お知らせ : ページ 430

私たちは、目指すものが違う

多くの皆さんは、表題を見て私たち ホームメイドの造る輸入住宅と他の住宅メーカーの家とどう目指すものが違うのか、疑問に思われたことでしょう。ホームメイドと他社との違いというよりは、欧米と日本との物づくりに対する考え方の違いといった方が分かりやすいかも知れません。

端的に言えば、日本の製品は、いかにして壊れないものを安く造るかとか、付加価値をどう付けてお値打ち感を出すかという点に力点を置いているのに対し、欧米の製品は、本質的な機能や性能をいかに追求するかを優先して、その他のことは二の次という考え方で造られています。

私の友人で自動車の修理会社をやっている人間から面白い話を伺いました。ドイツの車は、走る、曲がる、止まるという基本動作が、国産車とは全く次元が異なるというのです。また、乗る人が五感で感じる音や質感、感触を大切にしているそうです。

例えば、ドイツ車はよく止まるようにする為に、ブレーキ時の摩擦抵抗が大きくなります。そうするとブレーキの減りが早いのですが、国産車のブレーキは、部品が長持ちすることを優先している為に、ブレーキの効きが甘くなると言います。また、欧米のメーカーは、自動車は人間の造った機械なんだから、壊れるのが当たり前だという意識で物づくりをしているそうです。

つまり、機能をしっかり果たすが為に悪くなるものは、交換して本体を長く使えるようにしていこうというのが、欧米の考え方なのです。

しかしながら、国産メーカーは、まず壊れないもの、減らないものを造るという意識でいます。だから、交換を前提としていない部品が壊れた時は、そろそろ寿命なので買い換えましょうということになる訳です。福島の原発事故で、フランスの原子力大手アレバ社に支援を要請したというニュースは、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。

アレバ社の代表である女性が、会見で「私たちは、あらゆる原子力のトラブルに対応するノウハウを持っていますので、それらを惜しみなく提供します」と言っていました。裏を返して言えば、フランスの原発は、よくトラブルに見舞われていて、常にそういう試練を乗り越えてきているということです。

つまり、壊れるという前提に立って施設を設計する文化があって、壊れた時に対処しやすいような設備や構造をしているのです。

でも、日本では、絶対安全で壊れない原発という前提ですから、壊れた時の対処など誰も考えていなかった。だから、自分たちでは対応が出来ず、各国の支援が必要になったのです。ここでも、目指すものの違いや大切さがハッキリしてきましたね。

では、私たちが造る輸入住宅はどうなのでしょう?例えば、私たちは、外壁(外装)として厚さ90mmのレンガを1万個近く積みます。わざわざカナダのレンガ職人を呼んで施工しますから、材料費や工賃がたくさん必要になります。

また、太陽の熱を構造体に伝えないようにしたり、構造体の湿気を取り除いたりする目的から、2x4工法の木造構造から少し離して基礎からレンガを積み上げていきます。ですから、丈夫な基礎や耐震用金物などの施工も十分考えなければなりません。

国産のコンクリートサイディングの外壁は、厚さが15mmの外壁材を胴縁という下地材を介して構造体に直に貼り付けます。胴縁は、結露対策の通気層を確保する目的で取付けられますが、薄い木の板ですからそれ自体が水分を吸って腐ってしまうかも知れません。また、構造体に外壁を直貼りするということは、構造に大きな負担を掛けることにもなってしまいます。そして、サイディング自体は、断熱性がある訳でもなく、10年毎に塗装の塗り替えもしなければならないのです。

レンガ積みの外壁は自立していますから、地震の際にも構造体の負担になることはありません。万一、レンガの外壁が崩れてしまっても、構造体は何の影響もありません。また積み直せば元通りの家になるのです。サイディングは構造体にくっついて負荷を掛けますから、その重さで地震の際に建物が揺れる力を大きくします。そして、その際サイディングが割れたりする場合は、構造体も損傷している可能性が大きくなります。

新築時のイニシャルコストや施工性を考えれば、誰も外壁としてレンガ積みを選ばないでしょう。でも、耐久性や耐震性、断熱性や構造への負担、塗り替え不要といったメンテナンスコストを優先して考えるから、私たちはレンガを積むのです。レンガの質感、木製ドアの温かみ、オークの無垢フローリングのニオイやしっかり感、ドライウォールの美しさや快適性。

こうした素材は、工業製品として作られた国産建材のような精度はありません。気温や湿度によって、時には曲がり、時には伸び縮みもします。正確無比な非の打ち所のないアルミの玄関ドアよりも、風雨に当たってひねってしまうかも知れない木の玄関ドアを私たちのお客様は選びます。

そこには、他には替えがたい楽しさや見る喜び、触った時の温かみがあるのです。

また、北米のドアは、どこのメーカーでも全て同じサイズで作られています。ですから、トラブルの際にはすぐに交換が可能です。国産のドアは、メーカーや年代によって、サイズはまちまち。日本の家は、建て替えしない限り、想定外のトラブルが解消することはありません。

どちらがいいかは、皆さんの目指すもの次第で決まります。家づくりをご計画中で、私の想いに共感頂ける方はご相談下さい。

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4月、2回目の「レンガの家づくり相談会」、開催します。

ご好評を頂きました相談会の2回目を開催します。弊社にて下記スケジュールで行います。今後も定期的に「地元の皆様の暮らし」にしっかりと耳を傾ける時間が作ってまいります。
輸入住宅をお考えの地元の皆様にゆっくりと時間をかけてご相談いただけるイベントを開催いたしますので、是非この機会にお気軽にご参加ください。
尚、実際に建てた輸入住宅をご覧になりたい方は、別途機会を設けさせて頂きますので、その旨相談会にてお申し出願います。

We have built a house everywhere in accordance with customer’s request since the establishment and we could not have enough time for you who live at home area. So, I would like to hear you about life with enough time regularly from now on. Then we hold a meeting with you about building consultation for a western style house at this time. Please do not hesitate and contact us. Thanks.

4/23(sat)・24(sun) Time 10:00 ~ 17:00
場所:愛知県日進市岩崎台4-905 ホームメイド
電話:0561-75-4087

注) 相談の時間を取らせて頂きますので、事前にご予約頂けると助かります。(上記タイトルの右にある家の形のアイコンをクリック頂くと、お問い合わせ欄が開きますので、そちらからご予約下さい)

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何故、コストが高いカナダ製レンガを使うのか?

レンガ積み外壁自体を施工するのは珍しいのですが、今、私たち ホームメイドのようにカナダ製のレンガを使って外壁を積んでいるビルダーは、更に珍しく殆どいないというのが現状です。

一番多いのは、オーストラリア製。次に中国製。そして、マレーシア又はインドネシア製のレンガを輸入してレンガ積みの施工が行われています。それは、やはりコストの問題なんですね。カナダのレンガは、他の国のレンガに比べると倍に近い金額になるのです。勿論、カナダ製は少し大きめですから、その分積む個数も少なくて済むので、多少コスト面でその差は縮まります。

でも、何故私たちは、カナダ製に拘っているのでしょうか。お客さんの視点からしてみれば、お値打ちに越したことはないはずです。その答は、品質の違いであると言っていいでしょう。

カナダ以外の国のレンガは、オーストラリアのものをまねして製造されているので、今回はその本家であるオーストラリアのレンガを取り上げて見てみましょう。

まず、レンガを斜め上から見てみます。

オーストラリア製が、レンガの側面も穴の開いた面もあまりきれいに仕上げをしていないのがお分かり頂けますでしょうか。それに比べカナダ製は、レンガの側面は穴の開いた面に比べて明らかにきれいです。

壁のコーナー(角)になる部分も美しく仕上がるようにレンガの正面だけでなく、側面も仕上げてあるのがカナダ製のレンガなのです。建物の四方にあるコーナー部分では、レンガは正面だけでなく、その側面も見えることとなります。そこで、見えることが予想される部分である側面も正面同様の仕上げとしているという訳です。

次に、レンガの正面はどうでしょうか。

オーストラリア製は、アンティーク感を出す為に、わざとペイントで汚しています。このこと自体は、面白いですね。でも、地肌の仕上がりは、どうでしょうか。

粘土と混ぜた砂粒が、側面と同様にレンガの正面に当たる部分にも見えて、砂を引きづったような引っ掻き跡も見受けられます。オーストラリア製のレンガの作り方には、多少荒っぽさも感じますね。

それに引き換え、カナダ製はどうでしょう。下地の素材とは明らかに異なるきれいな仕上げになっているのです。見える部分には仕上げ用の砂を使い、見栄えにも気を遣っているのが分かりますね。

では、積んでしまうと見えなくなる裏面は、どうでしょう。

オーストラリア製が、平らな表情であるのに対しカナダ製は、何やら凹んだ部分がいくつか見られます。木製のフローリングなどにも施されている工夫ですが、実はこれは歪みを抑える為の切れ込み(溝)なんです。

レンガを焼く時や積んだ後の湿気や乾燥時に、レンガが反ったり曲がったりしないようにする為の「反り止め」がカナダ製には施してあるんですね。つまり、積んだ後でも壁に歪みが生じにくいという訳です。また、カナダ製のレンガは、焼く温度を徐々に上げていき、焼く期間も5日程度と長く取るので、生焼けにならず非常に堅いのが特徴です。

最後に、穴の開いた面を見てみましょう。

素材は、どちらも砂と粘土の混合物であることがお分かり頂けますね。

カナダ製のレンガは、等間隔に穴を開けて、はしご状になっているのに対して、オーストラリア製は穴の開け方を変えています。オーストラリア製は、レンガの厚みを薄くして、穴を大きく開けていますから軽くなるようにしてあります。ですから、軽い分オーストラリアからの輸送コストを比較的安く出来るという訳です。それに対し、カナダ製は敢えて厚みを付けて穴も大きく取らないので、重量増による輸送コストも増えるのですが、その分断熱性や強度も格段によくなるのです。

コストを取るか、品質や精度を取るか、それは皆さん次第ですが、カナダ製を採用する私たちはこんな部分にも拘っているのです。あなたの想いを100年後の人にも伝えたいのであれば、自ずとその答は出るはずです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>:建物にとって、レンガ積みの外壁は軽い (2012年4月15日)

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4月も日進市で「レンガの家づくり相談会」、開催します。

ご好評を頂きましたので、4月も2回の相談会を開催しようと思っています。その第1弾は、弊社にて下記スケジュールで行います。今後も定期的に「地元の皆様の暮らし」にしっかりと耳を傾ける時間が作ってまいります。
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外壁材(外装材)の脱落には気を付けて!

日経の建築サイトを見ていたら、東北関東大震災(現在は、東日本大震災と呼称を変更)の被害の写真が多数掲載されていた。その中で、茨城県水戸市の建物の写真が目に付いたので、紹介したいと思います。

水戸は、震源からは少し離れていますが、被害が比較的多かったところのようです。内陸ですので、津波の被害はなかったのですが、地震の揺れが余震という形で今でも続いているようです。

この建物は鉄骨造のようですから、地震による構造体の損傷はあまりなかったように思いますが、外壁材として施工されたコンクリートのパネル材がタイルと共に一部脱落してしまいました。先程も述べさせて頂いた通り、こうなったからといって構造体の鉄骨には何ら問題はありませんが、厚みのあるコンクリート(中にメッシュ筋も入っている)の外装材が脱落することは、想定に難くありません。

外装材(外壁材)は、構造体を雨風や太陽の熱から守るという機能と建物の化粧としての機能がありますが、構造強度を上げるという性質を持ちません。(全くないとは言いませんが、基本は構造体のカバーですから、強度計算には入れません)

だから、脱落しても構造体の強度には影響がないのです。

そういった意味では、私たち ホームメイドが施工するレンガ積み外壁が万一壊れたとしても、構造体である2x4の木造構造には全く問題がないとも言えます。つまり、レンガをもう一度積み直せば、元通りに直ってしまう訳ですね。

ただ、こうした外壁材が高層階から落下してくる場合、路上の歩行者や車には大変な危険が及びます。この建物は、それ程の高さではありませんが、コンクリートの塊が大きい点では危なかったかも知れません。

都市部の高いビルやマンションでも薄いタイルなどの外壁材が張られていますから、そこを往来する人や住人は特に脱落に注意が必要ですね。高層の建物については、地震でなくとも経年劣化による脱落が、今後問題となる可能性が大きいと思いますし、一部では既に危険を喚起する人も出てきています。

だって、いつ脱落して小さな子供さんなどに被害が出るか分かりませんものね。尚、レンガ積みの場合、耐震金物等を入れて補強していますので、通常の状況下でレンガ1個が単独で脱落を起こすということはありません。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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日進市で「レンガの家づくり相談会」、開催します。

創業以来、当社は地元・遠方を問わず、お施主様のご要望に対応してまいりました。しかしながら、地元のみなさまに対し優先して時間をつくれない期間が増えてしまいました。今後は定期的に「地元の皆様の暮らし」にしっかりと耳を傾ける時間が作れればと考えています。
まずは、輸入住宅をお考えの地元の皆様にゆっくりと時間をかけてご相談いただけるイベントを
開催いたしますので、是非この機会にお気軽にご参加ください。

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地震対策は、まず基礎から

先日起きたNZ地震やこれから予想される東海・東南海・南海地震といった巨大地震。多くの皆さんも地震災害については、高い関心を持っていらっしゃることでしょう。

大きな地震が来れば、水道やガス・電気のインフラはズタズタに寸断されます。また、室内のものも散乱するので、家自体が大丈夫でも避難することを余儀なくされると考えて下さい。

でも、家の被害が最小限であれば、修復も比較的容易に出来るかも知れませんし、まず人命を確保することが出来るのです。そういう考えからすれば、地盤の上にある基礎がどんな状況でも、しっかり建物を支えてくれることが一番の安心かも知れません。

ホームメイドが施工する基礎は、ベタ基礎です。

それも、耐震性をアップさせる為にダブル配筋(異形鉄筋:直径13mm)の施工を採用しています。縦横250mm又は150mmの間隔で、格子状に鉄筋を組んだものを上下二重に配筋しますので、一般的なシングル配筋のものより強度は格段に向上します。(弱点の多い場所の場合には、鉄筋の間隔を150mmと狭くします)

それは、鉄筋が2倍(ダブル)ということ以外に、鉄筋に被せるコンクリートの厚さも2倍になるという理屈です。このコンクリートが、地震ではバカにならないんですよ。

写真では分かりづらいですが、非常にたくさんの鉄筋が使われていることが見て取れます。(2つの矢印が、上下になった鉄筋です)私たちは、鉄筋の太さや鉄筋の間隔にも気遣いを怠りません。(写真:名古屋市守山区T邸 現場)

勿論、こうしたからと言って、自然が起こす地震にはかなわないかも知れません。それ程、自然は偉大です。人間の過信こそが、最大の敵なのです。だから、私たちに出来ることは極力やっておきたいと思いませんか。レンガ積みの外壁なら、尚更です。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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本当に見積だけで判断出来る?

先日電話で外壁等のリフォームの相談を頂いた。

築15年程度の輸入住宅ですが、新築後すぐに建築屋さんが倒産してしまったそうで、それからどこの会社にもメンテナンスをお願いしていなかったという。また、どこかのリフォーム業者さんに以前増築をしてもらったようなのだが、今回更にもう一部屋増やしたいということだった。

外壁は、輸入住宅ブームの際に、フランスのプロヴァンス風という感じでよく目にしたコテ跡を付けた塗り壁仕上げ。その壁の至る所にクラックが入って、雨水も室内に侵入していることが窺える。

塗り壁材は、当時よく使われたアイカのジョリパット。骨材を入れなければ、漆喰のような風合いに仕上がるのだが、伸縮に弱い為構造体の動きに追随出来ずクラックが入りやすいという欠点を持つ素材だ。

特に、下地のサイディングを張らずに、防水紙の上に直接モルタルを塗って下地としたような施工(湿式)は、絶対と言っていい程クラックは避けられない。当然、ここも湿式のモルタル下地。

最初に見て、すぐにダメだと分かりましたので、お客さんには材料の欠点や施工上の不具合について出来るだけ分かりやすくお話ししました。

お客さん曰く、ホームメイド以外に数社から見積を取って決めるので、その旨了解して欲しいという。つまり競争させて安い所にお願いするということですね。

私たちもこの状況を見て見ぬふりは出来ませんから、どうしたらこの問題を解決出来るか、また将来発生するリスクをどれだけ少なく出来るかを考えながら、見積をお出ししようと思いますが、きっと他社でやられるような気がします。

見栄えを回復してただ安くするなら、現状の上に更にジョリパットを塗り増しするのが一番です。でも、構造体の状態を見ようとすれば、防水紙を含めて全て剥した上で、問題箇所を補修・交換をする必要があるのです。

更に、通気層を施工した状態でサイディングを追加(乾式)し、それからやっと上塗り材のスタッコフレックスを数回塗るということをしなければいけません。つまり、外壁補修をする項目だけで、他社と比べて倍若しくはそれ以上の金額が掛かると私は思っています。(材料や施工費もいいものは高いですしね)

どこまで見積に詳しく記載されているかは不明ですが、限られたスペースで多くを語ることは不可能です。そういう場合、多くの皆さんが、価格だけを選択の基準としてしまうのは自然なことです。

競争とか契約とかいったアメリカ資本主義の考え方には、気遣いや「仕事に妥協しない」という理想はありません。それは、数字に表れない、まさに心の問題だからです。それを理解出来ないで失敗した方を、私はたくさん知っていますし、それも勉強かも知れません。

私たちを含めて失敗はよくあることです。でも、それを真摯に受け止め、改善やリカバリーをする姿勢が大切です。勿論、見積以外に何で判断するのか?という疑問もあるかも知れません。気配りや言葉なんて信用出来ないという人もあるでしょう。

どのようにお客さんが判断されるかは分かりませんが、価格重視で同じあやまちを冒さないでと強く願うばかりです。家づくりって、本当にご縁だと思いますねぇ。また、自分の心や施工者の心が必ず家に表れるのは不思議です。

説明しきれない私たちも未熟ですね(反省) 私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 塗り壁選びは、慎重に!(2008年8月31日)

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創業以来、当社は地元・遠方を問わず、お施主様のご要望に対応してまいりました。しかしながら、地元のみなさまに対し優先して時間をつくれない期間が増えてしまいました。今後は定期的に「地元の皆様の暮らし」にしっかりと耳を傾ける時間が作れればと考えています。
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日本の住宅は、ニュージーランド南部地震クラスに耐えられるのか?

一昨日、ニュージーランドのクライストチャーチで大きな地震が発生し、現地の建物や人々は甚大な被害を被った。地震そのもののエネルギーは、阪神淡路大震災の16分の1。M6.3ということですから、規模としては、日本ではごく一般的なものだと言える。

今、住宅メーカーの宣伝文句は、阪神淡路大震災くらいの地震では全然大丈夫ということだから、新築で建てられる日本の住宅は、ニュージーランド南部地震程度ならビクともしないと思うかも知れない。

でも、震源地が直下で5kmと浅い今回の地震の揺れの強さ(ガル、加速度)は、10kmと少し深かった阪神淡路大震災のそれと比べると、2倍だったと言われる。

ということは、阪神淡路大震災クラスでは大丈夫でも、今回の地震クラスの揺れが発生したら、今の耐震基準の家でも大丈夫とは言えないし、そんな地震が私たちの住む地域で起こらないという確信は、誰も持てないのである。人間の技術というものは、自然には何と無力なのかと思い知らされる。

ニュースでは、クライストチャーチのレンガ積みの建物の多くに被害があったと報道された。よーく見ると、積んであったレンガは、私たちがレンガ積み外壁を施工する時に使っているレンガのような穴の開いたものは皆無であった。

つまり、日本のレンガ・タイル外壁と同様、耐震用の鉄筋を全く入れていなかったことがわかる。

また、我々のように2x4木造工法の構造体の外側を覆う形でレンガを積むだけの施工と違い、構造そのものをレンガで造っている建物であったことで、建物そのものの重さが増大し地震に振られる負荷も大きくなったと思われる。

私たち ホームメイドが建てるレンガ積み外壁の家でも、耐震金物の重要性と軽い構造体に負担を掛けないレンガ積み外壁にすることの意味を、改めて認識させられる出来事であったと感じます。また、外壁だけでなく、地盤や基礎の強化という点も怠ってはいけません。

それにしても、クライストチャーチの昔の街並みは、美しかったです。

デザイン豊かな街並みが破壊されてしまったことと、多くの被害者が出てしまったことは、本当に残念でなりません。私たちは、ニュージーランドの早い復興を願うばかりです。

こんな街並みを高い耐震性で創り上げることが出来たら、どんなにか素晴らしいことかと今更ながら思います。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

最後に、被害に遭われた多くの皆さんにお悔みと深い哀悼の意を表します。

レンガ積みについてもっと知りたい人は、カテゴリー「レンガ積み外壁」の記事をご覧下さい。また、基礎については、下記「基礎・地盤補強」のタグをクリックして下さい。

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