お知らせ : ページ 113

マーヴィンでも汎用パーツは問題ない

先日、マーヴィン(Marvin)の古いダブルハングサッシの部品供給が一切なくなってしまうという記事を書かせて頂きましたが、その期限である8月末も間近になってきました。

ダブルハングだけでなく、様々な種類のサッシ部品の供給が中止される昨今にあって、お使いのお客様からの相談も多くなってきました。

今回愛媛県松山市からご相談頂いたのは、マーヴィンのケースメント。よくあるトラブルですが、開閉金物のオペレーターの回転軸が折れてクランクハンドルと一緒に抜けてきてしまったというものでした。

そういう箇所がいくつもあるようで、合計4ヶ所分のオペレーターとハンドル・カバーを調達したいそうです。(カバーにも割れがあります)

ケースメントについては、古い仕様のものは既に生産中止となっている為、新しい仕様のものを古いサッシに合うサイズで特注することが出来ますし、使用されている部品も然程廃番にはなっていませんから、まだ大丈夫。

今回ご相談頂いたパーツ類も、特に問題なく手に入れることが可能ですから、お客様には安心して頂きたいと思います。

ただ、オペレーターを交換しても、破損の原因となったサッシの歪みや動きが固いといった問題は、調整をしなければ解消されません。将来また同じように破損するといったリスクを考えれば、交換時に窓の調整を行うことを忘れないで下さいね。

あと、現在手に入るものでも、いつ供給停止になるか分かりませんから、輸入サッシのメンテナンスは早め早めを心掛けるようにしたいものです。

<関連記事>: マーヴィンの古いダブルハングが修理不可に? (2021年7月30日)

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ペアガラスにも水が溜まる

お客様から輸入の引き違いサッシのハメ殺し建具のペアガラスに水が入ってしまったので、交換したいというご相談を頂きました。

このサッシは、サミット(Summit)社の樹脂サッシで、写真を見ると黄色く濁った水が数センチ溜まっている状態です。

通常は、サッシの下の方からペアガラス内に雨水が入るというのが普通ですから、これ程溜まるのは見たことがありません。

気密性が高いペアガラスは、ピンホールのような僅かな隙間しか明かない為、湿気としてガラス内に水分が侵入するのですが、雨が溜まりやすいサッシ建具の下枠なので、水分が浸入する隙間もペアガラスの下部であることが多いのです。

そういう場合、ガラスの下部に穴が明いていますから、大量の水があればそこからガラスの外に抜けてしまうことが殆どのはずです。

それを考えると、今回のケースでは雨は建具の側枠や上枠から侵入して、それが下に落ちる途中でペアガラス内に入ってしまったと考えられます。但し、ペアガラスの隙間も小さなものではなく、結構大きめのものという感じかも知れません。

水が黄色くなっているのは、ペアガラスの周囲に接着されている金属のスペーサー(気密材)が錆びて溶け出したものと思われます。

何れにしても、ペアガラスを交換しなければならないのですが、窓が2階にあるハメ殺しの建具の為、屋外側からの防水処理をするには外部足場がないと出来ません。

普通の修理屋さんでしたら、ガラスを入れ替えて施工終了なんでしょうが、私たち ホームメイドでは念には念を入れて建具の外側も防水処理します。

お金も余分に掛かるし、そんな仕事までしなくていいよというお客様もいらっしゃるかも知れませんが、ここでひと手間掛けるか掛けないかでまた同じトラブルが発生するしないが決まります。

後々まで考えた丁寧な仕事をしないのであれば、ホームメイドが出る幕はありません。

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交換したら、欠品でした

昨日、ペラ(Pella)の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)に付いている網戸のロック用フックを取り付けてきました。

数ヶ月前に新品の網戸を取り寄せて交換したのですが、その網戸に付属しているはずのフック金具が1個入っていませんでした。

メーカーにその旨連絡をして、新しい部品を送ってもらったのですが、アメリカから届くのに数ヶ月を要しました。

まあ、アメリカのサッシ・メーカーですから、それも日常茶飯事。お客様にも調達するのに時間が掛かる旨伝えておきましたし、部品がなくても然程困ることもないので、気長にお待ち頂きました。

日本のサッシでは掃出しサッシの網戸に鍵が付いているというものは見掛けませんが、北米のものの殆どにはロックの機能が付いています。

簡単なものですから、網戸を破くなり壊すなりすれば、サッシ自体にアクセスするのは難しくありませんが、それでも網戸にも鍵が付いているというだけで、空き巣や泥棒には多少の気おくれを感じさせるかも知れません。

(因みに、網はグラスファイバー製の糸で編んでありますから、新品のものを破るには空き巣も少々手間が掛かります)

輸入住宅に長くお住まいの皆さんも、網戸の取っ手や戸車の破損、網の破れなどといったメンテナンスが必要ではありませんか。輸入網戸は、虫除けだけでなく僅かですが防犯の役目も担ってくれますから、ちゃんと補修・交換をしておきたいものですね。

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擁壁兼用ガレージが水浸し

先日、屋根や外壁からの雨漏れ修理が完了したガレージですが、今回の長雨で床の際から水が出てきたという連絡を頂きました。

屋根や屋根に付随する外壁の雨漏れについては、修理工事を行う前に伺っていましたが、コンクリートの壁と床とのつなぎ目から雨漏れするという話は今まで聞いていませんでした。

恐らくこういった大雨が降った折には、こうした現象が起きていたと思いますが、暫く大雨がなかったので、お客さんもこのことを私たちに伝えるのを忘れていたのだと思います。

このガレージは、土留めの擁壁を兼用したコンクリートの壁で一部が出来ており、敷地の土に降った雨が染み込んで擁壁と床とのつなぎ目から出てきたのだと思います。

(ベースのコンクリートと壁のコンクリートは、通常別々に打設されるので完全な一体型のものにはなりません。その為、つなぎ目に僅かな空隙が生じてしまうのです。勿論、コンクリート自体にも透水性があります)

擁壁を造る際は、土で埋め戻される壁等に防水塗装や防水処理を行っておくのが一般的ですが、そうしたものも永久に持つものではありません。人間が作るものですから、必ず劣化するのです。

ただ、普段はそこまで雨が土に染みないので雨漏れは発生しないのですが、時々こうして床が水浸しになってしまうのです。

本当に直したいのであれば、擁壁の土を取り除いて、コンクリートの壁やつなぎ目に防水工事を行う必要がありますが、家も隣接している関係からそれは金額的にも現実的ではありません。

床の水は簡単な排水路を設けるなどして外に排出し、壁とのつなぎ目は敢えてコーキングなどで防水処理をしないで、自然に乾くようにするのが一番です。

でないと、コンクリートの中で水が溜まってしまい、コンクリートの中の鉄筋やコンクリート自体を劣化させてしまうかも知れないのです。勿論、これが最良の方法ではありません。でも、今行える最善の方法ではないでしょうか。

それにしても、屋根を支える柱材の下に、コンクリートの束石を据え付けておいて正解でした。やはり、面倒でもひと手間が大切ですね。

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強化ペアガラスの交換

兵庫県のお客様から輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)に飛び石が当たって、ガラス全面に細かなヒビが入ったという連絡を頂きました。

輸入の掃出しサッシには強化ガラスのペアガラスが使われていますから、先が丸くなったバットで叩いても割れないのですが、先が尖った石やクギが当たってしまうとこのように細かく割れが入ってしまいます。

ペアガラスですから、もう1枚のガラスに破損がなければ、即座に防犯上の問題や雨風の問題は生じませんが、それでも気持ち的には早く交換したいと思うのは人情です。

でも、ガラスはインチ寸法で作られていますから、国産の厚みが異なるペアガラスを入れてもサッシ枠にうまく納まることはありません。

また、ガラス押えの押し縁と呼ばれる部材を外さないと、ガラスの交換が出来ないので、樹脂が劣化した古いサッシの作業では押し縁を破損しないように注意して行うことが要求されます。

もしここで押し縁を壊してしまったりすると、そういった部材も探して輸入をしなければなりませんから、余計な時間と費用が掛かります。

今回は、兵庫のお客様のおうちですから、ガラスの採寸調査と実際の交換工事(防水処理作業を含む)を行う為に2回現地に伺う必要があります。

それから、このペアガラスには白い飾り格子が組み込まれていますから、格子のデザインを揃える為に、割れていないもう片方のFIX側のガラスも交換する予定です。

草刈り機での飛び石や突風や台風で瓦等が飛ばされることが原因で、ガラスが割れてしまうことはよくありますが、この時期は特に注意したいものですね。

<関連記事>: 掃出しサッシの調査を行いました (2021年9月21日)
<関連記事>: ようやく交換出来ました (2022年1月23日)

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ハンドルとオペレーター、どっちが悪い

ヴァイスロイ(Viceroy)社製ケースメントサッシについて、クランクハンドルが空回りして窓が開閉出来ないというご相談を頂きました。

ヴァイスロイのものに限らず、こういった不具合は輸入のケースメントではよくあることです。

原因の多くは、開閉が固くなった窓を無理矢理開けようとして、ハンドルやオペレーター金物に大きな負荷が掛かり、それが長年続けられて破損を招いてしまったというものです。

こういう場合、私たちがまず疑うのは、ハンドルではなくオペレーター。オペレーターは、回転軸によってハンドルに直結されているのですが、その回転軸が途中で折れてしまったというトラブルが最も多いと思います。

途中で折れた回転軸は、ハンドルと一緒に外れてきますから、初めてのお客様は軸がハンドルの一部品だと思い込み、ハンドルに不具合が起こったと勘違いをされます。

今回、そういうこともお客様に説明をしてどちらが悪いのかを確認して頂きましたが、複数あるケースメントサッシで結局オペレーターが悪いものもハンドルが悪いものも両方あったようです。

ハンドルをオペレーターに固定する部分がねじ切れるというのは、既にオペレーターは全く動かない状態にまでなっていたということの現れでしょうから、相当メンテナンスがされていなかったおうちかも知れませんね。

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う~ん、これはちょっと厳しい

先日、アメリカからプライジェム(Ply-Gem)社の交換用サッシ建具が届きました。

ダブルハングの下窓(ボトムサッシュ)で、トリプルガラスのダブルLOW-Eという最高性能の断熱性を誇るガラスが入っています。(写真にはシングルハングと記載がありますが、間違いです)

今回は、ガラスが割れたというお客様からのご相談で、交換用に建具を輸入したのですが、注文してから結構時間も掛かりました。

ですから、すぐに窓に装着してあげたいと考えていたのですが、トリプルガラスの内側に黒いゴミがくっついていては、正品として取り換える訳にはいきませんから、その出鼻をくじかれた形です。

アメリカの作業員は、結構ラフな仕事をしますから、ある程度は私たちも許容しなければなりませんが、くっついて取れないゴミをお客様に理解して頂くことは難しいと思います。

いい製品なので惜しいですが、返品するか、返送なしで代替の建具を送って頂くかは、メーカー側の判断となりますが、何れにしてもまたお客様にはお待ち頂かなければなりません。

こういうことは、輸入資材を扱う仕事では覚悟をしなければなりませんが、普通の日本人でしたら、メチャ怒る人もいるでしょうね。

でも、怒った処で何も解決するものではないですから、冷静に状況を先方に伝えて、手配をスムースに行って頂くことが大切です。

<関連記事>: トリプルガラスも割れるんです (2021年2月27日)

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新しい仕様の瓦棒屋根

先日、知多市の輸入住宅に隣接するガレージの雨漏れ修理をしているというブログ記事を書かせて頂きました。

その記事では、腐った木の構造材を新しくして、補強や雨漏れ防止の工夫も加えたということを書かせて頂きました。

今回は、瓦棒の屋根材の交換を完了しましたので、その様子をご案内します。

写真が新しい仕様の瓦棒ですが、屋根材のつなぎ目にリブを付けるのですが、以前はリブの下地として木の垂木材を入れていました。

垂木は湿気や雨が入ってしまうと腐ってしまう恐れがありましたが、新しい瓦棒では垂木は使わず、鈑金材だけで鈑金のつなぎ目を補強・防水します。(以前は、屋根材を長手方向でも途中でつないでいましたが、今回は1枚ものにして万一でも雨が入らないようにしています)

断面が三角形になっている部分がつなぎ目ですが、人が乗ったくらいでは潰れないくらいの強度があります。

ただ、ここにアルミの大きなベランダデッキを載せるとなると、どうしたって潰れてしまうでしょうから、デッキの足はここに載せないように位置を考えて復旧します。

結構時間を掛けてガレージの修理をしましたから、随分状況は改善されたと思いますが、元々の構造を変えた訳ではありませんから、リスクが全くなくなったということはありません。

特に瓦棒の屋根は、水勾配程度しか角度がありませんから、吹き上がってくるような強風や雨は注意を怠らないようにして欲しいと思います。(勿論、そういうことへの対策はしていますが、自然には敵いません)

<関連記事>: いよいよ屋根の葺き替えです (2021年7月25日)

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割れたら交換しましょう

こちらは、輸入サッシの網戸に付いていたコーナー部品。

お客様から破損したので交換したいという相談がありました。

ご覧のように網戸フレーム内に差し込む部分が、折れています。

網戸のコーナー材の多くが、プラスチックで出来ていますから、経年劣化で割れてしまうことがあります。これと全く同じデザインのコーナー材は現在販売されていませんが、これと同じ網戸フレームに装着出来るものは手に入ります。

納まりも全く同じなので、以前の網戸と変わらないものを作ることが可能ですから、心配は要りません。それにしても、こんな古いパーツが今でも手に入るなんて素敵ですよね。

コーナー材だけでなく、網戸を取り外す為の取っ手や網戸を窓枠に固定する為の部品などもそのうち交換が必要になりますから、早めに調達して在庫しておくのもいいですね。

網戸そのものや網戸部品は、20年もすると悪くなります。殆どのものは仕様やサイズさえ分かれば、交換・修理は可能です。

家を常にいい状態にしておくことは、気持ち的にもストレスが溜まりませんから、メンテナンスはすごく大切だと思います。

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よくあるケースですが・・・

一宮市のお客様から玄関ドアの木製ドア枠が腐ってきているようなので、一度見て欲しいというご相談を頂きました。

取り敢えずは、ドアの敷居(ボトムシル)付近の立ち上がり辺りということだったのですが、指で押して柔らかい感じがした部分をめくってみたようです。

写真がめくって穴が明いたドア枠ですが、腐っているというよりも虫に食われていると言った方がいい状態です。雨漏れで木が腐るという場合は、ここまで上の方が腐るというのはまずありません。

ですから、最初は雨水の影響で木枠が腐っていた処に、玄関ポーチの土間の中に巣くっていたシロアリがそれを見付けて侵入してきたと考えるのが常識的な話だと思います。

玄関ドアや勝手口ドアは、敷居を含めた四方枠に組み込まれた状態で輸入されてきます。それを建物の構造に取り付ける訳ですが、敷居に足を取られないようにということで、敷居の上端まで土を入れて玄関内の土間や玄関ポーチを造り、そこにタイルを張るという方法が取られます。

勿論、土間やポーチの周囲にはブロック等を積んで土を囲むようにするのですが、敷地の土と玄関ポーチの中の土とは、中でつながった状態となりますし、下手をすると玄関内とも土がつながっているという施工がされていることもあります。

玄関ポーチには通常屋根やヒサシが付いていますから、雨でポーチが塗れっ放しというとはないのですが、染み込んだ雨水がポーチ内などを経由してドアの木枠へと入ってしまうと木は徐々に腐ります。

水分を含んで腐って柔らかくなっていれば、土の中にいたシロアリには持って来いの環境が出来てしまいます。多少食われたくらいでは駆除剤と補修で何とか直せますが、ここまで大きくやられていると、パテで穴を埋めるという訳にもいきません。

一度ドア枠ごと玄関ドアや勝手口ドアを外して、被害状況を確認した上で駆除剤を塗布した構造材をその周囲に施工したり、輸入の腐らないドア枠を使ってドアを復旧したりするということが必要です。

シロアリは明るい場所が嫌いですから、ドア枠の表面である塗装面に近づかず、中身だけを食べていたようですから、被害が大きくなるまで人間は全然気付かないと思います。

交換修理は少々大変ですが、ちゃんと施工すれば今後虫に食われないように出来ますが、建物の構造やドア枠を土間で埋めてしまうという施工は昔からよくやられていたことですが、非常によくないと思います。

<関連記事>: 建物と土間ポーチとの境い目が危ない (2021年11月13日)

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