハンドルの内外をドアから外して、金物を組み直した上でビスを元の位置に戻してやりました。

潤滑剤もサービスで塗布しておきましたから、動きはスムースになったと思いますが、あまり起きた記憶がないトラブルです。勿論、製品が古くなってきた時には、中の軸が折れてしまいレバーが利かなくなったとか、バネが欠損して戻らなくなったとかいった不具合はありました。

劣化以外に単純にビスが外れていたというトラブルは、本当に珍しいことです。まあ、ちゃんと正常な状態となってくれましたので、いいんですが・・・。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

サッシ・メーカーがなくなっても直せます

キャラドン社製輸入サッシ用網戸の修理

本日、三重県桑名市にある築21年の輸入住宅にお邪魔して、サッシ等の出張調査を行いました。

サッシ・メーカーは、10年以上前になくなってしまったカナダのキャラドン(Caradon)社。

このメーカーは、外側がアルミで室内側が木で作られたアルミクラッドという輸入サッシの他に、全て樹脂の素材のPVCサッシも手掛けていました。

今回は、その樹脂製サッシに付いている網戸の様々な部材が劣化して、網戸が破損してきているので全てきれいに直したいというご相談でした。

網戸のフレームの周囲には、フィンのようなものが付いていて、それによって窓枠部分に網戸が挿入出来るような構造になっています。

ですから、網戸のコーナー材にもフィンが付けられているのですが、薄い樹脂で出来たフィンの為、劣化すると割れて破損してしまうようです。

写真がその様子ですが、左側のコーナー材にはフィンの部分がなくなっていますし、右の正常なコーナー材にはフレームと連続するデザインのフィンが付いているのが分かりますね。

そのうち、このコーナー材がもっと劣化してくると、フレームのコーナーが外れてきますから、網戸の形状が保持出来なくなります。そうなると、もう網戸としては使えません。

調査後会社へ戻ってきていろいろ調べてみましたら、これと同じコーナー材や網戸の取っ手、網戸を固定する為のバネ部品など、全て見付けることが出来ました。

その他にも、掃出しサッシのモーティス・ロック(ロック金物)やドアのラッチなどにも不具合が見受けられましたので、そちらについても同様にメンテナンスを行う予定です。やはり、長くメンテナンスが出来なかったおうちには、サッシ以外にもいろいろ補修すべき場所があるものですね。

さあ、あとはお客様からオーダーを頂けるかどうかですが、その後新型コロナの影響で商品の出荷がスムースに行くかどうかも問題です。

でも、お客様曰く、どこに相談しても誰もやれないという返事ばかりだったそうですから、私たちがすぐに材料の特定をして修理金額の提示をさせて頂いたことには、ビックリされているかも知れませんね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

これで、輸入網戸23枚分です

サミット・サッシ用輸入網戸の出荷

横浜のお客様向けに網戸の補修・張替えをしておりましたものが、ようやく完成して出荷準備まで整いました。

写真はその梱包の状況ですが、高さ1.3m、幅80cm、厚さ25cm、重さ14kgもあります。

大きめの網戸ばかりですから、これだけのサイズになった訳ですが、サミット(Summit)サッシ用の輸入網戸23枚が入っています。

これらの網戸は、アルミフレームが多少曲がったり塗装が剥げたりしているものの、曲がりの修正やタオルで汚れを拭いたりすれば十分使えます。

ただ、網戸のスクリーンや樹脂製のコーナー部品、網戸固定用のスクリーン・ピン、網押さえのゴムといったものは劣化していますから全て新しいものに交換しました。

海外からの大量の材料手配が必要でしたし、修理の作業にも手間取りましたので、予定よりも大幅に時間が掛かってしまいました。それでも、家一軒分を全てきれいに補修出来ましたので、きっとお客様にも喜んで頂けると思います。

それにしても、今後コロナ肺炎の影響で商品の国内配送等に支障をきたしてこないか、少々心配になりますね。何れにしても、週末は集荷が限られていますから、週明け月曜の出荷を予定しています。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

屋根裏部屋のYKK製天窓

屋根裏部屋のYKK製天窓

角度45度の矩勾配(かねこうばい)に近い屋根に設置された天窓。

屋根裏にある物入スペースの明かり取りとして設置されたもののようですが、網入りガラスにヒビが入っています。

高い屋根にあるハメ殺しのFIX窓ですから、屋外側から確認することが出来ませんが、ガラスを交換するとなると屋外側からしかアクセス出来ないと思われます。

どうしてガラスが割れてしまったのかは定かではありませんが、熱割れによるトラブルの可能性は否定出来ません。

YKKが製造していた天窓のようですから、ガラスのみを外して交換することは出来るのだろうと思いますが、如何せん室内側からはどういう造りになっているか全く分かりません。

将来屋根や外壁の塗り直し工事を行う時に足場を組むでしょうから、その時にでも外側からガラス交換を試みたいと思います。

ただ、ガラス以外に何等かの不具合があった時、YKKを含めて国産のトップライトは部品を含めて調達不可ですから、窓ごとベルックス(Velux)の製品に交換する必要があります。(因みに、現在国内で天窓を供給しているのは、この1社だけです)

そうなると、窓の周囲の屋根材を剥がすことになりますから、結構大掛かりな仕事となってしまいます。でも、割れたガラスの隙間から雨が侵入してきているようなので、早めに何とかしたいですねぇ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

これでは雨は入ります

破風軒天の穴明き有孔ボード

最近、屋根付近から雨漏れしたというお客様の家が、立て続けに出てきました。

雨漏れして室内へ水が入ってきたというお宅もあれば、屋根の破風板が剥がれて落ちてきたというお宅もありました。

何度か業者さんにお願いして都度直してもらっているみたいですが、どうしても直らなかったそうです。

いろいろ問題箇所があるのですが、今日はその代表的な施工ミスをご紹介しましょう。ミスですから、この不具合は人為的な問題によって起こります。決して悪い材料を使ったということではありません。

つまり、使うべき場所を間違えているというものです。破風というのは、屋根が上って斜めになった部分を言うのですが、そこの軒天(上げ裏、軒裏)に有孔ボードと呼ばれるたくさんの穴が明いたケイ酸カルシウム(ケイカル板)やコンクリートで出来た板が部分的に張ってあります。

実は、この有孔ボードは、屋根が一番下がった鼻隠しと呼ばれる軒先の軒天(下向き)に張るもので、斜めになっている場所に張るものではありません。

恐らく、ここからも屋根内部の空気を抜いたり、外気を入れたり出来るようにと考えて張ったのでしょうが、ケラバと呼ばれるこの場所の構造から考えると、空気が流通することは全く出来ず、無意味としか言いようがありません。

また、横殴りの雨の場合、下向きに穴が明いたボードであれば雨は入りませんが、少しでも上を向いた状態になっていれば、必ずそこの穴から雨がどんどん入り込むようになってしまいます。

そこから入った水が屋根の中を伝って下へ下へ、中へ中へと侵入していきますから、それが構造材を腐食させたり、化粧ボードを剥がしたりします。

こういうことって、自然の摂理を理解していれば分かるはずなんですが、それを知らない設計士や工務店はこんなところに有孔ボードを張ってしまったということです。素人のような酷い話ですが、こうした欠陥施工をしてある輸入住宅は、東海地方を中心に結構存在しているように思います。

ただ、これを造った住宅メーカーは既に廃業していたり、事業を縮小していたりしますから、時間が経った状態ではクレームも言えないという状況です。

名古屋だけでなく、全国の輸入住宅でも同様のトラブルや雨漏れが発生してるかも知れませんから、一度皆さんのおうちも点検してみては如何でしょうか。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: ご案内・注意情報 | タグ: , , , |

別ルートで手に入れました

入荷した洗面水栓

先日、輸入資材のアメリカからの調達がコロナ肺炎の影響で難しくなったという記事を書かせて頂きました。

その一例として、ゴールド色の洗面水栓の写真をアップしていましたが、昨日その商品が入荷して参りました。

だからと言って、資材の製造や物流が正常化したという訳ではありません。いつも購入していた調達ルートは、依然注文不可という状況が続いています。

では、どうやってこの水栓金具を手配出来たかと言えば、他に同じ商品を販売してくれる業者がいないかを探した上で、尚且つ国際発送をしてくれるという会社を根気よく調べました。

そして、とうとう条件に合致する処を探し当てて、注文を入れたのです。金額的には通常ルートよりも少々高く付きましたが、それでもこんな社会情勢の折に日本まで発送してくれるというのは、奇跡的とも言えるのです。

勿論、全ての材料や部品類が100%手に入ることはありませんが、少しでもスムースに早く調達出来るように努力していかなければなりません。

近いうちにコロナウィルスの問題が終息してくれることを願うばかりですが、根気よく粛々と自分で出来ることをやっていくだけです。

輸入住宅の不具合やトラブルでお困りの皆さんも、こういう情勢だからと放っておかないで、手配だけは早めに行って納品を待つということだけはやっておいて頂きたいと思います。

オーダーが入ってさえいれば、生産・物流が徐々に回復した段階で順番に発送が始まるはずですから・・・。

当然の話ですが、コロナ不況が解消した段階で、必ず値段や物流コストが急上昇することを忘れてはいけません。だから、手配は今なんです。

<関連記事>: アメリカ製品でもコロナの影響が・・・ (2020年3月23日)
<関連記事>: 無事に水が使えるようになりました (2020年4月16日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: ご案内・注意情報 | タグ: , , |

動きが固いまま使わないで!

動きが固いマルチポイントロック

防犯性が高い輸入ケースメント・サッシには、マルチポイント・ロックと呼ばれる金物が使われています。

1ヶ所のレバー操作で、2~4ヶ所のロックポイントで鍵が掛かるというスグレモノです。

こちらの写真が、そのマルチポイント・ロックのレバー付近ですが、金属製の長いロックバーの各所にロックポイントがあります。

そのバーを支え、固定しているのが、プラスチック製のガイドプレート。これがカバーすることで、ロックバーが垂直方向にのみ上下することが出来、ぶれることがありません。

ただ、時間が経って樹脂が劣化してくると、プレートが割れてバーが左右に動く状態となることがあります。そうなると、鍵を掛けようとする力が左右にも分散して、バーの上下運動が固くなってきます。

それをそのまま放置すれば、ロックレバーにも無理な力が掛かってしまい、そのうち鋳物で出来たレバーが破損して、ロック自体が出来なくなります。

そうならない為に、ガイドプレートを新しいものに交換したり、バーの歪みを調整したり、潤滑剤を塗布して少しでも動きをスムースにするなどのメンテナンスが必要です。

でも、殆どのお客様は、無理にでも鍵を掛けようとしたり、長くそのままの状態で使い続けたりしますから、思わぬタイミングで金物が破損して突然セキュリティの心配に発展するのです。

いいものでも操作方法を間違えたり、手入れを怠ったりすれば、その代償は自身へと降り掛かってきますから、ご注意下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

ミスしてまじで凹みました

スウェーデン製フレンチドアのマルチロック金物

昨日、神戸のお客様のところに、入荷したドア金物を取付けに出張修理へお伺いしました。

写真は、スウェーデンのミュレシェフェンスター(Myresjö Fönster)社製フレンチドアのマルチロック金物。

随分苦労してスウェーデンから取り寄せた部材でしたから、コロナの影響も顧みず、はるばる愛知県から持参していきました。

そして、ドアから古い金物を外して、新しいものを取り付けようとしたのですが、うまくドアに組み付けることが出来ません。

何故かドアハンドルを取り付けるべき位置と新しいハンドル穴の位置とがずれています。傷んだ古い金物と新しい金物を並べてみたのですが、ハンドル穴の寸法が10mm丁度ずれていました。

以前、こちらにドアロックが掛からないように金物を調整しに来た際に、金物の採寸調査も行ったのですが、その時実寸法に相違があったようです。

当然、このままではドアに金物は取付け出来ませんから、ドアを加工するか、金物を調達し直すか、何れかしか方法はありません。

ドアを加工するということは、ハンドル穴の位置を変えることになります。そうすれば金物を再調達する必要はありません。でも、それは費用負担を抑えることにメリットはありますが、ドアを傷付けることに他なりません。

家づくりにとってどちらがいいか、それは冷静な目を持っている人間なら分かるはずです。私たちは潔く金物を再度調達し直すことを決めました。

ただ、スウェーデンからの再調達にはお金だけでなく、時間も掛かります。お金は私たちが、時間はお客様にもご負担頂くことになりますが、今後長くお使い頂けるようにする為には、これが最善な方法だと思います。

いや~、また神戸まで出張修理に行かなければなりませんが、意地でもきれいに納めてみせますよ。

<関連記事>: カギの解除をしてきました (2019年10月23日)
<関連記事>: 試行錯誤でようやく納まりました (2020年8月24日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

フレームはそのまま使いました

輸入網戸のメンテナンス

昨日、網戸の網を外す途中の様子をお見せしましたが、今日は網戸を再度組上げた様子をお見せします。

写真は組上げる前の古いサミット(Summit)社の網戸と組上げた後の修理した網戸を並べたところです。

傷んでいなければ、輸入網戸のアルミフレームはそのまま使います。勿論、極端に曲がっていたり折れたりしていれば、フレームも交換出来ますが、今後も使えそうなものは基本的に使うというのが私たちの方針です。

(お客様によっては、フレームも全部新しくして作り直して欲しいという方もいます)

両者共、グラスファイバー製のスクリーンを張る前ですから、部品類もよく見えると思います。

まず、見て頂きたいのは、フレームのコーナーにあるプラスチック製のコーナー材。劣化したコーナー材は、既に油分が抜けて表面がガサガサになっているだけでなく、中まで劣化が進んでいますから、少しの衝撃でも割れてしまうかも知れません。

これを新しくしておくと網戸の骨格がしっかりしますから、あと20年くらいは問題なく使えます。

次に、網戸ピン。古いものは、つまみの部分は透明のプラスチックで出来ていますが、長いシャフトは亜鉛メッキの鉄鋳物になっています。私たちが使う新しい網戸ピンは、そのどちらも樹脂で出来ています。

シャフトが樹脂と聞くと早く悪くなると思われるかも知れませんが、シャフト自体はフレームの中や窓枠内に隠れてしまう為、紫外線による劣化は殆どありません。つまみの部分が劣化して破損することがあるのですが、こちらはどちらも樹脂製ですから、寿命の違いは殆どないと思います。

シャフトを金属にしないのは、表面に錆びが出てフレームに明けた穴を塞いでしまい、ピンの動きが悪くなるという欠点があるからです。その点、樹脂は錆が付きませんから、時間が経ってもピンの操作が比較的スムースなんですね。

(そうは言っても、網戸ピンは消耗品です。15年くらいで定期的に交換して下さい)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |