お知らせ : ページ 137

瓦が飛ばないように・・・

現在、雨漏れリフォームを行っている愛知県大治町の輸入住宅。

昨日、屋根の防水工事が完了しましたが、同時に台風の風に対する対策も実施しました。

通常の瓦材は、防災瓦と比べて風で飛ばされるリスクが大きいと言えます。

それは、瓦を固定する釘が瓦の重なっている部分だけにしかないからです。

まあ、防水の観点からすれば、瓦が覆い被さって見えなくなった部分に釘がある方がいいですからね。

でも、それだと釘が瓦の上端にあるだけですから、見えている部分が何も固定がされていないので、下からの風で煽られてしまいます。そこで、瓦材の防風強度を上げる為に、瓦にドリルで小さな穴を明けてそこにパッキン付きのビスを取り付けます。

勿論、全部の瓦にそういった施工をするといいのですが、今回は風で煽られやすい軒先の一列にそういったビスを入れました。ただ、よく見るとビスが瓦一列全部ではなく、1つ置きに入れられています。

それは、瓦同士が重なり合っている為、1つ置きに留めておけば、ビスのない瓦も隣の瓦で固定されてしまうという理由からです。

ビスのパッキン材は、瓦が煽られた際に固いビスが瓦を傷つけたり、割れを促進したりしないようにするのと、ビス穴から雨水が侵入しにくいようにする為です。また、隠れている部分には防水コーキングを入れて、万一にも備えています。

今回は、元々屋根の雨漏れを修理するのが目的でしたが、それに加えて台風・突風対策をやっておけば、更に安心感が増しますよね。(因みに、この工事はサービスで見積には入っていません。金額が安けりゃ施工にも影響しますし、こうした気遣いも出来ませんよね?)

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そろそろ台風シーズンですかね

台風9号の暴風圏が沖縄に掛かりそうな状況で、ここ名古屋でも何某か風が少し吹いてきているような気がします。

さて、今回岐阜県大垣市のお客様から、トイレの輸入サッシのガラスが割れたので、修理がしたいというご相談を頂きました。

このサッシは、マーヴィン(Marvin)製のオーニング・サッシで、建具の下側が外にせり出してくる形式の窓です。

トイレということもあって、透明なペアガラスの室内側には目隠し用のフィルムが張ってありました。本来ペアガラスは、熱割れを防止する観点からフィルムを張ることはお勧め出来ないので、型ガラスが入ったものをメーカーに依頼して作ってもらうのが普通です。

今回割れたのは外側のガラスですから、内側にフィルムが張ってあっても飛散防止にはならないのですが、トイレから割れたガラスがはっきり見えないというのは、精神衛生上少しいいかも知れません。

割れた部分はピンポイントで小さいのですが、それでもそこから雨や湿気がペアガラス内に侵入します。そうなるとどんどんガラスが曇ったり、苔のような緑色のものは覆ってきたりしますから、早めに建具を交換すべきかも知れません。

マーヴィンのサッシは基本ガラスのみの交換が出来ませんから、建具をメーカーに依頼して作ってもらわなければなりませんが、昨今のコロナの影響からか、納期が4~5ヶ月も掛かるようになりました。ですから、すぐに何とかして欲しいとなっても、それに十分お応えすることは難しいのです。

これからの台風シーズンを前にして輸入サッシが問題を抱えていると、雨風が室内に侵入したり、風でガラスが割れたりする危険性もありますから、修理や養生・メンテナンスをしておいて損はありません。あと、加入している火災保険で保障が利くかも、念の為確認しておいた方がいいかも知れませんよ。

<関連記事>: 台風・竜巻、空き巣に屈しない高耐久サッシ (2018年7月29日)

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鍵爪の出入りが不規則だったら、危ないですよ

私共が以前に書いた記事をご覧になったお客様から、同じサッシと思われる掃出しサッシの鍵の調子が悪いとのご相談を頂きました。

その掃出しサッシは、サミット(Summit)の樹脂サッシで、既に会社は他社に吸収合併されています。

新築した工務店は、当然そんなサッシの部品手配や修理などは出来ないようで、お客様ご自身で交換作業をするので、部品だけ調達出来ないかとのお問い合わせでした。

ロックレバーを上下に動かしても、ロックラッチ(鍵爪)が十分出てこなかったり、出ていても今度は中に入らなかったりするようです。

まだ動いているうちはいいですが、内蔵されたバネが完全に切れてレバーとラッチが同調しなくなったりしたら、鍵が掛からないとか鍵が開かないとかいうことになりますから、すぐに対処が必要です。

こういう場合、鍵爪が内蔵されているロックケースと呼ばれる金物を交換すれば直りますが、サッシ・フレームの中に入ってしまっているので素人の方では作業を躊躇してしまうかも知れません。

また、ロックラッチが破損した原因というものがありますから、部品だけを交換しても根本的な問題は残されたままになります。何故壊れたのか、壊れる前はどうだったのか、どういうことをしたら壊れたのか、といったことをよく考えてメンテナンスをすることが大切です。

このお客様は、ロックレバーも将来破損するリスクがあるので、そちらも一緒に手配をして欲しいとのご依頼でした。よ~く私共のブログ記事をご覧になっていらっしゃる方ですねぇ。

輸入住宅にお住まいの皆さんも、出来るだけたくさんの記事を読んで今後発生するであろうメンテナンスを予防したり、備えたりして頂けると、毎日記事を書かせて頂く意味があると思います。

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成功の為には、準備が大切

昨日、20年以上前に取り付けられたトステムのアルミサッシを修理してきました。

輸入住宅ビルダーの私がどうして国産サッシのメンテナンスに行くのかと思われた方もいると思いますが、当時の上げ下げ窓には輸入のパーツが一部使われていたのです。

それが、スパイラルバランサーと呼ばれる建具の吊り金物。金属の棒状のものがそれなんですが、実は古いバランサーはこの形状のものとは少し違うものが付いていました。

勿論、古いバランサーと同じものは、今でも手に入れることは可能なんですが、その先に取り付ける樹脂製のバランス・シューの形状から考えると、既存のものと同じでは取付けが難しいと考えました。

そこで、このサッシの溝の中に入る大きさのバランス・シューとそれに適合するスパイラルバランサーを、ダメ元でいくつかピックアップして輸入しました。それらを持ち込んで、実際にサッシに合わせてみると、既存のものと組み合わせて使う部品類はことごとく使えませんでした。

そこで、全く違う部品類を使って、既存のサッシ枠や建具に装着出来るか試行錯誤を繰り返してみた処、このようにうまくバランサーを交換し、窓を復旧することが出来ました。

トステムは、既にこのタイプの窓のアフターサービスをしていませんし、部品類の在庫もありません。国産サッシに輸入の窓部品。こんな組み合わせでサッシを直せる人間は、恐らく日本でも私だけかも知れませんね。

でも、この組み合わせを思い付くに当たって、その他多くの部品を調達していましたから、それらの調達費は勉強代ですね。まあ、何かに使える時も、そのうち来るかも知れませんし・・・。

<関連記事>: さて、どれが使えるでしょうか? (2020年6月30日)

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これが取れると、外からドアが開けられません

昨日、クイックセット(Kwikset)社製玄関ハンドルセット「アーリントン」の不具合で、玄関ドアが使えなくなって困っているという相談がありました。

写真を送って頂くと、ハンドルの上に装着されているはずの開閉レバーが、脱落しているではないですか。

こうなると、屋外レバーでドアラッチを操作することが出来ませんから、室内側のドアノブでしかドアが開けられなくなってしまいます。

ですから、うっかり玄関ドアから外にお出かけしようものなら、家から締め出されてしまう状態になってしまいます。勿論、勝手口ドア等の別の出入り口を使って外に行けばいいのですが、家族が玄関ドア用のキー以外持っていないという場合は、困ってしまいます。

まあ、そんな時は勝手口の合鍵を家族分作れば済みますが、それも結構面倒ですし、第一勝手口などがないという場合はどうしようもありません。

こうした不具合は、何らかの原因でドアハンドル内部の部品にトラブルが発生して、レバー部品との連結が切れてしまったことが原因です。こういう場合、不具合のある部品だけを交換出来ないかという人がいますが、メーカーは小部品のみの供給はしてくれません。

また、もし運よくその部品だけを手に入れられたにしても、長年の使用でその他の部品も金属疲労や経年劣化を起しています。ですから、一時的に直ったとしても、近い将来別の部品に不具合が生じて、また修理を頼まなければならなくなりますから、交通費や施工費だけでも何度も負担しなければなりません。

こういう時は、ちょっともったいないと感じても、新しいハンドルセットに交換してもらうことの方が、遥かに安心ですし長持ちします。愛着があっても、機械ものには寿命があります。よく使うものは、定期的に新しくするようにしたいものです。

今回は、部材が来るまでの間、一時的に玄関ドアを使えるようにして差し上げましたから、取り敢えず出入りに支障は出ませんでした。

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滅多にないですが、こんなこともあるんですね

昨日、ヴァイスロイ(Viceroy)社の掃出しサッシのドアハンドルについて記事に書かせて頂きましたが、今回は同社の開き窓のケースメント。

庭の芝生に粉々になった窓の白い建具が落ちていますが、お客様曰く2階の窓を開閉していたら、突然建具が外れて庭へ落下したそうです。

通常ケースメントサッシの建具は、建具の上下に付いたウィンドウヒンジと呼ばれる金物によって支えられています。

この金物が錆びてくるということはよくありますが、この錆びが金物の金属疲労を起こして脱落してしまうというのは、あまり記憶にありません。

勿論、脱落しそうなくらい酷いことはよくありますが、例えそうであってもそれは建具の下端に付いているものだけであって、上端に付いているものはそう簡単には外れません。でも、今回はその両方が外れて落下してしまったということです。

ペアガラスが割れているのは仕方ないですが、ご覧の通り白いフレームまで割れています。このサッシは、樹脂で出来ていますし、ヴァイスロイは既にありませんから、同じような形状のサッシを製造している輸入窓メーカーにお願いして適合する大きさで再製作してもらう必要があります。

勿論、気密や防水の為のウェザーストリップやウィンドウヒンジ等の金物類も新しく調達する必要はありますが・・・。それにしても、何の前兆もなく建具が外れるというのは、本当に珍しいことだと思います。

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ヴァイスロイ社製サッシのメンテナンス

最近、カナダ ヴァイスロイ(Viceroy)社の輸入サッシで、いくつかお問い合わせを頂いております。

以前何度か記事に書きましたが、ヴァイスロイは既に会社がなく、同社の窓を輸入・施工していたセルコホームを始め、国内の輸入住宅メーカーは、アフターサービスをほぼ中止・終了している状況のようです。

ただ、メンテナンスも大丈夫と言われておうちを建てた一般のお客様にとって、それを了解出来る心境にはならないかも知れません。

勿論、住宅会社自体が倒産・廃業してしまった場合は、仕方ないと諦めるしかありませんが、事業を継続しているという場合は、最後まで面倒をみるという気概が欲しいところです。

今回は、一宮市のお客様のおうちですが、スライディング・パティオドア(片引きの掃出しサッシ)のドアハンドルが破損してしまったというもの。取っ手が破損すると使い勝手も悪いですし、防犯上も気になる処です。

ヴァイスロイの部材は、結構独特のものが多く、入手するのが難しいものも多くあります。このドアハンドルも同様で、そこに付いているロックレバーやロック金物も他のサッシ・メーカーでは見掛けないものです。

幸い私たちは部品の入手ルートを確保していますから、調達・修理は今の処可能です。

今回ハンドルが破損した原因は、経年劣化だけでなく、ロック部材の不具合や調整不足、ドア自体の建て起こし(水平・垂直)といった問題ではないかと推測出来ますから、それらの交換・調整が必要です。

ヴァイスロイのサッシでは、ダブルハング等の上げ下げ窓のバランサーも特殊な交換方法・工具が必要ですから、お困りの方は多いでしょうね。

<関連記事>: ヴァイスロイの部品は特殊です (2020年10月2日)

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大きなオーニングですから、負荷も掛かりますね

新潟市のお客様から幅が80cm以上ありそうなオーニング・サッシについてご相談を頂きました。

電話で窓メーカーを聞いたのですが、確かサーティンティード社でなかったかと思います。

このサッシは、長いアームを持ったオペレーターと呼ばれる開閉金物によって建具の下側が外へと開いていくという形ですが、そのオペレーターの回転軸が折れて、クランクハンドルごと抜けてくるといった状態でした。

大きなサッシですから、その重量を支えながら開閉をしなければいけませんから、オペレーターへの負担は結構あるかも知れません。

また、屋外側の窓枠には、砂やホコリのような汚れが付着しているようですから、こうしたものがギアや可動部に噛んでしまい、動作に支障を与えたかも知れません。これ程大きなオペレーターは、あまり見掛ける機会がありませんが、北米からちゃんと調達することは可能です。

ただ、このサッシは3階の屋根裏部屋にあるらしく、身を乗り出して金物を取外し・取付けするという作業は、結構大変です。小さな部品も付属品でありますから、落とさないように気を付けないといけませんね。

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試行錯誤でようやく納まりました

現地調査から10ヶ月以上掛かって取り組んできたミュレシェフェンスター(Myresjö Fönster)のドア・ロック金物の交換案件。

観音開きのトリプルガラス入りフレンチドアに付いているステンレス製のマルチロック金物ですが、サッシ・メーカーは既に生産を終了していて、新しく一から作らなければいけませんでした。

ドアの側面の上から下まである長いステンレス板にいくつもの部品が付いているというデザインで、その部品類も廃番になっているものがありますから、出来るだけ形状が同じものを板の上へスウェーデンの金物メーカーで取り付けてもらいました。

勿論、同じ大きさではありませんから、ドアの木部をノミやマルチツールで加工して、どうにか金物をドアに挿入しなければなりません。今年の4月には製作してもらった金物を取付けに伺いましたが、それが微妙に寸法が合わず、再度寸法を取ってきただけでお釈迦になってしまいました。

そして、今回再度新しい金物を調達して取付けに伺ってきました。現場は、兵庫県の神戸市ですから名古屋から行けば4時間近く掛かります。ですから、再度の失敗は許されません。

全く同じ金物という訳ではありませんから、既存のドアの状況に合わせていくつもの部分を調整してはまた外し、また調整しては取り付けるといったことを何度もやってようやく使える状態にまで持っていくことが出来ました。

いや~、こんな面倒で大変な作業は、早々お目に掛かれないかも知れません。でも、私たちがやらなければ、誰もこんな修理はやってくれませんから、やるしかないといった感じでした。

お陰で私共が負担した費用や時間はたくさん掛かってしまいましたが、お客様にも喜んで頂けましたから、まずまず成功じゃないでしょうか。

<関連記事>: ミスしてまじで凹みました (2020年4月6日)

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このドアだと、3~4人は必要です

一昨日、大阪府吹田市の輸入住宅にお伺いして、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の戸車交換をしてきました。

製品確認をさせて頂く際に、ドアの大きさを伺っていたのですが、ドアに適合する戸車にばかり気を取られていたせいで、ちゃんと大きさを理解せずに現場に行ってしまいました。

サッシの大きさは、通常であれば幅1.6m x 高さ2m程度ですが、こちらのものは幅2.4m x 高さ2.3mですから、ドア1枚のサイズが幅1.2m x 高さ2.3mもありました。

それも高級輸入サッシ・メーカーのローウェン(Loewen)製ですから、フレームの造りも太くてしっかりしていますから、その重さたるや半端ない感じでした。それも、今回は戸車を交換するドアが2枚ありましたから、そりゃえらいことです。

そう言いながら、私とスタッフ1名で1枚目のドアを外し、交換後に元のレールの上に戻しました。もう1ヶ所のドアについては、和室で障子の鴨居が低いこともあり、お客様ご夫婦にもお手伝いを頂き、何とか4人でドアの取外し・取付けをすることが出来ました。

戸車については、ドアが重いこともあり、長年の使用で戸車が歪んできたり、金属ローラーが錆びて動かなくなってきたりしていましたから、年配のご夫婦にはドアの開閉が相当なご負担だったと思います。

今回は、非常に頑丈でありながら、錆びたり劣化したりすることが少ない強度の高い樹脂製のローラーが付いたステンレス製の新しい戸車を装着しました。

装着後は、鍵の調整やドアの水平・垂直の見直しや高さ調整も行いましたから、新築時のように軽い開閉が出来るようになりました。ですから、お客様にも見違えるようだと喜んで頂き、来た甲斐があったというものです。

次回こうしたドアのメンテナンスの際は、道具や作業人数を考えて施工準備をしたいと思います。ご協力、有難うございました。

<関連記事>: 重量のあるドアには、頑丈な戸車? (2020年7月10日)
<関連記事>: 10mmくらいは動きます (2020年9月4日)

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