お知らせ : ページ 270

窓交換時の防水下地処理

交換窓の下地防水処理

先日、輸入サッシからの雨漏りで構造用合板等が腐っていた様子をご覧に入れましたが、腐った部分を新しいものに入れ替えて、そこをどのように防水施工したのかをお見せします。

ここは、非常にノウハウが詰まった部分ですから、普通のビルダーさんなら秘密にしたいところだと思いますが、広く対処方法をお知らせする為に、敢えて公開しています。

一番先に特殊で高機能な防水シート、ウェザーメイト・プラスを窓及び外壁面に張ります。

窓に張るというのは、窓の周囲にも室内側へ巻き込んで張るという意味で、壁と窓とが接する内側部分にまでシートを張っていますから、万一窓から漏水しても構造体に雨が掛からず、防水シートの外側へと流れていきます。こうすることで、サッシの万一の漏水でも構造体にダメージを与えないように出来るのです。

また、このウェザーメイト・プラスは、構造体側からの湿気は外側に放出しますが、外壁側からの湿気(空気)や雨(水分)は通さないという不思議な機能を持っています。

だから、構造体に水分が入り込んで、それが湿気となった時には外へと放出されます。また、外からの湿気は入り込めませんから、防水シート内で湿気が水分に変化して内部結露を起こす危険性もありません。

また、窓下にはブチル・テープといった防水テープを張っていませんから、窓下が雨水で膿んでしまう(滞留してしまう)ことも防げます。

今回外壁はモルタルを20mm厚で塗り固めた塗り壁でした。それも通気層を取らずに構造用合板に直貼りする形でしたから、窓を交換する為に切り取った窓周囲のモルタルと新しく防水処理をした部分との境い目が一番のウィーク・ポイントとなります。

そこで、境い目ギリギリまで防水シートやブチル・テープを張り込んで、そこに防水コーキングをしっかりと打ちました。

(本当は、塗り壁を全部剥がして、通気層を施工した上でサイディング+塗り壁を施工したいところですが、費用対効果を考えて一番ベターな方法を取りました)

ここまでやれば、来週やってくる猛烈な台風でも、雨漏りは絶対しませんよ。(と言いながら、人智には限りがありますから絶対などということは、本当はあり得ません)

まだまだお見せしたい部分や書きたいノウハウはたくさんあるのですが、そこまで紙面を割けませんので、おおよそ肝になる部分をご紹介させて頂きました。

(やり方は、既存の建物の状態によって千差万別。これならどこの業者さんでも出来るなんて、安易に思わないで下さいね。失敗したら、また費用が掛かりますから・・・)

次は、この壁をどう仕上げたのか(ここも重要です)になってきますが、それはまたの機会に・・・。

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窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>:アルミクラッド・サッシからの雨漏り (2016年8月24日)

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季節外れですが、またマンテル

The Hercules, Greco Roman Mantel

先日、フレンチ・デザインのマンテル(マントルピース)のデザイン図をお見せしましたが、同じメーカーのものでこんなデザインのものも見つけました。

何と名前は、「ヘラクレス、グレコ・ローマン」。グレコ・ローマンと言っても、レスリングではありません。グレコとはギリシャを、ローマンはローマを表しています。

つまり、ヘラクレスをデザインしたギリシャ・ローマ時代様式の暖炉飾りという意味です。大理石を砕いたものを固めて作ったものをヘラクレスの形にハンド・メイドしていますから、重厚感や彫りの深みは素晴らしいものがありますね。

でも、このマンテルは、先日紹介したフレンチ・デザインのマンテルの3倍くらいの値段がします。彫りもすごいが、値段もすごいですね。まさに、家宝です(笑)

ただ、北米でなくこれを日本で作ったら、それこそ何百万円になってしまうでしょうから、お値打ちと言えばお値打ちかも知れません。やっぱり、こうしたものを作る文化、買える文化、使う文化があるというのは素晴らしいことです。

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<関連記事>: フレンチ・デザインの石のマンテル (2016年8月23日)

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トイレには防水性のある床材を

便器を外したトイレ床

先日、便器が結露を起こして床材が黒ずんでしまったという記事を書きましたが、今回便器を外した様子を写真に撮りました。

ご覧のように洋便器の周囲に沿う形で染みが付いています。また、その内側も全体的に染みが広がっているのが分かります。

左隣に丸く染みがあるのは、シャワー便座の給水フレキ・ホースが水漏れしたことによるものです。

長い間、染みになった状態のまま使っていらしたようですが、その割には劣化による損傷は少ないようですが、合板フローリング自体の剥離が所々に見受けられ、きれいに剥がして平らにしてから新しいクッション・フロアを張りました。

やはり、水回りにはフローリングは不向きな気がしますね。

施工後のシャワートイレ

あと、便器の周囲に沿って出来た染みと全体的に広がった染みは、原因が違います。

周囲の染みは、おしっこを便器の外に飛ばして出来たものであり、広がった染みは給水配管からの漏れや便器自体の結露によるものだと考えられます。

その両方の問題を解決する為には、まず床を防水性のあるもの(クッション・フロアや大判のタイル)で施工して、その上で水漏れしにくい樹脂系の給水ホースが付いた防露便器に交換することをお勧めします。

家づくりでは、ちょっとした気遣いをすれば気持ちよく使えるものにすることが可能なんです。

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<関連記事>: 水漏れやお漏らしだと思っていませんか?
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アルミクラッド・サッシからの雨漏り

アルミクラッド・サッシからの雨漏れ

どんなに外壁の塗装や防水をやり直しても、どんなに屋根の塗装やコーキング処理をしても、雨漏りが止まらない輸入住宅がどれ程あるのでしょうか。

こうしたトラブルの多くは、輸入資材への知識不足だったり、英語の施工マニュアルを読まずに間違った施工をした為に起こるケースが後を絶ちません。

住宅メーカーの中には、施工した責任を放棄して補修工事をも投げ出してしまう処もあるようですから、お客様は自力で試行錯誤を繰り返すだけで、最後は泣き寝入りという状況です。

でも、雨漏りには必ず原因があり、その原因となるところを解決さえすれば、何事もなかったかのように問題は解消されますから、諦めないで下さいね。

ただ、その原因は一つではないかも知れません。資材そのものの問題の他に、施工不良が重なっていることもありますから、過信せずに慎重に調査をすべきだと思います。

この写真は、先日雨漏りの補修工事を開始した日進市の現場です。20年近く前に大手ゼネコンが手掛けた珍しい輸入住宅なんですが、アルミクラッド・サッシの選定に誤りがありました。

また、輸入サッシの木部やアルミのつなぎ目に対して、適切な塗装や十分な防水処理を施していなかったのが原因です。

アルミクラッド・サッシのアルミの隙間や木部が劣化したことによって発生した割れから雨水が侵入して、それが防水紙(シート)と構造用合板との間を通って下の階に落ちていったようです。

ですから、いくら外側の外壁や屋根をコーキングしても、いくら防水シートをきれいに施工しても、その内側を雨水が流れていったのですから、雨漏りが直るはずはありません。

(防水紙は、透湿性のないアスファルト・ルーフィングが使われていますから、本当なら外壁を全部剥がしてやり直ししたい処です)

ご覧のように、雨が伝った処の合板は黒ずんで腐っていました。ただ、合板の表面を流れていたようですから、その内側のグラスウールの断熱材は乾いた状態で無事でした。(尚、内部を確認する為に、合板の黒ずんだ部分は撤去しています)

多少2×4の柱材(スタッド)に損傷がありますので、その部分は取り外して交換します。

雨水がどこから来たのか、どこを通ったのかで損傷する箇所も違ってきます。当然、その復旧方法も変わります。(直し方は、都度状況によって異なるのです)想像や思い込みだけで全く違う場所を補修しても雨漏りが直らないということを施工者も自覚しなければいけません。

設計士やリフォーム業者をプロとして信用するのは、ある意味当然ですが、間違った施工をしてしまう業者が少なくありませんから、ご注意下さい。(大手ゼネコンは、そもそも畑違いですから、直せないのは至極当たり前ですが・・・)

この現場の工事の様子は、また順次記事にアップしていきますね。

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<関連記事>: 木製窓の建具の腐れ (2015年12月11日)
<関連記事>: いよいよ雨漏り直します (2016年3月28日)
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フレンチ・デザインの石のマンテル

フレンチ・デザインの石のマンテル

以前マンテルをご購入頂いたお客様から、来春開業のフレンチレストラン兼結婚式場にW1,500mmくらいの大理石調のマントルピースを探しているというお問い合わせを頂きました。

以前お渡ししたものも素敵なデザインで、お客様のHPにも施工後の写真が載っていますが、それはそれは豪華です。

今回私共が提案させて頂いたものは、それより一回り大きめで幅が1,570mmと結構でかいマンテルです。デザインもなかなかエレガントで美しいでしょ。

北米で作られている石のマンテルは、本物の大理石を一旦細かな粉にして、それを再度固めて模様を削り出すという手法を取ります。恐らくそうした方が、石の中にあるかも知れない空洞を避けることが出来ることと、材質が均一化して割れや欠損のリスクが軽減されるからだと思います。

勿論、見た目や手触りは大理石そのものですから、結婚式場に設置頂いても全く遜色はないと思います。

普段輸入住宅の新築やリフォーム、メンテナンスを手掛ける私たちですが、こうやっていろいろな方面から資材の調達の相談を頂けるのは嬉しい限りです。勿論、新築等でこんなマンテルを採用したいという方でしたら、おうちのプランニング・施工をやりますよ。

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<関連記事>: 手彫りのマントルピース (2016年12月28日)
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ケースメント・サッシは、金物に注意!

ケースメント パーツの劣化・破損

アルミクラッドにしろ、樹脂サッシにしろ、輸入の窓の金物類は何れ交換が必要になります。

ダブルハングやシングルハングの上げ下げ窓であれば、窓の両側に装着してあるバランサーが経年劣化で破損します。

下側が開くタイプのオーニングと呼ばれるサッシや横開きの窓のケースメントであれば、写真のヒンジやオペレーターと呼ばれるアーム・ギアが錆びて劣化したり、強い風を受けて傷んだりするものです。

また、ペアガラスは内部結露を起こして曇ったりもします。サッシ周辺の部品やガラスは、常に雨風や湿気、大きな温度変化に曝されていますから、その過酷な環境からすれば当然のことかも知れません。

勿論、雨の翌日には窓を開けて乾かしたり、強い風の日には窓を開けっぱなしにしたりしないようにするのも窓の寿命を延ばす秘訣です。そうは言っても、全く問題が起こらないようにすることは出来ません。

窓の開閉やロックが固かったり、ペアガラスが少しぼんやりして見えてきたら、それは交換の合図かも知れません。防犯上の問題になる前に、早めに輸入住宅の専門家に相談して、代替の部品の調達やメンテナンスの施工をご依頼下さい。

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勝手口のドアノブの交換

キー付きの古い輸入ドアノブ

数年前にベルックス(Velux)のトップライトの交換・修理をさせて頂いた輸入住宅で、今回キー・ロック機能が付いたドアノブを交換させて頂きました。

このおうちは、20年近く前に建てられた建物ですが、大切に使われてきたようで、アンティークな感じがよく出ています。

古いクイックセット社のドアノブは、周囲に装飾の模様が付いていてなかなかお洒落な感じだったのですが、さすがに少しガタが来ているようで、もし壊れでもしたら防犯上大変なことになるからと、新しいものに交換することとなりました。

こういう防犯に関係するものについては、まだ大丈夫だと過信せずに少し様子が変に感じたら、交換時期と考えて対処をした方がいいかも知れません。

交換した輸入ドアノブ

隙間から見えるロック・ラッチを金色のガードプレートで隠す対策も取りましたから、これで随分安心ですね。

こうしてドアノブ等が新しくなると、また家に愛着が湧いてくるはずですから、リニューアルする意義はあるのではないでしょうか。

それから、天窓を修理した際に玄関ドアのハンドル・セットも交換したのですが、Kwiksetのものでしたから今回の勝手口の鍵を玄関の鍵と同じになるようにリセットしました。

鍵を同一キーにするシステムを「スマート・キー」と呼ぶのですが、キーを2種類持つ必要がなくなりますから便利ですよね。(3つ以上の鍵でも全て同じキーで開閉するように出来ます)勿論、こうしたキー操作については、無償サービスでやって差し上げました。

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昔の格子は、プラスチック製でした

白い飾り格子(グリル)

輸入の木製サッシで有名なアンダーセン(Andersen)。

こちらのダブルハング窓は、20年近く前に施工されたものですが、古くなった感じが逆にアンティークさを醸し出して美しいですね。

また、この頃の飾り格子は、白い樹脂製のものでしたから、フレームの木目の雰囲気と白い格子とが相まって、更にお洒落感を感じさせてくれるものになっています。勿論、フレームの木部も白く塗装してしまうと、より統一感が出るのですが、こうして色違いのデザインにするのもなかなか素敵です。

今回、お客様から窓に付いていた飾り格子が破損してしまったので、新しいものに交換したいというお問い合わせ頂きました。格子自体はメーカーに言えば取り寄せは可能なんですが、実は今生産されている格子は全て木製のものになっています。

ですから、ほんの少しだけ質感が違ってきます。まあ、然程違いはないと言えばそうですし、木製の方がより高級感があって好きという方もいらっしゃるでしょう。

ただ、オリジナルに拘るという人には残念ですが、破損した場合は我慢して頂く必要が生じます。輸入住宅をこよなく愛するという人には、こうした拘りのある人は少なくありませんが、臨機応変で対応していくことも大切ですね。

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そろそろ、塗り時です

ドア下の塗装が劣化したスウェドア

北海道のお客様からスウェドア(スウェーデン・ドア)の塗り直しについて相談を頂きました。

美しいチーク材の木目が健在ですが、ドアの下部の塗装が剥がれてきています。

塗装の剥がれくらいならまだ大丈夫ですが、表面のチーク材がめくれてきたり、表面に割れが見受けられるようになってくると修理するのが難しくなってきますから、注意が必要です。

ただ、このドアの状態からすると、玄関上の庇(ひさし)にある程度深さがあって、雨に当たりにくい場所なのでしょうから、メンテナンスの頻度もそれ程多く必要はないと感じます。

とは言いつつ、玄関ポーチの土間がドア下すれすれという状況は、ドアの下端を腐らせるリスクがあるかも知れません。こういう場合、パラペイントのティンバー・ケアのような木部用防水塗料を塗る際に、ドアを一旦外して下端や上端も丹念に塗装してあげることをお勧めします。

もし可能なら、ドアを取り付ける時にドアの建て起こしや位置調整をしてあげると、更にいいですね。そうすると、ドア・ラッチの掛かりがよくなったり、ロックの固さが軽減されたりするので、開閉もスムースになりますよ。

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強化ガラスは、蜘蛛の巣状に割れる

強化ガラスが割れた輸入サッシ

既に会社がなくなってしまったカナダ アルメトコ社の輸入サッシ。

断熱性が高い樹脂(PVC)でフレームが作られていて、価格もお値打ちだったことから、ローコストを狙う輸入住宅ビルダーに数多く採用されました。

新築時にはいろいろメリットがあったサッシでしたが、製造したメーカーがなくなり、施工した工務店や住宅メーカーもアフターサービスをしない方針に転換した今となっては、お客様は路頭に迷うしかありません。

そんな中、お客様から修理を相談された岐阜の工務店さんから掃出しサッシのガラス交換についてお問い合わせを頂きました。

北米の窓メーカーは、大きなガラスの掃出しサッシには強化ガラスを二重(ペア)で使います。人間が衝突した場合の割れによる怪我を防ぐという意味と、防犯性を高めるという意味の2つの目的を果たすように考えられています。

ただ、強化ガラスは歪みに弱いので、先が尖ったもので一点を集中して叩くとこのように粉々に割れてしまいます。(野球のバットのように丸くなったものでは、絶対割れません)当然、くちばしが尖った鳥や鋭利な形の石が当たっても、同様に割れてしまいます。

こういう場合、窓メーカーに依頼してペアガラスを作ってもらうことは出来ませんから、ガラスの周囲の押し縁を外して実際のガラスの大きさや厚さを測ります。

それを元に国内でガラスを製作してもらい、再度現場でガラスの交換作業を行います。ただ、その際気を付けなければならないのは、押し縁を傷めないこと。

窓メーカーはありませんから、窓に付いていた押し縁を破損してしまうと、新しいガラスを入れた後に再利用が難しくなります。もしそうなってしまったら、サッシ全体の交換をする以外に手段はなくなってしまうのです。

窓の構造を注意深く確認して、ガラス寸法の計測や交換作業を慎重に行って下さい。また、ガラスを交換した後の防水処理も考えなければいけません。ですから、結構時間や手間の掛かる仕事です。

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