お知らせ : ページ 100

ちゃんと開閉しないのは、システムの問題?

東京のお客様から輸入のオーニングサッシの開閉がおかしいので、修理したいというご相談を頂きました。

サッシ・メーカーは不明ですが、アルミクラッドの木製サッシですから輸入サッシであることは間違いありません。

こちらのサッシには、スイッチで窓が開閉する電動の開閉システムが取付けられています。

このシステムは、「Sentry 2000」という製品のようで、既存のものは既に廃番になっているようです。ただ、代替になりそうな新しいバージョンの製品はあるようですから、互換性があるようなら、交換することが可能かも知れません。

ただ、スイッチを押しても作動しないとか、動くは動くが開閉の動作を繰り返すといった症状もあるということで、電子基板やモーターの問題だけでなく、サッシそのものの調整不足といった問題があることも考えられます。

つまり、開閉する建具自体の水平・垂直が取れておらず、歪んだ状態で開閉している為に金物が引っ掛かった状態になっていたり、金物も歪んでしまっていたりしている恐れもあります。

サッシが付いている場所が、吹き抜けのような結構高い場所にあるらしいので、普段掃除をすることもなく、ホコリやゴミが開閉に影響している可能性もないとは言えません。

何れにしても、もう少し原因を調査して、正常な状態に戻せるように頑張ってやってみる必要があります。(本当でしたら、一度現場調査を実施して、原因箇所がいくつあるか特定したいのですが、遠く離れた東京なのである程度経験則で考えるしかありませんね)

<関連記事>: 電動開閉サッシの修理 (2022年7月31日)

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破損したのは、ロックレバーだけ?

こちらは、東京のお客様からご相談頂いたケースメントサッシのロックレバーの写真です。

正常なロックレバーと破損したものとが並んでいるので、状況がよく分かりますね。

このサッシは、サーティンティード(CertainTeed)製のものなんですが、ロック金物本体に付いているはずのレバーが根元から折れてなくなっています。

こうした不具合は、鍵が固くなった状態で無理にロックを掛け続けた結果起こるケースが多いですが、錆によって金属が劣化したことによって起こる場合もあるかも知れません。

お客様はこの部分だけの不具合と考えているのか、この写真だけしかご提供頂いておりませんが、こちらのロックはマルチポイント・ロックと呼ばれるもので、いくつかの部品が連動して鍵を掛けるシステムになっています。

幸い窓は開いた状態でロックが掛けられないという不具合のようですから、窓を開けて頂いて、ロックに関係する部材全体が写るように写真を撮って頂くことが可能なようです。

私たちがロックレバー部分だけを持って修理に伺ったら、他の部品も壊れていたとなっていたら、また日を改めて出直しということにもなりかねませんから、ご面倒でもちゃんと調べて頂かないと適切な修理・メンテナンスは出来ません。

そういう細かな気遣いやサッシに対する知識・経験がないと、逆にお客様にご迷惑や無駄な出費をお願いしなければなりませんから、注意が必要ですね。

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キッチンって、湿気が多いのかなぁ

こちらは、輸入キッチンのキャビネットの中を撮った写真です。

排水目皿(ストレーナー)から水漏れしたということで、キッチンシンク下のキャビネットをチェックしに来ました。

輸入キッチンは、アメリカのメリラット(Merillat)製。

品質的には定評があるメーカーですが、排水や床下からの湿気なのかキャビネットの底板が撓んで柔らかくなっています。シンク下の底板だけでなく、コンロや引き出し用のキャビネットの底板もシンク下程ではないですが同様に撓んでいる状況です。

キャビネットの箱自体は、12.5mm(1/2インチ)厚のMDF板(木くずを圧縮して板状にしたもの)を使っています。

表面は塗装によって防水処理をしてあるのですが、カットした部分の木口はそのままの状態ですから、そこから湿気や水分が入り込んだのだろうと思います。

MDFは国産のキッチンでも使われることがありますが、国産のものは比較的薄いベニヤ板が箱材として用いられています。

どちらがいいかと言われても、どちらも湿気には弱い素材ではあるので、何とも言えませんが、多少厚みのあるMDFの方が多少いいかも知れません。

何れにしても、このままではよくありませんので、底板を新しいものに交換して、湿気にも強い無垢木製の板材に交換しようと思います。勿論、板の塗装は木部専用防水塗料パラペイント ティンバーケアを使いますよ。

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冬の時期にメンテナンス

一宮のお客様からお預かりした輸入サッシの網戸の張り替えを行っています。

サッシは、キャラドン(Caradon)というカナダのメーカーのものですが、メーカー自体はもうありません。

ですから、メーカーに交換用の部品類を供給してもらうことも出来ないのですが、部品メーカーから直接パーツを調達して修理を行います。

写真は、網を張り替える前の網戸ですが、プラスチックで出来たコーナー部品の一部が欠けてしまっています。耳のような部分が付いた特殊なフレームに対応するように出来たコーナー材ですが、こういった部品も調達した上で、網の張り替えを行います。

網戸のメンテナンスを行う際は、網や網押さえのゴムだけでなく、フレームのコーナー部品、網戸固定用の部品(ピンやバネ)、取っ手といった部品に不具合がないかもチェックします。

樹脂等が使われている部品は、長年の紫外線によって劣化してしまう可能性が高いですから、そういった部品を予め準備しておかないと、適切な修理・メンテナンスは出来ません。

今回は、おうちの殆どの網戸を取り外して、会社に持ち帰って修理をしますから、網戸の必要がない冬のシーズンに作業を行います。今日は外が雪模様ですが、会社の中なら少し寒いくらいであまり影響はありません。

慌てず慎重に作業を進めますが、数が多いと終了まで何日も掛かりますので、お届けまで少々お待ち下さいね。

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輸入資材は、何故高くなったのか?

最近、どんなものも値上げ、値上げという話が続いている。

それは、食品でもガソリンでも建築資材でも同様である。

20数年前、輸入住宅ブームが起こり、輸入住宅は安くて高品質、尚且つアメリカナイズされたデザインは戸建てを夢見る夫婦の憧れでした。

今では輸入住宅は影を潜め、真四角のシンプルモダンな家が多く建つようになりましたが、それでもアメリカンな家が好きという人には多くの支持を頂いているように思います。

勿論、新築自体が減ってしまった昨今、私共 ホームメイドでも輸入住宅のメンテナンスやリフォームを行う仕事の方が主体となっていますから、新築のように大きなお金が動くことは皆目なくなっている状況です。

ただ、メンテナンスをするにしても、材料は北米から調達しなければなりませんから、その手間は結構掛かるというのが実情です。

そういう世の中ですが、私たちも輸入サッシやドアの交換材を調達する時、昔よりも随分高くなったなぁと感じることがしばしばあります。私たちですらそうですから、お客様はもっとそれを感じているかも知れません。では、そんな価格の高騰は、どうして今起きているのでしょうか?

例えば、輸入サッシが20年前500米ドルで買えたとしましょう。それもその時は円高でしたから、1ドル80円というレートであれば、4万円で購入出来ましたし、その消費税は3%でしたから総額41,200円で手に入ったのです。

ただ、日本はその後景気が悪く物価も下降するかほぼ横ばいという状態でしたが、アメリカは毎年上がり続けました。年4%で20年上がったとするとどのくらい上がると思いますか?

最初を100とすると、何と219になりますから、2.2倍に価格が上昇します。それだけで500ドルのものは1,100ドルになりますが、為替レートは現在115円。ドルを円に換算すると126,500円になってしまいます。

そこに10%の消費税も掛かりますから、139,150円が購入価格となってしまうという訳です。つまり価格は、おおよそ3.4倍になったのです。

更に、昨今は原油の高騰やコロナの影響、ウッドショックもあって、船賃や製造現場の人件費、木材の相場も高くなっていますから、価格が下がるはずはありません。

輸入住宅ブームの際は、輸入材が飛ぶようにたくさん売れましたから、メーカーも価格を抑えて薄利多売が出来ましたが、10分の1も売れない昨今は、利益率を上げてカバーしないと日本へ輸出する意味がありませんから、その分の上乗せもあるでしょう。

これが、今輸入資材が高騰している主な理由なんですが、日本人の所得が諸外国と比べて実質下がってしまっているということも、高いと感じる大きな要因です。

輸入住宅に限らず、国産のものでも素材や部品・製品を輸入していないものはありません。家を維持していく為には、ちゃんとした資金計画や人生設計がなければいけないということをお分かり頂けると思います。

だからこそ、いいものを使って20年前に造られた輸入住宅を、何世代にも亘って使い続けていくことが、最も効率的な財産維持になるのではないでしょうか。逆に、景気がそこそこな時に輸入住宅ブームでお値打ちに買えたことは、ラッキーだったと考えるべきなのかも知れませんね。

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ここまで錆びたら交換ですね

大分のお客様からシングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のバランサーを調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシ。

同じ窓3ヶ所に不具合があるとのことで、合計6本のチャネルバランサーを入手したいとのことでした。

これは、実際のバランサーの写真ですが、建具を吊っているヒモ(糸)が切れてなくなっていますし、金属部分も全体的に錆びています。相当湿気の多い場所にあった窓だと思いますが、ここまでになっていると寿命も短くなってしまいます。

こうならない為には、窓を常に開けて乾燥させることが大切ですが、サッシに付いた水分や結露を雑巾等で拭いておくことも忘れてはいけません。

また、古いサッシの場合は、バランサーだけでなく建具の両サイドの上端に付いている樹脂製のトップガイドも交換しておいた方がいいでしょう。(トップガイドが破損していると、バランサーを固定出来ず、サッシにうまく装着することが出来ません)

上げ下げ窓が開けられなくなった時に注目されるのは、バランサーだと思いますが、小さな部品のトップガイドも一緒に交換するようにしたいものです。

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勝手口ドアのレバーの不具合

豊田市のお客様の処に伺って、破損したドアレバーの交換に行ってきました。

写真は室内側のドアレバーですが、ロックをする為のサムターンが回らなくなってしまいました。

鍵が掛からない状態ですから、防犯としては心配ですよね。

そこで、急遽新しいドアレバーを調達して交換することになりました。写真のものは、古いタイタン(Titan)の製品でしたから、今回はクイックセット(Kwikset)のものを取り付けました。

今回のドアレバーは、錆が出にくい金色仕上げになっていますから、今までのように屋外側が錆びて真っ黒になるなんてことはありません。こちらのお客様のおうちは、新築から20年以上経っているとのことでしたから、ドアレバーも長持ちした方だと思います。

ドアレバーの交換以外に、サッシのメンテナンスや不具合についても現場で相談に乗らせて頂きましたから、今後の修理やメンテナンスの参考になったかも知れません。

ただ、状態が悪い場所も見つかりましたから、お客様としてはビックリされたこともあったと思います。でも、このまま知らずに放置すると、もっと大変なことになると思いますから、不幸中の幸いと考えて下さいね。

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こりゃ、一度見に行かないと分からないかな

東浦のお客様から、洗面水栓の水漏れ修理についてご相談を頂きました。

商品は、ヤスダプロモーション製のワンレバー・ワンホール混合水栓。

シンプルでスマートな水栓金具ですが、水栓につないだ配管と吐水口の両方から水がポタポタ落ちるらしいのです。

吐水口の水漏れは、止水バルブであるセラミックカートリッジに不具合があるのだろうと思いますが、この時期の製品だと古いタイプのものが使われているのか、新しいタイプのものなのかメーカーでも分からないらしいのです。

また、配管の水漏れにしても、どこの場所から漏れているのかによってメンテナンスをする部位が変わってきますから、そこをちゃんと突き詰める必要があります。そういった意味で、私が現場にお邪魔して分解調査を含めて実施しないと、正確なメンテナンスが出来ないかも知れません。

本来であれば、新築した工務店さんがこうした修理を行うはずですが、その会社がないということでホームメイドの出番となりました。ちゃんと家のメンテナンスを続ける為には、ちゃんと利益を上げて会社を長く存続させることが最も大切なことだと思います。

単に儲かるからと新築を建てるだけ建てて潰れてしまう住宅会社は、やっぱり無責任な気がします。

<関連記事>: コーキングや接着剤は使わないで (2022年3月10日)

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ダブルハングのスパイラルバランサー

大阪のお客様から、輸入樹脂サッシのダブルハングのメンテナンスについてお問い合わせを頂きました。

それは、バランサーのバネが機能しなくなって、建具の開閉が思うように出来なくなったというものでした。

このバランサーは、通常よく使われるチャネルバランサーというタイプではなく、螺旋状の棒がバネで上下することで建具の開閉をするスパイラルバランサーという部材でした。

写真は、建具に接続されたピボットシューから、バランサーの棒が外れて下に落ちている状態になっています。本来は丸い突起が付いた部分がバネの力で上がり、ピボットシューの中で固定されていなければなりませんが、それが下がって露出しています。

随分と油汚れも付着した状態ですから、こうした汚れもバランサーが壊れた原因ですが、なかなかお客様自身がサッシをきれいに掃除するなんてことはないですから、仕方ないかも知れません。

当然これを施工した建築会社も、掃除や部材交換などといったメンテナンスについて、お客様には何も案内していないでしょうし、業者自体もやり方などを知っていない可能性が高いと思います。

今回は、お客様ご自身で部品の交換や窓の調整をされるということなので、私共は部材の供給をさせて頂くだけになるかも知れませんが、果たしてどこまでやって頂けるのかは私共には分かりません。

本来であれば、ピボットシューも同時に交換した方がいいかも知れませんが、そこまでお客様がやれるとは思えませんから、やれる範囲でやって頂くことになりそうです。

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ガラス交換前の調査です

今日は、湘南海岸が望める神奈川県藤沢市にある輸入住宅へ、サッシの調査にやってきました。

当初伺っていたサッシ・メーカーは、ウィルマー(Willmar)でしたが、実際のサッシを確認した処、ジェルドウェン(JELD-WEN)というメーカーの窓でした。

おうちの数ヶ所のサッシについて、ペアガラスに内部結露が発生しているという状況で、その曇ったガラスを新しいものに交換するというのが今回のミッションです。

ただ、輸入サッシのガラスは、サイズがインチで作られていることと、ガラスがどのように装着されているのか、日本のサッシ屋さんでは全く分からないということで、私たち ホームメイドの出番がやってきました。

写真は、ペアガラスを建具に固定する為のガラス押えという部材を取り外して、ガラス全体を露出した状態にした処です。

この状態にすることで、厚みを含めたガラスの実寸を計測することが可能となる訳ですが、薄い塩ビで出来たガラス押えを破損させないように慎重に取り扱うことが結構難しいのです。

今回は、無事に取外しと調査後の取付けを終えることが出来ましたが、新築から17年も経っていて、紫外線による劣化が進んだガラス押えを扱うとなると破損のリスクを覚悟しなければ作業は出来ません。

ガラス押えの内側にも砂や汚れが入り込み、そういったものも掃除をしながら調査をしていくことも、大切な仕事です。

今後は、現地調査の結果を踏まえ、輸入ガラスのメーカーに調達金額と納期を確認した上で、お客様に修理の見積をご案内する予定です。実際の交換まではまだまだ時間が掛かりますが、新築時以上にきれいにしてみせますから、乞うご期待。

<関連記事>: 微妙な違いで取付け出来ない (2022年3月18日)
<関連記事>: 無事、交換及び防水工事が完了しました (2022年6月6日)

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