試行錯誤でようやく納まりました

試行錯誤でようやく納まりました

現地調査から10ヶ月以上掛かって取り組んできたミュレシェフェンスター(Myresjö Fönster)のドア・ロック金物の交換案件。

観音開きのトリプルガラス入りフレンチドアに付いているステンレス製のマルチロック金物ですが、サッシ・メーカーは既に生産を終了していて、新しく一から作らなければいけませんでした。

ドアの側面の上から下まである長いステンレス板にいくつもの部品が付いているというデザインで、その部品類も廃番になっているものがありますから、出来るだけ形状が同じものを板の上へスウェーデンの金物メーカーで取り付けてもらいました。

勿論、同じ大きさではありませんから、ドアの木部をノミやマルチツールで加工して、どうにか金物をドアに挿入しなければなりません。今年の4月には製作してもらった金物を取付けに伺いましたが、それが微妙に寸法が合わず、再度寸法を取ってきただけでお釈迦になってしまいました。

そして、今回再度新しい金物を調達して取付けに伺ってきました。現場は、兵庫県の神戸市ですから名古屋から行けば4時間近く掛かります。ですから、再度の失敗は許されません。

全く同じ金物という訳ではありませんから、既存のドアの状況に合わせていくつもの部分を調整してはまた外し、また調整しては取り付けるといったことを何度もやってようやく使える状態にまで持っていくことが出来ました。

いや~、こんな面倒で大変な作業は、早々お目に掛かれないかも知れません。でも、私たちがやらなければ、誰もこんな修理はやってくれませんから、やるしかないといった感じでした。

お陰で私共が負担した費用や時間はたくさん掛かってしまいましたが、お客様にも喜んで頂けましたから、まずまず成功じゃないでしょうか。

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