動きが固いまま使わないで!

動きが固いまま使わないで!

動きが固いマルチポイントロック

防犯性が高い輸入ケースメント・サッシには、マルチポイント・ロックと呼ばれる金物が使われています。

1ヶ所のレバー操作で、2~4ヶ所のロックポイントで鍵が掛かるというスグレモノです。

こちらの写真が、そのマルチポイント・ロックのレバー付近ですが、金属製の長いロックバーの各所にロックポイントがあります。

そのバーを支え、固定しているのが、プラスチック製のガイドプレート。これがカバーすることで、ロックバーが垂直方向にのみ上下することが出来、ぶれることがありません。

ただ、時間が経って樹脂が劣化してくると、プレートが割れてバーが左右に動く状態となることがあります。そうなると、鍵を掛けようとする力が左右にも分散して、バーの上下運動が固くなってきます。

それをそのまま放置すれば、ロックレバーにも無理な力が掛かってしまい、そのうち鋳物で出来たレバーが破損して、ロック自体が出来なくなります。

そうならない為に、ガイドプレートを新しいものに交換したり、バーの歪みを調整したり、潤滑剤を塗布して少しでも動きをスムースにするなどのメンテナンスが必要です。

でも、殆どのお客様は、無理にでも鍵を掛けようとしたり、長くそのままの状態で使い続けたりしますから、思わぬタイミングで金物が破損して突然セキュリティの心配に発展するのです。

いいものでも操作方法を間違えたり、手入れを怠ったりすれば、その代償は自身へと降り掛かってきますから、ご注意下さい。

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